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03 2 断片的情報の構造化_KJ法の実践
- 4. 1: データ集め、ラベル作り
2: ボトムアップでグループ編成
3: 別のフォーマットへ変換
素材
付箋作り
付箋拡げ
付箋集め
表札作り
空間配置
図解化
文章化
口頭発表
KJ法の1ラウンド
グループ編成A型B型
断片的情報の構造化 - KJ法の実践
『「知」の探検学』 p.18
← 1 →← 2 →← 3 →
4
4
- 7. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
1: データ集め・ラベル作り
判断の前にまずは書こう
「事実かどうかよりも自分が
そう思っていることが大事」
川喜田二郎(1977)『「知」の探検学 : 取材から創造へ』p47
7
7
- 9. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
1: データ集め・ラベル作り
頭の外とは、例えば
・フィールドワーク ・観察
・他人との対話、インタビュー
・他人の書いた書籍、発表資料
・複数人でのブレインストーミング
他にも色々ある
9
9
- 10. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
1: データ集め・ラベル作り
「なんでも見てやろう」
という心の態度が重要
川喜田二郎(1967)『発想法 : 創造性開発のために』p33
10
10
- 11. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
1: データ集め・ラベル作り
先入観にとらわれず
事実に素直に耳を傾けよう
例外や失敗こそ知識の宝庫
例外だからと捨ててしまわない
「事実に素直に耳を傾けよう」『発想法』p80
11
11
- 12. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
ここまでの演習
・脳内を探検して付箋を書いた
・他人の書いた付箋を見て、
関係ありそうなものを集めた
・他人に付箋を追加された
=先入観なし&不都合な事実*
* 特に結論ありきで付箋を書いていた人はこの付箋に苦しむことになる
12
12
- 15. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
2: ボトムアップでグループ編成
まず、カルタのように
全部の付箋が見えるように
机の上に広げよう
重なったり、読めない付箋ができたりしないようにね!
15
15
- 19. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
2: ボトムアップでグループ編成
何のために?
情報量が多いと脳が考えることを
拒否してしまう。数枚のグループに
するとアイデアが出やすくなる。
19
19
- 20. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
2: ボトムアップでグループ編成
並び替え・グループ編成の過程で
なにか思いついたら付箋を追加する
今はまだ発散フェーズ!
20
20
- 26. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
2: ボトムアップでグループ編成
グループを手にとって
「なんでこれまとめたんだっけ」
と問いかけてみる
「~~だから」が表札の候補
26
- 27. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
2: ボトムアップでグループ編成
「集めたの間違いだった」
と思ったなら修正する
違和感に目をつぶって進むと
後で更に苦しくなる
27
- 28. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
2: ボトムアップでグループ編成
よくある質問
「情報に取りこぼしが出る!」
それでいい。枝葉を捨てて重要な
エッセンスだけ残すことが目的
どこが重要か自問すること
28
- 29. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
2: ボトムアップでグループ編成
よくある質問
「紙が小さくて書ききれない!」
全ての情報を書こうとしていない
か?書ける量に要約するんだ!
29
- 30. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
2: ボトムアップでグループ編成
よくある質問
「どう要約するのが正解か…」
正解はない。よいと思う方法を
信じて進むしかない。
間違いに気づいたらやり直せば良い
30
- 31. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
2: ボトムアップでグループ編成
よくある質問
「どれくらいの枚数・粒度で
まとめるのがよいのか?」
元の付箋の内容によって異なる
表札を付けられる枚数・粒度
31
- 32. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
2: ボトムアップでグループ編成
よくある質問
ボトムアップでまとめると
レベルがまちまちになって
変な分類になってしまう
それでよい
32
- 34. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
2: ボトムアップでグループ編成
“この付箋は問題と理想と解決方法
だから、まず3つに分類しよう”
トップダウン分類!
ダメ!ゼッタイ!
34
- 36. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
2: ボトムアップでグループ編成
トップダウンの分類は
できあいのワクの中に
単にはめ込んでいるだけ
KJ法の発想的意義が死んでしまう
『発想法』p78
36
- 39. よくある質問
断片的情報の構造化 - KJ法の実践
離れザル
“この付箋をどこに入れたら
いいのかわかりません”
入る場所のない付箋は
無理に入れなくていい
川喜田二郎は「離れザル」と呼んでいる
39
- 40. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
離れザル
先に進んでから
ちょうどいいグループが
発見されるかもしれない
単独で価値が分からないものが、構造の中で価値を見出される可能性
40
- 43. 中間発表
断片的情報の構造化 - KJ法の実践
演習課題
1人3分で自分の付箋を
他人に説明しよう
1日目16:20から10分で準備
コツ:自己紹介でやったのの約3倍話せる
時間が限られているので重要なところから
話す順番に並べておくとスムーズ
束ねた物を一時的に展開するのもアリ
話をスムーズにするために付箋を足すのもアリ
43
- 45. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
3: 別のフォーマットへ変換
素材
付箋作り
付箋拡げ
付箋集め
表札作り
空間配置
図解化
文章化
口頭発表
KJ法の1ラウンド
グループ編成A型B型
グループ編成を繰り返した後
なにをするかについて
川喜田二郎 “「知」の探検学” p.18
45
- 49. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
KJ法A型
なぜこれをやるのか?
今まで、関係のありそうなものを
近くに置くことで表現してきたが
「どういう関係があるのか」を
ここで言語化する
49
- 56. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
KJ法B型
文章化しようとすると
わかっていたはずの話が
うまくつながらない
→新しい発想のチャンス
何が欠けているのかな?
『発想法』p98
56
- 60. コツ
断片的情報の構造化 - KJ法の実践
KJ法B型
未解決の課題をスタートにし
図解上の近いところへ進む
ようにすると文章化しやすい
60
- 61. 演習
発散干渉
成長
収束
選択
整理
発表
付箋づくり
グループ編成
図解化
A型
書き出し
発表資料
づくり
B型
61
- 62. 今後の流れ
演習
・グループ編成(続き)
・A型:図解化
・B型:発表資料づくり
進捗を見ながら適宜どれをやるか決めます
62
- 63. 1日目予定
演習
・グループ編成(続き)
・残り1時間の段階で、並べた
付箋をポスターだと思って
他のメンバーに各自5分発表*
B型を経験することで、盲点に気づく機会を作る
63
- 68.
参考文献
川喜田二郎(1967)『発想法 : 創造性開発のため
に』中央公論社
川喜田二郎(1977)『「知」の探検学 : 取材から創
造へ』講談社
ジェームズ・W・ヤング(1988)『アイデアのつく
り方』今井茂雄 訳, 阪急コミュニケーションズ
68
- 72.
干渉作用
←グループ
川喜田二郎 “発想法” p.109
72
- 73. 安定性の獲得
干渉作用
他のグループから「~かも?」を
肯定する材料が出てきた
→そのアイデアの信憑性が高まる
『発想法』p108
73
- 75. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
グループ編成
大きな抽象的なグループを
作ってしまった場合の解決法
そのグループから1枚だけ選んで
残りを捨てるとしたらどれを残す?
75
- 76. 断片的情報の構造化 - KJ法の実践
グループ編成
次にその「大事な1枚」を表札にして
束ねてもよい付箋があるか?を考える
束ねられなかった付箋はボトムアップ
でくっつけるべきではなかった
76