SlideShare a Scribd company logo
1 of 49
コラボレーティブデザインを実践する
エンジニアは何を考えているのか?
DevLOVE エンジニアがデザインに関われること
角銅 浩平
株式会社メンバーズ
デザインエンジニア
HCD-Net認定 人間中心設計専門家
UXデザイン、エンジニアリング、データ分析と、UXアプローチで
アジャイル開発を実践するデザインエンジニア。 人間中心設計に
基づいた行動観察・分析によるUXデザインとプロトタイピングに
よる検証を一貫して行なう。
かくどう こうへい
自己紹介
デザインエンジニアになるきっかけ
• きっかけは2000年ごろに「誰のためのデザイ
ン」に出会ったこと
• アフォーダンス理論を活かして使いやすいシステムが
作れるのではないかと思うようになった。
• 使いにくいものに敏感にw
• えきねっと、ラーメン屋の券売機、図書館の検索
システム、etc
デザインエンジニアになるきっかけ
• 2002年、新サービス開発のためにフィールド
ワークをした
• コンテキスチュアル・インクワイアリー、5モデ
ル。
• データ分析のツールなので、分析作業をしている
人の作業を観察して、質問したりすることをやっ
た。
デザインエンジニアになるきっかけ
分析者 情報システム部門
軸を変えて色々な角度で分析し
たい
その分析なら、これらのデータが
あれば大丈夫だな
データ分析のツール開発で、自由に軸を変えながら分析したい分析者を想定してい
たが、実際にコンテキスチュアル・インクワイヤリーで観察してみると…
デザインエンジニアになるきっかけ
分析者 情報システム部門
このデータだと粒度が合わないし、
うまく繋げられない…
情シスに依頼しないと。時間かか
るのは仕方ないか…
どう分析するのか分からないか
ら、とりあえずデータをそのまま
渡そう
また依頼くるでしょ
実はそれ以前のデータ加工でひっかかっている。さらにデータ加工する人も違って
いて、データを加工してもらうのに1週間とか。データがなければ分析はできる訳が
ない。
聞いただけで分かったつもりになるのが
いかに危険か分かった
ユーザーは割と「仕方ない」で
済ませてしまうので要注意
というように、やりたいことをやっていった結果
デザインエンジニアになっていた
チームの話
コラボレーティブデザインについて
• みんなでやるデザイン。デザイン
スタジオとも言われる
• 個人的には、全員でやることで意
識合わせができるのがいい。
• もともとはデザインとエンジニア
リングは分化していなかったのだ
から、よくある揺り戻しが起きて
いる印象。
デザイナーA
ディレクター
デザイナーB
プランナー
コラボレーティブデザインについて
課題の定義と制約の明確化
個別のアイディアの創出
プレゼンテーションと批評
イテレーションと洗練
チーム全体でのアイディアの創出
チームについて
UXを共通言語として、ビジネス、デザイン、エンジニアリングの視点を持ち寄るのが
理想。
最初から全員参加
Business
DesignEngineering
User Experience
お互いに越境
2Weeks 1Week
体験設計・プロトタイピング
ユーザー評価
3週間のスプリントでプロトタイピングと検証を繰り返していく形に変わっていった。
チームについて
チームについて
「何をつくるか考える」のではなく「考えるために作る」
プロトタイピングを繰り返してゴールに向かうことを得意とする
チームに
本題
今日話すこと
「エンジニアから関わるデザイン」というテーマで自分が
伝えたいことってなんだろうと考えた
最近はツールやプロセスなどの情報は
色々得られるようになった
なので今日伝えたいのはマインドセット
ツールやプロセスの話を期待していた人、
すみません。あとで直接聞いてください
デザインエンジニアのマインドセット
自分の中に
答えはない
クリエイ
ティブに
自信を持つ
カタチ
にして
考える
帽子を
かぶり
分ける
覚悟を
決めて
名乗る
最後のはマインドセットと言えないですが、
最初のきっかけとして
自分の中に
答えはない
クリエイティ
ブに
自信を持つ
カタチ
にして
考える
帽子を
かぶり
分ける
覚悟を
決めて
名乗る
