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1
                    プラチナ構想ネットワークシンポジウム
                    プレゼンテーション資料

次世代環境都市に向けた柏市の取組み
課題解決の要素技術・ビジネスモデルを創るまち
 ~柏の葉キャンパス「公民学連携による自律した都市経営~



                    学
              東京大学・千葉大学




         公                民
       千葉県・柏市・NPO         企業・市民


     平成24年7月23日
   柏市企画部 石名坂賢一
2
柏市の概況
柏市は,東京都心から約30kmにあり,手賀沼や利根川に代表さ
れる多くの自然とJR柏駅周辺を中心とした商業施設による賑わ
い,北部地域の柏の葉地区を中心とした新産業の創出などが,ほ
どよく調和した“まち”です。




                      人口 404,252人
                      世帯 164,449世帯
                        (平成24年4月1日現在)


           東京都心~     約30km
           新東京国際空港~  約30km
           筑波研究学園都市~ 約30km
柏の葉キャンパスの立地特性
柏   市 :人口40万人の首都圏における中核都市
                                柏の葉キャンパス
柏の葉:都心から25km、柏市北西部に位置
    つくばエクスプレスで都心まで約30分




                             約273ha 、計画人口26,000人の
                               土地区画整理事業エリア

                               ゼロからの街づくり
                               最先端の知や技術を街に実装
                               市民参加の社会実証で新たな
                               ライフスタイルを創出
                つくばエクスプレス
                 (2005年開業)



      3
「郊外」核都市が直面する課題
◆依存社会(中央・行政・規制への依存)から自律社会へ
 -人口と産業の集積地が直面する課題群に対し、求められる地域の「知恵」と「創造的環境」

                柏市が直面する課題群
 環境・エネルギーの自立化        急速に進む高齢社会                                        新産業と雇用の創出
  災害に強いコミュニティ         予防とケアの対策                                        創造的人材の育成

◆複合開発の進行        ◆高齢化率の急激な上昇                                            ◆縮小する製造業
                30 (%)
                                                                    (万人)
                                                             26.9
                                                             26.0
                25
                                                      23.1
                20                 全国          20.1   20.0
                                        17.3   16.4
                15               14.6
                          12.1          12.3    柏市
                10               9.2
                          7.1
                 5
                       2年 7年 12年 17年 22年 27年
 大学・住宅・商業施設          (1990) (1995) (2000) (2005) (2010) (2015)
 オフィス・ホテル等の立地




 地域資源を活かすための【空間】【ネットワーク】【サービス】を
         フル活用する自律的都市経営へ!
地域の課題を地域で解決する
地域の抱える問題を,地域で解決策を提示することが重要。




しかし,地域でだけ解決することには,制度的にも財政的にも
限界がある。



そこで,国の制度である「環境未来都市」,「総合特区」を活用
した,まちづくりを行うことが重要!

 一番重要なことは,「真の問題をつきつめ,その解決策案
        を徹底してつき詰めること」
柏の葉キャンパスの街づくり戦略

                公民学連携による自律した都市経営
公民学 大学の先端的な「知」と地域が連携して地域課題へ取り組む

     地域の資源である「人」「エネルギー」「空間」を、
自律
          地域が自律的かつ柔軟に活用しながら、持続的な都市経営を行う

道路空間を活用した                                      農や環境をテーマとした
マルシェ・コロール                                      市民学習

                               学
                           東京大学・千葉大学




                     公                 民
                  千葉県・柏市・NPO           企業・市民
EVを活用したシェアリング                                  エコライフスタイルを目指す
システムの実証 6                                      市民によるエコクラブ
柏の葉国際キャンパスタウン構想
  Urban Design based on Public - Private - Acadmic Partnership

         Vision
                  柏の葉国際キャンパスタウン構想
         Kashiwa-no-ha International Campus Town Initiative

                              推進!
                             Promote!
                                                     Organization&
                                                     Organization&Place
東京大学 Univ. Tokyo                                    柏の葉アーバンデザインセンター
千葉大学 Chiba Univ.             大     学                Urban Design Center Kashiwa-no-ha
                             Academy


                           UDCK
                     公共                 民間
                   Public sector   Private sector
                                         三井不動産 Mitsui Fudosan (Real Estate)
柏市 Local government             Inc.
柏商工会議所 Kashiwa Chamber of Commerce & Industry
                                首都圏新都市鉄道 Tsukuba Express Inc.
田中地域ふるさと協議会 Tanaka Local Communities Association
柏の葉国際キャンパスタウン構想
                                     ○都市空間のデザイン
   ○地域教育の充実



                      柏の葉
                  国際キャンパスタウン構想
○ITSの取り組み(ITS実証実験モデル都市)               ○JSTの取り組み




                          柏の葉アーバン
                          デザインセンター




               ◆総合特区制度・環境未来都市の活用
          (「公民学連携による自律した都市経営」が選定H23.12.22)
          ◆東京大学との包括連携協定の締結(H22.12.21締結)
             ◆千葉大学との包括連携協定の締結(H23.10.26)
将来ビジョン-魅力度
                                   目指すべき将来像
         「環境未来都市」「総合特区」の提案した将来像
            公民学連携による自律した都市経営
  スマートシティ           健康長寿都市             新産業創造都市
100%自然エネルギー利用    高齢者の積極的な社会参画       日本が誇る「技術力」を活かし、
住民参画型の楽しく効率的な地   ICTを活かしたモビリティ環境    地域で事業を育てる、新産業創
域エネルギー運営         誰もが生き生きと自律して暮ら     造が活発な国際的環境
                 せる社会

