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持続可能な社会
の
デザインとは
滋賀県立大学環境科学部
五環生活・輪の国びわ湖・エトコロ
近藤 隆二郎
岐 阜 県 環 境 推 進 協 会 環 境 月 間 講 演 2 0 1 3 / 0 6 / 0 4
2
3
自己紹介…知ベース
【専攻】環境社会計画, 環境文化, 市民参画デザイン
【学会】(社)土木学会,(社)日本都市計画学会,(社)日本造園学会,環境社会
学会,巡礼研究会,日本感性工学会,日本家政学会,等
【歴史】東京生まれ。大阪大学大学院工学研究科環境工学専攻、和歌山大学システム
工学部を経て、現在は滋賀県立大学環境科学部教授・工学博士。
【経歴】環境をめぐる国際的調査、都市研究、イベントの企画などに 幅広く携わっ
ている。人間社会と環境の絡み合いに関心があり、写し巡礼地・モ ヘンジョ
ダロ・インド都市巡礼・インカ水遺跡・沐浴空間・熊野古道・River Museum
・蛇伝説・エコビレッジなどについて調査研究を進めている。滋賀に来てか
ら下記などの場を立ち上げて地域で実践中。
●近江中山道を楽しむ会 ●ひこね自転車生活を楽しむ会
●NPO法人五環生活 ●輪の国びわ湖推進協議会
●NPO法人カーボンシンク ●NPO法人エトコロ
工学⇒+民俗学⇒+考古学⇒+社会学⇒+実践学⇒??
4
5
1,995円
(1,900円+税)
2013年3月発刊
6
自己紹介…(身)カラダベース
【専攻】デスクワーク,日常的自転車(ジテツウ), 巡礼, 絵描, 旅好き
【履歴】神道家系, 剣道, インド井戸掘り, ダイビング, 九輪の台地, 写し巡
礼制覇中, インド巡礼, モエンジョダロ, マチュピチュ, 熊野古道,
修験道, 滝行 ,ハワイ巡礼, 顔出し看板, Auroville, 早朝畑作業, ボデ
ィカウンセリング, 胎内めぐり, 桶風呂, ビワイチサイクリング,
DID(ダイアローグインザダーク), 古民家居住管理, …
【食歴】B級グルメ, インド食堂OK, カレー好き, 痛風, ナチュラルハイジ
ーン, マクロビティック, ワイン, 昼食抜き, …
【希望】地域性のある身体(作法)になるということを、どう実践して身
に付けるか。「身極める」ことを模索中。
7
8
地球環境問題って聞き飽きましたよね?
9
人類の増加
億人
0 2000
-8000 -4000
100
20
60
10
エネルギー消費の増加
Kcal/日・人
0 2000
-8000 -4000
10
20
11
世界の一人あたり総漁獲量予測
1950 2050
1970 1990 2010 2030
Kg/人
20
10
12
世界の一人あたり耕地面積予測
1950 1970 1990 2010 2030 2050
ha/人
0.1
0.2
0.3
13
工業生産文明の限界
■ 燃料資源の採掘可能年数
石 油 ( 40 年)
石 炭 ( 230 年)
天然ガス ( 60 年)
ウ ラ ン ( 70 年)
14
人類による化石燃料の消費
15
工業生産文明の限界
■ 大量流通による大量浪費
日本の食糧生産 1500万トン
日本の食糧輸入 2250万トン
日本の食糧供給 3750万トン
日本の食糧廃棄 2000万トン
加工 400万トン
流通 600万トン
消費 1000万トン
世界の食料援助 1500万トン
16
自然環境の危機
■ 森林の消滅
◆10,000,000ha/年 → 400年で消滅
■ 生物の消滅
◆50,000 種/年 → 1000年で消滅
17
自然環境の危機
■ 生活用水の危機
◆2000年 12億人/60億人(20%)
安全な飲水不足
◆2000年 24億人/60億人(40%)
衛生設備の不備
◆2000年 200万人の子供
飲水原因で病死
◆2050年 70億人/89億人(80%)
安全な飲水不足
18
他域依存から自域自立
■ エコロジカル・フットプリント
ワケナゲル/リース(2003)
『エコロジカル・フットプリント』
食糧生産用地
+ 資源生産用地
+ 社会基盤用地
19
他域依存から自域自立
フットプリント 地球個数
• アメリカ 9.7ha 5.1
• 日本 4.8 2.5
• イギリス 5.3 2.8
• フランス 5.3 2.8
• 中国 1.5 0.8
• ロシア 4.5 2.4
• スウェーデン 6.7 3.5
• ブラジル 2.4 1.3
• カナダ 8.8 4.6
• オーストラリア 7.6 4.0
• 世界 2.3 1.2
20
エコロジカル・フットプリント
• エコロジカル・フットプリント(Ecological
Footprint)とは、どれほど人間が自然環境に依
存しているかを、わかりやすく伝える指標であ
り、ツール(道具)
① あるエリアの経済活動の規模を、土地や海洋の「表面積(
ヘクタール)」に換算。(表面積:食糧のための農牧地・
海、木材・紙供給やCO2吸収のための森林など。エリア外
からの輸入物の生産に要する面積も含む)
② この表面積=エコロジカル・フットプリント=そのエリア
で自然環境を踏みつけている面積であり、人間の足跡(
Footprint)。
③ その面積をエリア内人口で割って、1人あたりのエコロジ
カル・フットプリント(ha/人)を指標化。
④ エリアの適正規模(環境収容力)をどれくらい超えた経済
活動をしているかが、一目でわかる!
21
日本のエコロジカル・フットプリントは?
• 日本のエコロジカル・フットプリント :4.3ha/人
• 世界合計(公平な割り当て面積)では :1.8ha/人
• (データはWWFの「Living Planet Report 2004」より)
– 世界中のひとびとが日本人のような暮らしをはじめたら
、地球が約2.4コ(4.3÷1.8)必要!
– つまり、日本人は現在の経済(消費)活動のスケールを
2分の1以下に戻すことが求められている。
• 米国のエコロジカル・フットプリント:9.5 ha/人!
– 世界中のひとびとが米国人のような暮らしをはじめたら
、 地 球 が 約 5.3 コ ( 9.5÷1.8 ) 必 要 !
22
グローバルエコロジカルフットプリント
• 1961年から1999年の間で80%増
加しており、地球の生物学的限
界を20%上回っている。
• エコロジカルフットプリントは
地球何個分という形で表され、
地球1個分とはどの年であれ生
物学的生産能力の合計とイコー
ルである。
• 自然資源の消費は、自然の資産
を食いつぶすことで地球の生産
能力を超えることができるが、
無限に持続できるわけではない
。
23
地図1. ECOLOGICAL FOOTPRINT BY
COUNTRY
• 世界の国別の1999年におけるエコロジカルフットプリント。
• 高所得国における一人あたりのフットプリントは、低所得国の平均6倍以上であり
、地球の生物学的限界の3倍以上である。
24
サスティナブル(持続可能)な未来づくりへの
指標
• エコロジカル・フットプリントは、人間が自然環境
に与える影響を、わかりやすく明快に伝えるととも
に、その影響(生態学的赤字)をどれくらい減らす
べきかの指標にもなる。
• 国連や各国・各地の自治体による環境調査や政策立
案、WWF(世界自然保護基金)やワールドウォッチ
研究所といった国際的なNGO・NPOなどで幅広く活
用。また、学校の環境教育にも取り入れられている
。
• 環境省の『環境白書』が掲載。
• 英国ウェールズ議会がエコロジカル・フットプリン
トを持続可能性指標として採用決定
• ロンドン市がエコロジカル・フットプリントによる
測定報告書の公表など、行政レベルでの導入が盛ん
になってきている。
25
人間は賢くない
動物的
欲望を抑えることができるのか
まだ経済を追求している
持続可能な開発ってありえるの?
26
持続可能な都市って?
• 環境モデル都市や低炭素都市、スマートシティ…
• 「一方、今の世の中で起こっている様々な問題を解決するた
めに、各所で一層の技術革新が推奨されています。都市計画
の分野もそのような大きな流れと無縁ではありません。エネ
ルギー効率化技術、建設技術、情報通信技術など如何に新しい
技術を導入できるかが勝敗の分かれ目といった風潮さえあり
ます。このような一般常識に逆行しますが、私は高層化、サ
イバー化、そして自動車依存化し、どっぷりと近代技術につ
かったインテリジェント?な「大人」の都市の延長上に、我
々が進化すべき「新都市」は実は存在しないのではないか、
という直観を持っています。我々の最低限の暮らしのユニッ
トはそもそもどのような構成をしていたのか、都市というも
のが幼かった頃の原点に大胆にも立ち戻り、そこから新しい
方向性を探し直すこと(都市のネオテニー)が本当は必要な
のではないかと感じています。」
※谷口守(2012)進化論的「新都市」考, 新都市66(1), p.6
27
私たちが暮らしている日本は、
どのような国なのでしょうか。
28
日本人はきわめて社会で孤立化!
日本人が社会
の中で人づき
あいが極めて
悪 い 、 あ る い
は社会の絆が
失われている
( 社 会 的 に 孤
立している)
※「社会実情データ図録」より
29
人づきあいの国際比較
• 日本人の人
づきあいは
余りいい方
ではないよ
うだ
※「社会実情データ図録」より
30
近所の人たちとは薄い関係?
• 日本の高齢者は、他国
の高齢者と比べ、同居
夫婦や子供との相互依
存の程度は大きいが、
別居親族、友人、近所
の人たちとは相対的に
薄い人間関係。
※「社会実情データ図録」より
31
希薄化するつきあいと高まる家族の絆
• 家族が一番大切だと
する考え方が非常に
強い。
• 職場や親戚、地域と
のつきあいが部分的、
形式的となり、希薄
化してきている。
• 核家族化と商品経済
の全般的普及の中、
マイホーム主義が強
まるにつれて社会の
絆が薄れていく!
※「社会実情データ図録」より
32
困っている身知らぬ人の手助けをした?
※「社会実情データ図録」より
日 本 は 最
下位!
日 本 で は
周 り に
困 っ て い
る 人 が 少
な い 、 あ
る い は
困 っ て い
る 人 を 政
府 や 公 共
機 関 が 助
け る シ ス
テ ム が 出
来 上 が っ
ている
33
日本というシステムは大丈夫なのか?
※「社会実情データ図録」より
断 ト ツ の
借金国。
→ 国 や 行
政 に は も
う 頼 れ な
い。
34
行政・国会への信頼が低く、新聞雑誌の信頼が高
い
※「社会実情データ図録」より
戦後のマスコミの姿
勢>国会政治への信
頼低下。
結果として政治への
関心が低くなってい
る。
35
家畜化されてきたのではないか
• 「日本人というのは“集団IQ”が低い」と言わざる
を得ない。(大前研一)
• いまでも「快適に管理されたい」という願望。
• 調教されてきた教育…家畜化
• 「何ができるか」ではなくて、「何ができないの
か」に気づくべき。
36
巻かれていて大丈夫?
※「社会実情データ図録」より
“やさしい”
日本人
37
自身で暮らしをみつめ、そして自身で
決める時代へ
脱システム化
38
『
国
』
と
は
何
な
の
か
そ
し
て
チ
ッ
ソ
と
は
何
な
ん
だ
、
私
が
闘
っ
て
い
る
相
手
は
何
な
ん
だ
と
い
う
こ
と
が
わ
か
ら
な
く
な
っ
て
、
狂
っ
て
狂
っ
て
考
え
て
い
っ
た
先
に
気
付
い
た
の
が
、
巨
大
な
『
シ
ス
テ
ム
社
会
』
で
し
た
<
中
略
>
『
国
』
と
は
何
だ
っ
た
の
か
。
私
た
ち
は
何
を
『
国
と
い
っ
て
き
た
の
か
。
『
国
に
責
任
が
あ
る
』
と
い
い
な
が
ら
、
実
は
そ
こ
に
あ
っ
た
の
は
、
『
国
』
と
い
う
主
体
が
見
え
な
い
。
主
体
の
存
在
し
な
い
『
シ
ス
テ
ム
社
会
』
じ
ゃ
な
か
っ
た
の
か
。
<
略
>
私
は
今
、
水
俣
病
患
者
と
し
て
水
俣
病
を
語
っ
て
い
る
わ
け
で
も
な
く
て
、
水
俣
病
患
者
と
し
て
生
き
て
い
る
わ
け
で
も
あ
り
ま
せ
ん
。
私
の
願
い
は
、
人
と
し
て
生
き
た
い
、
一
人
の
『
個
』
に
帰
り
た
い
と
い
う
こ
の
一
点
だ
け
で
す
。
緒
方
正
人
「
魂
の
ゆ
く
え
」
よ
り
39
40
若い世代は夢を持っている?
