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Think User : UXデザインにおけるユーザー設計とは?

  1. Think User UXデザインにおけるユーザー設計とは? 宮村和実
  2. ネットイヤーグループ株式会社(2001年∼) デジタルマーケティングの支援において、様々 な企業のウェブサイト、サービスにおけるUX/ 情報デザイン、評価に幅広く携わる。 社内における新入社員・既存社員のUXデザイン 教育にも尽力している。 宮村和実
 UX Designer
 Information Architect
  3. 伝えたいこと • ユーザーを設計するとはどういうことか? • ユーザーをセグメントするコツ • ユーザーを定義する際、設定する主な項目 • ユーザーを設計した後、なににつながるのか?
  4. 前提 (あくまでもネットイヤーグループでの
 僕の知見によっており「こうでなければならない」
 わけではありません) (事業会社サイドではなく
 受託でクライアントサービスをしている
 IA・UXデザイナーという立場からの話です) (主に、Webサイトなどの設計に落としこむ
 ユーザー設計を前提にお話します)
  5. 
 ユーザーリサーチ 
 UX要件の抽出 
 ジャーニーマップ
 UXシナリオ 
 ユーザー定義 
 ユーザーの セグメンテーション ユーザー設計とは 
        具体設計 今回お話するのは
 ユーザーのセグメンテーションと
 ユーザー定義
  6. ユーザーとは?
  7. 使用者、利用者、消費者 ユーザー
  8. ユーザーの定義 システムの利用によって便益を得る個人またはグループ ISO/IEC25010:2011 人間中心設計の基礎 (HCDライブラリー (第1巻))
  9. ユーザーの定義 システムの利用によって便益を得る個人またはグループ ISO/IEC15939:2007 人間中心設計の基礎 (HCDライブラリー (第1巻)) ウェブサイトやアプリの UX/UI設計で 主に深く検討するユーザー
  10. ユーザーの定義 システムの利用によって便益を得る個人またはグループ ISO/IEC15939:2007 人間中心設計の基礎 (HCDライブラリー (第1巻))サービス設計では 1次ユーザー以外のUXも 検討してサービス設計する 可能性が高い
  11. ユーザーの多様性 ユーザーには様々な特性・志向性・状況/環境が存在する 人間中心設計の基礎 (HCDライブラリー (第1巻))
  12. ユーザーをどう考えるか? さまざまなユーザーを
 どのような切り口で捉えるのか?
  13. ユーザーをどう考えるか? さまざまなユーザーを
 どのような切り口で捉えるのか?
  14. ユーザーをどう考えるか? さまざまなユーザーを
 どのような切り口で捉えるのか?
  15. ユーザーをどう考えるか? ユーザーの切り出し方は様々
 目的に合わせて軸や項目を決める ! ユーザーを定義する 「目的」 ! ユーザーを捉える 「軸」 ! ユーザーを定義する 「項目」
  16. ユーザーを定義する目的
  17. ユーザーを定義する目的 目的によって、
 どのようにユーザーを捉えるべきかが変わる ! マーケ
 ティングの 成果を
 追いかける ! サービスの
 UXを 設計する ! サイト/
 アプリなどの
 UX/UIを
 設計する ! サービス/ サイト/
 アプリなどの
 UX/UIを
 評価する
  18. 非会員→会員化→ロイヤルカスタマー化の流れを追いかける どのようなユーザーにどのような施策を打つべきかを考える
 個別施策に対するユーザーの反応を見る、など ユーザーを定義する目的 目的によって、
 どのようにユーザーを捉えるべきかが変わる ! マーケ
 ティングの 成果を
 追いかける ! サービスの
 UXを 設計する ! サイト/
 アプリなどの
 UX/UIを
 設計する ! サービス/ サイト/
 アプリなどの
 UX/UIを
 評価する
  19. どのようなユーザーにどのようなサービスを提供するかを全体的に考える 特定ユーザー向けの個別サービスの提供・改良について考える 提供するサービスのための業務を設計する、など ユーザーを定義する目的 目的によって、
 どのようにユーザーを捉えるべきかが変わる ! マーケ
 ティングの 成果を
 追いかける ! サービスの
 UXを 設計する ! サイト/
 アプリなどの
 UX/UIを
 設計する ! サービス/ サイト/
 アプリなどの
 UX/UIを
 評価する