    誰もが暮らしたい安心・安全・サステイナブルな都市を実現
「総合特区」と「環境未来都市」に地域指定
新成長戦略を実現するための2つの制度

      総合特区           地域活性化に向けた先進的な取り組みに対して
 (地域活性化総合特区)         国が規制緩和や税制優遇等で総合的に支援



                     環境・超高齢化に対応した先進的な取り組みを
   環境未来都市            国が財政支援し、世界に誇るモデル都市を創出


                       2011年12月


                      柏の葉キャンパスを中心とする柏市全域
                      が両制度の対象地域としてダブルで指定
                      「柏の葉キャンパス “公民学連携による
                      自律した都市経営”」 がテーマ
 2012年1月18日 指定書授与式
「環境未来都市」「総合特区」の全体像

目指す将来像を実現
するための取組方針                       15の具体的取り組み

                     1.   『柏の葉・AEMSセンター』の整備
            エネルギー    2.   ホワイト証書(カーボンオフセットシステム)
 環境
                     3.   再生可能エネルギー地産地消システム
共生都市
             交通      4.   大規模ガス発電機の配備
                     5.   非常時における街区間電力融通
                     6.   マルチ交通シェアリング・システム拡充
        疾病・介護予防      7.   柏ITS情報センター設立
 健康
                     8.   トータルヘルスケアステーション創設
長寿都市
            生きがい創出   9.   元気高齢者が地域で活躍できるコミュニティ構築
                     10. 大学・研究機関発ベンチャーへの総合的支援
                     11. 個人による創業支援モデルケースの実現
            創業育成     12. アジアの大学発ベンチャーのネットワーク化
 新産業                 13. 地域の力を地域で育てる地域力ポイント制度
創造都市
                     14. ローカルルールに基づく道路等の柔軟な維持管理
        自律都市経営
       11
                     15. 公民学連携まちづくりセンター・ネットワーク構築
スマートシティとは?


大幅なCO2削減を目指す街

 省エネの街       絶対量の削減   省エネハードウエア

                      意識的な使い方
                       (エネルギーマネジメント)
             ピーク使用量
             の削減      自動制御


 再生可能        創エネ      様々な発電ユニット
 エネルギー
 利用の街        蓄電       大容量の蓄電

             送電       地域内の融通
                                   12
震災後,さらに踏み込んだ


エネルギーシステムの自律化を目指す街
(まずは、災害時の相応のバックアップ)

 自家発電力    分散型の発電      ガスや石油

                      再生エネルギー
          大容量の蓄電

          外部送電がNG時
 送電システム
          自家発や蓄電所からの送電

 災害時の優先送電ルール

                                13
取組内容                                                                      9
 –事業性・熟度・本気度                    環境の取組み 【軸1】環境-地域エネルギー
 【目標・解決策】       エネルギー効率利用、災害時の地域エネルギーの活用
               エリア・エネルギー管理システム (AEMS)
              地域全体のエネルギー需給状況を一元管理
             ⇒災害時には、避難所にライフラインを優先供給
                              商業施設    商業     ホテル      集合住宅
                                     オフィス    ホール      (900戸)
                                             住宅
                                       取組① 柏の葉AEMSセンターの整備
            高層集合住宅
             (1000戸)                   取組② 大規模ガス発電機の配備
                                       取組③ 災害時の再生可能エネルギー地産地消

 取組⑤ ホワイト証書(カーボンオフセットシステム)            取組④ 非常時における街区間電力融通

【地域資源・取組み】 市民、行政、企業が連携した環境活動
                  ◆CO2見える化ナビ
                                                          ◆柏市ストップ温暖化
                     2見える化ナビ
                                                           サポーター(SOS)事業
                                                           サポーター(   )事業

                                      スマートシティ
                                      企画株式会社

 柏の葉キャンパス駅前ま
 ちづくり協議会での地域    ・市民モニター100名の社会実験から   ・日立、シャープ、SAPなど18社の     ・2010年のフォーラム
 防災ツアー           開発された「CO2見える化ナビ」     企業コンソーシアム             ・現在、サポーター ●名
取組内容
                                                    環境の取組み               【軸1】環境-交通
 –事業性・熟度・本気度
  【目標・解決策】人と環境に優しく、自律都市を支えるITSスマートタウンの構築
 交通の ・鉄道 3線、8駅が立地
                                            【柏ITS情報センター】
                                              ITS情報センター】
                                                 情報センター             社会実験
 結節点 ・道路 国道6号、16号、常磐                                                データ
             高速j                   様々な
   柏 I.C.
       C
              つくばエクスプレス            交通情報
常磐自動車道                             (鉄道、道路・・・)                              マルチ交通シェアリング
                                                                           社会実験(市民モニター200名)
      柏の葉キャンパス
                                            交通需要マネジメント        他の取組み
                    6                                          との連携  地域エネルギー管理システム
                                            (TDM)
                        JR常磐線
                        JR常磐線
              柏                 ◆環境に優しく、人・車・自然が共生する
                                街                     元気高齢者コミュニティ構築
                   16           ◆誰もが自由にモビリティを享受できる
            東武野田線               街                     地域力ポイント・プログラム
                                ◆活発な活動を通じて、都市と産業が活
                                性化する街
                          取組⑥ マルチ交通シェアリングの拡充  取組⑦ 柏ITS情報センターの設立