41
「人間にとって環境とは何か」:問いかけ
• あなたは、縄文人と現代人とどちらが幸せ
だと思いますか?
• あなたの意見とともに、その理由について
も述べなさい。
42
あなたは、縄文人と現代人とどちらが幸せだと思います
か?
縄文人,
10
現代人, 8
どちら
も, 1
43
現代人の方が幸せである
 現代社会では自分の努力次第では無限大にあら
ゆる道が開けている・・・「多様な幸せ」
 それぞれが国に属し、子供は社会に守られ、大
人も国によって雇われ、命を保障されている。
 忙しいというのは悪い点ではない。
 生活にはあらゆるものが揃い、便利な世の中に
なった。また、好きな学問も学べ、努力すれば
、なりたいものにもなれる。
 食料も豊富であるし仕事があるとはいえ毎日少
しは自分の時間がある。
 それぞれに違う夢や目標を持つことができます
し、科学の進歩のおかげで80歳まで生きられ
るようになりました。
44
縄文人の方が幸せである
 環境もあまり汚染されていなくて、眺めが良くて新
鮮な空気もいっぱい楽しめます。人々は近く住んで
いて、みんなで助け合ったり、世話しあったりして
、仲良く家族のよう
 緑豊かな森で、野を駆け回って生きていく生活は、
のびのびとしていて素晴らしいものだと思う。
 家族と食事ができたり,星がきれいだったり,大事
な仲間がいたり,そういうことを自然に幸せだと思
える.
 生きているということに幸せを感じられるというの
は本当に幸せなことではないかと思う。
 単純なことに幸せを見出すことができる。食にあり
つける幸せ、飲み水がある幸せ
 みんなが平等で、生きることに幸せを感じ、ただそ
れだけのために日々を生きる。誰かが誰かに支配さ
れたり、自殺する者など現れない。
45
• 『シンプル族の反乱』
• 『無印ニッポン―20世紀消費社会の終焉』
• 『欲しがらない若者たち』
• 『若者のライフスタイルと消費行動-若者
は本当にお金を使わないのか!? 』
• 『「嫌消費」世代の研究――経済を揺るが
す「欲しがらない」若者たち』
欲しがらない世代の出現
46
マズローの欲求5段階
価値観が本当に変わってきていること
「脱物質価値」がはじまっている
持たない
悪いことではないのではないか。
48
「まちづくり」って何だろう?
49
「まちづくり」って何?
• 「まち」を「つくる」こと?
• 違う!?
– “まち”に関わる全ての人々がそれぞれの分野にお
ける高度な知識と様々な情報を共有しながら、生
活を取り巻くあらゆる要素を総合的に検討・判断
し、多角的・協調的・継続的な活動を通して真に
豊かな暮らしを創造してゆくこと=“暮らしづく
り”
– 地域における、市民による、自律的・継続的な、
環境改善運動
50
暮らしづくり?
不満ないもん。
じゃあ、どうする?
ほうっておく?
51
まちづくり協議会が停滞した要因
① 組織の閉鎖化
② 地域課題からの乖離
③ 他コミュニティとのネットワーク構築不可
④ 行政の支援消極化
の四つの要素がある。
※浦野正樹ゼミ資料より
52
まちづくり協議会停滞から抽出した必要な3要素
① 開放的な組織
② 他コミュニティとのネットワーク構築
③ 地域課題との結合
※浦野正樹ゼミ資料より
53
要は「暮らしづくり」の「運動」に
「さまざまなひと」が
かかわること
かかわりの再生
54
ダイナミックなモデルへ
• 持続可能なコミュニティ
• 持続可能性には,形を変えながらも柔軟に状況
に対応して存続していくという自己組織的なシ
ステムが求められる。
• コミュニティの表象性というのは,地域の環境
特性のなかにコミュニティの連帯性や風土・文
化が投影されている状態である。これに対して
創発性とはコミュニティが自己組織化する側面
であり,コミュニティが内省的に新たな運動や
秩序を生み出す側面である。
55
「生身」と「切り身」 (鬼頭秀一) 56
• 「生身」:人間が、社会的
・経済的リンクと文化的・
宗教的リンクのネットワー
クの中で、総体として自然
とかかわりつつ、その両者
が不可分な人間-自然系の
中で、生業を営み、生活を
行っている一種の理念型の
状態
「生身」と「切り身」 (鬼頭秀一) 57
• 「切り身」:社会的・経済
的リンクと文化的・宗教的
リンクによるネットワーク
が切断され、自然から一見
独立的に想定される人間が
、人間から切り離されて認
識された「自然」との間で
部分的な関係を取り結ぶあ
り方
「お金」から「時間」へ
時間はあなたの人生の貨幣である。あな
たが所有する唯一の貨幣であり、それを
どう使うかを決められるのはあなただけ
だ。
あなたの代わりに他人に使わせないよう
に気をつけなければいけない。
カール・サンドバーグ(アメリカの詩人・小説家・歴史家)
58
貴重な時間を使って参加することを評価しよう!
• お金の歳入歳出だけではなく、誰がどうい
った時間を割いて参加したか、時間を使っ
たかを記録つけていく。
• 時間の価値へ。
59
脱貨幣価値
オカネ から 時間 へ
60
キャリア・ハーバーポイント制
• 気軽に 助けてもらえる・助けられる お互い様精神で助け合
う仕組み (会員対象)
• キャリア・ハーバーポイント(以下CHP)はキャリア・ハーバーの
枠組みの中でのみ通用する地域通貨の一種。お互い様精神の助
け合いネットワークの中でサービスの授受に使用されます。
• 高齢化してくると日常の生活の中で誰かにちょっと頼みたい、
手伝ってもらいたいと思うようなことが出てきます。子供たち
や親戚が近くにいない時、近所に頼むのも気兼ねな時など「ち
ょっと手伝って」「ちょっと助けて」と気軽に声を掛け合える
仕組み、それが キャリア・ハーバーポイント制(CHP)です。
• 会員が自分の持つキャリアをボランティア活動やビジネス活動
に活かし、その活動時間に応じてポイントを獲得。獲得したポ
イントを貯めておき、サービスを受けたいことが出て来た時に
引き出して、自分や家族のために使うことが出来るものです。
61
キャリア・ハーバーポイント制
キャリア・ハーバーポイント制概要
62
まちづくりポイント制度(埼玉県鶴ヶ島市)
• まちづくりポイントは、市民の社会貢献活動や地域
活動への参加を促進することを目的に、市主催事業
や市民との協働で実施する事業等に市民(※小学生
以上)が参加した際、発行するものです。
• 102事業(4月1日現在)がまちづくりポイント
発行対象事業と認定。
• 貯めたまちづくりポイントは、公共施設の使用料や
つるバス・つるワゴンの運賃などとして使えるまち
づくりポイントクーポン券やありがとう券、つるゴ
ングッズなどの商品と交換できるほか、市民活動団
体に寄附することができます。
63
ポイント発行対象者およびポイント数
発行対象者 発行ポイント数と時間的目安
スタッフ 企画運営に携わる人
1000ポイント/事業 年間活動日数24日以上
の事業
500ポイント/事業
年間活動日数12日以上
23日以内の事業
40ポイント/回
年間活動日数12日未満
の事業
協力者
・
ボラン
ティア
当日のみの協力者
及びボランティア
20ポイント/回 3時間未満
40ポイント/回
3時間以上6時間未満
60ポイント/回 6時間以上
参加者
講座、体操、まつり、イ
ベントなどの参加者、来
場者
3ポイント/回 3時間未満又は時間的拘
束のないもの
10ポイント/回 3時間以上6時間未満
20ポイント/回 6時間以上
1ポイントから
その他
64
「ほう・れん・そう」って?
「み・つ・ば」って?
65
身・知・心からの環境まちづくり
• 身【時間】身体から成長と
共に広げること
• 知【空間】パタンランゲー
ジを多種多様に広げること
• 心【物語】ものがたりとし
て編んでいく
心
知 身
立
Plan
意
Check
動
Do
アイデア
アイデア
価値 価値
行為
行為
図1 身・知・心と計画づくり
み
つ ば
66
「み・つ・ば」で進め
る
67
『み・つ・ば』スタイル
「み」・・・身(からだ)で、身体をつ
かった経験を共有しておくこと
。五感。
「つ」・・・内(仲間)へも外(世間・
社会)へも想いを正確に伝えるこ
と。
「ば」・・・目的無くワイワイとする場
を用意しておくこと。
68
み・つ・ば
ば>場
• 目的無くワイワイとする場を用意しておく。
• 気軽に誰もが集まれる場が必須。
• ex.事務所,コミュニティカフェ,拠点,飲み会,ネット
上?,井戸端,朝の体操などなど
つ>伝
える
• 内(仲間)へも想い
を正確に伝える
• ex.回覧板,回覧ノー
ト,張り紙,ホワイト
ボード,MLなど
• 外(世間・社会)へも
想いを伝える
• さらけ出すこと=信
頼性
• ex.ブログ,SNS,HP,広
報誌,ニューズレター
などなど
み>身か
らだ
• 身体をつかった経験を
共有しておくこと
• あたまだけでは煮詰
まって共有しにくい
• ex.掃除,草刈り,自転車,
稲刈り,食事づくり,遊び,
ウォーキング,踊り,ゼス
チャーなど
69
「み・つ・ば」ですすめる
• ディテールを充実し、細やかさに愛を!
「羅列」で良い
• レヴィストロース:ブリコラージュ
• ニーズをていねいに汲み取る工夫…「未来
予想絵図」など
• 兼ねてしまうと抽象化してしまい、迫力が
無くなる
• 編集者を育てる ツリー型からセッション
型へ
・カラダでの共有性が大事
70
編集の時代・・・あるものからいかに
創造するか
71
ブリコラージュ・アプローチへ
• ブリコラージュ(Bricolage)は、「寄せ集めて自分
で作る」「ものを自分で修繕する」こと。「器用仕
事」とも訳される。
• ブリコラージュは、理論や設計図に基づいて物を作
る「エンジニアリング」とは対照的なもので、その
場で手に入るものを寄せ集め、それらを部品として
何が作れるか試行錯誤しながら、最終的に新しい物
を作ることである。
• フランスの人類学者クロード・レヴィ=ストロース
は、近代以降の「エンジニアリング」の方法を
「栽培された思考」と位置づけ、ブリコラージュを
人 類 が 古 く か ら 持 っ て い た 叡 智 、 「 野 生 の 思
考」と呼び、近代社会にも適応される普遍的な知の
あり方と考えた。
72
73
74
カラダでつながるって??
