Mixed Reality Toolkit V2開発環境構築(2020/01版)

Mixed Reality Toolkit V2
開発環境構築
2020/01版
Unity 2019.1.10f1＋Mixed Reality Toolkit –Unity V 2.2.0
HoloLens、HoloLens 2、Andoroid/iOS(ARFoundation)向け
2020/01/15 1COPYRIGHT © 2020 TAKAHIRO MIYAURA

初めに
この資料は作成時点（2020年01月）でMixed Reality Toolkit V2.0.0での開発を行うための環境
構築方法について記載しています。
XR技術に関する開発環境や状況は日々進化しています。
最新のサポート状況、開発環境とは異なる場合がありますので常に最新情報収集を！

目次
1. Mixed Reality Toolkit V2について
2. 各種セットアップ
3. 開発環境を確認
4. MRTK V2セットアップ
1. MRTK V2の導入(unitypackage)
2. MRTK V2の導入(unitypackage) – AR Foundation利用時
3. MRTK V2の導入(Nuget for Unity)
4. MRTK V2の導入(Nuget for Unity) – AR Foundation利用時
5. MRTK V2の利用準備
1. 初回に必要な作業
2. AR Foundation利用時に必要な作業

アジェンダ
1.Mixed Reality Toolkit V2.2.0について
2.各種セットアップ
3.開発環境を確認 - ビルド～実行まで
4.HoloLensに関する基本的な話
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凡例について
MRTK V2はマルチプラットフォーム対応で環境構築手順もプラットフォームで異なります。
このため、本資料ではプラットフォーム毎に必要な作業を凡例で示しています。
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セットアップ必要
セットアップ不要
COPYRIGHT © 2020 TAKAHIRO MIYAURA

1.Mixed Reality Toolkit V2について
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XRデバイスをターゲットとするアプリケーションの開発を加速することを目的としたス
クリプトおよびコンポーネント群。
Mixed Reality Toolkit V1で培ったノウハウを元に、リファクタリング/再構築を実施。
1. 複数のVR / AR / XRプラットフォームで動作するソリューションを構築
2. ラピッドプロトタイピングを可能にし、より使いやすいSDKを提供
3. ライブラリの柔軟性を高めて機能変更/拡張を容易に
マルチデバイス対応でHoloLens、HoloLens 2以外にもWindows MRやOpenVRもサポート
この資料では主にHoloLens向けの環境構築手順を記載しています。

2.各種セットアップ
Mixed Reality Toolkit V2開発に必要な環境を構築するには以下のセットアップが必要です。
必須
Unity 2019.1.10f1(Unity Hub経由でセットアップ)
 MRTK V2のサポートするUnityバージョン、Unity 2018.4.x, 2019.1.x or 2019.2.x
 AR Foundation(V2.2.0時点ではExperimental）を活用したAndroid/iOS開発にはコンポーネント追加が必要
HoloLens, HoloLens 2,Windows Mixed Reality Device開発
Visual Studio 2019 & Windows SDK
 Community Editionも可

2.1.Visual Studio 2019 インストーラのダウンロード
現行バージョンはVisual Studio 2019のため正式なダ
ウンロードサイトからダウンロードしてください。
https://www.visualstudio.com/ja/downloads/
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HoloLens HoloLens 2 Open VRWindows MR Android iOS

2.2.Visual Studio 2019のインストール
インストーラを起動しセットアップします。
「ワークロード」タブで「ユニバーサルWindowsプラット
フォーム開発」をチェック
 機器の接続に必要
 USBデバイスの接続にチェック
 HoloLensおよびHoloLens 2での開発に必要
 オプションのWindows SDKをすべてチェック
 Unityで「IL2CPP」形式でのUWP出力する際に必要
 C++(v142)ユニバーサルWindowsプラットフォームにチェック
 C++(v141)ユニバーサルWindowsプラットフォームにチェック
 C++(v142) ユニバーサル Windows プラットフォームサポート
(ARM64)にチェック
「Unityによるゲーム開発」のチェック
 オプションの「Unity yyyy.xx 64ビットエディター」のチェックが外れて
いることを確認
「インストール」を押下してインストールを実施してくだ
さい。
後述のUnityセットアップをする場
合不要のためチェックしない。
オプションのWindows SDKにチェッ
クを入れる
C++(V142)ユニバーサルWindowsプ
ラットフォーム開発にチェックを入れる
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USBデバイスの接続にチェックを入れる