【地域資源・取組み】 柏ITS推進協議会(51団体)を中心に、市民参加型の実証実験を多数実施
 マルシェ・コロール




                          ◆自転車共同利用「スマートサイクル」       ◆オンデマンドバス       ◆次世代カーナビDSRC
 ◆柏ITSセミナー
                           ・市民モニター: 500名            ・柏の葉で初めて社会実験    ・市民モニター●名
 ( 23年2月 参加者●名)
                           ・ポート : 9か所(北部5か所、中央3か所) ・現在全国30カ所で実験    ・設置個所(北部の商業施設、南部の道の駅)
取組内容
 –事業性・熟度・本気度                      超高齢化への取組み 【軸2】超高齢化
【目標・解決策】トータルヘルスケアステーションの創設によるサービス参加者の増加
                                               訪問介護・                     ト
 医師、ケアマネージャーと                           要支援・  リハビリ&リハ職
                               日常生活の                        ヘルパー&        ー
 の連携を図りながら、運動          元気高齢            要介護高齢者  の管理指導        訪問リハビリ   ス
                       者が地域
                                サポート     の居宅                         テ   タ
 器リハビリ、口腔ケア、栄                                                            ル
                       で活躍で                                          ー
 養ケアを包括的に行う。           きるコミュ                     訪問管理指導                  ヘ
                       ニティ構築                                通所リハビリ
                                                                     シ   ル
                                                 &通所リハビリ             ョ
                                                                     ン   ス
                                       一般高齢者・
                                                                         ケ
                       市民健康      訪問    虚弱高齢者      訪問管理指導                 ア
                       サポーター   (きっかけ    の居宅       &通所トータル   介護予防拠点
                        の活躍     づくり)                予防

 取組⑨
 元気高齢者が地域で活躍できるコミュニティ構築                取組⑧     トータルヘルスケアステーションの創設



【地域資源・取組み】 千葉大を中心とした健康づくりの取り組み、東大高齢社会総合研究機構との
                                          連携




                           古くからの住宅街における            東京大学高齢社会総合研究機構
健康サポートネットワーク(健康見える化)       地域大学生による交流プログラム
取組内容
                            【軸3】都市経営
 –事業性・熟度・本気度 新産業・企業家育成への取組み

 【目標・解決策】地域一体型の大学・研究機関発ベンチャー企業事業化促進
 経営力、資                  パテント運用・管理、技術連携    研究、技術、IP(知的財産)
           大学TLO
 金、販路開拓
 の課題を、事     行政・
          公的支援機関        産学連携事業への資金補助
 業経験豊富な                                   経営力
 エンジェルを                    事業化ノウハウ
 中心に、地域   TEPエンジェルを                       資金
                           資金提供(出資)              ベンチャー企業
 行政等と一体     中心とした
           ハンズオン支援                        販路
 となって総合
                        マーケットに繋がるネットワーク   開拓
 的・集中的な
 支援を行う。                                           IPO    M&A
                                 起業家の継続的な創出
 取組⑩ 大学・研究機関発ベン       取組⑪ 個人による創業支援のモデ    取組⑫ アジアの大学発ベン
 チャーへの総合的支援           ルケースの実現             チャーのネットワーク化



 【地域資源・取組み】 トップレベルの大学、研究機関の集積、
                                          TEPサポート会員全体会
                  TEPによるハンズオン支援

                      TEPエンジェル会員による
                      アントレプレナー会員に対しての
                       投資実績 8件
                       経営指導実績 9件
取組内容
 –事業性・熟度・本気度                  地域力育成への組組み 【軸3】都市経営

     【目標・解決策】 地域と一体となった持続的な課題解決モデルの構築

                        先端の知識・技術・研究
                                                   地域一体型の
                                                   取り組みによる
                                                   持続的モデルの
                                                     構築
                   人・モノ・空間等の地域資源

     取組⑬ 地域の力を地域で育てる地域力ポイント制度       取組⑭ 道路等の区域の柔軟な維持管理
     地域活動や社会実験参加者の共通ポイント制度          ・道路等を活用した社会実験や地域活動の推進
     ・地域活動の参画メリットや利便性の向上>参画の促進      ・地域が主体となった賑わいある高質な都市空間の
                                     持続的運営(エリアマネジメント)
     ・データ把握・蓄積・分析の効率化

【地
域
         人材育成      地域コミュニティと活発な活動        多様な社会実験
資
源
・取
組
み
】
体制
 実効性・熟度・プロジェクトマネジメント                 自律都市経営の構築と実践
     柏の葉国際キャンパスタウン構想                     ・UDCKが事務局となり、フォローアップ部会を
                                          毎年度設置 (2011年度は7部会を設置)
  公民学によるフォローアップ・事業の進捗管理                  ・連絡会議を開催し、進行管理・全体調整を実
        (2008~ 継続)                        施
                                         ・毎年度フォローアップ報告を公開
                   PDCAの適用