  20. サイトやアプリ全体の設計を考える サイトやアプリ上の個別施策(コンテンツやキャンペーンなど)について考える サイトやアプリ上の部分設計や個別機能について考える、など ユーザーを定義する目的 目的によって、
 どのようにユーザーを捉えるべきかが変わる ! マーケ
 ティングの 成果を
 追いかける ! サービスの
 UXを 設計する ! サイト/
 アプリなどの
 UX/UIを
 設計する ! サービス/ サイト/
 アプリなどの
 UX/UIを
 評価する
  21. UX視点でサービス/サイト/アプリ全体を評価する UX視点でサービス/サイト/アプリの一部分を評価する、など ユーザーを定義する目的 目的によって、
 どのようにユーザーを捉えるべきかが変わる ! マーケ
 ティングの 成果を
 追いかける ! サービスの
 UXを 設計する ! サイト/
 アプリなどの
 UX/UIを
 設計する ! サービス/ サイト/
 アプリなどの
 UX/UIを
 評価する
  22. 設計対象範囲による違い 目的と設計対象範囲を踏まえて
 考えるべきユーザーの範囲をフォーカスできる サイト・アプリ全体 サービス全体 個別
 施策・機能 コンテンツ
 サービス など一部分
  23. サイト・アプリ全体 サービス全体 設計対象範囲による違い サービス全体でユーザーを捉える 個別
 施策・機能 コンテンツ
 サービス など一部分 ex)
 ホテルサービス全体
 ・旅行前:計画づくり
 ・旅行前:ホテルの検討・決定・予約
 ・旅行中:ホテルに泊まる前
 ・旅行中:ホテルに泊まっている時
 ・旅行中:ホテルに泊まった後
 ・旅行後
  24. サイト・アプリ全体 サービス全体 設計対象範囲による違い サイト・アプリ全体でユーザーを捉える 個別
 施策・機能 コンテンツ
 サービス など一部分 ex)
 ホテルサイト全体
 ・旅行前:計画づくり
 ・旅行前:ホテルの検討・決定・予約
 ・旅行中:ホテルに泊まる前
 ・旅行中:ホテルに泊まっている時
 ・旅行中:ホテルに泊まった後
 ・旅行後
  25. サイト・アプリ全体 サービス全体 設計対象範囲による違い 個別の施策/機能/コンテンツ/サービス単位で
 ユーザーを捉える 個別
 施策・機能 コンテンツ
 サービス など一部分 ex)
 ホテルサイトの「予約」機能
 ・旅行前:計画づくり
 ・旅行前:ホテルの検討・決定・予約
 ・旅行中:ホテルに泊まる前
 ・旅行中:ホテルに泊まっている時
 ・旅行中:ホテルに泊まった後
 ・旅行後
  26. サイト・アプリ全体 サービス全体 設計対象範囲による違い 新規でサイト/アプリ/コンテンツ/機能/施策
 を考える場合は
 サービス全体の視点からヒントを見つけることがよい 個別
 施策・機能 コンテンツ
 サービス など一部分 ex)
 ホテルサービス全体
 ・旅行前:計画づくり
 ・旅行前:ホテルの検討・決定・予約
 ・旅行中:ホテルに泊まる前
 ・旅行中:ホテルに泊まっている時
 ・旅行中:ホテルに泊まった後
 ・旅行後
  27. 設計対象範囲による違い ex) 会員登録の改善 サイト・アプリ全体 サービス全体 個別
 施策・機能 コンテンツ
 サービス など一部分 サイト・アプリ全体 サービス全体 個別
 施策・機能 コンテンツ
 サービス など一部分 会員登録フォームのUIを現状のフローの範囲内で改善する 会員登録そのもののあり方を
 会員サービスとユーザーの関係性を捉え直したうえで
 一から考え直し
 ユーザーが会員登録しやすい文脈を作り出すコンテンツや導線
 をサイト内に用意しつつ
 あるべき会員登録フローとUIを設計する
  28. ユーザーを捉える
 セグメンテーション軸
  29. ユーザーを見出す • リサーチや分析データを元に、似通った属性や 行動などで分類・整理してユーザーを見出す • データを踏まえつつ、ユーザーを区分けする軸を 仮説として立ててユーザーを見出す
  30. ユーザーを見出す • リサーチや分析データを元に、似通った属性や 行動などで分類・整理してユーザーを見出す • データを踏まえつつ、ユーザーを区分けする軸を 仮説として立ててユーザーを見出す 今回は、サイト全体のリニューアル設計において
 軸を立ててユーザーを見出す話をします
  31. ある軸によるユーザー群 20代
 女性
 都心在住
 月に一度は旅行に行く
 女友達と
 週末の温泉旅行先を
 探している 50代
 女性
 郊外在住
 年に数回旅行に行く
 夫婦で久しぶりに
 紅葉と温泉を楽しむ旅行を
 しようと
 ホテルを探している 30代
 男性
 地方在住
 季節ごとに旅行に行く
 妻・幼児を連れて
 家族で行きやすい
 旅行先を探している
 例えば以下のユーザー群はサイト設計に最適か?