2.3.Visual Studio 2019の確認 – C#言語の確認
Visual Studio 2019を起動し「ファイル」-「新しいプロジェク
ト」を開きます。
新しいプロジェクトの作成画面が表示されます。
言語、プラットフォーム、プロジェクトの種類を以下の通
り選択します。
 言語：C#
 プラットフォーム：Windows
 プロジェクトの種類：UWP
左記のようにUWP用のプロジェクトが選択できるように
なっていれば、必要な機能はセットアップ済みです。

2.3.Visual Studio 2019の確認 – C++言語の確認
Visual Studio 2019を起動し「ファイル」-「新しいプロジェク
ト」を開きます。
新しいプロジェクトの作成画面が表示されます。
言語、プラットフォーム、プロジェクトの種類を以下の通
り選択します。
 言語：C++
 プラットフォーム：Windows
 プロジェクトの種類：UWP
左記のようにUWP用のプロジェクトが選択できるように
なっていれば、必要な機能はセットアップ済みです。
ポイント！
Unity 2019.XからはUWPはIL2CPPベースでの出力となるため、UWPはC++のコードになります。

2.4.Unity Hubのダウンロード
ダウンロードサイト
https://unity3d.com/jp/get-unity/download
Unity Hubをダウンロード
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2.5.Unity Hubをセットアップ
ライセンス契約内容を確認し「同意する」を押下して
ください。
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インストール先フォルダを選択し「インストール」を押
下してください。
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セットアップが完了後、Unity Hubを起動してください。
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2.6.Unity 2019.1.10f1のインストール
Unity Hub起動後「インストール」メニューを選択して
ください。
右上の「インストール」を押下してください。
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インストールするUnityのバージョンを選択する画面
が表示されます。
Unity 2019.1.10f1を選択し「次へ」を押下してください。
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必要な機能にチェックを入れてください。
HoloLens,HoloLens 2での開発では以下を選択
 UWP Build Support(IL2CPP)
 UWP Build Support(.NET)
注：UWP Build Support(.NET)は今後Unityバージョンでは廃止になります。
開発時にはIL2CPPを使う方がよいですが、検証レベルであれば、.NETの
方がビルド時間が短く動作確認が容易になります。
チェックが完了したら「実行」を押下してください。
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AR Foundation(Android)での開発では以下を選択
 Android Build Support
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AR Foundation(iOS)での開発では以下を選択
 iOS Build Support
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Android SDK&NDK Toolのセットアップ
 必要に応じてセットアップ（Android開発環境がある場合は不要）
 追加された2019.1.10f1のメニュー（右上のを押す）から
「モジュールを加える」を追加
 表示されるダイアログの「Android Build Support」配下にある
Android SDK&NDK Toolをインストール
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…