自分の中に答えはない
• ユーザー視点に立つって相当難しい
• 18歳の女子の気持ちになれますか?
• どうしても自分基準で考えがち。
• 機能と価値は別なもの
• 想定した通りに使っていなかったり、違うところに価値を感じている
ことは多い。
自分の中に答えはない
価値の感じかたは人によって違うため、ユーザーに体験して
もらって初めて価値が判断できる
同じ機能でもユーザーが違えば価値が違う。つまりモノに価値があるのではない
自分の中に答えはない
透明であること
不気味、ケミカル
不思議、すっきり
歯に色が着かない
結局、テストしてみないと分からない。
最初は本格的にやらなくても大丈夫。5人で充分という話もある。
(※ユーザビリティ調査の話なので少し違いますが)
そして、やったほうがいいに決まってる。やらなければ得られる洞察も0。
5人のユーザーでテストすれば十分な理由
自分の中に答えはない
自分は何も知らないことを前提にする
ユーザーリサーチがないプロジェクトは
ありえないです
自分の中に
答えはない
クリエイティ
ブに
自信を持つ
カタチ
にして
考える
帽子を
かぶり
分ける
覚悟を
決めて
名乗る
クリエイティブに自信を持つ
• 自分の周りにデザインに苦手意識を持っている人が多かった
• デザインの大部分はロジックできていることを知る
• メソッドやツールを持つ。デザインはロジックがある。
• ロジックでいけるならエンジニア脳でもいける
• インタラクションデザインなどは作れるエンジニアのほうが
考えやすい
クリエイティブに自信を持つ
• Material Designからがおすすめ
• 細かいところまで整理されていて分か
りやすいと思う。
• 動きまで定義されているので、曖昧な
ところが少ないのでエンジニア向き。
クリエイティブに自信を持つ
• 苦手意識があるのは知らないから
• 普段からの情報収集の範囲をデザイン
関連まで広げる。
• PintarestとかBehance
• もっとやる気があるなら
• 好きなWebサイトやアプリのワイヤーフ
レームを手書きするのを続けると意図
が分かってくる。
デザインもロジックの積み重ねであることを知る
IAやインタラクションデザインなど役割を
持てることからやってみるのがおすすめ
自分の中に
答えはない
クリエイティ
ブに
自信を持つ
カタチ
にして
考える
帽子を
かぶり
分ける
覚悟を
決めて
名乗る
カタチにして考える
• 形にすることの威力を知る
• 最小限の労力でプロトタイプをつくる
意識を持つ。
• カタチにできるのはエンジニア、
デザイナーの武器
• 使っているところを見る経験を
先にふるまいとインターフェースを考えてテストコード
を書くので、設計品質を改善させる効果がある
この時点で何をどうやって検証するかハッキリさせる
プロトタイピングで検証するときは、テストファーストと考え
かたは一緒で、先にどう検証するかを決める。
カタチにして考える
新規メディアの検証を支援したときのケース
検証:メディアのコンテンツを求めているのは具体的にはどうい
う人なのか具体化していく
正しいコンテンツさえ用意できればリサーチできる
プロトタイプは記事を切り貼りして作った紙芝居で十分として、
システムは何も作らなくて済んだ
仮説で想定できるユーザー像を決めて評価。違うなら掘り
下げるのではなく、別なユーザーに変えて探していくように
した
プロトタイプ・実装
ユーザー評価
カタチにして考える
日常的に利用する使っていて楽しく感じるアプリ開発のケース
検証:日常の問題をスムーズに解決できているかに加えて、
使っていて楽しくなるか
メインの画面は細かな操作感まで作りこまないと
検証できないので、メインの画面とそこまでの動
線を最優先にした
メインの動線について、表現や動き、手触りの良さなどの楽
しさを作り込めばリサーチできる
プロトタイプ・実装
ユーザーに実際に操作してもらって評価。シナリ
オを用意して触ってもらい、それを観察する形で
検証した
ユーザー評価
カタチにして考える
カタチにして考える
• プロトタイピングはアジャイル開発
との相性がいい
• 変わっていきやすいので、スクラムの
プロダクトバックログがいい。
• ユーザーストーリーマッピングで繋ぐ。