  32. ある軸によるユーザー群 20代
 女性
 都心在住
 月に一度は旅行に行く
 女友達と
 週末の温泉旅行先を
 探している 50代
 女性
 郊外在住
 年に数回旅行に行く
 夫婦で久しぶりに
 紅葉と温泉を楽しむ旅行を
 しようと
 ホテルを探している 30代
 男性
 地方在住
 季節ごとに旅行に行く
 妻・幼児を連れて
 家族で行きやすい
 旅行先を探している
 サイト上でホテルを検討・予約する行動の違いが
 どれくらいあるか?
  33. ある軸によるユーザー群 旅行関連の雑誌やサイトで旅行のイメージを検討
 旅行予約サイトで様々な条件でホテル・旅館やそれらのプランを検索
 クチコミなども見ながら、自分の条件にあった地域やホテル候補を幾つかチョイス
 確度の高いホテル候補に関しては公式サイトもチェック
 ホテルの概要・特長・外観・内観・サービス・アクセス・周辺情報・
 公式サイト側での特別なプランなどを確認
 同伴者とも相談しつつ
 最終的に決定したホテルに対し、旅行予約サイトor公式サイトで予約 サイト上でホテルを検討・予約する行動の違いが
 どれくらいあるか?
  34. ある軸によるユーザー群 旅行関連の雑誌やサイトで旅行のイメージを検討
 旅行予約サイトで様々な条件でホテル・旅館やそれらのプランを検索
 クチコミなども見ながら、自分の条件にあった地域やホテル候補を幾つかチョイス
 確度の高いホテル候補に関しては公式サイトもチェック
 ホテルの概要・特長・外観・内観・サービス・アクセス・周辺情報・
 公式サイト側での特別なプランなどを確認
 同伴者とも相談しつつ
 最終的に決定したホテルに対し、旅行予約サイトor公式サイトで予約 この軸の各ユーザーの違いは
 ホテル選びの条件が違うくらいで
 検討・予約の行動そのものは
 大きく変わらない
 (行動モデルとしてはほぼ一緒) サイト上でホテルを検討・予約する行動の違いが
 どれくらいあるか?
  35. ある軸によるユーザー群 20代
 女性
 都心在住
 月に一度は旅行に行く
 女友達と
 週末の温泉旅行先を
 探している 50代
 女性
 郊外在住
 年に数回旅行に行く
 夫婦で久しぶりに
 紅葉と温泉を楽しむ
 旅行をしようと
 ホテルを探している 30代
 男性
 地方在住
 季節ごとに旅行に行く
 妻・幼児を連れて
 家族で行きやすい
 旅行先を探している
 このユーザー群の軸は…… デモグラフィックな属性軸 旅行のタイプ軸
  36. 設計に最適な軸か? 行動にあまり違いが生じないユーザー群では…
 • サイトの全体的な設計に対して、それぞれのユー ザーで考慮すべき要件は見出しにくい
 (ただし、個別施策的に考慮すべきことは見出される) • 違いがないなら一人のユーザータイプとしてまとめてし まったほうがよい
  37. 