まずは一通りビルドするまで
確認しましょう

3.開発環境を確認 - ビルド～実行まで
3.1. Unityの起動～プロジェクト作成
1. Unity を起動します。
2. [プロジェクト] を選びます。
3. [新規作成]を押下します。
4. Unityバージョンの選択が可能
ですので「Unity 2019.1.10f1」
を選択します。
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3.1. Unityの起動～プロジェクト作成
1. [3D]を選びます
2. プロジェクト名
(「HelloHolograms」など) を入
力します。
3. プロジェクトの保存先を入力し
ます。
4. [作成] を選びます。
空のプロジェクトが作成されます。
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3.2.カメラの設定をする
1. [Main Camera] (メインカメラ) を選びます。
2. [Inspector] パネルの [Transform] で、[Position]を
(X: 0, Y: 0, Z: 0) に変更します。
3. [Inspector] パネルの [Camera] コンポーネントで、
[Clear Flags]を[Solid Color] に変更します。
4. [Background]の色を (0, 0, 0, 0) に変更します。
ポイント！
HoloLensの場合、起動時の位置は(x:0,y:0,z:0)が基本。
また、黒が透過のため背景は黒をベタ塗りにする
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3.3. Cubeを配置する
1. [Hierarchy]パネルの左上隅にある [Create]ボックス
から、[3D Object] –[Cube]の順に選びます。
2. [Hierarchy]パネルで、作成した [Cube]を選びます。
3. [Inspector]パネルの [Transform]で [Position](X: 0,
Y: 0, Z: 2) に変更します。
4. [Transform]の [Rotation]を (X: 45, Y: 45, Z: 45) 、
[Scale]を (X: 0.25, Y: 0.25, Z: 0.25) に変更します。
5. [File]-[Save Scene]の順に選び、シーンに名前を付
けてから、[Save]を選びます。ポイント！
Unity での 1 Scale≒1 メートル
HoloLensのスウィートスポットは2m付近
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3.4.ビルドの設定をする – Qualityの設定
1. [Edit],[Project Settings]の順に選びます。
2. [Project Settings]ダイアログが表示されます。
3. メニューから[Quality]を選択します。
4. Windows ストアのロゴの下にあるボックスを選び、
[Very Low] をオンにします。
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3.6. プラットフォームの変更
1. [File]-[Build Settings] の順に選びます。
2. [Platform] の一覧で、[Windows Store] を選びます。
3. [Switch Platform]ボタンを押します。
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3.5.ビルドの設定をする - XRサポートの設定
1. [Edit]、[Project Settings]の順に選びます。
3. メニューから[Player]を選択します。
4. [Player]パネルの [Settings for Windows Store]で
[XR Settings]-[Virtual Reality Supported]をチェックし
ます。
この際、SDKとして「Windows Mixed Reality」が選択
されていることを確認します。
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3.5.ビルドの設定をする-Scripting Backendの設定
1. [Edit]、[Project Settings]の順に選びます。
3. メニューから[Player]を選択します。
4. [Player]パネルの [Settings for Windows Store]で
[Other Settings]-[Scripting Backend]を変更します。
1. .NET:
今後は廃止予定だが、ビルドは早い。
2. IL2CPP:
今後はこちら。フルビルドに時間がかかる
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3.6. Visual Studioソリューションのエクスポート
1. [File]-[Build Settings] の順に選びます。
2. [Platform] が「Universal Windows Platform」であることを確認し
ます。変わっていない場合は変更してください。
3. [Target Device] を [HoloLens] に設定します。
また、Architectureを以下に設定します。
◦ HoloLens:X86
◦ HoloLens 2:Arm
4. [Build Type]を [D3D] に設定します。
5. [Add Open Scenes] をクリックし、シーンを追加します。
6. [Unity C# Projects]チェックボックスをオンにします。
※ Scripting Backendを.NETにしている場合
7. [Build]をクリックします。
8. [New Folder]をクリックし、「App」という名前を付けます。
9. App フォルダーを選択し、[フォルダーの選択]をクリック。
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3.7. Visual Studioでのデプロイ（配置）
1. エクスプローラーでAppフォルダを開き、ソリューションファイル(.sln)を開き
Visual Studioを起動します。
2. Visual Studio 上部のターゲットを [Release]に変更します。
3. [Archtecture]を以下の通り設定します。
1. HoloLens,HoloLens Emulatorの場合: x86
2. HoloLens 2の場合：ARM（ARM64の場合は別途追加）
4. [ローカルコンピューター] の横にある矢印をクリックし、配置先を設定し
ます。
a.Windows MR機にデプロイ→[ローカルコンピュータ]
b.実機にデプロイ→[Device]
※HoloLens、HoloLens 2はUSB接続を行う。
c. HoloLens-Wifi接続→[リモートコンピューター]
d. HoloLens Emulator⇒「HoloLens Emulator …」
e. HoloLens 2 Emulator⇒「HoloLens Emulator …」
5. [デバッグ]-[デバッグなしで開始] の順に選びます。
6. アプリケーションの配置が行われ起動されます。
起動すると目の前２m付近にCubeが浮いている状態になります。
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お疲れ様でした。
以上で環境構築は完了です。
ここまでの作業でMixed Reality Toolkit V2での開発環境がととのいました。