• MVP(Minimum Viable Product)の考えかたも上手
くはまる。
最小限のコストで作って試すことを前提にすると
とりあえず進むことはできる
仮説ができたら、体験できるようにするこ
とを最短で目指そう
自分の中に
答えはない
クリエイティ
ブに
自信を持つ
カタチ
にして
考える
帽子を
かぶり
分ける
覚悟を
決めて
名乗る
帽子をかぶり分ける
シックス・ハット法とは、6つの視点の帽子のい
ずれか1つを被った状態でテーマについて考える
発想法。
■赤 直感的に考える(感情・直感)
■白 客観的に考える(事実・情報)
■青 肯定的に考える(メリット)
■黒 否定的に考える(デメリット)
■黄 創造的に考える(アイデア)
■緑 管理的に考える(手順・プロセス)
Challenge Future - Future Book to Edward de Bono by McGeddon / CC by 2.0
帽子をかぶり分ける
• デザインとエンジニアリングで頭を切り替える
• 一人のなかで切り替えできれば最速。
• 理想に近づくために違う視点からアイデアを出していく。
• 余談ですが、デザイナーとエンジニアが同じ方向を向くためには、
ユーザーの方を向くのがいい。
ひとりの中に複数の観点を持つことで、トレードオフの判断ができる。実は重要度と
コストで葛藤している場合が多かったりする。
UXデザイナーとしての自
分
エンジニアとしての自
分
この誘導がないとユーザが
目的を達成できないから重要!
ここにアニメーションを実現する
には、コストが結構かかるけど
大丈夫か?
帽子をかぶり分ける
帽子をかぶり分ける
拡散のときはデザイナー的、収束のときはエンジニア的なイメージで、繰り返しな
がらプロトタイプとコンセプトの両方を改善していくことが重要
Discover
発見
Define
定義
Develop
開発
Deliver
実現
拡散 収束 拡散 収束
意識してデザイン脳とエンジニア脳を切り換える
自分の中で、「面倒くさい」と感じたら要
注意です
自分の中に
答えはない
クリエイティ
ブに
自信を持つ
カタチ
にして
考える
帽子を
かぶり
分ける
覚悟を
決めて
名乗る
覚悟を決めて名乗る
• 複合職は範囲が分かりにくい。なにができたらデザインエンジニアと
かはない
• 名前を付けることで、周りからそう認識されるようになる
• 例えば職業の例ではないけど、Ajaxも名前が付いたことで認識されて広がった。
• そういう情報、そういう仕事が入ってくるようになる。
• 自分はなにものなのかを自己で認識できる
• 何をやりたかったのか分からなくなりにくい。迷わなくなる。
ともかく名乗ってみることから始めよう
はじめは勇気がいりますが、頑張ればなん
とかなります
デザインエンジニアのマインドセット
自分の中に
答えはない
クリエイ
ティブに
自信を持つ
カタチ
にして
考える
帽子を
かぶり
分ける
覚悟を
決めて
名乗る
おわりに
UXデザインに取りくんでいる仲間が増えてくれると嬉しいですし、UXデザインを
取り込んだプロジェクトが増えて、世の中に「うれしい体験」が増えるといいと
思っています。
今回、デザインエンジニアのマインドセットをお話をしましたが、どんな職場なの
かとか、どんなツール、プロセスを使っているのか興味がある人もいるかと思い
ます。そういう人は是非お声がけください。
UX白書
http://site.hcd
value.org/docs
プロトタイピング実践ガ
イド スマホアプリの効率
的なデザイン手法
ペーパープロトタイピング
最適なユーザインタフェー
スを効率よくデザインする
UXデザインの教科書 人間中心設計入門
(HCDライブラリー)
ストーリーマッピング
をはじめよう
エクスペリエンス・ビジョ
ン: ユーザーを見つめてう
れしい体験を企画するビ
ジョン提案型デザイン手法
Lean UX ―リーン思
考によるユーザエクス
ペリエンス・デザイン
UXデザイン 入門
プロトタイピング
人間中心設計
ストーリーマッピング
インタビュー
マーケティング/商品企
画のための ユーザーイ
ンタビューの教科書
KJ法
発想法―創造性
開発のために
参考資料(※学校の授業用にまとめたものなので入門編です)

