ITとくらしの足についての考察
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「くらしの足をみんなで考える全国フォーラム2018」における山崎友寛氏（静岡県地域交通基盤部都市局交通課） の発表資料です。
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- 2. 本日 お話しすること 静岡県 1 業務 2 実証実験 3 考察 2
- 4. 沼津 松崎 西伊豆 修善 寺駅 松崎 河津 駅 伊東 駅 熱海 駅 三島 駅 下田 駅 土肥 港 戸田 南伊豆 下田 伊豆 河津 東伊豆 伊東 熱海 伊豆の国 函南 三島 沼津 南伊豆・西伊豆地域公共交通網形成計画 東伊豆・中伊豆地域公共交通網形成計画 伊豆のネットワーク図 ■南・西伊豆地域(6市町) ■東・中伊豆地域(8市町） ■■鉄道 ■■フェリー ■■(細線)地域間幹線バス， ①広域幹線バスの見直し ②交通結節点の改善 ③観光客増加への取組み バス停改修 （下田駅） 案内板改修（下田駅） 修善寺 長岡 西伊豆 沿岸 病院 修善寺 西伊豆 沿岸 病院 状状 応応 修善寺 長岡 西伊豆 沿岸 病院 修善寺 西伊豆 沿岸 病院 状状 応応 東海バス 伊豆箱根鉄道 伊豆箱根バス 5 分10 分90 分 伊豆箱根バス（直通）東海バス 実証運行バス 90 分 20 分 （現状⇒実証） 修善寺 長岡 西伊豆 沿岸 病院 修善寺 西伊豆 沿岸 病院 状状 応応 修善寺 長岡 西伊豆 沿岸 病院 修善寺 西伊豆 沿岸 病院 状状 応応 東海バス 伊豆箱根鉄道 伊豆箱根バス 5 分10 分90 分 伊豆箱根バス（直通）東海バス 実証運行バス 90 分 20 分 計画期間 Ｈ28－32（Ｈ27年度策定） 計画概要 広域幹線バスの見直し、交通空白地域の解消、結節点改善、観光促進 事業主体 協議会（国、県、市町、交通事業者等：事務局県） 順天堂病院への利便性向上を目的としてＨ30.4 から実証運行を開始(修善寺↔病院：直通便) 計画期間 Ｈ30－34（Ｈ29年度策定）Ｈ30年度：具体事業の検討 事業主体 協議会（国、県、市町、交通事業者等：事務局県） ◆Ｈ29年度 事業実施例（国、県、市町、事業者で費用を負担し、事業を実施） 3社連携の広報展開 （サイクルバス、サイクル トレインの動画作成等） デジタルサイネージ設置（2駅） （3） 伊豆地域の公共交通網形成計画 足下案内誘導 （下田駅構内） 案内看板（修善寺駅前広場） バス・タクシーのりば Bus Terminal・Taxi Stand 電車のりば・観光案内所 Platform・Tourist Information Center W2000 H400 動画作成（サイクルＰＲ） HP作成 （サイクルＰＲ） HP改修 （多言語化） 4
- 5. ２ 順天堂直通バスの実証実験 5 病院直通バス （南伊豆・下田-病院間 1往復/日） 順天堂大学付属 静岡病院 病院直通バス （南伊豆・下田-病院間1往復/日 ） 順天堂大学付属 静岡病院 順天堂大学付属静岡病院 現状 見直 しアクセス改善 西伊豆地域か らのアクセス 改善 修善寺 長岡 西伊豆 沿岸 病院 病院 西伊豆 戸田 中伊豆 修善寺 実証実験 区 分 内 容 運行区間 修善寺駅⇔順天堂大学附属静岡病院（途中下車不可） 運行期間 平成30年4月25日から10月31日（平日運行） 運行主体 伊豆箱根バス(株) 運行料金 ４４０円（既存の鉄道、バスの運賃と同額） 計画輸送 ２０名／日（収支率80％目標） 2往復/日 半年運行 【効果】 ・乗換え回数の低減 ・病院利用者の負担を軽減 ・順天堂通院者の定量を把握 ・利用者のニーズ調査 ・通院者の動向調査 既存 既存 既存 90分 15分 10分 20分