75
み:素材を見つける
• カラダの動詞でみつける
• なるべくディテールを
• 「自然」とかかかない
• パタンランゲージをみつけだす
76
まちづくりは第Ⅳ期へ
• 身体の危機
• 知識偏重 -> 身体性を忘れつつある
• 五感…五環生活
• 「五感マップ」「五感ワークショップ」
• 職人のワザ…「ワザ回廊」
• 消滅しつつある地域のワザ…10年後に困るので
はないか?狭間の時代
• 「桶風呂」「かやぶき」「ほんがら」
• 地産地消の可能性が危なくなってくる
• 身体ボキャブラリーを留意しておくこと
• 祭り・掃除・共同作業等を大事にしておくこと
77
「参加の3軸」
8
 住
民
によ
るコ
ン
トロ
ー
ル
7
 委
任
され
たパ
ワ
ー
6
 パ
ー
トナ
ーシ
ッ
プ
5
 懐
柔
4
 意
見
聴取
3
 お
知
らせ
2
 セ
ラ
ピー
1
 あ
や
つり
■機能的参加
6
 
意
味
付
与
・
創
造
5
 
意
味
参
加
・
支
援
4
 
意
味
宣
伝
3
 
意
味
伝
達
2
 
意
味
入
手
1
 
意
味
享
受
●
意
味
的
参
加
◆身体的参加
• 創發性の基礎には学
習過程が必要であり
,参加主体からの意
味付けを重視した視
点も求められる。
• 身体性や五感,地域
の職人ワザなどに注
目していくと、そこ
には、知識や意識な
どではとらえられな
い身体感覚に基づく
スキルがあることに
気付く。
78
身体計画論へ
●身体の違いを重んじる
• ひとりひとりは違う
• 匿名の「ヒト」としない
• 枠にはめない…身体から枠をつくる
• 職人や高齢者を大事にする
• 「見極める」→「身極める」へ
• 身体を開いていく
• 個人の身体が軸となって地域へとつながっていく。
• つながりやぶつかりあいが希薄になった世代になってきて
いる中で、五感・感覚は、一つの重要な突破口になる可能
性を持つ。
79
五感への視座
• 視覚偏重-爆発の中で身体性が忘れがちになってきた
• 身体のつながりが希薄化している
図 つながる身体の位相
80
五感への視座
• 「身体のつながり」…子どものころからの外遊びや
まつり掃除などへの参加体験などの蓄積-身体の履
歴-によって育つもの。
• 身体のつながりは、五感全体その他の感覚が媒介面
として機能している。
• 感覚の画一化への警鐘
• 身体感覚から生じたつながりであっても、それがす
ぐにデジタル化の中、消費社会で吸収され加工され
、画一的な情報になって降り注ぐということ。
81
身体のつながり が大事
同じ釜の飯を喰う
82
「地球にやさしい」モデル 83
「身体にやさしい」モデル
身体
私
健康フ ェ イ ズ
身体 食物
私
健康フ ェ イ ズ
身体 産地
食物
私
健康フ ェ イ ズ 環境への拡張フ ェ イ ズ
身体 産地
地域
環境
食物
私
健康フ ェ イ ズ 環境への拡張フ ェ イ ズ
84
穀物菜食を実践することで価値観や意識が変わった実例
「
穀
物
菜
食
は
、
は
じ
め
は
健
康
目
的
で
あ
っ
た
が
、
ず
と
続
け
て
い
く
中
で
健
康
と
か
安
全
な
生
活
と
い
う
事
だ
け
で
な
く
、
そ
の
人
の
ラ
イ
フ
ス
タ
イ
ル
、
物
の
価
値
観
、
そ
し
て
、
生
き
る
と
い
う
事
で
深
い
関
わ
り
が
あ
る
も
の
と
分
か
っ
て
き
ま
し
た
。
奥
の
深
い
も
の
で
す
。
食
が
正
し
く
な
れ
ば
、
判
断
力
が
冴
え
意
欲
的
に
な
っ
て
き
ま
す
。
」
(
40
代
・
女
性
)
「
自
分
の
場
合
、
地
球
環
境
を
考
え
て
と
い
う
よ
り
も
、
自
分
の
身
心
の
向
上
の
為
に
穀
物
菜
食
と
半
断
食
を
続
け
て
い
ま
す
。
ま
ず
身
体
が
健
康
に
な
り
、
精
神
が
健
康
に
な
り
、
感
性
が
磨
か
れ
て
い
く
。
お
の
ず
と
悪
い
物
や
不
自
然
な
も
の
に
は
触
れ
た
く
な
く
な
り
、
美
し
い
物
や
自
然
な
物
を
い
つ
の
ま
に
か
欲
し
、
選
ん
で
い
る
。
結
局
は
こ
ん
な
一
人
一
人
の
小
さ
な
変
化
が
、
大
き
な
変
化
に
つ
な
が
る
の
で
し
ょ
う
か
。
」
(
30
代
・
女
性
)
「
蒼
玄
流
の
指
導
を
受
け
て
か
ら
7
年
間
医
療
費
が
0
で
す
。
半
断
食
を
す
る
度
に
体
質
が
改
善
さ
れ
、
又
食
が
精
神
に
も
影
響
す
る
こ
と
も
体
験
し
て
み
る
と
良
く
分
か
り
ま
す
。
こ
の
食
事
を
通
し
て
の
シ
ン
プ
ル
な
生
き
方
、
考
え
方
で
暮
ら
せ
る
喜
び
を
感
じ
て
い
ま
す
。
そ
し
て
こ
の
生
き
方
こ
そ
が
地
球
に
優
し
い
生
き
方
に
通
じ
る
と
思
い
ま
す
。
ま
わ
り
の
人
に
自
分
の
体
験
を
伝
え
、
食
へ
の
意
識
を
持
っ
て
ほ
し
い
と
思
い
ま
す
。
」
(
50
代
・
女
性
)
85
カラダでつながるって??
86
五感
突破口になる
87
88
Five Senses
五感マップ
Land Scape
Body Scape
Taste Scape
Smell Scape
Sound Scape
89
熊
野
古
道
五
感
之
図
視
聴 触
味
嗅
熊
野
古
道
五
感
之
図
熊
野
古
道
五
感
之
図
五
感
マ
ッ
プ
手
法
と
は
、
①
視
覚
(Land
Scape)
②
聴
覚
(Sound
Scape)
③
触
覚
(Body
Scape)
④
嗅
覚
(Smell
Scape)
⑤
味
覚
(Taste
Scape)
の
各
感
覚
か
ら
現
地
調
査
を
行
う
手
法
90
視
聴 触
味
嗅
熊
野
古
道
五
感
之
図
熊
野
古
道
五
感
之
図
熊
野
古
道
は
、
時
間
軸
と
空
間
軸
に
よ
っ
て
体
得
さ
れ
な
け
れ
ば
な
ら
な
い
。
時
間
軸
と
は
、
過
去
・
現
在
・
未
来
で
あ
る
。
空
間
軸
と
は
、
人
間
・
社
会
・
自
然
・
環
境
で
あ
り
、
そ
の
基
準
点
に
は
人
間
の
身
体
が
位
置
す
る
。
五
感
と
は
、
こ
の
中
心
と
し
て
の
身
体
か
ら
古
道
ま
で
を
つ
な
げ
る
ア
ン
テ
ナ
で
あ
る
。
熊
野
古
道
は
、
時
間
軸
と
空
間
軸
に
よ
っ
て
体
得
さ
れ
な
け
れ
ば
な
ら
な
い
。
時
間
軸
と
は
、
過
去
・
現
在
・
未
来
で
あ
る
。
空
間
軸
と
は
、
人
間
・
社
会
・
自
然
・
環
境
で
あ
り
、
そ
の
基
準
点
に
は
人
間
の
身
体
が
位
置
す
る
。
五
感
と
は
、
こ
の
中
心
と
し
て
の
身
体
か
ら
古
道
ま
で
を
つ
な
げ
る
ア
ン
テ
ナ
で
あ
る
。
熊
野
古
道
は
、
時
間
軸
と
空
間
軸
に
よ
っ
て
体
得
さ
れ
な
け
れ
ば
な
ら
な
い
。
時
間
軸
と
は
、
過
去
・
現
在
・
未
来
で
あ
る
。
空
間
軸
と
は
、
人
間
・
社
会
・
自
然
・
環
境
で
あ
り
、
そ
の
基
準
点
に
は
人
間
の
身
体
が
位
置
す
る
。
五
感
と
は
、
こ
の
中
心
と
し
て
の
身
体
か
ら
古
道
ま
で
を
つ
な
げ
る
ア
ン
テ
ナ
で
あ
る
。
91
熊
野
古
道
五
感
之
図
プ
ロ
ジ
ェ
ク
ト
「
身
体
‥
五
感
」
と
い
う
コ
ン
セ
プ
ト
熊
野
古
道
を
月
1
回
程
ず
つ
歩
き
、
当
日
参
加
者
を
5
グ
ル
ー
プ
に
分
け
、
視
覚
、
聴
覚
、
嗅
覚
、
触
覚
、
味
覚
の
観
点
か
ら
古
道
を
踏
査
し
、
そ
れ
ぞ
れ
の
感
覚
か
ら
の
情
報
を
積
み
重
ね
る
地
図
作
製
プ
ロ
ジ
ェ
ク
ト
頭
で
理
解
す
る
と
い
う
よ
り
は
、
身
体
を
用
い
て
体
験
す
る
こ
と
で
、
よ
り
熊
野
と
い
う
空
間
へ
の
異
な
る
ア
プ
ロ
ー
チ
を
提
案
身
体
知
環
境
心
歴
史
五
感
92
熊
野
古
道
五
感
之
図
プ
ロ
ジ
ェ
ク
ト
地
図
に
盛
り
込
ま
れ
る
情
報
…
参
加
者
の
身
体
に
よ
る
、
そ
の
日
時
そ
の
場
所
で
し
か
感
じ
え
な
か
っ
た
印
象
を
記
録
し
て
い
る
た
め
、
必
ず
「
採
集
日
」
「
採
集
者
氏
名
」
を
明
記
情
報
を
受
容
す
る
だ
け
で
は
な
く
、
積
極
的
に
参
加
者
自
身
の
身
体
か
ら
情
報
を
発
信
N
<『 熊野古道』 を 世界遺産に登録する>プロ ジェ ク ト 準備会
designed by R.Kondo
滝
尻
王
子
~
十
丈
王
子
之
巻
熊
野
古
道
五
感
之
図
滝
尻
王
子
高
原
熊
野
神
社
大
門
王
子
十
丈
王
子
三
重
県
京
都
府
兵
庫
県
N
吉野山
釈迦ヶ岳
護摩壇山
金剛山
高野山
熊
野
九
十
九
王
子
道
窪津王子
郡戸王子
上野王子
阿倍王子
境王子
篠田王子
平松王子
井口王子
池田王子
朝宇川王子
鞍持王子
佐野王子
籾井王子
厩戸王子
信達一之瀬王子
地蔵堂王子
山中王子
ウワ目王子
山口王子
川辺王子
中村王子
吐前王子
川端王子
和佐王子
平緒王子
ナク チ王子
松阪王子
菩提房王子
祓戸王子
藤白王子
藤白塔下王子
橘本王子
所坂王子
蕪坂塔下王子
山口王子
糸我王子
逆川王子
久米崎王子
井関王子
ツノ セ( 河瀬)王子
馬留王子
沓掛王子
内ノ 畑王子
高家王子
田藤次王子
愛徳山王子
岩内王子 塩谷王子
上野王子
津井王子
イ カ ルガ王子
切
目
王
子
中
山
王
子
岩
代
王
子
千
里
王
子
三
鍋
王
子
芳
養
王
子
出
立
王
子
秋
津
王
子
万
呂
王
子
三
栖
王
子
八
上
王
子
稲
葉
根
王
子
一
之
瀬
王
子
鮎
川
王
子
滝
尻
王
子
大
門
王
子
十
丈
王
子
大
坂
本
王
子
近
露
王
子
比
曽
原
王
子
継
桜
王
子
中
ノ
河
王
子
小
広
王
子
岩
神
王
子
湯
川
王
子
猪
鼻
王
子
発
心
門
王
子
水
呑
王
子
伏
拝
王
子
祓
戸
王
子
熊
野
本
宮
大
社
湯
峰
王
子
熊
野
那
智
大
社
多
富
気
王
子
市
野
々
王
子
浜
の
宮
王
子
佐
野
王
子
浜
王
子
熊
野
速
玉
大
社
九海士王子
鶴原王子
来迎山王子
大鳥居王子
長岡王子
壺王子
馬留王子
御
所
平
王
子
奈
良
県
大
阪
府
和
歌
山
県
0 500 1000 1500m
触
覚
之
段
ody
Scape
B
平
成
十
一
年
一
月
三
十
一
日
上
谷
義
子
浅
山
育
子
太
田
久
美
子
杉
本
貞
子
小
野
田
真
弓
古
久
保
初
美
大
谷
佐
代
上
硲
馨
神社の小石 ジャリジャリ
まるで壁を下りるような、
石畳を持って 手で触りな
がら下りる。
石の表面がゴツゴツから
スベスベに
大木が倒れていて触ると、
ザラザラした木の幹の表皮
細い坂道を石だたみを作っているが、
滑って怖い( 変な御影石のようなもの)
落ち葉( もみじ 杉のおちば) を
踏みしめる足感 シャキシャキ
クッションのような落ち葉の道
ふわふわ
触
覚
之
段
ody
Scape
B
平
成
十
一
年
一
月
三
十
一
日
上
谷
義
子
浅
山
育
子
太
田
久
美
子
杉
本
貞
子
小
野
田
真
弓
古
久
保
初
美
大
谷
佐
代
上
硲
馨
93