More Related Content

What's hot

DXのためのUX(ユーザーエクスペリエンス) 〜ユーザーとシステムが手をつなぐために〜
DXのためのUX(ユーザーエクスペリエンス) 〜ユーザーとシステムが手をつなぐために〜DXのためのUX(ユーザーエクスペリエンス) 〜ユーザーとシステムが手をつなぐために〜
DXのためのUX(ユーザーエクスペリエンス) 〜ユーザーとシステムが手をつなぐために〜Yoshiki Hayama
 
もしプロダクトマネージャー・プロダクトチームにUXリサーチのメンターがついたら <レクイエム>
もしプロダクトマネージャー・プロダクトチームにUXリサーチのメンターがついたら <レクイエム>もしプロダクトマネージャー・プロダクトチームにUXリサーチのメンターがついたら <レクイエム>
もしプロダクトマネージャー・プロダクトチームにUXリサーチのメンターがついたら <レクイエム>Yoshiki Hayama
 
ゲーム企画書の書き方? ~大久保磨編~ ver.1.4.0
ゲーム企画書の書き方? ~大久保磨編~ ver.1.4.0ゲーム企画書の書き方? ~大久保磨編~ ver.1.4.0
ゲーム企画書の書き方? ~大久保磨編~ ver.1.4.0Osamu Ohkubo
 
実録 ペルソナが死ぬとき 〜ペルソナの上手な使いかた〜
実録 ペルソナが死ぬとき 〜ペルソナの上手な使いかた〜実録 ペルソナが死ぬとき 〜ペルソナの上手な使いかた〜
実録 ペルソナが死ぬとき 〜ペルソナの上手な使いかた〜Yoshiki Hayama
 
要求定義に効く人間中心設計(HCD)入門
要求定義に効く人間中心設計(HCD)入門要求定義に効く人間中心設計(HCD)入門
要求定義に効く人間中心設計(HCD)入門Rika Waida
 
UIデザインとUXの超基礎「UI Design & UX for ENGINEER」
UIデザインとUXの超基礎「UI Design & UX for ENGINEER」UIデザインとUXの超基礎「UI Design & UX for ENGINEER」
UIデザインとUXの超基礎「UI Design & UX for ENGINEER」Kazuki Yamashita
 
ユーザーにうれしいチャットボットのUX 7原則 - 7 Principles to Design UX of Chatbots
ユーザーにうれしいチャットボットのUX 7原則 - 7 Principles to Design UX of ChatbotsユーザーにうれしいチャットボットのUX 7原則 - 7 Principles to Design UX of Chatbots
ユーザーにうれしいチャットボットのUX 7原則 - 7 Principles to Design UX of ChatbotsYoshiki Hayama
 
UXデザインの上流工程の考え方とプロセス  ~リサーチからアイデア発想そしてUIデザインへ
UXデザインの上流工程の考え方とプロセス ~リサーチからアイデア発想そしてUIデザインへUXデザインの上流工程の考え方とプロセス ~リサーチからアイデア発想そしてUIデザインへ
UXデザインの上流工程の考え方とプロセス  ~リサーチからアイデア発想そしてUIデザインへMasaya Ando
 
UXデザインとコンセプト評価 ~俺様企画はだめなのよ
UXデザインとコンセプト評価~俺様企画はだめなのよUXデザインとコンセプト評価~俺様企画はだめなのよ
UXデザインとコンセプト評価 ~俺様企画はだめなのよMasaya Ando
 
妻との相性をWatsonで分析してみた:東京都中小企業診断士協会中央支部 AI・人工知能研究会「AIの実態に迫る」
妻との相性をWatsonで分析してみた:東京都中小企業診断士協会中央支部 AI・人工知能研究会「AIの実態に迫る」妻との相性をWatsonで分析してみた:東京都中小企業診断士協会中央支部 AI・人工知能研究会「AIの実態に迫る」
妻との相性をWatsonで分析してみた:東京都中小企業診断士協会中央支部 AI・人工知能研究会「AIの実態に迫る」Yoshiki Hayama
 
おかんでもわかるUXデザイン Ver.0.1
おかんでもわかるUXデザイン Ver.0.1おかんでもわかるUXデザイン Ver.0.1
おかんでもわかるUXデザイン Ver.0.1Yu Morita
 
おかんでもわかるUXデザイン Ver.0.4
おかんでもわかるUXデザイン Ver.0.4おかんでもわかるUXデザイン Ver.0.4
おかんでもわかるUXデザイン Ver.0.4Yu Morita
 
チャットボットが生み出す新しいユーザーエクスペリエンス(UX):LINE Platform - UI/UX勉強会 #01 - Chat Bot編
チャットボットが生み出す新しいユーザーエクスペリエンス(UX):LINE Platform - UI/UX勉強会 #01 - Chat Bot編チャットボットが生み出す新しいユーザーエクスペリエンス(UX):LINE Platform - UI/UX勉強会 #01 - Chat Bot編
チャットボットが生み出す新しいユーザーエクスペリエンス(UX):LINE Platform - UI/UX勉強会 #01 - Chat Bot編Yoshiki Hayama
 
Design Thinking et UX pour les Products Owners
Design Thinking et UX pour les Products Owners  Design Thinking et UX pour les Products Owners
Design Thinking et UX pour les Products Owners Matthieu Gioani
 
