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1. 非プログラマーが起業して
WEBサービスを作るための
2つの具体策
株式会社ホットスタートアップ 橋田一秀

2. 自己紹介
橋田 一秀
株式会社 ホットスタートアップ 代表取締役
Co-Edo エヴァンジェリスト
ブログ:30歳からのスタートアップ

4. 今日お話すること
● コードを書ける仲間を探す方法
● 自分でプログラミングを勉強する方法

5. Webサービス・アプリを作りたい！

6. 相談者「スタートアップしたいです！」
僕「ほうほう。コード書けるの?」
相談者「書けません」
僕「仲間は」
相談者「いません」
僕「( ´ー｀)ﾌｩｰ．．．」
スタートアップあるある会話1

7. 相談者「でも僕のサービスはこんなにイケてて
云々...」
僕「それって【サービスA】や【サービスB】と同じだ
よね」
相談者「ほぉ〜、そんなサービスがあるんですか、
知りませんでした。。。」
スタートアップあるある会話2

8. 僕が主催したnanapi和田さんなどCTOを招いたパ
ネルディスカッションイベントにて
質問者「チームにコードが書ける人がいないんで
すが、スタートアップできますか?」
和田さん「....無理！」
スタートアップあるある会話3

9. そもそも
Webサービスやアプリを作ろうとしているのに、そ
のことが全くわかっていないというのはおかしな話
なんです。
レストランを開業しようと思っているのに、料理のこ
とを全くわかっていないのと同じ。

10. プログラミングができないとダメですか?
できなくても良いですが、
前提としてエンジニア自体の人口が少なく、
更にスタートアップを一緒にやるような志が高く、
能力も高いエンジニアなど、ほとんどいない。
よって仲間に入れるためには相当の努力が必要。
という事を念頭に置いてください。

11. エンジニアに会いに行こう
自分がプログラマでないならば仲間を探すのが良
いでしょう。
僕のブログ - スタートアップ起業家がプログラミン
グをやってみたほうが良い理由に書いています
が、とにかく開発者向けの勉強会に行くなどして沢
山人に会い、自分のしようとしていることの話をし
ましょう。

12. エンジニアに会いに行こう
ここでポイントになるのは質と量です。
● 量 - 人と出会う量
● 質 - エンジニアの方がグッと来る内容であるか

13. 量
量は単純に人と出会う数に比例するので
● エンジニア向け勉強会に行く
● 開発者が集まるようなコワーキングスペースに
顔を出す
● MashupAward等のハッカソンか、Startup
Weekend等の起業イベントに行く。

14. 量を稼ぐには泥臭く
“2月17日に開始した採用活動ですが、先々週で 200人目の採用面談を終えました。ここ 3ヶ月間の自分の
工数の棚卸しをしたところ、 半分以上の時間を採用関連の活動に割いていました。 (中略)ですので残りの
150名はかなり泥臭い活動で引っ張ってきています。エンジニア名刺を作成してエンジニア系のイベントに
片っ端から参加して名刺交換した方を後日カフェに呼んで片っ端から会ったり、エンジニアが集まるコワー
キングスペースに片っ端から入り浸ったり、友達経由でエンジニアを紹介してもらったり、前職の後輩などに
相談してスタートアップの興味のありそうなエンジニアを片っ端から紹介してもらったりレファレンスを取った
り、SNSのエンジニアグループに入ってメッセージを送ったり、匿名掲示板でニートエンジニアを捜しまくって
絡みにいったり、コーヒーミーティング経由で紹介してもらったり・・・ etcうちのメンバーのうち 3人目は前職の
部下の友達の友達の友達という距離でした。 (中略)優秀なエンジニアの採用は熾烈な競争環境になってい
ると思います。年収も 7〜800万円以上が相場な中、ほぼ確実に年収が落ち、かつ超ハイリスクな環境に身
を置いてもらう必要がある。 口説き落とそうと思ったらストーカーでもなんでもなります 。（それでも落ちてない
方もいますが、いまだに隙あらば口説いてます） ”
- 喜納 信也(ヘルスケアラボラトリーCEO)
ソース:Facebook

15. 質
質は色々な要素がありますが、以下について考え
てみます。
● あなたのエンジニアに対する態度
● エンジニアができないことをあなたが出来るか
どうか
● 端的にわかりやすく説明できるかどうか

16. どのくらい知っていますか?