五感之図踏査
和
歌
山
県
奈
良
県
三
重
県
京
都
府
大
阪
府
兵
庫
県
0 10 20km
N
窪津王子
郡戸王子
上野王子
阿倍王子
境王子
篠田王子
平松王子
井口王子
池田王子
朝宇川王子
鞍持王子
佐野王子
籾井王子
厩戸王子
信達一之瀬王子
地蔵堂王子
中山王子
ウワ目王子
山口王子
川辺王子
中村王子
吐前王子
川端王子
和佐王子
平緒王子
ナク チ王子
松阪王子
菩提房王子
祓戸王子
藤白王子
藤白塔下王子
橘本王子
所坂王子
蕪坂塔下王子
山口王子
糸我王子
逆川王子
久米崎王子
井関王子
ツノ セ( 河瀬) 王子
馬留王子
沓掛王子
内ノ 畑王子
高家王子
田藤次王子
愛徳山王子
岩内王子 塩谷王子
上野王子
津井王子
イ カ ルガ王子
切
目
王
子
中
山
王
子
岩
代
王
子
千
里
王
子
三
鍋
王
子
芳
養
王
子
出
立
王
子
秋
津
王
子
万
呂
王
子
三
栖
王
子
八
上
王
子
稲
葉
根
王
子
一
之
瀬
王
子
鮎
川
王
子
滝
尻
王
子
大
門
王
子
十
丈
王
子
大
坂
本
王
子
近
露
王
子
比
曽
原
王
子
継
桜
王
子
中
ノ
河
王
子
小
広
王
子
岩
神
王
子
湯
川
王
子
猪
鼻
王
子
発
心
門
王
子
水
呑
王
子
伏
拝
王
子
祓
戸
王
子
熊
野
本
宮
大
社
湯
峰
王
子
熊
野
那
智
大
社
多
富
気
王
子
市
野
々
王
子
浜
の
宮
王
子
佐
野
王
子
浜
王
子
熊
野
速
玉
大
社
九海士王子
鶴原王子
来迎山王子
大鳥居王子
長岡王子
壺王子
馬留王子
御
所
平
王
子
中辺路
大辺路
吉野山
釈迦ヶ岳
高野山
護摩壇山
金剛山
熊
野
九
十
九
王
子
道
98.10
五
感
之
図
踏
査
状
況
971130踏査
1
971221踏査
2
980125踏査
3
980222踏査
4
980531踏査
5
980614踏査
6
980830踏査
7
980923踏査
8
981025踏査
9
94
発
心
門
王
子
~
水
呑
王
子
和
歌
山
県
奈
良
県
三
重
県
京
都
府
大
阪
府
兵
庫
県
0 10 20km
N
窪津王子
郡戸王子
上野王子
阿倍王子
境王子
篠田王子
平松王子
井口王子
池田王子
朝宇川王子
鞍持王子
佐野王子
籾井王子
厩戸王子
信達一之瀬王子
地蔵堂王子
中山王子
ウワ目王子
山口王子
川辺王子
中村王子
吐前王子
川端王子
和佐王子
平緒王子
ナク チ王子
松阪王子
菩提房王子
祓戸王子
藤白王子
藤白塔下王子
橘本王子
所坂王子
蕪坂塔下王子
山口王子
糸我王子
逆川王子
久米崎王子
井関王子
ツノ セ( 河瀬) 王子
馬留王子
沓掛王子
内ノ 畑王子
高家王子
田藤次王子
愛徳山王子
岩内王子 塩谷王子
上野王子
津井王子
イ カ ルガ王子
切
目
王
子
中
山
王
子
岩
代
王
子
千
里
王
子
三
鍋
王
子
芳
養
王
子
出
立
王
子
秋
津
王
子
万
呂
王
子
三
栖
王
子
八
上
王
子
稲
葉
根
王
子
一
之
瀬
王
子
鮎
川
王
子
滝
尻
王
子
大
門
王
子
十
丈
王
子
大
坂
本
王
子
近
露
王
子
比
曽
原
王
子
継
桜
王
子
中
ノ
河
王
子
小
広
王
子
岩
神
王
子
湯
川
王
子
猪
鼻
王
子
発
心
門
王
子
水
呑
王
子
伏
拝
王
子
祓
戸
王
子
熊
野
本
宮
大
社
湯
峰
王
子
熊
野
那
智
大
社
多
富
気
王
子
市
野
々
王
子
浜
の
宮
王
子
佐
野
王
子
浜
王
子
熊
野
速
玉
大
社
九海士王子
鶴原王子
来迎山王子
大鳥居王子
長岡王子
壺王子
馬留王子
御
所
平
王
子
中辺路
大辺路
吉野山
釈迦ヶ岳
高野山
護摩壇山
金剛山
熊
野
九
十
九
王
子
道
98.10
五
感
之
図
踏
査
状
況
971130踏査
1
971221踏査
2
980125踏査
3
980222踏査
4
980531踏査
5
980614踏査
6
980830踏査
7
980923踏査
8
981025踏査
9
95
平
成
十
年
五
月
三
十
一
日
視
覚
之
段
and
Scape
L
綛
田
博
美
山
田
雅
彦
芦
原
晏
彦
熊
野
古
道
*
五
感
之
図
平
成
十
年
五
月
三
十
一
日
聴
覚
之
段
ound
Scape
S
古
藤
弾
古
藤
泰
古
藤
浪
小
島
睦
美
田
島
良
治
益
川
東
彦
触
覚
之
段
ody
Scape
B
平
成
十
年
五
月
三
十
一
日
青
木
稔
青
木
幸
子
山
本
順
子
山
本
新
平
嗅
覚
之
段
mell
Scape
S
平
成
十
年
五
月
三
十
一
日
奥
俊
信
硯
弘
次
和
田
た
か
子
熊
谷
由
美
味
覚
之
段
aste
Scape
平
成
十
年
五
月
三
十
一
日
芦
原
晏
彦
熊
谷
由
美
和
田
た
か
子
五
感
全
段
五
感
全
段
ive
Senses
Scape
ive
Senses
Scape
F
平
成
十
年
五
月
三
十
一
日
平
成
十
年
五
月
三
十
一
日
96
将
来
の
熊
野
古
道
像
「
歴
史
」
と
い
う
時
間
体
験
→
身
体
を
用
い
た
五
感
体
験
と
い
う
「
空
間
」
へ
の
シ
フ
ト
空
間
整
備
へ
の
展
開
可
能
性
を
期
待
。
イ
メ
ー
ジ
と
現
実
と
の
媒
介
と
し
て
。
身
体
の
ア
ン
テ
ナ
を
鋭
敏
に
し
て
歩
く
こ
と
が
で
き
る
道
‥
「
癒
し
道
」
へ
デート
思索的散歩
語ら いの道
墓まいり
参詣
スケッ チ
俳句ウオーキング
施設めぐ り
ウオッ チング
ハイ キング
史跡めぐ り
ウオーキング
犬の散歩
文学散歩
歴史散歩
道
み
た
す
み
ち
ふれるみち
路上観察
巡礼
美的散歩
よみがえるみち
い
や
す
み
ち
散歩
健康・ 身体・ 生理
心象・ イメ ー ジ・ アイデ ンテ ィ テ イ
空
間
・
社
会
・
ひ
と
び
と
時
間
・
歴
史
・
未
来
道博物館構想におけるサブシステム
97
五感ウォークラリー
98
五感つうしんぼ
まっくらカフェ 99
「
ま
っ
く
ら
カ
フ
ェ
」
と
は
、
暗
闇
の
中
で
、
五
感
(
視
覚
、
嗅
覚
、
味
覚
、
触
覚
、
聴
覚
)
を
刺
激
し
、
楽
し
む
こ
と
が
出
来
る
“
場
”
と
“
時
間
”
を
提
供
す
る
、
新
し
い
ユ
ニ
ー
ク
な
五
感
体
験
型
の
カ
フ
ェ
で
す
。
まっくらカフェMOKU~文月withびわこもり~ 100
まっくら習字 101
まっくら粘土 102
まっくらカフェMOKU~長月 with 一姓~
103
「土」で絵を描く 104
まっくらカフェ参加者の感想から
「まっくらの中で食べるご飯はいつもと違い、本来の味を再確
認できました。」(20代男性)
「こんなに「味わった」ていう充実感は久々…。喋りたいよう
な黙っていたいような、不思議な気分。目隠しして初めのころ
に、両隣さんと手をつなぎたくなった。」(20代女性)
「人間の嗅覚・触覚・味覚の本来の力をとりもどせるきっかけ
になりそうな予感がしました。日常生活の中、いかに気をつけ
ずに食物を口に運んでいたのか。あらためて気づきました。」
(20代女性)
「今まで目で食していたことがはっきりわかりました。1つ1
つの食に対するとらえ方が変わりました。食材の素材そのまま
のうまみをこれからも大切にしたいです」(40代女性)
105
身体の成長プロセス
「道」がある
106
「丁稚道システム」
指導
研修終了
インターンシッ
プ,後継者,学習
学び,生活の質向
上,資格
学び,第二の人
生,視野拡大
研修
丁稚システム
成長
有段へ
指導/弟子入り
【テスト/資格】
【テスト/資格】
指導
先達へ
反応・刺激
反応・刺激
成長
伝統文化における
わざ
伝統文化を支える
ひとびと
伝統文化と地域と
のつながり
中途研修システム
初心者
(入門者)
中級者
上級者
インスト
ラクター
(先達)
インスト
ラクター
(有段)
学生
主婦・サラ
リーマン
退職後
新入社員
新入社員
業種あ(店a)
業種あ(店b)
業種い(店c)
名人
短期
コー
ス
長期
コー
ス
弟子
入り
コー
ス
モノ
モノと
ヒト
モノと
ヒトと
バショ
…文化
地
域・サー
クル?
地
域・ネッ
トワー
ク・会社
大
学・サー
クル
店の業務
拡大への
参画
●複数業種カジリパターン
●一業種集中パターン
“丁稚道”システム
by rcon 990626
業種あ
業種い
• 身体を慣らしていく
• 身体のステップ
• 「道」のシステム
107
自転車との成長
図 身体と自転車との関係の成長プロセス
108
技術って何だっけ
109
適正技術(appropriate technology)
• 巨大技術や超先端技術に対比されるもので、人間の顔を持
った技術、または中間技術(intermediate technology)。
• 「大量生産体制」ではなく、「大衆による生産体制」
• 彼の経済学の4大原則は下記。
①再生不能資源利用の最小化
②再生可能資源の循環利用の最大化
③サービスの重視
④最大の資源は教育
• 科学・技術の方法や道具は、
 安くてほとんどだれでも手に入れられ,
 小さな規模で応用でき,
 人間の創造力を発揮させるような,
 ものでなくてはならない。
110
手に負える技術へ
わざ
職人
111
「
五
環
ス
ロ
ー
人
」
へ
•
◆
ロ
ー
テ
ク
◇
ハ
イ
テ
ク
◆
◇
ス
ロ
ー
テ
ク
112
五
環
ス
ロ
ー
人
事
業
特定非営利活動法人 五環生活
http://gokan-seikatsu.jp/
す
ろ
う
に
ん
ごかんせいかつ
もっと身体は使えるはず
ス
ロ
ー
テ
ク
を
使
う
職
人
・
達
人
•
嗅
覚
や
味
覚
、
触
覚
と
い
っ
た
五
感
の
能
力
を
発
揮
し
て
い
た
職
人
・
達
人
•
後
継
者
不
足
で
消
滅
の
危
機
→
緊
急
性
•
食
べ
物
や
暮
ら
し
方
、
移
動
手
段
な
ど
、
身
体
を
も
っ
と
用
い
た
所
作
を
示
し
て
く
れ
る
。
•
職
人
・
達
人
の
「
技
」
を
学
ぶ
こ
と
か
ら
、
生
活
・
コ
ミ
ュ
ニ
テ
ィ
・
地
域
の
関
係
性
を
見
直
す
。
114
事
業
の
背
景
と
課
題
•
◆
職
人
・
達
人
側
の
課
題
–
後
継
者
不
在
–
経
営
難
•
◆
若
人
・
団
塊
世
代
・
家
庭
の
課
題
–
身
体
を
使
わ
な
い
便
利
な
生
活
–
家
庭
や
地
域
で
の
協
力
希
薄
–
地
元
へ
の
愛
着
や
魅
力
が
希
薄
•
◆
地
域
・
環
境
文
化
の
課
題
–
全
国
的
な
画
一
化
–
機
械
化
・
輸
入
化
–
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
の
希
薄
115
「
五
環
ス
ロ
ー
人
事
業
」
と
は
•
地
域
に
は
、
職
人
や
達
人
と
呼
ば
れ
る
ス
ロ
ー
テ
ク
な
技
を
培
っ
て
き
た
人
び
と
が
い
る
。
•
こ
れ
ら
の
先
人
に
学
び
な
が
ら
、
水
や
土
、
農
な
ど
を
テ
ー
マ
に
、
座
学
・
体
験
・
宿
泊
と
い
っ
た
多
種
多
彩
な
機
会
を
通
し
て
、
本
物
の
暮
ら
し
の
作
法
を
楽
し
み
な
が
ら
学
び
、
共
有
し
て
い
く
事
業
。
116
「
宿
楽
」
プ
ロ
ジ
ェ
ク
ト
宿
泊
形
態
を
用
い
た
深
い
理
解
の
五
環
体
験
▼
対
象
者
:
一
般
▼
内
容
●
「
酒
を
つ
く
っ
て
み
る
」
豊
郷
編
(
07
.