4.MRTK V2セットアップ
Mixed Reality Toolkit V2を導入する場合は以下の手順により基本的な環境を整えられます。
３章の手順を実施し空のUnityプロジェクトを作成してください。
以降は空のUnityプロジェクトに対して実施します。
導入方法は以下の２つあります。
Unitypackageを利用する方法
Nuget for Unityを利用する方法
注：混在させて使うと正しく動作しない場合があります。
動作確認レベルではNuget版を利用した場合AR Foundationの機能は使えません

4.1.MRTK V2の導入(unitypackage)
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Mixed Reality Toolkit V2のGithubからパッケージをダウンロードします。
https://github.com/microsoft/MixedRealityToolkit-Unity/releases/tag/v2.2.0
以下のパッケージをダウンロードしてください
Microsoft.MixedReality.Toolkit.Unity.Foundation.2.2.0.unitypackage
[任意] Microsoft.MixedReality.Toolkit.Unity.Tools.2.2.0.unitypackage
[任意] Microsoft.MixedReality.Toolkit.Unity.Examples.2.2.0.unitypackage
[任意] Microsoft.MixedReality.Toolkit.Unity.Extensions.2.2.0.unitypackage
[任意/試験的] Microsoft.MixedReality.Toolkit.Unity.Providers.UnityAR.2.2.0.unitypackage
※MRTK V2を使ってアプリ開発する場合はFoundationのみでOKです。

4.1.MRTK V2の導入(unitypackage)
1. メニューから[Assets] を選びます。
2. [Import Package]-[Custom Package…]を選びます。
3. 先ほどダウンロードしたパッケージをインポートしま
す。
 Microsoft.MixedReality.Toolkit.Unity.Foundation.2.2.0.unitypackage
4. 任意で以下のパッケージをインポートします。
 Microsoft.MixedReality.Toolkit.Unity.Tools.2.2.0.unitypackage
 Microsoft.MixedReality.Toolkit.Unity.Examples.2.2.0.unitypackage
 Microsoft.MixedReality.Toolkit.Unity.Extensions.2.2.0.unitypackage
ポイント！
ExamplesはMRTK V2の様々な実装例をサンプルで提供しているプロ
ジェクトが入っています。
機能を調べるときに重宝します
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2

4.1.MRTK V2の導入(unitypackage) – AR Foundation利用時
AR Foundationを利用したAndroid/iOS開発は先の追加
で以下の手順を実施します。
す。
 Microsoft.MixedReality.Toolkit.Unity.Providers.UnityAR.2.2.0.unitypack
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1
2

4.2.MRTK V2の導入(Nuget for Unity)
サイトよりNuget for Unityのunitypackageをダウンロードします。
https://github.com/GlitchEnzo/NuGetForUnity/releases/tag/v2.0.0
以下のパッケージをダウンロードする
NuGetForUnity.2.0.0.unitypackage

す。
 NuGetForUnity.2.0.0.unitypackage
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1
2

1. メニューから[Nuget] を選びます。
2. [MixedReality.Toolkit]を入力し[Search]を押下します。
先頭の方にMRTKのライブラリが表示されます。
3. 最初に以下のパッケージをインポートします。
 Microsoft.MixedReality.Toolkit.Unity.Foundation
4. 任意で以下のパッケージをインポートします。
 Microsoft.MixedReality.Toolkit.Unity.Tools.2.2.0
 Microsoft.MixedReality.Toolkit.Unity.Examples.2.2.0
 Microsoft.MixedReality.Toolkit.Unity.Extensions.2.2.0
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1
2
2
ポイント！
ExamplesはMRTK V2の様々な実装例をサンプルで提供しているプロ
ジェクトが入っています。
機能を調べるときに重宝します
3
4

4.2.MRTK V2の導入(Nuget for Unity) – AR Foundation利用時
1. メニューから[Nuget] を選びます。
2. [MixedReality.Toolkit]を入力し[Search]を押下します。
先頭の方にMRTKのライブラリが表示されます。
3. 追加で以下のパッケージをインポートします。
 Microsoft.MixedReality.Toolkit.Providers.UnityAR
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2
注意！
2020/1/14時点ではNuget経由でインポートしたUnityARモジュールは
正しく動作しませんでした（AR Foundation関係の実装が抜けてる？)
3

5.MRTK V2の利用準備
パッケージのインポートが完了後はSceneに対してMRTKを利用するための設定を行います。
AR Foundationを利用する場合はいくつか手順が必要になるので注意してください。
この作業を完了したSceneでコンテンツ開発が可能になります。

5.1.初回に必要な作業
MRTK V2での開発ではまず以下の手順を実施します。
1. メニューから[Mixed Reality Toolkit] を選びます。
2. [Add to Scene and Configure…]を選びます。
3. [Hierarchy]ウィンドウMRTKに必要なコンポーネント
が設置されます。
 MixedRealityToolkit – MRTKの設定系を管理するコンポーネント
 MixedRealityPlayspace – MRTK動作時に生成されるオブジェクトを
管理するルートコンポーネント
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ポイント！
もともとあったMain CameraはMixedRealityPlayspace配下に移動し必要
なコンポーネントがセットされます。

5.2. AR Foundation利用時に必要な作業
AR Foundationを利用したAndroid/iOS開発は先ほどの
手順に追加で以下を実施します。
1. メニューから[Window] を選びます。
2. [Package Manager]を選びます。
3. [Package]ウィンドウで以下のインストールします。
 AR Foundation - v2.1.4
 ARCore XR Plugin - v2.1.2
 ARKit XR Plugin – v2.1.2
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2
ポイント！
AR Foundationに関連するバージョンは間違えるとうまく動作しません。
ポイント！
Unity 2018系で導入したい場合はAdvanced項目から
「show preview packages」を選択しないと表示されません。
※AR Foundationのバージョンも異なります。詳細はMRTK V2のマニュアル確認を

UnityARモジュールは参照設定が追加で必要です。
1. [Project]ウィンドウから
[Microsoft.MixedReality.Toolkit.Providers.UnityAR]を選びます。
※AssetsMixedRealityToolkit.StagingUnityAR
2. [Inspector]ウィンドウの[Assembly Definition References]項目に
ある[+]を押し行を追加します。
3. 追加行のボタンを押下し検索ダイアログから以下のモジュール
を設定します。
 UnityEngine.SpatialTracking
4. [Inspector]ウィンドウ下部の[Apply]を押して反映します。
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2
3
4

AR Foundation用の設定を行います。。
1. [Hierarchy]ウィンドウから[MixedRealityToolkit]を選びます。
2. [Inspector]ウィンドウの[MixedRealityToolkit]コンポーネントの
[Copy & Customize]を押下します。
3. ダイアログが表示されるので[Target Folder]と[Profile Name]を変
更します。
4. [clone]を押してコピーを行います。
1
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ポイント！
Cloning Profileで指定されたProfileの設定をベースにクローンされます。