 サイトの全体設計のメインの軸 としてはあまり有効ではない 設計に最適な軸か? サイト・アプリ全体 サービス全体 個別
 施策・機能 コンテンツ
 サービス など一部分 
 旅行中/宿泊中の行動・要求に
 違いが生じるため有効 
 特定のユーザーにフォーカス
 して設計検討するには有効 さきほどの軸は…… 
 ただし新規で考える場合は サービス全体と同様で有効
  38. 別の軸によるユーザー群 サイト上でホテルを検討・予約する行動の違いが
 明確に出るユーザー群の方が望ましい このホテルを
 利用したことはない
 このホテルは検討候補に
 上がっており
 様々な条件に合えば予約をする
 可能性がある
 
 1度このホテルを
 利用したことがある
 会員登録はしていない
 このホテルは再度検討候補に
 上がっており条件があうプランが
 あれば予約をする
 
 何度もこのホテルを
 利用しているリピーター
 会員登録をしており
 メルマガや
 ソーシャル公式アカウント
 から情報を得ている
 条件が合うプランが
 あれば即予約をする
  39. 別の軸によるユーザー群 このホテルを
 利用したことはない
 このホテルは検討候補に
 上がっており
 様々な条件に合えば予約をする
 可能性がある
 
 1度このホテルを
 利用したことがある
 会員登録はしていない
 このホテルは再度検討候補に
 上がっており条件があうプランが
 あれば予約をする
 
 何度もこのホテルを
 利用しているリピーター
 会員登録をしており
 メルマガや
 ソーシャル公式アカウント
 から情報を得ている
 条件が合うプランが
 あれば即予約をする サイト上でホテルを検討・予約する行動の違いが
 明確に出るユーザー群の方が望ましい
  40. 別の軸によるユーザー群 旅行予約サイトで宿泊先候補を
 条件に合わせて幾つかチョイスし
 公式サイトもチェック
 ホテルの概要・特長・外観・内観・ サービス・アクセス・周辺情報・
 公式サイト側での特別なプランな どを自分の条件に合わせて確認
 最終的に決定したホテルに対し、 旅行予約サイトで予約 再訪を検討するために
 公式サイトをチェック
 新しい情報が無いか確認
 条件が合うプランがあれば
 検討候補に上げる
 最終的に決定したホテルに対し、旅 行予約サイトor公式サイトで予約
 リピートにおける価値を感じれば
 会員登録をする メルマガやFBで
 気になるプランをチェック
 公式サイトの
 プラン詳細ページを直接確認
 条件が合えば
 そのまま公式サイトで予約をする
 
 
 サイト上でホテルを検討・予約する行動の違いが
 明確に出るユーザー群の方が望ましい
  41. 再訪を検討するために
 公式サイトをチェック
 新しい情報が無いか確認
 条件が合うプランがあれば
 検討候補に上げる
 最終的に決定したホテルに対し、旅 行予約サイトor公式サイトで予約
 リピートにおける価値を感じれば
 会員登録をする 旅行予約サイトで宿泊先候補を
 条件に合わせて幾つかチョイスし
 公式サイトもチェック
 ホテルの概要・特長・外観・内観・ サービス・アクセス・周辺情報・
 公式サイト側での特別なプランな どを自分の条件に合わせて確認
 最終的に決定したホテルに対し、 旅行予約サイトで予約 メルマガやFBで
 気になるプランをチェック
 公式サイトの
 プラン詳細ページを直接確認
 条件が合えば
 そのまま公式サイトで予約をする
 
 
 別の軸によるユーザー群 この軸では 各ユーザーごとに
 ホテルに対する状況・行動に
 違いがある
 (行動モデルとして異なる) サイト上でホテルを検討・予約する行動の違いが
 明確に出るユーザー群の方が望ましい
  42. 別の軸によるユーザー群 このユーザー群の軸は…… ホテルの利用度合い軸 予約検討度合い軸 このホテルを
 利用したことはない
 このホテルは検討候補に
 上がっており
 様々な条件に合えば予約をする
 可能性がある
 
 1度このホテルを
 利用したことがある
 会員登録はしていない
 このホテルは再度検討候補に
 上がっており条件があうプランが
 あれば予約をする
 
 何度もこのホテルを
 利用しているリピーター
 会員登録をしており
 メルマガや
 ソーシャル公式アカウント