2
月
)
・
テ
ー
マ
…<
杜
氏
と
く
ら
し
>
・
岡
村
本
家
に
て
酒
造
り
体
験
・
昔
の
杜
氏
部
屋
、
蔵
の
母
屋
な
ど
に
宿
泊
●
「
昔
の
旅
人
に
な
る
」
鳥
居
本
編
(
07
.
3
月
)
・
テ
ー
マ
…<
旅
人
と
く
ら
し
>
・
磨
針
峠
の
望
湖
堂
茶
屋
で
の
お
茶
会
・
地
元
の
人
た
ち
と
楽
し
む
野
草
摘
み
・
試
食
・
柿
渋
を
塗
っ
た
「
鳥
居
本
合
羽
」
と
草
鞋
の
試
着
●
「
輪
タ
ク
を
使
っ
て
み
る
」
案
(
07
.
10
月
ご
ろ
)
・
テ
ー
マ
:
<
輪
タ
ク
と
く
ら
し
>
・
ベ
ロ
タ
ク
シ
ー
を
使
っ
た
体
験
ツ
ア
ー
・
自
転
車
の
歴
史
と
可
能
性
117
「
野
良
師
」
プ
ロ
ジ
ェ
ク
ト
“
食
”
を
テ
ー
マ
に
し
て
経
年
的
に
か
か
わ
る
五
環
体
験
•
▼
対
象
者
:
一
般
(
都
市
部
住
民
・
親
子
)
•
▼
内
容
:
•
・
20
キ
ロ
ほ
ど
の
米
が
取
れ
る
田
ん
ぼ
を
1
区
間
と
し
、
農
業
を
通
じ
て
土
か
ら
生
ま
れ
る
「
食
」
を
体
験
。
•
・
四
季
の
農
作
業
に
、
季
節
ご
と
の
地
域
の
遊
び
や
郷
土
料
理
体
験
を
織
り
交
ぜ
な
が
ら
、
五
感
を
フ
ル
に
使
っ
た
プ
ロ
グ
ラ
ム
を
展
開
。
•
▼
日
程
:
5
月
~
10
月
•
▼
場
所
:
湖
北
地
域
118
事
業
効
果
•
◆
職
人
・
達
人
側
へ
–
後
継
者
不
在
–
経
営
難
•
◆
若
人
・
団
塊
世
代
・
家
庭
へ
–
身
体
を
使
わ
な
い
便
利
な
生
活
–
家
庭
や
地
域
で
の
協
力
希
薄
–
地
元
へ
の
愛
着
や
魅
力
が
希
薄
•
◆
地
域
・
環
境
文
化
へ
–
全
国
的
な
画
一
化
–
機
械
化
・
輸
入
化
–
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
の
希
薄
◎
情
報
発
信
と
誇
り
の
醸
成
◎
体
験
講
座
等
に
よ
る
収
入
◎
身
体
力
の
再
認
識
◎
家
庭
や
地
元
の
再
認
識
◎
自
力
で
で
き
る
こ
と
の
発
見
と
学
び
◎
地
域
に
お
け
る
会
話
と
協
力
119
長
期
ビ
ジ
ョ
ン
•
▼
二
〇
〇
八
年
度
•
五
環
ス
ロ
ー
人
デ
ー
タ
ベ
ー
ス
の
整
備
拡
張
お
よ
び
広
報
→
多
分
野
へ
•
自
主
事
業
以
外
の
情
報
も
収
集
•
体
験
や
座
学
に
加
え
て
、
連
続
講
座
的
な
形
態
や
長
期
体
験
の
模
索
•
受
け
入
れ
側
の
要
望
等
を
把
握
•
五
環
ス
ロ
ー
人
の
フ
ァ
ン
を
つ
く
る
•
▼
二
〇
〇
九
年
度
•
情
報
誌
『
五
環
ス
ロ
ー
人
情
報
』
発
行
•
長
期
イ
ン
タ
ー
ン
シ
ッ
プ
の
試
行
・
開
始
•
職
人
&
若
者
と
の
出
会
い
系
メ
ッ
セ
開
催
•
自
力
家
庭
生
活
の
あ
り
方
を
検
討
•
後
継
者
育
成
+
五
環
ス
ロ
ー
人
長
屋
づ
く
り
120
2007年の成果
[1] スロー人との関係づくりが進んでいます。
(実績)11人のスロー人と事業を行いました。
※リストアップ 100件以上 → 丁寧な関係づくりをつづけます。
121
2007年の成果
[2] 8つのプロジェクトが生まれました
ex.
桶風呂PJ まっくらカフェ 野良師(米づくり) 近江杜氏(酒造り)
122
2007年の成果
[3] ユニークで、話題性のあるプロジェクト群
報道された記事
123
近江ワザ回廊 (2008.3 栗東さきら)
124
近江ワザ回廊 (2008.3 栗東さきら)
125
近江ワザ回廊 (2008.3 栗東さきら)
126
近江ワザ回廊 (2008.3 栗東さきら)
127
近江ワザ回廊
社会状勢やライフスタイルの
変化に連れて、地域の歴史資
産・伝統文化はその形態やあ
り方を柔軟に変化させなけれ
ば生き残ることができなくな
っており、人から人へ受け継
がれてきたワザも後継者や仕
事不足によって埋もれ、消え
ていく一途をたどっている。
そこで、培われてきたワザに
光を当てて広く紹介すること
により、地域に誇りを持ち、
未来のまちづくりやひとづく
りに関わる機会の提供を図る
。
128
近江ワザ回廊(ペーパークラフト・桶風呂DVD) 129
わざ
いかに継承するか
130
「○○道」におけるつながり
教え・学び
131
デレク・シヴァーズ
「社会運動はどうやって起こすか」
http://www.ted.com/talks/lang/ja/derek_sivers_how_to_start_a_movement.html
132
身・知・心からの環境まちづくり
心
知 身
立
Plan
意
Check
動
Do
アイデア
アイデア
価値 価値
行為
行為
み
つ ば
133
リーダー だけじゃなく、 フォロワ
ーへ
134
ライフヒストリー分析を用いた
環境家計簿継続的記帳者における継続プロセス
近藤研究室 0712003 入江紗恵子
番号 名前 年齢 性別 継続年数 居住地 記帳項目 記帳頻度
1 TN 64 男 6.5 北海道 6 月1
2 SN 67 女 6 北海道 4 月1
3 YT 50 女 4 鳥取県 9 月1
4 KY 46 女 10 滋賀県 6 月1
5 KK 60 男 14 大阪府 4 月1
6 HT 67 男 5 滋賀県 5 月1
7 EY 59 女 5 滋賀県 3 6ヶ月の内の必要なとき
8 MT 77 男 7 滋賀県 4 月1
9 ST 75 男 8 千葉県 5 月1
10 MT 72 男 8 千葉県 5 月1
11 FN 67 女 6 千葉県 4 月1
12 YI 72 男 6 千葉県 5 月1
13 SH 66 男 3 千葉県 5 月1
14 NM 67 男 4 埼玉県 4 月1
15 MK 44 男 4 埼玉県 4 月1
16 MA 70 男 8 京都府 6 2か月に一度
17 MH 67 女 7 京都府 4 2か月に一度
18 MI 67 女 10 京都府 4 月1・2ヶ月に一度提出
19 KY 66 男 9 京都府 4 2か月に一度
20 FO 61 女 8 京都府 4 2か月に一度
21 SI 60代 女 8 京都府 4 2か月に一度
調査概要
結果及び考察 ヒアリング調査概要
表1 把握した継続的記帳者一覧
136
表2 ライフヒストリー個人年表(KK氏)
環境年表 年齢 環境意識 環境家計簿 家族 地域 組織 活動
年 事例
1980 大阪大学の研究グループ新しい家計簿作成 30
1981
滋賀県大津生協 琵琶湖の汚染に焦点を置
いた暮らしの点検票作成
31
1982 32
1983 33
1984 34
1985 35
1986 36
1987 37
1988
オゾン層保護法制定、オゾン層
保護条約、モントリオール議定書に加盟
38
1989 バーゼル条約採択 廃棄物越境禁止 39
1990 40
1991 41
1992 42
1993
「環境基本法」制定
アジェンダ21行動計画策定
43
環境基本計画策定
JACO 設立
1995
JACO:環境セミナー開始
BS 7750による環境認証開始
UKASから環境認証機関として認定取得
45
環境家計簿運動推進全国大会(広島)
環境庁地球温暖化を防ぐ環境家計簿作成
ISO14001発行
JACO:関西支社設立
JABから環境審査員研修機関として認定取得
第2回環境家計簿運動推進全国大会 東京
京都議定書採択 日本は温暖化ガスを1990
年比 で6%削減へ
P社:環境会議(当時)にてLE活動が決定
JACO:JABから環境認証機関として認定取得
海外における審査およびセミナー開始
第3回環境家計簿運動推進全国大会(神戸)
第2回環境家計簿ネットワーク全国研究集
会
京のアジェンダ21フォーラム準備委員会
秋からモデル運動展開
地球温暖化対策推進法制定
省エネ法改正(温暖化対策を目的・トップ
ランナー方式等を導入)
P社:「地球を愛する市民活動」日本で開始
環境家計簿取り組み開始
1999
JACO:労働安全衛生認証開始
JABから品質認証機関として認定取得
49
2000
JACO:JABから品質審査員研修機関として認
定取得
JACO NEWSを創刊
50
P社:当社主催 LEシンポジウム2001開催
(東京)
JACO:プラザ金沢(現金沢営業所)設立
QS-9000認証開始
情報セキュリティ認証開始
特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル
法)施行
2002
P社:環境省後援LEシンポジウム2002開催
(東京)
52
2003
P社:レジ袋削減取り組み開始
当社主催LEシンポジウム2003開催(熊本)
53
2004 JACO:名古屋営業所設立 54
京都議定書発効
「京都議定書目標達成計画」策定
チーム・マイナス6%運動 開始
P社:環境省より「地球温暖化防止活動環境
教育・普及啓発部門環境大臣表彰」受賞
LE達人認定制度を導入
2006 JACO:札幌営業所設立 56
2007
P社:LE活動を中国へ展開
日中合同CO2削減10万人エコチャレンジ!を
実施。13万人が参加。
「地球環境との共存」を加速するための
「eco ideas」戦略を発表
57
環境家計簿を活用した企業向け環境教育セ
ミナー開催
P社:「Panasonicエコリレー」を契機に、
LE活動のグローバル展開を本格化
P社:びわこ環境ビジネスメッセの新エネ・
省エネ分野へ出展
エコプロダクツ2008へ出展
ドイツで「環境週間キャンペーン」を行
う。自然保護連盟NABUへの寄付活動
環境家計簿を活用した企業向け環境教育セ
ミナー関西地区)開催
COP15(コペンハーゲン)
P社:びわこ環境ビジネスメッセで省エネと
創エネを牽引する環境製品群を核に、パナ
ソニックグループの環境貢献活動を紹介
JACO:ISO 14005準拠 JACO段階型環境マネジ
メントシステム検査登録事業開始
2010 60
47
46
1994
1996
44
2005
51
1997
2001
48
55
2008
2009 59
58
1998
環
境
家
計
簿
の
記
帳
ス
タ
ー
ト
2002 日経新聞「プリズム現
代」でK家の取り組みが紹介
された
コージェネで異常な数字が出
たが、記帳していたことで異
常に気づけた
生活憲法の追加
家庭内の人数の変化や、家
電製品の買い替え時期も記
入している
月1,独自で作成したものを記
帳
テレビの大型化によりCO₂排
出量がわずかに増加
2008 地デジ大型テレビ買い
替え
2007 日経エコロジーでLE達
人として紹介され、LE達人の
称号をもらう
大幅なCO₂の排出量削減
2003 省エネ冷蔵庫買い替え
イニシャルコストとランニングコスト比較
家族との話し合いによる生活
憲法の作成
現在50条の生活憲法がある。
間口を広げて、一つ一つの憲
法を深めていく
最初の研修では家計を担う
女性が研修に参加
ハウスものは出来るだけ買わ
ない。 ラップしたものを買わ
ない。
省エネで浮いたお金を、家族
と家計の4つで分配しインセ
ンティブに。
講演会の実施等でK家の取り
組み事例紹介
自治体の審査時に首長イ
ンタビューを実施。そこでK
家の取り組みを紹介