【2023年版】UXデザインの資格ってどんなの? HCD-Net認定 人間中心設計スペシャリスト・人間中心設計専門家
【2023年版】UXデザインの資格ってどんなの? HCD-Net認定 人間中心設計スペシャリスト・人間中心設計専門家【2023年版】UXデザインの資格ってどんなの? HCD-Net認定 人間中心設計スペシャリスト・人間中心設計専門家
【2023年版】UXデザインの資格ってどんなの? HCD-Net認定 人間中心設計スペシャリスト・人間中心設計専門家Yoshiki Hayama
 
ユーザーエクスペリエンスの分解
ユーザーエクスペリエンスの分解ユーザーエクスペリエンスの分解
ユーザーエクスペリエンスの分解Takehisa Gokaichi
 
0528 kanntigai ui_ux
0528 kanntigai ui_ux0528 kanntigai ui_ux
0528 kanntigai ui_uxSaori Matsui
 
ユーザーインタビューからその後どうするの? 得られた情報を「UXデザイン」に落とし込む方法 | UXデザイン基礎セミナー 第3回
ユーザーインタビューからその後どうするの?得られた情報を「UXデザイン」に落とし込む方法 | UXデザイン基礎セミナー 第3回ユーザーインタビューからその後どうするの?得られた情報を「UXデザイン」に落とし込む方法 | UXデザイン基礎セミナー 第3回
ユーザーインタビューからその後どうするの? 得られた情報を「UXデザイン」に落とし込む方法 | UXデザイン基礎セミナー 第3回Yoshiki Hayama
 

What's hot (20)

DXのためのUX(ユーザーエクスペリエンス) 〜ユーザーとシステムが手をつなぐために〜
DXのためのUX(ユーザーエクスペリエンス) 〜ユーザーとシステムが手をつなぐために〜DXのためのUX(ユーザーエクスペリエンス) 〜ユーザーとシステムが手をつなぐために〜
DXのためのUX(ユーザーエクスペリエンス) 〜ユーザーとシステムが手をつなぐために〜
 
もしプロダクトマネージャー・プロダクトチームにUXリサーチのメンターがついたら <レクイエム>
もしプロダクトマネージャー・プロダクトチームにUXリサーチのメンターがついたら <レクイエム>もしプロダクトマネージャー・プロダクトチームにUXリサーチのメンターがついたら <レクイエム>
もしプロダクトマネージャー・プロダクトチームにUXリサーチのメンターがついたら <レクイエム>
 
Design Process
Design ProcessDesign Process
Design Process
 
ゲーム企画書の書き方? ~大久保磨編~ ver.1.4.0
ゲーム企画書の書き方? ~大久保磨編~ ver.1.4.0ゲーム企画書の書き方? ~大久保磨編~ ver.1.4.0
ゲーム企画書の書き方? ~大久保磨編~ ver.1.4.0
 
実録 ペルソナが死ぬとき 〜ペルソナの上手な使いかた〜
実録 ペルソナが死ぬとき 〜ペルソナの上手な使いかた〜実録 ペルソナが死ぬとき 〜ペルソナの上手な使いかた〜
実録 ペルソナが死ぬとき 〜ペルソナの上手な使いかた〜
 
要求定義に効く人間中心設計(HCD)入門
要求定義に効く人間中心設計(HCD)入門要求定義に効く人間中心設計(HCD)入門
要求定義に効く人間中心設計(HCD)入門
 
UIデザインとUXの超基礎「UI Design & UX for ENGINEER」
UIデザインとUXの超基礎「UI Design & UX for ENGINEER」UIデザインとUXの超基礎「UI Design & UX for ENGINEER」
UIデザインとUXの超基礎「UI Design & UX for ENGINEER」
 
ユーザーにうれしいチャットボットのUX 7原則 - 7 Principles to Design UX of Chatbots
ユーザーにうれしいチャットボットのUX 7原則 - 7 Principles to Design UX of ChatbotsユーザーにうれしいチャットボットのUX 7原則 - 7 Principles to Design UX of Chatbots
ユーザーにうれしいチャットボットのUX 7原則 - 7 Principles to Design UX of Chatbots
 
UXデザインの上流工程の考え方とプロセス  ~リサーチからアイデア発想そしてUIデザインへ
UXデザインの上流工程の考え方とプロセス ~リサーチからアイデア発想そしてUIデザインへUXデザインの上流工程の考え方とプロセス ~リサーチからアイデア発想そしてUIデザインへ
UXデザインの上流工程の考え方とプロセス  ~リサーチからアイデア発想そしてUIデザインへ
 
UXデザインとコンセプト評価 ~俺様企画はだめなのよ
UXデザインとコンセプト評価~俺様企画はだめなのよUXデザインとコンセプト評価~俺様企画はだめなのよ
UXデザインとコンセプト評価 ~俺様企画はだめなのよ
 