   企 業                柏の葉キャンパス・環境未来都市コンソーシアム                           市   民
                   (柏市・国立大学法人東京大学、国立大学法人千葉大学・三井不動産㈱・
                    スマートシティ企画㈱・柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)・
                          TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)
 ・地元企業                 ◆全体PM:柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)
                                                                      まちのクラブ
 (商工会議所)                                                              活動
           F   参                                                 参   U UDCKまち
               画    ①環境分科会         ②超高齢化対応        ③創業育成分科会       画
 ・国内外企業
           D       ①地域のエネルギーマ                     ⑩大学・研究機関発ベン
                                                                     D づくりスクー
                                     分科会
           C       ネジメント,③再生可能     ⑧トータルヘルスケア,    チャーの総合支援,⑪個        Cル
                   エネルギー,③大規模      ⑨元気高齢者が地域で     人による創業支援モデル
                   ガス,⑤非常時の電力                     の実施,⑫アジア大学発
                                                                     K 柏の葉街エ
                                   活躍できるコミュニティ構                       コ推進協議
                   融通,⑥カーボンオフ      築について検討        ベンチャーネットワーク,
                   セット,⑦ITS,について                  ⑬地域力ポイント,⑭ロー
                   検討                             カルルールによる道路維
                                                  持管理,⑮公民学連携

    ◆オープンなプラットフォームをベースとした、市民参画、民間投資の促進によるプロジェクトの推進
    ◆情報発信や市民意見の取り入れによる公開型での推進
    ◆統括プロジェクトマネージャー(UDCK)による進行把握・優先順位判断・全体調整
6
【参考】環境エネルギーについて
本日は,特に3つの軸のうち「環境・エネルギー」問題への解決策としての「スマー
トシティ」についてご説明いたします。




                                         20
住民参加の省エネ 「ホワイト証書(カーボンオフセットシステム)」

スマートメーター約2,500戸導入予定

 電機、ガス、水道の
                                                        地
 使用量を見える化             省エネで             CO2削減            域
                      CO2削減     柏の葉    価値の販売            の
 ランキング機能等で
 楽しく省エネを促進                     街エコ推進                    企
                                協議会                     業
                                                   ・団
                       地域力              CO2削減
                      ポイント付与           価値の買取
                                                   体



                                       CO2排出削減結果
 現在既に約400戸                              (社会実験結果)
 にスマートメーター
 を導入済み
 「エコクラブ」により
 情報交換しながら
 住民のエコ意識が
      21
 向上
柏の葉キャンパス駅周辺の主な創エネ・蓄エネシステム

     ららぽーと柏の葉                       148街区

メガソーラー          (1,000kW)     大規模ガス発電       (2,000kW)

大規模蓄電池          (2,000kW)     太陽光発電          (200kW)

                             生ごみバイオガス
    既設および従来計画の取り組み                           (110kW)
                             マイクロガス・コジェネ
    今回新たに環境未来都市
    として提案した取り組み
                              蓄電池            (500kW)
※148街区蓄電池は400kW増設分のみ新たに提案




                       平常時はピークシフト

                       災害時は非常用電源
  ららぽーと駐車場屋上の
    22                                大規模蓄電池
  メガソーラー設置イメージ
AEMSと自営送電線による日本初のスマートグリッド実用化
                   蓄電池              ららぽーと柏の葉


    太陽光発電
                                            BEMS    パークシティ柏の葉
                                                    キャンパス二番街


                                                          スマート
                                                          メーター




                           AEMS
                                                           スマート
                    エリア・エネルギー管理システム                        メーター

                                                   パークシティ柏の葉
    電気自動車                                          キャンパス一番街
                       HEMS                 BEMS

               148街区 ホテル・住宅        148街区 商業・オフィス

平     地域エネルギーの一元管理で効率運用        災     自営送電線を使って地域内で電力融通
常     地域全体のエネルギーを見える化          害     地域エネルギーを避難所、地下水ポンプ、
時     「節電ナビゲーション」で省エネ・ピークシフト   時     高層エレベータ等に優先供給
地域エネルギーを活用する特例措置提案
低炭素コンパクトシティと災害時スマートエネルギーシステムの構築
地域で創り蓄えているエネルギーを、災害時は高層マンションのエレベーターや避難所等へ送電




全量買取制度の適用を受けている際、災害発生
時でも、発電装置から蓄電池への送電・蓄電が   公道を越えた電力の送電を行う際には、特定供
できなくなる。                 給事業者として大臣認定が必要となる。


特例措置:街区内発電装置から、街区内蓄電池   特例措置:災害時において、街区間電力融通を
 蓄電池                            蓄電池
      への送電・蓄電の許可              行うにあたり特定供給の供給先に
     24
                              関する規制緩和
今後の課題 等
 コンセプトは詰まっているが、創エネも、蓄電も技術の進化が
 早く、どのような技術を導入するかがカギ
 進化の早い技術は、後発導入者にメリットが出てくるが、初期
 トライアルからノウハウ蓄積を積極的に行い、スマートシティ
 の日本モデルを作り出すことが、柏の葉の役割

 送電(電力融通)については、技術、費用、規制においてブレ
 イクスルーが必要
 規制については、総合特区指定を受けて、今後緩和を求め
 ていく

 柏の葉は、小さいながらも「面」でのスマートシティ実現を目
 指すが、「面」において戸建住宅がもれており、将来的には、
 住宅の中心である戸建を大きく巻き込んで、「面」をさらに広
 げていく必要がある
③体制-c都市間連携・ネットワーク       柏の葉から柏市全域へ
市内3ゾーンの特色に対応した自律都市経営モデルの展開