JACOで環境審査員として活
動を開始
1996 環境家計簿記帳スター
ト 家計簿と両立
1997 LE活動スタート
娘は、習慣として省エネ行動
をとっている
1995 妻が他界し、
育児・家事・家計
を引き継ぐ
COP15を見て、嘆かわし
く思う
付けているとやめられな
くなる。つけないと気持
ち悪い
どの環境配慮行動も、
自然体でできるようにし、
無理をしないがモットー
コツコツ努力は大切だ
が、限界がある
行き詰まったら、省エネ
機器に買い替える。
CO₂も家計も右肩下がりに
なっている。55%削減
K家だけがしても効果は
皆無に等しい
エコロジーとエコノミーの
追求
自分の収入でどうやりく
りしたらいいのか考えた
こつこつ省エネ
賢い買い替え
やればやるほど家庭の
無駄が見え、その度生
活憲法を増やした
電気・ガス・水道の請求
伝票を見るのが楽しく
無駄をなくすということ
は、環境にもいいこと
環境家計簿を知る
きっかけいに
家族会議が頻繁
に行われている
買い替えを決意する
きっかけになる
記帳のメリッ
トを実感
記帳している本人
だけでなく家族も
実践している
憲法の数が無駄
を発見し話し合っ
た数に比例
熱心に取り組んで
いる証拠
買い替えが使用量
の増加に影響
捨てた後どうなる
のかを考えるように
心がけている
研修をうけた女性が
各会社で広め、家庭
で広める
半年後とに取り組
みの成果を報告
成果がやる気
に繋がった
典型的な省
エネ家族へ
買い替えのミス
が教訓を生む
インセンティブで家
族の理解を得る
家族からこうしたほう
がいいんじゃないかと
いう提案も
家族でやらないと無理
主に家庭や社外で
環境活動を実践し
ている人へ贈られた
勿体内を合言葉に、皆
でむだをしないようにし
ようねと心をひとつにし
家計簿などこまめに記帳する
時は手書き、まとめるときは
エクセルを使用
1995 家計簿の記帳を始める
現在15冊目
広報の仕事をしている時に、
環境本部に関わり、環境の話
を聞いた
2010 8月 JACO審査部長
にP社定年退職
2003 環境主任審査員として
JACOに出向(P社在籍)
1973 P社入社 ラジカセの宣
伝担当
一度始めたことは辞め
たくない。継続は力なり。
これが性分
環境に出会い、天職をも
らったと思う
資格を取得したことで、
自信がつき周囲からの
信頼も得られた
ISOに関わり始め、経済
面の節約から環境面の
エコに意識が変化
環境家計簿はエクセル
で簡単につけられ、何の
負担にもならなかった
家計簿の記帳は半年も
したら習慣に
何かのミスやトラブルが
あればすぐにわかるよう
こまめに記帳
家電など機器の買い替えの
際は、コスト計算をし、得なら
買い替え
家電の買い替え、設備
の交換を視野に入れな
がらエコを進める
現在は、酷暑・厳冬で、使用
量が減らなくなっている
2009 9月 K家の環境の取り
組み例を二日間あわせて四
回で紹介
環境IISO14001の審査員とし
て企業や行政等様々なところ
に審査に行く
2000 環境主任審査員の資
格を取得
1999 環境審査員の資格を
取得
1998 環境審査員補の資格
を取得
社内でチャリティーバザーが
開かれ、そこでリサイクル・リ
ユースを目的とした再彩バ
ザーを開催
各部署にLE委員として女性
を中心に選出してもらい、女
性を部会長と副部会長に
2010 9月JACOに転籍
1981 冷蔵庫の受注業務を
行う
1982 冷蔵庫の全国量販店
での販売政策企画立案に従
事
1989 冷蔵庫事業部で経営
企画室長を務め経営戦略の
企画に従事
1992 広報本部で経営マタ―
のマスコミ対応に従事
家計簿をつけてい
たため、記帳が習
慣づいていた
女性が中心に熱
心に取り組む
当時6人で環境ISO事務
局を立ち上げ。この時JA
CO審査員が審査
2001 家電リサイクル法施行
家計簿から使用量を
転記し、遡って環境家
計簿に入力
エクセルのファイルで記帳
事務局長として社員にエコを
訴え、積極的に取り組めるよ
う後押し
家計簿は使った
分を溜めずにす
ぐにメモ
1996 総務部企画・助成グ
ループで企画立案等に従事
環境の取組は必要なも
のは使う、無理をしな
い。究極の無駄の排除。
1976 松下幸之助創業者秘
書(4年半)
自治体・事業所・住民の
三位一体の取組が重要
1997 本社単独でISO14001
を取得することになり、環境I
SO事務局長として本社事業
場のEMS構築・運用を行う
●記帳スタート以前の環境活動に関
わり始めた出来事から現在までの取り
組みを丁寧に追う
●主に環境家計簿の継続に影響した
出来事を中心に個人年表で整理
ライフヒストリーの作成(KK氏の場合①)
1996 環境家計簿記帳スター
ト 家計簿と両立
一度始めたことは辞め
たくない。継続は力なり。
これが性分
こつこつ省エネ
賢い買い替え
※15名分作成
年齢
年
1980 30
1981 31
1982 32
1983 33
1984 34
1985 35
1986 36
1987 37
1988 38
1989 39
1990 40
1991 41
1992 42
1993 43
1995 45
1999 49
2000 50
2002 52
2003 53
2004 54
2006 56
2007 57
2010 60
1994
1996
1997
1998
2001
2009
2005
2008
59
44
46
47
48
51
55
58
環
境
家
計
簿
の
記
帳
ス
タ
ー
ト
達
家の取り
ている人へ贈られた
団体説明
P社LE活動・・・P社が推進している家庭における環境活動。従業員とその
家族が社会人または家庭人として積極的に環境活動を行うことでライフス
タイルを変革することを目的とした活動。
産業環境管理協会・・・1962年1200社に及ぶ企業会員で組織された社団法
人。様々な企業における環境問題の自主的管理に向けた活発な活動を支
援している。環境マネジメントシステム審査員評価登録機関として、審査員
の評価登録も行っている。
JACO・・・1994年に設立されたISO 14001に基づいた環境マネジメントシス
テムに関する審査の受託などの業務を行う企業。
K家の環境の取り
て企業や行政等様々なところ
家電リサイクル法施行
Kさん
家庭
会社
P社
LE活動推進
ISO14001事務局長に
環境家計簿開始
様式を見て自ら作成
家族で団結
省エネ開始
Kさん
家庭
会社
P社
妻が他界
家庭を引き継ぐ
家計簿記帳開始
さまざまな部
署を経験
Kさん
家庭
会社
P社
LE活動推進
環境家計簿継続
産業環境管
理協会
環境審査員資
格取得
生活憲法作成
省エネ行動
に協力
Kさん
家庭
主任審査員資
格取得
会社
JACO
会社
P社
ISO審査員
生活憲法作成
家電の買い替え
出向
報道機関
新聞で取り組み
が記事に
産業環境管
理協会
Kさん
家庭
会社
P社
生活憲法作成
家電の買い替え
出向中
ISO審査員
報道機関
取り組みが
表彰される
自治体
企業
出前講座
会社
JACO
Kさん
会社
P社
環境家計簿継続
生活憲法作成
新たな家電の
買い替え検討
転籍
ISO審査員
報道機関
情報提供
自治体
企業
出前講座
会社
JACO
定年退職
首長インタビュー
事例紹介
家庭
公共
団体等
家庭
自治体関係
環境団体
対象者
会社
退職会社
報道機関
イベント
講座
凡例
図1 KK氏時系列所属団体関係図
Kさん
家庭
会社
P社
妻が他界
家庭を引き継ぐ
家計簿記帳開始
さまざまな部
署を経験
Kさん
会社
P社
環境家計簿継続
生活憲法作成
新たな家電の
買い替え検討
転籍
ISO審査員
報道機関
情報提供
自治体
企業
出前講座
会社
JACO
定年退職
首長インタビュー
事例紹介
家庭
Kさん
家庭
主任審査員資
格取得
会社
JACO
会社
P社
ISO審査員
生活憲法作成
家電の買い替え
出向
報道機関
新聞で取り組み
が記事に
産業環境管
理協会
分析①
137
K
K
氏
ラ
イ
フ
ヒ
ス
ト
リ
ー
①
K
K
氏
(
60
才
,
男
性
)
の
紹
介
現
在
,
J
A
C
O
に
て
環
境
審
査
員
と
し
て
活
躍
す
る
K
K
氏
.
K
K
氏
が
環
境
家
計
簿
の
記
帳
を
始
め
た
の
は
,
世
間
が
環
境
問
題
に
目
を
向
け
始
め
て
間
も
な
い
頃
,
19
95
年
の
こ
と
で
あ
っ
た
.
総
合
家
電
メ
ー
カ
ー
で
あ
る
P
社
の
社
員
と
し
て
働
い
て
い
た
K
K
氏
.
社
内
で
は
企
業
の
社
会
的
責
任
を
全
う
す
る
た
め
,
環
境
保
全
活
動
に
加
え
,
L
E
(
Love
the
Earth
=
地
球
を
愛
す
る
市
民
活
動
)
活
動
が
本
格
的
に
機
能
し
始
め
た
の
は
,
少
し
後
の
19
97
年
の
こ
と
だ
.
K
K
氏
は
ま
だ
世
間
が
環
境
を
省
み
な
か
っ
た
時
代
か
ら
,
い
か
に
し
て
15
年
に
も
わ
た
る
記
帳
を
継
続
さ
せ
て
き
た
の
か
.
そ
の
ラ
イ
フ
ヒ
ス
ト
リ
ー
に
着
目
し
,
環
境
家
計
簿
の
継
続
を
可
能
に
し
た
経
緯
を
追
っ
て
い
く
.
②
環
境
に
関
わ
り
始
め
た
き
っ
か
け
か
ら
環
境
家
計
簿
記
帳
へ
K
K
氏
の
周
囲
で
環
境
対
策
が
叫
ば
れ
始
め
た
頃
,
K
K
氏
の
家
庭
に
は
大
き
な
転
換
期
が
訪
れ
て
い
た
.
そ
れ
は
,
44
歳
と
い
う
若
さ
で
の
奥
さ
ん
の
他
界
で
あ
る
.
P
社
の
社
員
と
し
て
仕
事
に
明
け
暮
れ
る
多
忙
な
毎
日
を
送
っ
て
い
た
K
K
氏
.
そ
れ
ま
で
奥
さ
ん
に
任
せ
て
い
た
家
庭
が
そ
の
肩
に
重
く
の
し
か
か
っ
た
.
妻
は
ど
の
よ
う
に
し
て
家
庭
に
か
か
る
出
費
を
自
分
が
稼
ぐ
収
入
で
や
り
く
り
し
て
い
た
の
か
,
そ
れ
ま
で
仕
事
に
熱
中
し
て
い
た
K
K
氏
に
は
皆
目
検
討
も
つ
か
な
か
っ
た
.
こ
こ
か
ら
,
K
K
氏
と
子
供
二
人
(
中
学
3
年
男
子
・
小
学
6
年
女
子
)
と
の
生
活
が
始
ま
っ
た
の
だ
.
「
も
っ
た
い
な
い
を
合
言
葉
に
,
皆
で
む
だ
を
し
な
い
よ
う
に
し
よ
う
ね
と
心
を
ひ
と
つ
に
し
た
」
ライフヒストリー文章(KK氏の場合②)
分析②
※発表での写真使用許可取得済み
138
③
環
境
家
計
簿
記
帳
開
始
こ
う
し
て
始
ま
っ
た
K
K
家
の
家
計
づ
く
り
.
家
族
の
力
を
一
つ
に
す
る
た
め
K
K
家
で
は
頻
繁
に
家
族
会
議
が
行
わ
れ
た
.
合
言
葉
は
「
家
計
に
良
い
こ
と
は
環
境
に
も
良
い
こ
と
」
.
K
K
氏
の
環
境
家
計
簿
の
取
り
組
み
は
家
計
づ
く
り
を
目
的
と
し
た
家
計
簿
か
ら
ス
タ
ー
ト
し
た
.
ほ
ぼ
時
期
を
同
じ
く
し
て
K
K
氏
が
働
く
P
社
で
は
,
L
E
活
動
と
称
し
た
環
境
対
策
活
動
が
開
始
さ
れ
る
こ
と
が
決
ま
る
.
そ
し
て
,
人
事
異
動
に
よ
り
K
K
氏
が
ISO
14
00
1
事
務
局
を
任
さ
れ
る
こ
と
と
な
っ
た
の
だ
.