 から情報を得ている
 条件が合うプランが
 あれば即予約をする
  43. 設計に最適な軸か? 行動に違いが出ているユーザー群では…
 • サイトの全体的な設計に対して、それぞれのユー ザーで考慮すべき要件が見出しやすい
  44. 設計に最適な軸とは? サイトの全体的な設計においては
 「サイト上でユーザーの行動に違いが出る軸」で
 ユーザーをセグメントするとよい
 
 サイト上での行動を
 サイトの設計に落としこむため
  45. 設計に最適な軸とは? 目的A 目的B 目的A
  46. 設計に最適な軸とは? 目的A 目的B 目的A 目的が一緒で行動が違う 目的も行動も違う
  47. 設計に最適な軸とは? 年代 性別 地域 嗜好性 認知 利用回数 ファン 会員 流入経路 利用目的 利用条件 検討度合い デモグラフィック 対象との関係 行動の背景 …… …… …… 考えられる軸の例
  48. 設計に最適な軸とは? 年代 性別 地域 嗜好性 認知 利用回数 ファン 会員 流入経路 利用目的 利用条件 検討度合い デモグラフィック 対象との関係 行動の背景 …… …… …… ex) サイトの全体的な設計としての軸候補
  49. 設計に最適な軸とは? 年代 性別 地域 嗜好性 認知 利用回数 ファン 会員 流入経路 利用目的 利用条件 検討度合い デモグラフィック 対象との関係 行動の背景 …… …… …… ex) サイト上で会員化を目的とした個別施策のための軸候補
  50. 設計に最適な軸とは? 年代 性別 地域 嗜好性 認知 利用回数 ファン 会員 流入経路 利用目的 利用条件 検討度合い デモグラフィック 対象との関係 行動の背景 …… …… …… ex) 新規獲得のキャンペーン施策のための軸候補
  51. 検討する軸の数 1軸 2軸 軸は2軸までが望ましい A-1 B-3 A-2 A-3 軸A B-2 B-1 ユーザータイプ
 1 ユーザータイプ
 2 ユーザータイプ
 3 ユーザータイプ
 4 ユーザータイプ
 5 ユーザータイプ
 6 ユーザータイプ
 7 ユーザータイプ
 8 ユーザータイプ
 9 軸 B A-1 A-2 A-3 軸A ユーザータイプ
 1 ユーザータイプ
 2 ユーザータイプ
 3
  52. セグメント軸の検討 軸の考察を行い、どのような軸を適用すべきか検討する 軸 セグメント例 年代 20代 30代 40代 50代 性別 男性 女性 利用回数 未利用 1回 リピーター 考察 年代の違いによって対象に対する意識・要求 は変化すると思われるが、年代によってサイ ト内での把握・検討行動に大きな差が生まれ るとは考えにくい 年代と同様 利用したことがないユーザーと、利用したこ とがあるユーザーでは、把握行動そのものに 差が生まれる。検討行動においても、検討対 象となる情報範囲に差が生じる ✕ ✕ ⃝ ⃝ ⃝ ⃝ 全体設計 軸の有効性 個別施策 考慮すべき ポイント 設計の軸にはしないが、 年代別の要求の一部を プランやコンテンツに 反映させる必要がある 設計の軸にはしないが、 性別で重視される視点 をプランやコンテンツ に反映する必要がある 考察や考慮点はリサーチデータなどを元に
 設定することが望ましい サイト設計のメインの軸と して採用し、そこから見出 されるユーザーとUXシナリ オから設計要件を抽出する
  53. • 設計内で考慮すべき必要があれば、どのように 考慮するかを予め決めておき、ユーザー定義/ UXシナリオ/UI設計/コンテンツ設計の中で部 分的に反映させる • 別途、個別施策を検討する際に利用する
 
 など メインから外れた軸の扱い
  54. セグメントのマッピング お得な
 情報を
 見つける 購入検討度合い 条件に 合った
 商品を
 見つける 目的の
 商品を
 調べる 購入意向が低い 商品チェックユーザー 「自分の気になる商品は決まっている。
 まだいつ買うかは決めていないけれど
 詳しい情報をチェックしておきたい」 見るだけユーザー 「とくに必要な物はない。
 新しい商品や興味深い商品を見つけて
 購入欲求を擬似的に満たして楽しみたい」 お得情報チェックユーザー 「とくに必要な物はない。
 キャンペーンの情報を見にサイトを訪れた」 サイト
 訪問