北部ゾーン
国際学術都市
次世代環境都市
公民学連携による自律都市
経営モデルの先行的実現




   中央ゾーン
   広域商業拠点
   高齢者の生きがい環境形成



        南部ゾーン
        農業・観光レクリエーション
        自然との共生
③体制-c都市間連携・ネットワーク      全国・世界への普及・展開
拠点からの情報発信と6つのチャネルでの全国・世界への展開
                   UDCKからの情報発信
                    (WEB、視察受け入れ等)

                                      全国へ
             半期で70回以上の視察受け入れ
             Web・広報誌・フォーラム
                  モデル都市としての発信
                     (ITS、植物工場等)

                    プラチナ構想ネットワーク
         公            UDCネットワーク

                   スマートシティ企業コンソーシアム
         民           日本経済団体連合会
                                        世界へ
                      TEPネットワーク
         学          アジア大学ネットワーク
世界の未来像をつくる街へ




      世界への情報発信を図ってまいります。
                      28
ご清聴ありがとうござ
  いました。

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次世代環境都市に向けた柏市の取組み

  • 1. 1 プラチナ構想ネットワークシンポジウム プレゼンテーション資料 次世代環境都市に向けた柏市の取組み 課題解決の要素技術・ビジネスモデルを創るまち ~柏の葉キャンパス「公民学連携による自律した都市経営~ 学 東京大学・千葉大学 公 民 千葉県・柏市・NPO 企業・市民 平成24年7月23日 柏市企画部 石名坂賢一
  • 2. 2 柏市の概況 柏市は,東京都心から約30kmにあり,手賀沼や利根川に代表さ れる多くの自然とJR柏駅周辺を中心とした商業施設による賑わ い,北部地域の柏の葉地区を中心とした新産業の創出などが,ほ どよく調和した“まち”です。 人口 404,252人 世帯 164,449世帯 (平成24年4月1日現在) 東京都心~ 約30km 新東京国際空港~ 約30km 筑波研究学園都市~ 約30km
  • 3. 柏の葉キャンパスの立地特性 柏 市 :人口40万人の首都圏における中核都市 柏の葉キャンパス 柏の葉:都心から25km、柏市北西部に位置 つくばエクスプレスで都心まで約30分 約273ha 、計画人口26,000人の 土地区画整理事業エリア ゼロからの街づくり 最先端の知や技術を街に実装 市民参加の社会実証で新たな ライフスタイルを創出 つくばエクスプレス (2005年開業) 3
  • 4. 「郊外」核都市が直面する課題 ◆依存社会(中央・行政・規制への依存)から自律社会へ -人口と産業の集積地が直面する課題群に対し、求められる地域の「知恵」と「創造的環境」 柏市が直面する課題群 環境・エネルギーの自立化 急速に進む高齢社会 新産業と雇用の創出 災害に強いコミュニティ 予防とケアの対策 創造的人材の育成 ◆複合開発の進行 ◆高齢化率の急激な上昇 ◆縮小する製造業 30 (%) (万人) 26.9 26.0 25 23.1 20 全国 20.1 20.0 17.3 16.4 15 14.6 12.1 12.3 柏市 10 9.2 7.1 5 2年 7年 12年 17年 22年 27年 大学・住宅・商業施設 (1990) (1995) (2000) (2005) (2010) (2015) オフィス・ホテル等の立地 地域資源を活かすための【空間】【ネットワーク】【サービス】を フル活用する自律的都市経営へ!
  • 6. 柏の葉キャンパスの街づくり戦略 公民学連携による自律した都市経営 公民学 大学の先端的な「知」と地域が連携して地域課題へ取り組む 地域の資源である「人」「エネルギー」「空間」を、 自律 地域が自律的かつ柔軟に活用しながら、持続的な都市経営を行う 道路空間を活用した 農や環境をテーマとした マルシェ・コロール 市民学習 学 東京大学・千葉大学 公 民 千葉県・柏市・NPO 企業・市民 EVを活用したシェアリング エコライフスタイルを目指す システムの実証 6 市民によるエコクラブ