こ
れ
ら
取
り
組
み
が
始
ま
る
2
年
前
か
ら
家
計
簿
に
取
り
組
ん
で
い
た
K
K
氏
は
,
環
境
家
計
簿
を
知
り
記
帳
を
始
め
る
.
④
環
境
家
計
簿
記
帳
と
省
エ
ネ
の
工
夫
記
帳
の
み
な
ら
ず
省
エ
ネ
も
徹
底
的
に
行
っ
て
い
る
K
K
氏
は
,
環
境
家
計
簿
の
記
帳
に
お
い
て
家
族
の
協
力
が
不
可
欠
だ
と
話
す
.
現
に
K
K
家
に
は
「
生
活
憲
法
」
と
呼
ば
れ
る
家
庭
内
独
自
の
憲
法
が
あ
る
.
環
境
家
計
簿
の
記
帳
を
始
め
て
か
ら
,
家
族
と
共
に
作
り
上
げ
た
憲
法
は
,
現
在
50
以
上
に
も
登
る
.
家
計
簿
を
以
前
か
ら
記
帳
し
て
い
た
K
K
氏
に
と
っ
て
,
環
境
家
計
簿
の
記
帳
は
な
ん
の
苦
に
も
な
ら
な
か
っ
た
.
K
K
氏
は
自
ら
パ
ソ
コ
ン
で
環
境
家
計
簿
の
フ
ォ
ー
マ
ッ
ト
を
作
成
し
,
CO₂
発
生
要
素
の
高
い
電
気
・
ガ
ス
・
水
道
な
ど
を
対
象
と
し
,
簡
単
に
記
帳
を
行
う
こ
と
が
で
き
る
よ
う
に
し
た
.
ライフヒストリー文章(KK氏の場合③)
分析③
139
ライフヒストリー文章(KK氏の場合④)
⑤
環
境
家
計
簿
の
記
帳
継
続
へ
環
境
家
計
簿
を
継
続
す
る
に
い
た
っ
た
の
は
,
K
K
氏
の
性
格
に
よ
る
と
こ
ろ
が
大
き
い
と
い
う
.
一
度
始
め
た
こ
と
は
環
境
家
計
簿
に
関
わ
ら
ず
続
け
る
と
い
う
の
が
K
K
氏
の
モ
ッ
ト
ー
だ
.
そ
の
信
念
の
も
と
環
境
家
計
簿
を
記
帳
し
,
CO₂
排
出
量
を
管
理
し
,
削
減
を
続
け
て
き
た
.
ま
た
,
一
度
記
帳
を
始
め
る
と
や
め
ら
れ
な
く
な
る
と
い
う
.
そ
れ
は
,
記
帳
し
た
当
初
か
ら
自
分
の
家
の
CO₂
排
出
量
が
ど
う
な
っ
て
い
る
の
か
把
握
し
た
く
な
る
と
い
う
想
い
か
ら
で
あ
る
.
家
庭
内
の
CO₂
を
管
理
し
,
成
果
を
出
し
続
け
な
け
れ
ば
な
ら
な
い
と
い
う
強
い
意
思
が
継
続
を
可
能
に
し
た
.
KK氏C O₂排出量推移
0
500
1000
1500
2000
2500
3000
1995 1997 1999 2001 2003 2005 2007 2009 年
C O₂排出量
CO₂合計
大幅な削減成果
が得られている
近年、大きな成
果が得られなく
なっている
記帳当初から
順調に削減
家族人数3人                    2人 4人 3人
図 2 KK氏CO₂排出量推移グラフ
⑥
記
帳
デ
ー
タ
に
よ
る
CO₂
排
出
量
推
移
グ
ラ
フ
記
帳
当
初
か
ら
順
調
に
成
果
を
出
し
て
い
る
.
特
に
20
03
年
の
削
減
量
は
著
し
い
.
人
数
の
変
動
の
影
響
も
少
な
か
ら
ず
あ
る
と
考
え
ら
れ
る
が
,
他
年
で
の
人
数
変
動
に
際
し
て
あ
ま
り
デ
ー
タ
に
変
動
が
見
ら
れ
な
い
こ
と
か
ら
電
気
機
器
の
買
い
替
え
や
省
エ
ネ
行
動
の
成
果
に
よ
る
と
こ
ろ
が
多
い
の
で
は
な
い
か
と
考
え
る
.
近
年
,
削
減
成
果
が
出
に
く
く
な
っ
て
い
る
も
の
の
,
記
帳
当
初
か
ら
の
削
減
量
は
約
53
%
減
と
半
分
以
上
を
削
減
し
て
い
る
.
今
後
さ
ら
な
る
環
境
改
善
を
検
討
中
で
あ
る
と
い
う
.
分析④
140
継続的記帳者の特徴
比較・考察①
番号 名前 年齢 性別 職種
1 TN 64 男 技術者
2 SN 67 女 専業主婦
3 YT 50 女 主婦
4 KY 46 女 技術者
5 KK 60 男
マーケティング後
ISO審査員
6 HT 67 男 自然観察委員
7 EY 59 女 環境部門担当
8 MT 77 男 コミュニケーション
9 ST 75 男 技術者
10 MT 72 男 不明
11 FN 67 女
経理
専業主婦
12 YI 72 男 技術者
13 SH 66 男 技術者
14 NM 67 男 技術者
15 MK 44 男 技術者
16 MA 70 男 技術者
17 MH 67 女 専業主婦
18 MI 67 女 看護婦
19 KY 65 男 建築士(技術者)
20 FO 61 女 専業主婦
21 SI 60代 女 専業主婦
●60歳を超える年齢の記帳者が多い
●男女比は,僅かに男性が多かった
・男性の記帳者の多くは,会社を退職したこ
とをきっかけに記帳開始
・女性の記帳者は,専業主婦が多く,子ども
に手がかからなくなったため記帳開始
時間的に余裕ができた人が環境家計簿の
記帳をはじめ,継続的記帳者となっていた
●男性の継続的記帳者には理系出身者が多く,
会社勤務時代に職務で環境に関わっていた
●全ての記帳者が何らかの環境団体に参加
表5 記帳者の属性一覧表
表6 記帳者の所属団体一覧表
番号 名前 現在の所属団体
1 TN
社内環境活動
環境ネットむろらん
2 SN 我が家の環境大臣
3 YT 不明
4 KY P社 社内の環境活動に参加
5 KK JACO
6 HT
NPOシニア自然大学校
(京都おうみ自然文化クラブ、自然観察
アドバイザー、菌類研究会)
滋賀県地球温暖化防止活動推進センター
CONE(自然体験活動リーダー)
草津市小エネルギー推進市民フォーラム
環境カウンセラー
自然体験活動推進協議会
7 EY
O社環境部局
滋賀県環境学習センター
滋賀県地球温暖化防止活動推進委員
CO2ダイエットコンテスト
小エネルギー推進市民フォーラム
ゴーヤーを栽培して夏の省エネ
地球冷やしたい推進協議会
8 MT
環境文化推進市民会議
ゆうネット草津サポーターの会
琵琶湖ネット草津
エコキャップ運動
9 ST
環境カウンセラー
千葉県協議会
千葉県生涯大学
松戸ケナフの会
千葉県地球温暖化防止活動推進委員
アースコンマツド
エコメッセinちば
環境カウンセラー全国連合会
地球にやさしい行動宣言
ちば環境学習ネットワーク会議
10 MT アースコンマツド
141
継続記帳者の環境活動と記帳のきっかけ
番
号
名
前
性
別
年
齢
記
帳
開
始
年
齢
職
業
環境活動
関わりのきっかけ
環境家計簿
記帳のきっかけ
会
社
退
職
行
政
家
庭
知
人
イ
ベ
ン
ト
マ
ス
コ
ミ
・
情
勢
会
社
退
職
行
政
家
庭
知
人
イ
ベ
ン
ト
マ
ス
コ
ミ
・
情
勢
1 TN 男 64 57 技術者 ● ● ● ●
2 SN 女 67 60 専業主婦 ● ● ● ●
3 YT 女 50 50代 主婦 ● ● ●
4 KY 女 46 34 技術者 ● ●
5 KK 男 60 45 マーケティング後
ISO審査員
● ● ● ●
6 HT 男 67 62 自然観察委員 ● ● ● ●
7 EY 女 59 50 環境部門担当 ● ● ● ●
8 MT 男 77 68 コミュニケーション ● ● ● ●
9 ST 男 75 62 技術者 ● ● ● ● ● ● ●
10 MT 男 72 63 不明 ● ● ● ●
11 FN 女 67 62 経理,専業主婦 ● ● ● ●
12 YI 男 72 67 技術者 ● ● ● ●
13 SH 男 66 64 技術者 ● ● ● ● ● ● ●
14 NM 男 67 62 技術者 ● ●
15 MK 男 44 40 技術者 ● ●
16 MA 男 70 64 技術者 ● ● ● ● ●
17 MH 女 67 60 専業主婦 ● ● ● ●
18 MI 女 67 61 看護婦 ● ● ● ● ●
19 KY 男 65 58 建築士 ● ●
20 FO 女 61 53 専業主婦 ● ●
21 SI 女 60代 60代 専業主婦 ● ● ● ●
計 10 8 7 1 9 2 6 7 7 7 1 9 2 5
142
継続記帳者の記帳に伴う環境行動と継続理由
番
号
名
前
環境家計簿記帳に伴う
環境行動
環境家計簿継続記帳の継続理由
積
極
的
な
省
エ
ネ
環
境
投
資
徹
底
的
な
原
因
究
明
チ
ー
ム
で
記
帳
デ
ー
タ
処
理
は
委
託
知
人
デ
ー
タ
も
処
理
興
味
関
心
発
表
の
場
継
続
の
信
念
人
と
の
つ
な
が
り
家
族
の
協
力
生
活
の
記
録
無
理
を
し
な
い
成
果
の
実
感
記
帳
の
簡
単
さ
1 TN ● ● ● ● ● ● ●
2 SN ●
3 YT
4 KY ●
5 KK ● ● ● ● ● ● ● ● ●
6 HT ● ● ● ● ● ●
7 EY ● ● ● ● ● ●
8 MT ● ● ● ● ●
9 ST ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
10 MT ●
11 FN ● ●
12 YI ● ● ● ● ●
13 SH ● ● ● ● ●
14 NM ● ● ● ● ● ● ●
15 MK
16 MA ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
17 MH ● ● ● ● ● ● ●
18 MI ● ● ● ● ● ● ●
19 KY ● ● ● ● ● ● ● ●
20 FO ● ● ● ● ● ● ● ●
21 SI ● ● ● ● ● ● ●
計 15 14 8 5 4 4 5 7 3 7 3 4 3 14 16
143
型 のんびり型 こつこつ型 わいわい型 たくみ型
記
帳
者
KY FN
2
人
HT MT YI
SH NM
5
人
MH MI FO
3
人
KK EY ST
MA KY
5
人
記
帳
パ
タ
ー
ン
の
特
徴
・記帳データチェック,簡
単にできる省エネ
・意識的な省エネはなし
・積極的な省エネ
・意識的な環境投資なし
(家電は壊れたら買い換
え派)
・一部家族と協力し省エ
ネ
・環境家計簿をチー
ムで話し合い記帳
・データ処理・解析を
リーダーに委託
・徹底した省エネ追求
・環境投資実施
・自らの記帳+知人の
データ処理・解析実施
・徹底した省エネ追求
・環境投資実施
・家族と協力した省エ
ネ
記帳パターンの把握
表8 記帳パターンの特徴
144
比較・考察④
記帳パターンの特徴①
記帳パターン4 のんびり型 CO₂排出推移
0
20
40
60
80
100
120
140
160
180
200
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
記帳年数
KY
FN
現状維持から
ややCO₂削減
CO₂排出量の削減割合(%) ●のんびり型
環境家計簿でデータをとりな
がら,意識的な省エネ行動は行
わずに,気楽に記帳する
記帳成果は低め、少しずつCO₂
を削減
記帳パターン3 こつこつ型CO₂排出推移
0
20
40
60
80
100
120
140
160
180
200
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
記帳年数
NM
SH
YI
HT
MT
緩やかに
CO₂削減
CO₂排出量の削減割合(%)
●こつこつ型
主だった環境投資はせずに,
地道な省エネに取り組みながら
記帳を行う
記帳成果は少々低め、緩やかに
CO₂を削減
145
記帳パターン2 わいわい型CO₂排出推移
-40
-20
0
20
40
60
80
100
120
140
160
180
200
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
記帳年数
MI
FO
MH
CO₂を約半
分まで削減
CO₂排出量の削減割合(%)
記帳パターンの特徴①
●わいわい型
チームで力を合わせて記帳を行い
ながら省エネを追求し,環境投資も
積極的に行う
省エネだけでなく環境の投資も行
うため記帳成果が大きい
比較・考察⑤
記帳パターン1 たくみ型CO₂排出推移
0
20
40
60
80
100
120
140
160
180
200
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 記帳年数
ST
KK
EY
MA
KY
CO₂を約半
分まで削減
CO₂排出量の削減割合(%)
●たくみ型
環境投資を検討しながら省エネ
を追及し,リーダーとして環境家
計簿を推進しながら記帳を行う
わいわい型同様に成果が大きい
146
長期記帳行動におけるスタイル
・
つな
がり
工夫
記録
のんびり型
こつこつ型
たく み型
わいわい型
自身
・ 家族
デ
ー
タ
・
数
字
仲
間
・
社
会
相互関係
図 環境家計簿長期記帳者における4つの記帳スタイルの位置づけ
147
それぞれのタイプがある
リーダーとフォロワー
聞き手という受身的立場の重要性
148
でも、みんなの目指すところがバラバラなら、
つながったとしてもバラバラじゃない?