1. [Inspector]ウィンドウから[Camera System Type]のProfileの
[clone]を押下します。
押下すると先ほどと同じようなダイアログが表示されます。
Camera System用のProfileをクローンしてください。
2. [Inspector]ウィンドウの[MixedRealityToolkit]コンポーネントの
[Copy & Customize]を押下します。
3. ダイアログが表示されるので[Target Folder]と[Profile Name]を変
更します。
4. [clone]を押してコピーを行います。
1
2020/01/15 46
ポイント！
Cloning Profileで指定されたProfileの設定をベースにクローンされます。

1. [Camera Settings Providers]が編集可能になります。
2. [Add Camera Settings Provider]を押下します。
3. 新規行が追加されるので展開し[Type]プロパティのドロップダウ
ンの中から[UnityARCameraSettings]を選択します。
1
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ポイント！
Camera Settings ProviderはSupported Platformを指定することで、動作
時に自動的に切り替えが行われます。
2
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以降はHoloLensでのMixed Reality開発におけるTips

4. HoloLens開発について
HoloLens/Windows Mixed Reality DeviceではUWPアプリケーションを開発します。
HoloLensはOSとしてはWindows 10のグループに属しています。
Windows 10のアプリケーションとしてはUWP（Universal Windows Platform）が基本
Windows Mixed Realityでは排他モードとウィンドウモードの２種類作成可能です。
排他モード（Unityから開発）
 全画面でアプリケーションが起動するイメージ。
 実空間を使ったMixed Realityアプリケーション
ウィンドウモード（Visual Studioで開発）
 Edge等のウィンドウが３次元空間に配置されたモード
 空間上には複数のウィンドウを配置できる。

4. HoloLens開発について
HoloLensとそれ以外のデバイス開発
Mixed Reality Toolkit V2を活用した場合基本的な実装を統合可能
デバイス毎の相違はMRTKがサポートするデバイスであればProfileを設定し
切替え
サポートしていない場合はCameraSystem,EventSystem等を各デバイス向けに
カスタム

4.HoloLens開発について
Holographic Remotingのインストール
Unityのデバック実行中のコンテンツをHoloLens側にリモートで表示する機能
HoloLens上のMicrosoft Storeからインストール可能
起動するとリモートアクセス用のHoloLensのIPアドレスが表示される
※用途とは異なりますが、HoloLensのアドレス調べるときに使えます。

4.HoloLens開発について
HoloLens Emulatorのインストール
HoloLens実機がない場合に利用できるエミュレータ
現在はHoloLensおよびHoloLens 2用が用意されている。
ダウンロードサイト
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/mixed-reality/using-the-hololens-emulator?WT.mc_id=AI-
MVP-123445
Visual Studio 2015未インストールでVisual Studio 2017の場合レジストリの変更が必要
以下のレジストリにキーを追加します。（レジストリエディタはWindowsの検索窓からregedit.exeを入
力）
 HKEY_LOCAL_MACHINE > SOFTWARE > Microsoft > Analog配下
 HKEY_LOCAL_MACHINE > SOFTWARE > WOW6432Node > Microsoft > Analog配下
 名前：OverrideHoloLensSDKPrerequisites
 値：TRUE

6.参考サイト集
初めてHoloLensにデプロイ&開発を体験してみたい
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/mixed-reality/holograms-100?WT.mc_id=AI-MVP-123445
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/mixed-reality/holograms-101?WT.mc_id=AI-MVP-123445
※100と101-Chapter 1で雰囲気がつかめます。
開発環境
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/mixed-reality/install-the-tools?WT.mc_id=AI-MVP-123445
技術情報
http://qiita.com/tags/HoloLens
https://github.com/HoloMagicians/HoloLensDevelopersLink
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/mixed-reality/?WT.mc_id=AI-MVP-123445
GitHub
https://github.com/Microsoft/MixedRealityToolkit-Unity

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