  • 7. 柏の葉国際キャンパスタウン構想 Urban Design based on Public - Private - Acadmic Partnership Vision 柏の葉国際キャンパスタウン構想 Kashiwa-no-ha International Campus Town Initiative 推進! Promote! Organization& Organization&Place 東京大学 Univ. Tokyo 柏の葉アーバンデザインセンター 千葉大学 Chiba Univ. 大 学 Urban Design Center Kashiwa-no-ha Academy UDCK 公共 民間 Public sector Private sector 三井不動産 Mitsui Fudosan (Real Estate) 柏市 Local government Inc. 柏商工会議所 Kashiwa Chamber of Commerce & Industry 首都圏新都市鉄道 Tsukuba Express Inc. 田中地域ふるさと協議会 Tanaka Local Communities Association
  • 8. 柏の葉国際キャンパスタウン構想 ○都市空間のデザイン ○地域教育の充実 柏の葉 国際キャンパスタウン構想 ○ITSの取り組み(ITS実証実験モデル都市) ○JSTの取り組み 柏の葉アーバン デザインセンター ◆総合特区制度・環境未来都市の活用 (「公民学連携による自律した都市経営」が選定H23.12.22) ◆東京大学との包括連携協定の締結(H22.12.21締結) ◆千葉大学との包括連携協定の締結(H23.10.26)
  • 9. 将来ビジョン-魅力度 目指すべき将来像 「環境未来都市」「総合特区」の提案した将来像 公民学連携による自律した都市経営 スマートシティ 健康長寿都市 新産業創造都市 100%自然エネルギー利用 高齢者の積極的な社会参画 日本が誇る「技術力」を活かし、 住民参画型の楽しく効率的な地 ICTを活かしたモビリティ環境 地域で事業を育てる、新産業創 域エネルギー運営 誰もが生き生きと自律して暮ら 造が活発な国際的環境 せる社会 誰もが暮らしたい安心・安全・サステイナブルな都市を実現
  • 10. 「総合特区」と「環境未来都市」に地域指定 新成長戦略を実現するための2つの制度 総合特区 地域活性化に向けた先進的な取り組みに対して (地域活性化総合特区) 国が規制緩和や税制優遇等で総合的に支援 環境・超高齢化に対応した先進的な取り組みを 環境未来都市 国が財政支援し、世界に誇るモデル都市を創出 2011年12月 柏の葉キャンパスを中心とする柏市全域 が両制度の対象地域としてダブルで指定 「柏の葉キャンパス “公民学連携による 自律した都市経営”」 がテーマ 2012年1月18日 指定書授与式
  • 11. 「環境未来都市」「総合特区」の全体像 目指す将来像を実現 するための取組方針 15の具体的取り組み 1. 『柏の葉・AEMSセンター』の整備 エネルギー 2. ホワイト証書(カーボンオフセットシステム) 環境 3. 再生可能エネルギー地産地消システム 共生都市 交通 4. 大規模ガス発電機の配備 5. 非常時における街区間電力融通 6. マルチ交通シェアリング・システム拡充 疾病・介護予防 7. 柏ITS情報センター設立 健康 8. トータルヘルスケアステーション創設 長寿都市 生きがい創出 9. 元気高齢者が地域で活躍できるコミュニティ構築 10. 大学・研究機関発ベンチャーへの総合的支援 11. 個人による創業支援モデルケースの実現 創業育成 12. アジアの大学発ベンチャーのネットワーク化 新産業 13. 地域の力を地域で育てる地域力ポイント制度 創造都市 14. ローカルルールに基づく道路等の柔軟な維持管理 自律都市経営 11 15. 公民学連携まちづくりセンター・ネットワーク構築
  • 12. スマートシティとは? 大幅なCO2削減を目指す街 省エネの街 絶対量の削減 省エネハードウエア 意識的な使い方 (エネルギーマネジメント) ピーク使用量 の削減 自動制御 再生可能 創エネ 様々な発電ユニット エネルギー 利用の街 蓄電 大容量の蓄電 送電 地域内の融通 12
  • 13. 震災後,さらに踏み込んだ エネルギーシステムの自律化を目指す街 (まずは、災害時の相応のバックアップ) 自家発電力 分散型の発電 ガスや石油 再生エネルギー 大容量の蓄電 外部送電がNG時 送電システム 自家発や蓄電所からの送電 災害時の優先送電ルール 13
  • 14. 取組内容 9 –事業性・熟度・本気度 環境の取組み 【軸1】環境-地域エネルギー 【目標・解決策】 エネルギー効率利用、災害時の地域エネルギーの活用 エリア・エネルギー管理システム (AEMS) 地域全体のエネルギー需給状況を一元管理 ⇒災害時には、避難所にライフラインを優先供給 商業施設 商業 ホテル 集合住宅 オフィス ホール (900戸) 住宅 取組① 柏の葉AEMSセンターの整備 高層集合住宅 (1000戸) 取組② 大規模ガス発電機の配備 取組③ 災害時の再生可能エネルギー地産地消 取組⑤ ホワイト証書(カーボンオフセットシステム) 取組④ 非常時における街区間電力融通 【地域資源・取組み】 市民、行政、企業が連携した環境活動 ◆CO2見える化ナビ ◆柏市ストップ温暖化 2見える化ナビ サポーター(SOS)事業 サポーター( )事業 スマートシティ 企画株式会社 柏の葉キャンパス駅前ま ちづくり協議会での地域 ・市民モニター100名の社会実験から ・日立、シャープ、SAPなど18社の ・2010年のフォーラム 防災ツアー 開発された「CO2見える化ナビ」 企業コンソーシアム ・現在、サポーター ●名
