Automation360 Master資格はこうやって取る！

1. 2022/02/18
SB C&S株式会社
CX事業本部 サービスデザイン本部 先端技術推進統括部
前田 由委
Automation360 Master資格はこうやって取る！

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本日のアジェンダ
◼Master資格と試験とは？
◼Advanced受験対策について
◼筆記試験の概要
◼実技試験の概要とコツ
◼実技試験で使える❕ How To
◼まとめ

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Master資格とは？
☝正式名称「Automation Anywhere認定マスターRPA
プロフェッショナル(Automation 360)」といい、
Automation 360の機能と特長を活用してBotを構築
する能力を試すための試験です。
☝前提条件として、「Automation Anywhere認定アドバンスドRPAプ
ロフェッショナル（A2019）」を取得している必要があります。

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Master資格取得までの流れ
◼本講座の対象であるMaster資格を取得するためには、Advanced資格
を取得する必要があります。
Advanced試験 Advanced認定
合格 受験資格
取得
Master試験 Master認定
合格
本講座の対象となる部分

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Master試験とは？
■試験内容
・筆記試験（50問/1時間40分） …2回まで受験可能
・実技試験（2週間*/3つのBot作成）
※筆記試験合格から2週間以内に、ツールによりテキスト出力されたBotと、出力Excelファイルの提出
■合格スコア
どちらも75%以上の正答率で合格

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Advanced資格取得対策
◼Advanced資格の取得対策として、SB C&Sが運営する技術ブログ
「Engineer Voice」にて、対策記事を公開しています。
Engineer Voice
https://licensecounter.jp/engineer-voice/
Automation Anywhere - 【A2019】認定アドバンスドRPAプロフェッショナ
ル（A2019）対策

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筆記試験対策ー基本ポイント
✓問題は選択肢から選ぶ方式ですが、回答が1つだけの場合もあ
れば、回答が複数ある場合もあります。
✓複数選択はいくつ選択する必要があるか、問題文で指定されて
います。
✓「あてはまるものをすべて選択」のような出題はありません。
✓受ける度に選択肢の並び順が変わります。
選択肢をよく読まないで、「前回は一番上を選択したから。。。」というような判断は
キケンです！

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筆記試験対策ー基本ポイント
◼試験の出題範囲
⚫ Advanced資格のときも推奨講座になっていた「レジリエントなBotの構築」
⚫ Unattended Runnerでのメール送受信
⚫ 資格情報（Credential Vault）
⚫ API
⚫ 変数の型
⚫ 変数のパッケージ
⚫ Ifパッケージ
⚫ Excelの基本操作パッケージ
⚫ Excelの高度な操作パッケージ
⚫ 各種スクリプトパッケージ（Java／VB／Python）

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筆記試験対策ー基本ポイント
◼試験の出題傾向
C&Sで独自に調査した出題傾向が右図になります。
※1問で複数カテゴリに該当するものもあります
「変数」…以下がポイントになります。
・どんなデータ型があり、どんな特徴があるのか
・特定のパッケージの値のやり取りで使用されるデータ型
・メールに関するシステム変数
「Bot作成時の考え方」…実際の導入事例のような出題に
なっています。Advanced試験の時のような単純な拡張性、
保守性の話ではなく、もっと広範囲の考慮が必要な問題です。
「Credential Vault」…実際の導入事例で
どう権限設定すればよいか？
「パッケージ」…次スライドにて詳細

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筆記試験対策ー基本ポイント
◼試験の出題傾向：パッケージ編
「Excelの高度な操作」「Excelの基本操作」…
それぞれの使い分け基準を理解しておきましょう。
後のスライドでポイントを説明します。
「ループ」…どんなパターンを設定できるのか、Excelやメールと一緒に
使用する場合の細かい設定を確認しておきましょう。
メールパッケージはOutlookでの設定方法なども確認しておきましょう。
「Pythonスクリプト」…意外にも沢山出題されたのがこちら。
後のスライドで詳しくポイントを説明します。
「その他」…ドキュメントを一読し、できれば一度触ってみると
理解が深まるかと思います。
ドキュメントの確認は英語版で最新の内容を確認しましょう。

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筆記試験対策ー躓きやすいポイント
◼筆記試験の中で、特に躓きやすいポイントをまとめてご紹介します。

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躓きやすいポイント①－Python
❕筆記試験では、特にPythonの実行についての問題が頻出しています❕
Pythonパッケージを触ったことがない…という方も多いと思いますが、
頻出部分なので無視すると合格率に影響が大きそうです。
⚫ Pythonパッケージのアクションの違いについて
⚫ 複数の引数の渡し方
⚫ 環境変数の設定
など、実際に簡単なPythonファイルを用意したり、
Pythonの関数を直接入力したりして、触ってみることが理解を深めます！