 目的 購入意向が高い 目的購入ユーザー 「自分の買いたい商品は決まっている。
 気になる点をチェックして
 できればすぐに購入したい」 購入検討ユーザー 「自分の条件はある程度決まっている。
 それに合った商品が見つかるなら
 比較検討して購入を考えたい」 ついで買いユーザー 「キャンペーン情報をチェックしに来たけれど
 良さそうな商品が目に入ってしまったので
 思わず買ってしまいそう」 ex) ECサイトのユーザーセグメント
  55. ターゲットユーザーの
 プライオリティ検討 お得な
 情報を
 見つける 購入検討度合い 条件に 合った
 商品を
 見つける 目的の
 商品を
 調べる 購入意向が低い 商品チェックユーザー 「自分の気になる商品は決まっている。
 まだいつ買うかは決めていないけれど
 詳しい情報をチェックしておきたい」 見るだけユーザー 「とくに必要な物はない。
 新しい商品や興味深い商品を見つけて
 購入欲求を擬似的に満たして楽しみたい」 お得情報チェックユーザー 「とくに必要な物はない。
 キャンペーンの情報を見にサイトを訪れた」 サイト
 訪問
 目的 購入意向が高い 目的購入ユーザー 「自分の買いたい商品は決まっている。
 気になる点をチェックして
 できればすぐに購入したい」 ついで買いユーザー 「キャンペーン情報をチェックしに来たけれど
 良さそうな商品が目に入ってしまったので
 思わず買ってしまいそう」 ex) ECサイトのターゲットユーザー検討とユーザーの繋がり 購入検討ユーザー 「自分の条件はある程度決まっている。
 それに合った商品が見つかるなら
 比較検討して購入を考えたい」
  56. 複数のユーザーセグメントを取り扱う場合
 • 設計対象の目的/ビジネスインパクト/ユーザー のボリューム数/重要課題を踏まえて、ターゲッ トユーザーのプライオリティを決める • 似ているセグメントはまとめ、設計時に検討不要なセグ メントは排除する ターゲットユーザーの
 プライオリティ検討
  57. ユーザーを定義する項目
  58. ユーザー定義の度合い シンプル 詳細 詳細 詳細 詳細 詳細 詳細 詳細 詳細 詳細
  59. ユーザー定義の度合い シンプル 詳細 詳細 詳細 詳細 詳細 詳細 詳細 詳細 詳細 PJ・提案・企画のスケジュール・コスト・要件によって、どこまで深掘るかを決める
  60. ユーザー定義の度合い シンプル 詳細 詳細 詳細 詳細 詳細 詳細 詳細 詳細 詳細 PJメンバー・関係部署間での共有のしやすさを高める場合
 ペルソナ化する ペルソナ ! ! ペルソナ ! !
  61. • 細かいUXシナリオやUX要件に繋げやすくなる • ただし、議論や検討に時間がかかる
 (ユーザー設計時だけでなく、その後も含め) ユーザー定義の度合い 詳細に定義すればするほど…
  62. • ユーザーの特長・違いが明確化されること • 設計の大きなポイントが見いだせる材料となる こと ユーザー定義の度合い 大事なことは… そこが押さえられればシンプルな定義でも機能する
 また、ペルソナ化しなくても機能する
  63. ユーザー定義の項目 ユーザータイプ名 ユーザーを端的に示す
 フレーズ ユーザーの概要 ユーザーの
 最終ゴール 設計対象内での
 ユーザーゴール ユーザーに関する
 ビジネスゴール 背景 きっかけ ニーズ 流入経路 行動 期待する行動 考えられる主な項目例 概要 ゴール 状況 行動 その他、「ゴールを達成するための障壁」など様々な項目が考えられる
  64. ユーザー定義の例 ユーザータイプ名 ユーザーを端的に示す
 フレーズ ユーザーの概要 ユーザーの
 最終ゴール 設計対象内での
 ユーザーゴール ユーザーに関する
 ビジネスゴール 背景 きっかけ ニーズ 流入経路 行動 期待する行動 シンプル 概要 ゴール 状況 行動 複数の項目をまとめてシンプル化してもよい
  65. ユーザー定義の例 シンプル 目的購入ユーザーユーザータイプ名 目的の商品が決まっている
 商品の名前など概要は把握している
 細かい条件が合えばすぐに購入したいと考えている ユーザーの概要 目的の商品をスムーズに購入すること 設計対象内での ユーザーゴール 名称やカテゴリなどから手早く目的の商品を見つけたい
 自分の条件にあっているか細かい条件を確認したい