妻との相性をWatsonで分析してみた:東京都中小企業診断士協会中央支部 AI・人工知能研究会「AIの実態に迫る」
妻との相性をWatsonで分析してみた:東京都中小企業診断士協会中央支部 AI・人工知能研究会「AIの実態に迫る」妻との相性をWatsonで分析してみた:東京都中小企業診断士協会中央支部 AI・人工知能研究会「AIの実態に迫る」
妻との相性をWatsonで分析してみた:東京都中小企業診断士協会中央支部 AI・人工知能研究会「AIの実態に迫る」
 
おかんでもわかるUXデザイン Ver.0.1
おかんでもわかるUXデザイン Ver.0.1おかんでもわかるUXデザイン Ver.0.1
おかんでもわかるUXデザイン Ver.0.1
 
おかんでもわかるUXデザイン Ver.0.4
おかんでもわかるUXデザイン Ver.0.4おかんでもわかるUXデザイン Ver.0.4
おかんでもわかるUXデザイン Ver.0.4
 
チャットボットが生み出す新しいユーザーエクスペリエンス(UX):LINE Platform - UI/UX勉強会 #01 - Chat Bot編
チャットボットが生み出す新しいユーザーエクスペリエンス(UX):LINE Platform - UI/UX勉強会 #01 - Chat Bot編チャットボットが生み出す新しいユーザーエクスペリエンス(UX):LINE Platform - UI/UX勉強会 #01 - Chat Bot編
チャットボットが生み出す新しいユーザーエクスペリエンス(UX):LINE Platform - UI/UX勉強会 #01 - Chat Bot編
 
Design Thinking et UX pour les Products Owners
Design Thinking et UX pour les Products Owners  Design Thinking et UX pour les Products Owners
Design Thinking et UX pour les Products Owners
 
【2023年版】UXデザインの資格ってどんなの? HCD-Net認定 人間中心設計スペシャリスト・人間中心設計専門家
【2023年版】UXデザインの資格ってどんなの? HCD-Net認定 人間中心設計スペシャリスト・人間中心設計専門家【2023年版】UXデザインの資格ってどんなの? HCD-Net認定 人間中心設計スペシャリスト・人間中心設計専門家
【2023年版】UXデザインの資格ってどんなの? HCD-Net認定 人間中心設計スペシャリスト・人間中心設計専門家
 
ユーザーエクスペリエンスの分解
ユーザーエクスペリエンスの分解ユーザーエクスペリエンスの分解
ユーザーエクスペリエンスの分解
 
0528 kanntigai ui_ux
0528 kanntigai ui_ux0528 kanntigai ui_ux
0528 kanntigai ui_ux
 
UI UX Design Course
UI UX Design CourseUI UX Design Course
UI UX Design Course
 
ユーザーインタビューからその後どうするの? 得られた情報を「UXデザイン」に落とし込む方法 | UXデザイン基礎セミナー 第3回
ユーザーインタビューからその後どうするの?得られた情報を「UXデザイン」に落とし込む方法 | UXデザイン基礎セミナー 第3回ユーザーインタビューからその後どうするの?得られた情報を「UXデザイン」に落とし込む方法 | UXデザイン基礎セミナー 第3回
ユーザーインタビューからその後どうするの? 得られた情報を「UXデザイン」に落とし込む方法 | UXデザイン基礎セミナー 第3回
 

Similar to コラボレーティブデザインを実践するエンジニアは何を考えているのか?

UX design for #01 ウェブサイトやアプリを成功に導くUXデザイン
UX design for #01 ウェブサイトやアプリを成功に導くUXデザインUX design for #01 ウェブサイトやアプリを成功に導くUXデザイン
UX design for #01 ウェブサイトやアプリを成功に導くUXデザインTakashi Sakamoto
 
CSR戦略をデザインする
CSR戦略をデザインするCSR戦略をデザインする
CSR戦略をデザインするAkihiro Moriyama
 
Think User : UXデザインにおけるユーザー設計とは?
Think User : UXデザインにおけるユーザー設計とは?Think User : UXデザインにおけるユーザー設計とは?
Think User : UXデザインにおけるユーザー設計とは?Kazumi Miyamura
 
