⾃治体DX推進計画と
⾃治体組織/⼈材開発
相談事から打ち⼿を考えてみる
CivicTechLab.
⾃治体DX推進計画⼿順書で増えてきた相談1
n【ステップ0】DXの認識共有・機運情勢
• ⾃治体は、デジタル社会形成基本法の基本理念にのっとり、⾃主的な施策を実施する責務を
有する
• DXの実現に向け、⾸⻑や幹部職員によるリーダーシップや強いコミットメントが重要
• ⾸⻑等から⼀般職員まで、DXの基礎的な共通理解の形成、実践意識の醸成
• 利⽤者中⼼の⾏政サービス改⾰を進めるという、いわゆる「サービスデザイン思考」の共有
nよくある質問
幹部職員(管理職)が
ブレーキになってしまう。
幹部職員のマインドチェンジ
をどうやったらいいか︖
サービスデザインの
真似られる事例は
ないですか︖
1時間ぐらいでDXの基礎的な
共通理解できませんか︖
CivicTechLab.
なんでこんなことが起こっているか︖
n外から⼈を連れてきて、さっさとシステムを導⼊させればいい的な⾸⻑
も多い。これだと、導⼊だけで終わって⼈が残らず、また同じ繰り返し。
n幹部職員には、なぜ、⾃分のところが最初にやる必要があるのか。
他の後追いでいいのではないかと考える⽅も多い。
n今までのように、ちょっと詳しい先⽣が話してくれればいいと思ってい
る。DXは、⾃らの変⾰でもあるので、ちょっと聞けば⾔いわけではな
い。
n計画⽴てる部⾨は、デジタル部⾨だが、⼈材育成は⼈事部⾨のため
両者が噛み合っていない。
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管理職向けのマインドチェンジ研修
n管理職のマインドチェンジプログラム(DX推進計画⼿順書の豊中市の
例)を活⽤することで、担当者レベルだけでなく、管理職・幹部職員向
けのDXマインドの醸成をすることができます。
n管理職のマインドチェンジ研修(東京都庁で実施した際の例)
• なぜ⾏政はDXに失敗したのかを管理職に考えさせる。
• その中でリーダーはどうするべきかを考えさせる。
• 事前宿題を活⽤しながら、グループワークの中で検討を深めて
それぞれ宣⾔⽂を作る。
原因を挙げ出す
【宿題】
分野別に集約する
何をリーダーとし
てするのかを検討
DXの第⼀歩に
つなげる
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管理職のマインドチェンジ研修の成果物例
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⾃治体DX推進計画⼿順書で増えてきた相談2
n【ステップ1】全体⽅針の決定
• DX推進のビジョンと⼯程表で構成される「全体⽅針」を決定・広く共有
• ⾃治体DX推進の意義を参考にしつつ、地域の実情も踏まえて、⾃団体のDX推進の
ビジョンを描く
• デジタル化の進捗状況を確認し、⾃団体のDXの取組内容、取組み順序を
⼤まかな⼯程表にする
nよくある質問
⽬先の課題しか集められませ
ん、どうしたらいいですか︖
17業務の更改だけで
⼿⼀杯で、他に何していいの
かわかりません。
先⽣・・・ビジョンってどう
やって⽴てたらいいですか︖
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なんでこんなことが起こっているか︖
n各役割で、何をすべきか、ビジョンがない。ツール導⼊事業となってし
まっていて、「なんのためにやるのか」が抜けている。
nツールの使い⽅や、業務効率化(システム導⼊)では今までと何もかわ
らない。⽬先のわかりやすいところだけを⼿を打とうとしていないか。
3年後10年後に課題となるところを先に⼿を打っていくことはしていな
いのでは。
n地域のうれしいが何か、職員のうれしいが何か、わからず課題を集めて
業者に投げて進めようとしている。これでは、単に職員のやることは、
やってこなかったツケの課題を探すだけで、解決⽅法を考えることも、
なぜこうなったのかを反省することもない。
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⾃治体DX推進計画⼿順書で増えてきた相談3
n【ステップ2】推進体制の整備
• 全庁的・横断的な推進体制の構築。DXの司令塔として、DX推進担当部⾨を設置し、各業
務担当部⾨をはじめ各部⾨と緊密に連携する体制を構築
• 各部⾨の役割に⾒合ったデジタル⼈材が配置されるよう、⼈材育成・外部⼈材の活⽤を図
る
• ⼀般職員も含めて、所属や職位に応じて⾝につけるべきデジタル技術等の知識、能⼒、経
験等を設定した体系的な育成⽅針を持ち、⼈事運⽤上の取組みや、OJT・OFF-JTによる研
修を組み合わせて育成
• ⼗分な能⼒・スキルや経験を持つ職員の配置が困難な場合には、外部⼈材の活⽤も検討
職員の⼈材育成ってどうすれ
ばいいですか︖RPAやAIや
データサイエンスの勉強をし
て貰えばいいですか︖
いつも頼んでいる業者に
外部⼈材としてDXの
依頼をかければいいですか︖
先に組織から作ってしまいま
した。どうしたらよいでしょ
うか。
CivicTechLab.