 自分が気づいていない価値やリスクがあれば把握して検討しなおしたい 関連した必要な商品があれば教えてほしい
 購入特典、キャンペーンなど購入にお得な情報がないか知りたい
 似ている商品を間違えて購入したくない ニーズ
  66. ユーザー定義の例 シンプル 目的購入ユーザーユーザータイプ名 目的の商品が決まっている
 商品の名前など概要は把握している
 細かい条件が合えばすぐに購入したいと考えている ユーザーの概要 目的の商品をスムーズに購入すること 設計対象内での ユーザーゴール 名称やカテゴリなどから手早く目的の商品を見つけたい
 自分の条件にあっているか細かい条件を確認したい
 自分が気づいていない価値やリスクがあれば把握して検討しなおしたい 関連した必要な商品があれば教えてほしい
 購入特典、キャンペーンなど購入にお得な情報がないか知りたい
 似ている商品を間違えて購入したくない ニーズ
  67. ユーザー定義の例 詳細 目的購入ユーザー 「自分の買いたい商品は決まっている。
 気になる点をチェックして、 できればすぐに購入したい」 ユーザータイプ名 フレーズ 目的の商品が決まっている
 商品の名前など概要は把握している
 細かい条件が合えばすぐに購入したいと
 考えている ユーザーの概要 (目的の商品を使って)⃝⃝すること ユーザーの最終 ゴール 目的の商品をスムーズに購入すること 設計対象内での ユーザーゴール リピーターとなり
 年間⃝⃝円以上の継続的な購入 ユーザーに対する
 ビジネスゴール いつも使っている商品があったが
 新しい商品が出たので
 その商品を試したい 背景 CMや雑誌等で商品のことを知った
 すでに利用している人のブログやクチコミ
 を見たが良さそうに感じた ちょうど商品を買い換えるタイミングでもあった きっかけ 名称やカテゴリなどから手早く目的の商品を見つけたい
 自分の条件にあっているか細かい条件を確認したい
 自分が気づいていない価値やリスクがあれば
 把握して検討しなおしたい 関連した必要な商品があれば教えてほしい
 購入特典、キャンペーンなど
 購入にお得な情報がないか知りたい
 似ている商品を間違えて購入したくない ニーズ 公式ECサイトホームから
 商品が含まれるであろう新商品一覧 or
 カテゴリ一覧へ遷移 or 商品名で検索
 目的の商品ページで商品の細かい情報を
 自分の条件と照らしあわせて確認
 条件が確認しきれない場合レビューやFAQの情報も確認
 今のタイミングでお得に購入できるキャンペーンなどが
 あれば、それを利用しつつ購入フローへ 行動 商品名orメーカー名で検索し
 コーポレートサイトの製品情報をチェック
 そこから公式ECサイトへ 流入経路 目的の商品以外にも関連商品や
 気になる商品を検討してついで買いして欲しい
 会員登録や公式アカウントをフォローして欲しい 期待する行動
  68. ユーザー定義の例 詳細 目的購入ユーザー 「自分の買いたい商品は決まっている。
 気になる点をチェックして、 できればすぐに購入したい」 ユーザータイプ名 フレーズ 目的の商品が決まっている
 商品の名前など概要は把握している
 細かい条件が合えばすぐに購入したいと
 考えている ユーザーの概要 (目的の商品を使って)⃝⃝すること ユーザーの最終 ゴール 目的の商品をスムーズに購入すること 設計対象内での ユーザーゴール リピーターとなり
 年間⃝⃝円以上の継続的な購入 ユーザーに対する
 ビジネスゴール いつも使っている商品があったが
 新しい商品が出たので
 その商品を試したい 背景 CMや雑誌等で商品のことを知った
 すでに利用している人のブログやクチコミ
 を見たが良さそうに感じた ちょうど商品を買い換えるタイミングでもあった きっかけ 名称やカテゴリなどから手早く目的の商品を見つけたい
 自分の条件にあっているか細かい条件を確認したい
 自分が気づいていない価値やリスクがあれば
 把握して検討しなおしたい 関連した必要な商品があれば教えてほしい
 購入特典、キャンペーンなど
 購入にお得な情報がないか知りたい
 似ている商品を間違えて購入したくない ニーズ 公式ECサイトホームから
 商品が含まれるであろう新商品一覧 or
 カテゴリ一覧へ遷移 or 商品名で検索