UXデザインを速く! 軽く! そして根拠をもって、回せ! すばやいユーザー調査からつなげるアジャイルUX
UXデザインを速く! 軽く! そして根拠をもって、回せ! すばやいユーザー調査からつなげるアジャイルUXUXデザインを速く! 軽く! そして根拠をもって、回せ! すばやいユーザー調査からつなげるアジャイルUX
UXデザインを速く! 軽く! そして根拠をもって、回せ! すばやいユーザー調査からつなげるアジャイルUXYoshiki Hayama
 
Lead the webmasters to future with "IA Thinking" for UX Design
Lead the webmasters to future with "IA Thinking" for UX DesignLead the webmasters to future with "IA Thinking" for UX Design
Lead the webmasters to future with "IA Thinking" for UX DesignTakashi Sakamoto
 
社会人でも通える大学 履修証明プログラムのすすめ
社会人でも通える大学 履修証明プログラムのすすめ社会人でも通える大学 履修証明プログラムのすすめ
社会人でも通える大学 履修証明プログラムのすすめTetsuo Endo
 
Think, Mind, Vision etc..
Think, Mind, Vision etc..Think, Mind, Vision etc..
Think, Mind, Vision etc..c-mitsuba
 
Uxデザイナーがpoとして開発チームと”握る”ためにやっていること 170927
Uxデザイナーがpoとして開発チームと”握る”ためにやっていること 170927Uxデザイナーがpoとして開発チームと”握る”ためにやっていること 170927
Uxデザイナーがpoとして開発チームと”握る”ためにやっていること 170927英明 伊藤
 
UX Sketch vol.1 事業とUXデザイン
UX Sketch vol.1 事業とUXデザインUX Sketch vol.1 事業とUXデザイン
UX Sketch vol.1 事業とUXデザインSaori Baba
 
〜100万人から教わったウェブサービスの極意〜
〜100万人から教わったウェブサービスの極意〜〜100万人から教わったウェブサービスの極意〜
〜100万人から教わったウェブサービスの極意〜真一 藤川
 
0から始めるUXデザイン(UXデザインを知る)
0から始めるUXデザイン(UXデザインを知る)0から始めるUXデザイン(UXデザインを知る)
0から始めるUXデザイン(UXデザインを知る)Jiji Kim
 
hcdvalue紹介(devsumi2013)
hcdvalue紹介(devsumi2013)hcdvalue紹介(devsumi2013)
hcdvalue紹介(devsumi2013)hcdvalue
 
エクスペリエンスデザインによる価値創出- how to reframe the value by UX design-
エクスペリエンスデザインによる価値創出- how to reframe the value by UX design-エクスペリエンスデザインによる価値創出- how to reframe the value by UX design-
エクスペリエンスデザインによる価値創出- how to reframe the value by UX design-Yuichi Inobori
 
デザイン・エンジニアがWeb開発で考えること
デザイン・エンジニアがWeb開発で考えることデザイン・エンジニアがWeb開発で考えること
デザイン・エンジニアがWeb開発で考えることKohei Kakudo
 
グローバルを目指すサイボウズ式UXリサーチ_UT事例発表170607
グローバルを目指すサイボウズ式UXリサーチ_UT事例発表170607グローバルを目指すサイボウズ式UXリサーチ_UT事例発表170607
グローバルを目指すサイボウズ式UXリサーチ_UT事例発表170607Yuta Saito
 
明日からデキるUXデザイン #2ワークショップ編
明日からデキるUXデザイン #2ワークショップ編明日からデキるUXデザイン #2ワークショップ編
明日からデキるUXデザイン #2ワークショップ編Mari Takahashi
 
Uxデザイン定義書ワークショップ201207
Uxデザイン定義書ワークショップ201207Uxデザイン定義書ワークショップ201207
Uxデザイン定義書ワークショップ201207VOYAGE GROUP
 

Similar to コラボレーティブデザインを実践するエンジニアは何を考えているのか? (20)

UX design for #01 ウェブサイトやアプリを成功に導くUXデザイン
UX design for #01 ウェブサイトやアプリを成功に導くUXデザインUX design for #01 ウェブサイトやアプリを成功に導くUXデザイン
UX design for #01 ウェブサイトやアプリを成功に導くUXデザイン
 
CSR戦略をデザインする
CSR戦略をデザインするCSR戦略をデザインする
CSR戦略をデザインする
 
Think User : UXデザインにおけるユーザー設計とは?
Think User : UXデザインにおけるユーザー設計とは?Think User : UXデザインにおけるユーザー設計とは?
Think User : UXデザインにおけるユーザー設計とは?
 