階層別の役割、部⾨別の役割、外部の役割
n⼈事部⾨が気がついて、⻑期的な⼈材育成計画としてDXに取り組んで
いるところはわずか。
nデジタル部⾨だけで研修を企画すると、単年度・単発モノの研修となっ
てしまい、定着まで結びつきにくい。
→ 短期的研修と、⼈材育成研修キャリアパスを含めた業務の中の
⼈材育成ができていない
n⾸⻑や議会の任期が影響し、⽬先で成果を出しやすいもものに寄ってし
まい、地域の未来を考えて⼿を打つことを取りこぼしがち。
nいつも頼んでいる業者にできるのはデジタル化。DXができているなら
もっと昔から提案してこなければ嘘である。地域を考えることや業務の
スペシャリストは⾃治体職員なので、この⼒をいかせていない。
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n庁内理解・横展開と、活動の⾒える化し、マインドチェンジを推進。
⾃治体変⾰PJ-DX研修
1.マインドチェンジと⾃⾛
初年度は「できる・やれる」を
はっきりさせる
↓
次年度は「効果を出す・定着す
る」を意識する
↓
⾃⾛する
外部からはアドバイザリーのみ
2.⾃らのプロジェクト化
できる範囲でまとめたPJにならな
いように、データ化・デジタル
化・DXを強く意識してもらう。
そのため、単年度での計画では無
く最終的にどのような形にするの
か考えながら各年度の⽬標を定め
ていく。
3.庁内へのアピール
研修の提案を、次年度の施策への
採⽤などを組み込むことを考え、
庁内の変⾰の機運を⾼める。
また、グラフィックレコーディン
グを効果的に庁内に展⽰すること
でPJの
状況をアピールする。
横展開・雰囲気の醸成
積極的な参加・継続性
スキル向上と
マインドチェンジ
CivicTechLab.
n全体研修でDXの流れ・組織としての対応を講義し、実践グループ
研修では実際の課題を⽤いたアクティブラーニングを⾏います。
• 本研修も含めて、次年度以降の取り組みにつながる流れを作ります。
⾃治体変⾰PJ-DX研修
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実際の課題で
効果が出るこ
とを実感する
さらに効果の
⾼い課題に⾃
発的に参加
DX定着
改⾰⾃⾛
初年度 2年後
次年度
キックオフで
DXへの理解と
参加意欲を
⾼める
理解 マインドチェンジ 横展開・価値向上 定着
CivicTechLab.
DX推進計画真っ盛りではあるが
nそのDX推進計画にビジョンはありますか︖
n実現する⼈たちは庁内+外部含めて検討できていますか︖
そして、継続的にできる⼈事の計画と整合性があっていますか︖
nツール導⼊事業ではありません、数年後(もっと先も)を考えて
地域でやるべきことを考えていますか︖導⼊するツールのオン
パレードや、⾃治体内の改善ばかりが並んじゃいませんか︖
nそして、そのプロジェクトを引っ張っていけるリーダーは庁内に
いますか︖まずはそこからではないですか。

自治体DX推進計画を進めるためには