 目的の商品ページで商品の細かい情報を
 自分の条件と照らしあわせて確認
 条件が確認しきれない場合レビューやFAQの情報も確認
 今のタイミングでお得に購入できるキャンペーンなどが
 あれば、それを利用しつつ購入フローへ 行動 商品名orメーカー名で検索し
 コーポレートサイトの製品情報をチェック
 そこから公式ECサイトへ 流入経路 目的の商品以外にも関連商品や
 気になる商品を検討してついで買いして欲しい
 会員登録や公式アカウントをフォローして欲しい 期待する行動
  69. ユーザー定義の例 ペルソナ化 ティラノちゃん 6500万歳 メス 夫、子供あり 上野在住 スマホでの買い物に慣れている 歯を大切にしているので、家族で使う新しい電動歯ブラシが欲しいなと思っている。 今まで使っていた電動歯ブラシはバッテリーが弱くなってしまったのでちょうど買い 替えどき。雑誌で知った某社の新しい電動歯ブラシが気になっている。機能やレビュー をみてすごく良さそうなのでそれを買いたい。本当は試してから買ってみたいけれど、 それはできないよね? (目的の商品を使って)⃝⃝すること 名称やカテゴリなどから手早く
 目的の電動歯ブラシを見つけたい
 自分の条件にあっているか細かい条件を確認したい
 まだ知らない機能や価値、気をつける点を知りたい 関連した必要な商品があれば教えてほしい 本当は買う前に一度試してみたい
 購入にお得な情報がないか知りたい
 似ている商品を間違えて購入したくない ニーズ 公式ECサイトホームから
 電動歯ブラシが含まれるであろう新商品一覧 or
 カテゴリ一覧へ遷移 or 商品名で検索
 目的の商品ページで商品の細かい情報を
 自分の条件と照らしあわせて確認
 条件が確認しきれない場合レビューやFAQの情報も確認
 今のタイミングでお得に購入できるキャンペーンなどが
 あれば、それを利用しつつ購入フローへ 行動 メーカー名で検索しコーポレートサイトの 製品情報をチェック
 そこから公式ECサイトへ(スマホ版) 流入経路 電動歯ブラシ以外にも関連商品や
 気になる商品を検討してついで買いして欲しい
 会員登録や公式アカウントをフォローして欲しい 期待する行動 家族みんなで毎日歯を気持ちよく磨いて
 虫歯にならず健康に過ごしたい ユーザーの最終 ゴール 某社の新しい電動歯ブラシを簡単に
 見つけてチェックし、問題なければ購入 設計対象内での ユーザーゴール 家庭で使うものは必ずこのサイトでチェッ ク、購入するリピーターになってもらう ユーザーに対する
 ビジネスゴール
  70. • 設計に結びつくUX要件を導き出せる項目で定義できているか? • セグメント軸によって切り出されたユーザーごとに、きちんと違 いが出ているか? • 定義された内容がわかりやすいか? • 今後の議論上意味がない項目、内容に注力しすぎていないか? • リサーチ時の体験やリサーチデータを元にしたり、様々なメン バーとディスカッションして定義しているか? • 本当にいると確信でき、かつ、設計において重視すべきユーザー になっているか?(嘘っぽくないか?都合よくないか?) ユーザー定義のポイント
  71. 
 ユーザーリサーチ 
 UX要件の抽出 
 ジャーニーマップ
 UXシナリオ 
 ユーザー定義 
 ユーザーの セグメンテーション ユーザー設計の後は…? 
        具体設計 定義したユーザーを元に、
 ジャーニーマップ/UXシナリオを作成・議論
 そこからUX視点での要件を見出すことで、
 サービスやUI設計などの具体設計に繋げる
  72. 
 ユーザーリサーチ 
 UX要件の抽出 
 ジャーニーマップ
 UXシナリオ 
 ユーザー定義 
 ユーザーの セグメンテーション ユーザー設計の後は…? 
        具体設計 2次的なリサーチデータと仮説を元にユーザー定義を行い
 それを元にリサーチをして
 更にユーザー定義の精度を上げるケースもある
 (本格的なペルソナ設計など)
  73. UX設計や具体設計
 (サービスやUIなど)の元となる
 ユーザー設計はとても大事
  74. 一人で考えず
 みんなで楽しく考えよう!
  75. Thank you!
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