UXデザインを速く! 軽く! そして根拠をもって、回せ! すばやいユーザー調査からつなげるアジャイルUX
UXデザインを速く! 軽く! そして根拠をもって、回せ! すばやいユーザー調査からつなげるアジャイルUXUXデザインを速く! 軽く! そして根拠をもって、回せ! すばやいユーザー調査からつなげるアジャイルUX
UXデザインを速く! 軽く! そして根拠をもって、回せ! すばやいユーザー調査からつなげるアジャイルUX
 
Lead the webmasters to future with "IA Thinking" for UX Design
Lead the webmasters to future with "IA Thinking" for UX DesignLead the webmasters to future with "IA Thinking" for UX Design
Lead the webmasters to future with "IA Thinking" for UX Design
 
社会人でも通える大学 履修証明プログラムのすすめ
社会人でも通える大学 履修証明プログラムのすすめ社会人でも通える大学 履修証明プログラムのすすめ
社会人でも通える大学 履修証明プログラムのすすめ
 
Think, Mind, Vision etc..
Think, Mind, Vision etc..Think, Mind, Vision etc..
Think, Mind, Vision etc..
 
Uxデザイナーがpoとして開発チームと”握る”ためにやっていること 170927
Uxデザイナーがpoとして開発チームと”握る”ためにやっていること 170927Uxデザイナーがpoとして開発チームと”握る”ためにやっていること 170927
Uxデザイナーがpoとして開発チームと”握る”ためにやっていること 170927
 
UX Sketch vol.1 事業とUXデザイン
UX Sketch vol.1 事業とUXデザインUX Sketch vol.1 事業とUXデザイン
UX Sketch vol.1 事業とUXデザイン
 
事業とUXデザイン
事業とUXデザイン事業とUXデザイン
事業とUXデザイン
 
〜100万人から教わったウェブサービスの極意〜
〜100万人から教わったウェブサービスの極意〜〜100万人から教わったウェブサービスの極意〜
〜100万人から教わったウェブサービスの極意〜
 
0から始めるUXデザイン(UXデザインを知る)
0から始めるUXデザイン(UXデザインを知る)0から始めるUXデザイン(UXデザインを知る)
0から始めるUXデザイン(UXデザインを知る)
 
Kwc uxjam160831
Kwc uxjam160831Kwc uxjam160831
Kwc uxjam160831
 
UX Design とは何か?
UX Design とは何か?UX Design とは何か?
UX Design とは何か?
 
hcdvalue紹介(devsumi2013)
hcdvalue紹介(devsumi2013)hcdvalue紹介(devsumi2013)
hcdvalue紹介(devsumi2013)
 
エクスペリエンスデザインによる価値創出- how to reframe the value by UX design-
エクスペリエンスデザインによる価値創出- how to reframe the value by UX design-エクスペリエンスデザインによる価値創出- how to reframe the value by UX design-
エクスペリエンスデザインによる価値創出- how to reframe the value by UX design-
 
デザイン・エンジニアがWeb開発で考えること
デザイン・エンジニアがWeb開発で考えることデザイン・エンジニアがWeb開発で考えること
デザイン・エンジニアがWeb開発で考えること
 
グローバルを目指すサイボウズ式UXリサーチ_UT事例発表170607
グローバルを目指すサイボウズ式UXリサーチ_UT事例発表170607グローバルを目指すサイボウズ式UXリサーチ_UT事例発表170607
グローバルを目指すサイボウズ式UXリサーチ_UT事例発表170607
 
明日からデキるUXデザイン #2ワークショップ編
明日からデキるUXデザイン #2ワークショップ編明日からデキるUXデザイン #2ワークショップ編
明日からデキるUXデザイン #2ワークショップ編
 
Uxデザイン定義書ワークショップ201207
Uxデザイン定義書ワークショップ201207Uxデザイン定義書ワークショップ201207
Uxデザイン定義書ワークショップ201207
 

コラボレーティブデザインを実践するエンジニアは何を考えているのか?

Editor's Notes

  1. スクラムは短い期間で区切られたスプリントという単位を繰り返していくので、チームのデザインプロセスも同様になった。 最初は2週間のスプリントで回していたが、毎スプリントはユーザー評価してなかった。 ー> ユーザー評価の結果を受けて方針変換したときの戻りが大きすぎ 2週間のスプリントにユーザー評価を必ず含めるようにした。 ー> 前スプリントの検証結果を反映しながら次のスプリントを実施するのが無理。 フィードバックを反映する時間が確保できない ユーザー評価とフィーバック反映を1週間で追加するように ー> なんとか回せるようになった
  2. 自社の中でもいいので、プロファイルに近い人にインタビューしてみる