149
150
ものがたる こと
151
ものがたりとVision・シナリオ
• まちづくりとは、終わりのない“らせん運動”
のようなもの→常に書き換えられる「もの
がたり」
• 「ものがたる」ことが何につながるのか。
• 環境文化の持つ強さ
• 将来イメージの共有化‥100年ものさし
152
霞ヶ浦アサザプロジェクトの100年計画図
100年後
153
沖島21世紀未来プラン(近江八幡市) 154
未来への動き:「トランジションタウン」 155
レジリエンスって?
156
レジリエンスresilienceって?
• レジリエンス resilience という言葉
• もともとは生態学の用語で、生態系や生物が外界からの大きな
ストレスや衝撃にさらされたとき、その瞬間は大きなダメージ
を受けたかのように見えても、ポッキリと折れることなく、自
力でしなやかに立ち直ることができる柳のような力強さ、のこ
と。
• 来たるショックの日にパニックを起こすことなく、また対処療
法的な手法でとりあえず場をしのぐのではなく、しなやかに外
界の変化に対応しながら、もともと備わっていた力を取り戻す
こと。
• コミュニティや個人の底力、打たれ強さ。危機に対して自分た
ちでなんとかできる潜在的なパワー。
• まずは、ふだんの隣近所との交流を取り戻すだけで、万一のと
きのレジリエンスを楽しく高めることができる。
• ふだんから、食べるものや運動に気をつけて、自分の身体のレ
ジリエンスを高めることも大切。
• 本来、自分たちが持っていたはずの力を取り戻すプロセスは、
人や大地とのつながり、そして自分自身とのつながりを取り戻
す、とても楽しい時間でもある。
157
旧伊吹町地区計画における「ものがたり」
• 地区単位での政策として、地区単位で住民
主体型のまちづくりを取り入れている事例
山東町 伊吹町 米原町
事業名 美し
い山東ま
ちづく
り
事業
伊吹町地区
計画
米原町ほっと
プラン
計画および事業
期間 H10~13 H11~12 H13~16
対象
参加希望地
区 町内全地区 町内全地区
158
旧伊吹町地区計画の流れ
地
区
推
進
委
員
報
告
地
区
計
画
ブ
ロ
ッ
ク
説
明
会
地
区
計
画
原
案
の
策
定
ア
ク
シ
ョ
ン
事
業
申
請
ア
ク
シ
ョ
ン
事
業
認
定
地
区
5
地
区
選
出
ふ
れ
あ
い
祭
り
開
催
地
区
計
画
の
策
定
事
業
完
了
H11.06 H13.03
159
160
東草野学区
• 甲津原:48世帯
「奥伊吹やすらぎの里」
• 曲谷:33世帯
「渓谷と石うすの郷 曲谷」
• 甲賀:25世帯
「おんらとうららの甲賀(さと)づくり」
• 吉槻:56世帯
「神木 桂の木と心身いやしの里」
161
伊吹学区
• 上板並:89世帯
「~ 姉川のほとり~花と鉱泉 ふれあいの
里」
• 下板並:42世帯
「いたなごの里 下板並」
• 大久保:87世帯
「リフレッシュ 大久保」
• 小泉:15世帯
「自然(緑)と水のふるさと小泉」
• 伊吹:117世帯
「21世紀に向けた歴史と自然の郷“息吹”」
• 上野:202世帯
「息吹山街道 和らぎの里づくり」
• 弥高:58世帯
「自然と史跡とふれあいの里」
162
春照学区
• 春照:311世帯
「花と緑ふれあいのまち 春照」
• 高番:130世帯
「やすらぎとふれあい・千福の里」
• 杉澤:106世帯
「『温故知新の里』杉澤」
• 村木:79世帯
「水と緑 風格ある里 村木」
• 大清水:91世帯
「水と緑 豊かな故郷(まち)を創世する大清水」
• 上平寺:16世帯
「春夏秋冬 輝く自然を体感できる上平寺」
• 寺林:18世帯
「自然と歴史にふれあう寺林」
• 藤川:97世帯
「ふれあいとやすらぎ 藤川宿」
163
身近な地域から
164
計画ってむずかしい
165
未来予想絵図とは 166
未来予想絵図とは
絵図に未来の絵を皆で描くことによって、それぞれの
持つ将来ビジョンを共有できるワークショップ
共有とは、自分の意見をみんなに
知ってもらい、他の人の意見も知る
ことができるということ
・大人も子どもも参加できる
・言葉の通じない人にもわかる
・様々な意見を表現できる
・絵で未来を表現するので、一目でわかりやすい
・皆で作り上げる喜びを感じることができる
・絵が苦手な人は敬遠する
・意見が抽象化する
・描き込める絵の量に限界がある
<未来予想絵図の特徴>
167
まちづくりにおける未来予想絵図の位置づけ
・将来像(目標)を決めて共有する
・自分のまちに対する愛着がわく
・主体的にまちづくりに参加するきっかけ
絵を見る
発見・驚き・賛成
疑問・見直し・興味 未来予想絵図
書き込み
意見の発信・問題提起
協力要請・活動の指針作り
絵を見て会話
情報交換・将来像の共有
お互いの意見を認め合う
主催者
参加者
参
加
絵を見てさらに書き込み
描かれていた絵に対し、
さらに発展したアイディア
絵図上でのやりとり
絵図上でのやりとり
によって・・・
WS企画・運営
ファシリテータ
参
加
開
催
参加の呼びかけ
絵図を見るだけの人
絵を描く人
新たな参加者へ
168
今までの未来予想絵図の概要
まるエコ 五環生活 滋賀県H市
2009年
11月28日~12月6日
2010年
3月10日
2010年
2月8・20日 3月7・19日
・環境保全活動をして
いる滋賀県内の団体
が参加した
・自分たちの活動をみ
んなに知ってもらうの
に利用できた
・NPO法人を対象として
未来予想絵図を作成
・今後の活動目標をみん
なで話し合うのに役立て
ることができた
・行政のまちづくりに未来予
想絵図を持ち込んだ事例
・話し合いの中で出てきた課
題を共有することができた
169
びわ湖・
まるエコ・
DAY
2009
170
「まるエコ」での未来予想絵図の作成過程
【期間】11月28日~12月6日
【場所】琵琶湖博物館アトリウム
【テーマ】
自分たちの活動は30年後どうなっているか?
【手順】
今年行われる「びわこ大縁日」で、
この未来予想絵図を更新する
山や湖、街並みを描いた下絵を用意
↓
その上に自分たちの活動の未来を描いていく
(期間中ずっと続ける)
↓
最終日には完成した絵図を囲み、絵図に描かれた絵を説明
絵図に足りないものをいい合っていく
↓
完成した5m×5mの絵図を縮小し、
持ち歩けるサイズに描き直してして配布
171
「びわ湖・まるエコ・DAY2009」のプロセス
テーマ
「自分達の活動は2030年には
どうなっているか?」
特徴
・自分たちの活動について情報
を発信できた
・今後も絵図が更新されていく
・配布版ができたので、WSに
参加していない人にも絵図の
印象をきくことができる
172
NPO法人 五環生活 173
「五環生活」での未来予想絵図の作成過程
【期間】3月10日(2時間ほどのワークショップ)
【手順】
山や湖、街並みを描いた下絵を用意(まるエコのものと同じ)
↓
自分たちの今の活動が「10年後にどうなっているか」という絵を」
ポストイットに描いていく
↓
絵が出揃ったところで、意見を分類
議論を通して、将来像をより具体的なものにしていく
↓
メンバー1人1人が「これから特に力を入れて取り組みたい活動」
を発表しあう
↓
議論やポストイットから将来像をまとめ、絵図を製作
174
「五環生活」における製作プロセス
テーマ
「10年後の五環生活を絵にしていこ
う」
特徴
・長期的指標を作るのに便利
・NPO規模でのWS事例
・まるエコと同様、配布版をつくる
ので、絵図を見ただけの人に意
見をきくことができる
175
滋賀県東近江市 176
「東近江市」での未来予想絵図の製作過程
【手順】
1回目・・・ポストイットに自分たちの想いを文字で書いていく
2回目・・・1回目で出た意見について皆で議論
3回目・・・2回目でまとめた将来像が実現した時の
二酸化炭素排出量を計算
それをふまえて議論、修正を加える
4回目・・・将来像をまとめた文章
二酸化炭素排出量予想が完成
将来像をまとめた文章から
未来予想絵図を製作!
【期間】 2月8・20日 3月7・19日
(全4回の会議で議論)
177
「東近江市環境円卓会議」システム図
テーマ
「2030年のH市を考える」
特徴
・行政のまちづくりに未来予想
絵図を持ち込んだ事例
・話し合いの中で出てきた課題
を共有することができた
・文字での計画書+絵図なの
で、絵図と文字の計画書の
比較を行うことができる
178
未来予想絵図をつくってみよう!
• 未来予想絵図をつくることによって・・・
めざす つなぐ
まきこむ
活動の軸がハッキリする
目標を皆で共有できる
自分たちの活動や目標を
わかりやすく紹介できる
「これはなに?」
「何をしてる絵?」
と、絵図を見ながら会話が弾む
様々な人に興味を持ってもらう
きっかけになる
自分たちと似た活動をしている
人たちとの関係を作れる
179
絵を使って共有する
右脳
杜撰(ずさん)のススメ
専門用語にだまされない
180
どっちが好きですか
181
地域福祉行動計画(パソコン版) 182
地域福祉行動計画(手書き版) 183
デジタル
と
アナログ
手描きという価値
184
「しっかりした組織をつくらなくちゃ」
本当でしょうか
185
オーロヴィル(Auroville)
• 南インドに1968年よ
り建設されている環境
実験都市オーロヴィル
(Auroville)
500
Km
0
S RI LANKA
INDIA
CHINA
NEP AL
PA
K
IST
A
N
AFGHANISTAN
BHUTAN
BANGLADESH
I s l am a ba d
C h i t t a g on g
K at h ma nd u
D ha k a
K ar a c h i
L ah or e
K ab u l
T h i m p hu
H y d er a b a d
M u m b a i
A h m a d a b a d
M a d r a s
N ew D el h i
K a n p u r
C a l c u t t a
A u r o v i l l e
• 世界中から移住者が集
まってきている。
• 既に都市となって数多
くの人が集住している
のに、組織が無い。
186
Auroville 憲章
1. AVはその住民のみではなく、全世界
に帰属している。
2. AVは常に進歩しつづける終わりなき
教育の場である。
3. AVは過去と未来世代の掛け橋となり
、将来の計画実現のために飛躍し続
ける。
4. AVは人類共同体実現のための物質
的・精神的な研究の場である。
187
188
189
Auroville創始者Mother:“組織化してはいけない“
• 組織化/システム化はなるべく避けるべき。人とい
う個人を重視しないと組織の奴隷になる。
• 制度をつくってしまうと、人間は制度に使われるよ
うになるという指摘である。
「 “ Don't try to organize, don't try to organize,
you're going to fossilize the thing before it's
begun.” I wanted it to grow spontaneously like that,
with all the unforeseen. 」(Auroville ,?:52)
「When the body is subject to rules, even if they are
wide and comprehensive, it becomes a slave to these
rules, and its possibilities are limited by these rules.」
(Auroville ,?:58)
190
非組織化
組織は怖い
組織存続が目的になる
191
Aurovilleの特徴
[1]哲学・思想・信条の共有化
[2]ワールド・コミュニティ
[3]非管理システム
[4]実験成長主義
[5]環境技術の必然性
[6]周辺村落との共生関係
[7]徹底的な情報交流・発信システム
192
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