  • 15. 取組内容 環境の取組み 【軸1】環境-交通 –事業性・熟度・本気度 【目標・解決策】人と環境に優しく、自律都市を支えるITSスマートタウンの構築 交通の ・鉄道 3線、8駅が立地 【柏ITS情報センター】 ITS情報センター】 情報センター 社会実験 結節点 ・道路 国道6号、16号、常磐 データ 高速j 様々な 柏 I.C. C つくばエクスプレス 交通情報 常磐自動車道 (鉄道、道路・・・) マルチ交通シェアリング 社会実験(市民モニター200名) 柏の葉キャンパス 交通需要マネジメント 他の取組み 6 との連携 地域エネルギー管理システム (TDM) JR常磐線 JR常磐線 柏 ◆環境に優しく、人・車・自然が共生する 街 元気高齢者コミュニティ構築 16 ◆誰もが自由にモビリティを享受できる 東武野田線 街 地域力ポイント・プログラム ◆活発な活動を通じて、都市と産業が活 性化する街 取組⑥ マルチ交通シェアリングの拡充 取組⑦ 柏ITS情報センターの設立 【地域資源・取組み】 柏ITS推進協議会(51団体)を中心に、市民参加型の実証実験を多数実施 マルシェ・コロール ◆自転車共同利用「スマートサイクル」 ◆オンデマンドバス ◆次世代カーナビDSRC ◆柏ITSセミナー ・市民モニター: 500名 ・柏の葉で初めて社会実験 ・市民モニター●名 ( 23年2月 参加者●名) ・ポート : 9か所(北部5か所、中央3か所) ・現在全国30カ所で実験 ・設置個所(北部の商業施設、南部の道の駅)
  • 16. 取組内容 –事業性・熟度・本気度 超高齢化への取組み 【軸2】超高齢化 【目標・解決策】トータルヘルスケアステーションの創設によるサービス参加者の増加 訪問介護・ ト 医師、ケアマネージャーと 要支援・ リハビリ&リハ職 日常生活の ヘルパー& ー の連携を図りながら、運動 元気高齢 要介護高齢者 の管理指導 訪問リハビリ ス 者が地域 サポート の居宅 テ タ 器リハビリ、口腔ケア、栄 ル で活躍で ー 養ケアを包括的に行う。 きるコミュ 訪問管理指導 ヘ ニティ構築 通所リハビリ シ ル &通所リハビリ ョ ン ス 一般高齢者・ ケ 市民健康 訪問 虚弱高齢者 訪問管理指導 ア サポーター (きっかけ の居宅 &通所トータル 介護予防拠点 の活躍 づくり) 予防 取組⑨ 元気高齢者が地域で活躍できるコミュニティ構築 取組⑧ トータルヘルスケアステーションの創設 【地域資源・取組み】 千葉大を中心とした健康づくりの取り組み、東大高齢社会総合研究機構との 連携 古くからの住宅街における 東京大学高齢社会総合研究機構 健康サポートネットワーク(健康見える化) 地域大学生による交流プログラム
  • 17. 取組内容 【軸3】都市経営 –事業性・熟度・本気度 新産業・企業家育成への取組み 【目標・解決策】地域一体型の大学・研究機関発ベンチャー企業事業化促進 経営力、資 パテント運用・管理、技術連携 研究、技術、IP(知的財産) 大学TLO 金、販路開拓 の課題を、事 行政・ 公的支援機関 産学連携事業への資金補助 業経験豊富な 経営力 エンジェルを 事業化ノウハウ 中心に、地域 TEPエンジェルを 資金 資金提供(出資) ベンチャー企業 行政等と一体 中心とした ハンズオン支援 販路 となって総合 マーケットに繋がるネットワーク 開拓 的・集中的な 支援を行う。 IPO M&A 起業家の継続的な創出 取組⑩ 大学・研究機関発ベン 取組⑪ 個人による創業支援のモデ 取組⑫ アジアの大学発ベン チャーへの総合的支援 ルケースの実現 チャーのネットワーク化 【地域資源・取組み】 トップレベルの大学、研究機関の集積、 TEPサポート会員全体会 TEPによるハンズオン支援 TEPエンジェル会員による アントレプレナー会員に対しての 投資実績 8件 経営指導実績 9件
  • 18. 取組内容 –事業性・熟度・本気度 地域力育成への組組み 【軸3】都市経営 【目標・解決策】 地域と一体となった持続的な課題解決モデルの構築 先端の知識・技術・研究 地域一体型の 取り組みによる 持続的モデルの 構築 人・モノ・空間等の地域資源 取組⑬ 地域の力を地域で育てる地域力ポイント制度 取組⑭ 道路等の区域の柔軟な維持管理 地域活動や社会実験参加者の共通ポイント制度 ・道路等を活用した社会実験や地域活動の推進 ・地域活動の参画メリットや利便性の向上>参画の促進 ・地域が主体となった賑わいある高質な都市空間の 持続的運営(エリアマネジメント) ・データ把握・蓄積・分析の効率化 【地 域 人材育成 地域コミュニティと活発な活動 多様な社会実験 資 源 ・取 組 み 】
  • 19. 体制 実効性・熟度・プロジェクトマネジメント 自律都市経営の構築と実践 柏の葉国際キャンパスタウン構想 ・UDCKが事務局となり、フォローアップ部会を 毎年度設置 (2011年度は7部会を設置) 公民学によるフォローアップ・事業の進捗管理 ・連絡会議を開催し、進行管理・全体調整を実 (2008~ 継続) 施 ・毎年度フォローアップ報告を公開 PDCAの適用 企 業 柏の葉キャンパス・環境未来都市コンソーシアム 市 民 (柏市・国立大学法人東京大学、国立大学法人千葉大学・三井不動産㈱・ スマートシティ企画㈱・柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)・ TXアントレプレナーパートナーズ(TEP) ・地元企業 ◆全体PM:柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK) まちのクラブ (商工会議所) 活動 F 参 参 U UDCKまち 画 ①環境分科会 ②超高齢化対応 ③創業育成分科会 画 ・国内外企業 D ①地域のエネルギーマ ⑩大学・研究機関発ベン D づくりスクー 分科会 C ネジメント,③再生可能 ⑧トータルヘルスケア, チャーの総合支援,⑪個 Cル エネルギー,③大規模 ⑨元気高齢者が地域で 人による創業支援モデル ガス,⑤非常時の電力 の実施,⑫アジア大学発 K 柏の葉街エ 活躍できるコミュニティ構 コ推進協議 融通,⑥カーボンオフ 築について検討 ベンチャーネットワーク, セット,⑦ITS,について ⑬地域力ポイント,⑭ロー 検討 カルルールによる道路維 持管理,⑮公民学連携 ◆オープンなプラットフォームをベースとした、市民参画、民間投資の促進によるプロジェクトの推進 ◆情報発信や市民意見の取り入れによる公開型での推進 ◆統括プロジェクトマネージャー(UDCK)による進行把握・優先順位判断・全体調整
  • 21. 住民参加の省エネ 「ホワイト証書(カーボンオフセットシステム)」 スマートメーター約2,500戸導入予定 電機、ガス、水道の 地 使用量を見える化 省エネで CO2削減 域 CO2削減 柏の葉 価値の販売 の ランキング機能等で 楽しく省エネを促進 街エコ推進 企 協議会 業 ・団 地域力 CO2削減 ポイント付与 価値の買取 体 CO2排出削減結果 現在既に約400戸 (社会実験結果) にスマートメーター を導入済み 「エコクラブ」により 情報交換しながら 住民のエコ意識が 21 向上
  • 22. 柏の葉キャンパス駅周辺の主な創エネ・蓄エネシステム ららぽーと柏の葉 148街区 メガソーラー (1,000kW) 大規模ガス発電 (2,000kW) 大規模蓄電池 (2,000kW) 太陽光発電 (200kW) 生ごみバイオガス 既設および従来計画の取り組み (110kW) マイクロガス・コジェネ 今回新たに環境未来都市 として提案した取り組み 蓄電池 (500kW) ※148街区蓄電池は400kW増設分のみ新たに提案 平常時はピークシフト 災害時は非常用電源 ららぽーと駐車場屋上の 22 大規模蓄電池 メガソーラー設置イメージ
  • 23. AEMSと自営送電線による日本初のスマートグリッド実用化 蓄電池 ららぽーと柏の葉 太陽光発電 BEMS パークシティ柏の葉 キャンパス二番街 スマート メーター AEMS スマート エリア・エネルギー管理システム メーター パークシティ柏の葉 電気自動車 キャンパス一番街 HEMS BEMS 148街区 ホテル・住宅 148街区 商業・オフィス 平 地域エネルギーの一元管理で効率運用 災 自営送電線を使って地域内で電力融通 常 地域全体のエネルギーを見える化 害 地域エネルギーを避難所、地下水ポンプ、 時 「節電ナビゲーション」で省エネ・ピークシフト 時 高層エレベータ等に優先供給
  • 24. 地域エネルギーを活用する特例措置提案 低炭素コンパクトシティと災害時スマートエネルギーシステムの構築 地域で創り蓄えているエネルギーを、災害時は高層マンションのエレベーターや避難所等へ送電 全量買取制度の適用を受けている際、災害発生 時でも、発電装置から蓄電池への送電・蓄電が 公道を越えた電力の送電を行う際には、特定供 できなくなる。 給事業者として大臣認定が必要となる。 特例措置:街区内発電装置から、街区内蓄電池 特例措置:災害時において、街区間電力融通を 蓄電池 蓄電池 への送電・蓄電の許可 行うにあたり特定供給の供給先に 24 関する規制緩和
  • 25. 今後の課題 等 コンセプトは詰まっているが、創エネも、蓄電も技術の進化が 早く、どのような技術を導入するかがカギ 進化の早い技術は、後発導入者にメリットが出てくるが、初期 トライアルからノウハウ蓄積を積極的に行い、スマートシティ の日本モデルを作り出すことが、柏の葉の役割 送電(電力融通)については、技術、費用、規制においてブレ イクスルーが必要 規制については、総合特区指定を受けて、今後緩和を求め ていく 柏の葉は、小さいながらも「面」でのスマートシティ実現を目 指すが、「面」において戸建住宅がもれており、将来的には、 住宅の中心である戸建を大きく巻き込んで、「面」をさらに広 げていく必要がある
  • 26. ③体制-c都市間連携・ネットワーク 柏の葉から柏市全域へ 市内3ゾーンの特色に対応した自律都市経営モデルの展開 北部ゾーン 国際学術都市 次世代環境都市 公民学連携による自律都市 経営モデルの先行的実現 中央ゾーン 広域商業拠点 高齢者の生きがい環境形成 南部ゾーン 農業・観光レクリエーション 自然との共生
  • 27. ③体制-c都市間連携・ネットワーク 全国・世界への普及・展開 拠点からの情報発信と6つのチャネルでの全国・世界への展開 UDCKからの情報発信 (WEB、視察受け入れ等) 全国へ 半期で70回以上の視察受け入れ Web・広報誌・フォーラム モデル都市としての発信 (ITS、植物工場等) プラチナ構想ネットワーク 公 UDCネットワーク スマートシティ企業コンソーシアム 民 日本経済団体連合会 世界へ TEPネットワーク 学 アジア大学ネットワーク
  • 28. 世界の未来像をつくる街へ 世界への情報発信を図ってまいります。 28