- 6. 実験の目的（実態把握と利用者ニーズ） 6 順天堂大学病院 長岡温泉修善寺駅 バス乗客アンケート（69人） ①どんな人が乗っているのか？ ②当該バスの乗車目的は？ ③どこからバスの情報を得たのか？ ④乗客は求めていることは何？ ⑤自家用車からバスに変えるの？ 院内アンケート（408人） ※60歳以上の男女をターゲットに調査を実施 ①年齢や通院の頻度は？ ②どうやって通院している？ ③どれくらいの頻度で通院しているの？ ④実験バスの認知度と情報の入手方法は？ 実験バス 【実験の目的】 鉄道空白地域かつ過疎地域である、西伊豆 沿岸地域住民の通院の利便性を向上するた め、通院の移動実態を把握すること。 調査方法は県・市町・交通事業者が交代で、 20日間実施 実験バス IT技術× 実験を通して、地域の住民の移動と ＩＣＴ技術の影響も調査
- 7. 各種コンテンツプロバイダーへの登録（ヴァル研究所協力） 7 Google Maps Yahoo!路線 NAVITIME乗換案内 駅すぱあと
- 9. ＩＣＴ技術地域住民のくらしの足 0% 20% 40% 60% 80% 100% 目的 免許 年齢 性別 ～69 25％ 70代 80～20％ 男性45％ 女性55％ 55％ 無し71％所持29％ 通院75％ 付添15％ ほか 実験の目的（実態把握と利用者ニーズ） 9 車内アンケートの結果（１） 9 乗客全体504名の内、69名のデータ
- 10. ＩＣＴ技術地域住民のくらしの足 0% 20% 40% 60% 80% 100% バス情報の入手 従来の通院方法 改善点 満足度 また乗りたい 頻度 のりたい 100％ 満足 75％ やや20％ 特になし 42％ 増便 41％ 乗継13％ 料金4％ バス 80％ 自家用車12％ ほか 1回目 48％ 2回目 3回目 4回目 5回目以上 チラシ・お知らせ 70％ 口コミ20％ 新聞9％ 車内アンケートの結果（２） 10 満足度は高い (高齢者はバス があるだけで有り 難いが便数は多く を望んでいる 利用頻度が高い (固定乗客) 自家用車からの転 換は1割程度 チラシ、広報、口コ ミで90％ 乗換検索サイトで情報を入手した乗客は1名（20代男性 地域外住民 目的は通院以外） 通院目的のバスであっても、検索サイトで交通機関として選択した乗客あり 乗客全体504名の内、69名のデータ
- 11. ３ 考察 11 区 分 内 容 地域住民 【バスは日常生活の交通手段】 日常の移動（通勤・通学・通院・買い物）は生活の習慣（どこで乗 る、どこで曲がる、どこでバスが遅れるのかもわかっている。） ＩＴ技術は、高品質のサービスではあるが、日常生活の移動（交 通）では重要視されていないのではないか。 特に公共交通で支援するべき高齢者、子供（学生）にとっては、Ｉ Ｔが与える直接効果は少ない。 しかし、バスの便数や路線が増加するためには地域外住民（観光 等）の移動が増加することが、波及的に大変重要。 地域外住民 【バスは非日常の交通手段】 非日常の交通手段として利用する方（観光者等）にとっては、ＩＴ による提供は、最も利便性の高いツール。 どこで乗るのが一番安く、近く、便利なのか、最適な個人の移動ニーズ に応えるツールとして、今後とも基盤整備は必要。 ＰＯＩＮＴ 地域住民の移動支援の主役は、高齢者。高齢者がＩＴ技術（スマホなど） に先ずは慣れないと。今の50,60代は、いずれ高齢者になることを視野に。
- 13. これからの取組 13 地域 過疎地 中山間地 都市部 小笠山総合運動公園 時期 2019～2020年度 2018～2020年度 現状 課題 1.路線バスの撤退 （乗務員不足・不採算） 2.高齢者の移動困難 （買物難民、通院不便) 1.観光移動 2.乗務員不足 3.新都市交通の導入 4.渋滞対策 1.イベント時の輸送 2.ユニバーサル対応 ⇒自動運転は地域の交通課題を解決する手段となるのか？ 概念 図 実験 車両 小型タイプ バスタイプ タクシータイプ 道の駅 集落 エコパJR愛野駅駅 市街地 しずおか自動運転しずおか自動運転Show CASEShow CASE プロジェクトプロジェクト 地域移動の課題に自動運転システムは貢献できるのか？ ⇒自動運転プロジェクトの推進