17. あなたのエンジニアに対する態度
○スタートアップはエンジニアが主役
✕ただあなたが考えたものを作る人
スタートアップでは技術に対するリスペクトが必要
と考えます。

18. 技術に対するリスペクトが必要
“いまだにエンジニア・デザイナーを「ただ作ってくれる人」として扱っているような経営
者はいるのでしょう。
最近の起業家はもともとエンジニアだったり、自分でサービスを作れるような人が多
いので減ってきているとは思いますが、まだまだ古い体制の会社などはそういった考
えは残っているように感じます。
これもやはり人を軽視する以前に、テクノロジー自体を軽視しているから起きることだ
と思うんです。だからこそ、その専門性をもっている人を軽視してしまう。”
- 和田 修一(nanapi CTO)
ソース:技術そのものがリスペクトされる風土がこれからは大事なんだと思う- UNIX的なアレ

19. エンジニアにできないことをできますか?
沢山人に会いに行くのは良いのですが、相談され
るエンジニアの人はあなたと一緒にやりたいと思う
でしょうか?
(コードが書ける俺は)この人と組んだら最強かも！
と思わせるような何かがあること。

20. たとえば
発信力・カリスマ性・リーダーシップ
・ビジョンがとても素晴らしく、それを語る能力に長けている。
・解決したい課題が自分が考えていたものと同じでかつそれに対して自分に思い付
かない/実行できないシャープな解決策/ビジネスモデルを持っている。
・もの凄く仲間を集められる能力がある。
スキル
・営業力があり、超売れる！
・デザインやUIに精通していて、素晴らしいクリエイティブを生み出す能力がある。
・とにかく実行力が高い。
・コミュニケーション能力が凄く高く、足りないリソースを集めれられる。

21. ではあなたは何ができますか?
“私の話で言うと、私がポケットコンシェルジュを選んだのも、すでに他社予約サービ
スが契約出来ないレストランを口説き落としていて、まず自分には絶対に出来ないこ
とだったというのと、自分がジョインしたらこのサービスを成長させることが出来るん
じゃないかと思えたことが大きな要因だったと思います。”
- きくもと ひさとし(ポケットメニュー CTO)
ソース:非エンジニアの起業家が最初のエンジニアを採用出来ない理由| rake:enjoy

22. わかりやすく説明する
いかにあなたのプロジェクトが面白くて、
エンジニアがワクワクするか。
エレベーターピッチという言葉がありますが、30秒
でサービスを説明できてはじめて人は(エンジニア
に限らず)話を聞いてくれると思います。

23. ペライチの場合
「アプリ開発者が、アプリを知ってもらえないとかダ
ウンロード数が伸びないといった問題をアプリを紹
介するランディングページを簡単に作れることで解
決するプロダクトです。」

24. エンジニアを見つけるのは大変
ここまででお分かりの通り、スタートアップにJoinし
てくれるエンジニアを見つけるのは至難の業なの
です。

25. なら自分で作ってしまおう
エンジニアを探している暇があったら、とっとと作っ
てしまったほうが早いのではないか・・・?

26. 目指すべきゴール
MVPを作ること。
※MVPとは仮説検証のための最小プロダクト
(Minimum Viable Product)のことですが、
詳しくはリーンスタートアップという本を読んでください。
スタートアップ必読書です。

27. プログラミングの学び方
主に3つあると思います
● 本を買って読む
● Web上で学べるツールを使う
● プログラミングスクールに通う

28. 本を買って読む
昔からある方法ですが、入門書を買ってひと通り
やってみるのが良いでしょう。

29. どの言語を学べば良いですか?
あなたの周りに詳しい人がいる言語を選びましょう
ちなみにphpであれば使っている人が多いですし、
スタートアップではrubyの会社が多いです。

30. Web上で学べるツールを使う
ドットインストールなど色々あります。本当にいい時
代ですね。
動画などもあり、概要は掴めると思います。

31. プログラミングスクールに通う
テックアカデミーやRainbowAppsやアシアルなど、
お金を払えばしっかり学べるところは結構ありま
す。
CodeCampなど、オンラインでプログラミングの個
別指導を受けられるサービスも出てきました。
確実に早くレベルアップしたいという方は良いと思
います。

32. とはいえプロには敵わない
と思って凹むこともあると思います。
学ぶというは地味です。
とはいえ、やる意味はあります。

33. なぜ技術を学ぶか
技術を理解することは、色々意味があります。
● 自分で作りたいものを表現できる
● どういったものが実現可能わかる
● エンジニアの生産性を上げられる
● お金に繋がらない改善の意味を理解できる

34. 実は作ることで採用の確度が上がる
自分たちで動くものをつくる
↓
それを見た技術者が
(CTOとして)加入

35. 宿題
エンジニアの仲間を増やすために自分ができるこ
とを全て書きだそう！