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躓きやすいポイント②－Excel操作の違い
◼Excelの操作をおこなうパッケージは、
「Excelの基本操作」「Excelの高度な操作」「Office365」
の3つありますが、それぞれどういった違いを持つのかを把握しましょう。
⚫ それぞれのパッケージで扱えるファイルの拡張子
⚫ Excelの実ソフトがなくても実行できるか
etc… ドキュメントをしっかり見てそれぞれの違いを理解しましょう！

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躓きやすいポイント③－問題文をよく読もう❕
筆記試験では、ひっかけ問題のようなものも出てくることがあります。
落ち着いて問題をよく読み、消去法で選択肢を絞っていきましょう。
あくまでもこの試験は「Automation Anywhere A360」の機能について
問われている試験です！
「こんな機能(アクション)Automation Anywhereにあったかな…？」
「この製品はAutomation Anywhereに許可されていない云々って選択肢に書いてあるけど
サードパーティー製品が使えるかどうかを聞いているのかな…？」といったように、
聞いたことも見たこともないぞ、というような選択肢は基本的には回答にならない！と
思って臨みましょう。

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実技試験対策ー基本ポイント
✓作成するBotは３つです。
✓全てのBotで提出用Excelファイルを作成します。
✓提示された要件に沿ってBotを作成し、1～3の全てのBotおよび
提出用Excelファイルをまとめて提出します。
✓採点にはおおよそ2日～1週間程度かかります。
✓キャンペーンなどで無償で受験する場合は、無償期間内のBot提
出ではなく、無償期間内に採点完了・合格する必要があります。

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実技試験対策ー基本ポイント
✓問われる内容はあくまでも基本的な操作の組み合わせです。
✓提示された要件を、どのアクションを組み合わせたら実現できる
か？をフローなどに書き出してみると、頭の中が整理できるのでオ
ススメです。
✓Botには適宜コメントやStepを入れて見やすくしましょう。
✓提出前に、提出用ファイルの値が要件に沿って正しい値になって
いるか確認してから提出しましょう。

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注意点・Bot作成のコツ☝
✓サンプルデータにXMLが用いられている場合、正しく定義されているか確認する
✓サンプルデータにExcelが用いられている場合、
転記用とデータ用のExcelのセッション名は判別しやすいようにする
✓セルデータを入力する際は、余分な空白を入れない
✓データが思い通りに取れない場合は、回避方法がないか考える
✓変数名は何の値が入っているかわかりやすく名づけることで、
計算の際や、転記の際に誤った値を使うミスをなくすことができる
✓その他
⚫ 問題文と相違している内容はないか？
⚫ 問題文の順番で処理ができているか？
⚫ 問題文に書いてあるがBot内で行っていない工程はないか？
をきちんと確認する☝

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How To① Webからデータを取得する
✓Web上にあるJSONデータを、「REST WEBサービス」
パッケージ「GET」アクションを利用して取得するHow
Toをデモでご紹介します。

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How To② XMLから値を取得する
✓「XML」パッケージを使って、XMLから値を取得する
How Toをデモでご紹介します。

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How To② XMLから値を取得する
✓XMLの構造
Root
Customers
Customer1 Customer2
Company
Name
Contact
Name
Full
Address
Address City Region
Company
Name
Contact
Name
Full
Address
Address City Region

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How To② XMLから値を取得する
✓XMLから特定の要素や値を指定するために使用する言語がXpath
✓XPathは、XMLツリー上のノード(要素)の位置情報を式の形で記述する。
XPath式による評価結果は、値やノードやノードの集合で返される。
✓ディレクトリの指定のように、ルートノードからの指定で各ノードを
表すことができる
e.g.)//Customers/Customer/CompanyName

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How To③ 数値を計算して文字列に変換する
✓数字変数に計算した値を代入し、文字列に変換する
How Toをデモでご紹介します。

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ここだけは押さえて挑もう☝まとめポイント
筆記試験
✓ 試験範囲に記載されているものついてはドキュメントを一読する
✓ 特に頻出するものについては理解を深めるために触って動かしてみる
✓ 問題をしっかり読み、A360に直接関連しないような選択肢は消去する
実技試験
✓ 変数名やセッション名はケアレスミスをなくすため、わかりやすく名づける
✓ 問題文との相違がないか、要件をきちんとBot内で満たせているか、問題文に沿っ
てBotが作成できているかをしっかりと確認する
✓ Botには適宜コメントやStepを入れる
✓ 提出前に提出用Excelファイルの値が正しいか確認する
✓ 提出用Excelファイルには書式を手で設定しない、いじらない

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