有限要素法概論

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                     ©CADLAB, 2009
実物から有限要素モデルへ

   厚さ2mm                                 30mm


 実物
                           90mm



要素分割

           5         6         7         8


節点番号と          101       102       103
                                             要素   節点
                                             番号   番号
要素番号
           1         2         3         4
                                                       2
三大有限要素

          棒状       板状       カタマリ状


 イメージ



有限要素
有限要素の     Bar要素
             要素   Shell要素
                       要素   Solid要素
                                 要素
名称(呼び方)   はり要素     板要素      立体要素



 模式図


                                      3
パワー系のソリッド要素




         四面体に   五面体に   六面体に
円筒管
         よる分割   よる分割   よる分割
                              4
シェル要素は中立面の上に
               中立面




    10ミリ
        10ミリ



                     板の接合部で
                     は、中立面の
                     抽出が面倒。




                              5
三大有限要素まとめ
       棒状のもの   板状のもの   カタマリ状のもの

 実
 際の
モ
ノ


ト
ポ
ロジ
   ー


   要
   素
   の
   種
   類

                                  6
剛体要素(リジッド要素)
 節点の自由度と他の節点の自由度を極めて
  剛性の高い棒要素(線材)で連結する。
  剛性の高い棒要素(線材)で連結する
 自由度のリリースの仕方によって様々な状態
                              1:1
  を表現できる。                節点         節点



                              多:1




                              多:多



  端部のソケット部に   ボルト部分
  モーメントをかける   を拘束する

                                         7
要素の種類と次数

           バー要素      シェル要素             ソリッド要素
           棒(線)   三角形    四角形    六面体     五面体     四面体
            Bar   Tria   Quad   Hexa    Penta   Tetra


1
次


 2
 次

           中間節点
       自

     動
     メ
     ッシ
       ュ


                                                        8
テトラ1次要素と2次要素の精度
1.6

1.4                            理論解:1.4
1.2

 1

0.8
08

0.6                           考察
0.4                            1次要素は2次要
  30mm    14mm   7mm   3mm      素より精度が悪い。
                               1次要素でも要素を
                                細かくしていけば精
                                度が上がってくる。
                               1次要素は『硬め』。
                                             9
解析品質:メッシュ・サイズ
    端                               荷重1N
        固
        定                                           解析1回コッキリ
                                                      1回コッキリでは、それが
                                                      1回コッキリでは それが
                                                    正しいかどうかわからない!
                   様々なメッシュ・サイズで分割

    要素長
1                                          2
              3
                                                                        5   6
                                          1.8                       4
    要素長
2                                         1.6
             1.5                                            3
                                          1.4
    要素長                               最
3                                     大 12
                                        1.2
              1                       変
                                      形   1         2
                                      量
    要素長                                   0.8
4
            0.75
            0 75
                                          0.6

    要素長                                   0.4
5            0.6                          0.2
                                          02    1

    要素長                                    0
6                                               1       2       3   4   5   6
             0.5                                                                10
構造解析3つの要素

  拘束

  構造         モノを表現する
              構造
  荷重




              応力
   モノを固定する             モノにかかるチカラ

       拘束                荷重
             境界条件
                                   11
「拘束」の定義方法
          Y
                                    X    Y     Z
                             並進    ?     ?     ?
               Ry            回転    ?     ?     ?
    Rz              RX       固定=変位0mm=動かない
                                       (値を入れると強制変位)
          節点                 自由=フリー=動く
Z                        X



               「固定」と「自由」の組合せで、さまざまな
               拘束条件を定義できる。
               拘束条件を定義できる
                                                      12
さまざまな状況を表わす拘束条件
    y
        クランプ
x       完全拘束               X     Y     Z
                     並進   固定    固定    固定
                     回転   固定    固定    固定



    y
        ボールジョイント
x       回転自由               X     Y     Z
                     並進   固定    固定    固定
                     回転   フリ
                          フリー   フリ
                                フリー   フリ
                                      フリー



    y
        スライダ
        軸方向自由              X     Y     Z
x
                     並進   フリー   固定    固定
                     回転   固定    固定    固定


                                            13

有限要素法見本

  • 1.
    有限要素法概論 知っていると結果に差が出ます。 当資料の無断転載を禁ず。 ©CADLAB, 2009
  • 2.
    実物から有限要素モデルへ 厚さ2mm 30mm 実物 90mm 要素分割 5 6 7 8 節点番号と 101 102 103 要素 節点 番号 番号 要素番号 1 2 3 4 2
  • 3.
    三大有限要素 棒状 板状 カタマリ状 イメージ 有限要素 有限要素の Bar要素 要素 Shell要素 要素 Solid要素 要素 名称(呼び方) はり要素 板要素 立体要素 模式図 3
  • 4.
    パワー系のソリッド要素 四面体に 五面体に 六面体に 円筒管 よる分割 よる分割 よる分割 4
  • 5.
    シェル要素は中立面の上に 中立面 10ミリ 10ミリ 板の接合部で は、中立面の 抽出が面倒。 5
  • 6.
    三大有限要素まとめ 棒状のもの 板状のもの カタマリ状のもの 実 際の モ ノ ト ポ ロジ ー 要 素 の 種 類 6
  • 7.
    剛体要素(リジッド要素)  節点の自由度と他の節点の自由度を極めて 剛性の高い棒要素(線材)で連結する。 剛性の高い棒要素(線材)で連結する  自由度のリリースの仕方によって様々な状態 1:1 を表現できる。 節点 節点 多:1 多:多 端部のソケット部に ボルト部分 モーメントをかける を拘束する 7
  • 8.
    要素の種類と次数 バー要素 シェル要素 ソリッド要素 棒(線) 三角形 四角形 六面体 五面体 四面体 Bar Tria Quad Hexa Penta Tetra 1 次 2 次 中間節点 自 動 メ ッシ ュ 8
  • 9.
    テトラ1次要素と2次要素の精度 1.6 1.4 理論解:1.4 1.2 1 0.8 08 0.6  考察 0.4  1次要素は2次要 30mm 14mm 7mm 3mm 素より精度が悪い。  1次要素でも要素を 細かくしていけば精 度が上がってくる。  1次要素は『硬め』。 9
  • 10.
    解析品質:メッシュ・サイズ 端 荷重1N 固 定 解析1回コッキリ 1回コッキリでは、それが 1回コッキリでは それが 正しいかどうかわからない! 様々なメッシュ・サイズで分割 要素長 1 2 3 5 6 1.8 4 要素長 2 1.6 1.5 3 1.4 要素長 最 3 大 12 1.2 1 変 形 1 2 量 要素長 0.8 4 0.75 0 75 0.6 要素長 0.4 5 0.6 0.2 02 1 要素長 0 6 1 2 3 4 5 6 0.5 10
  • 11.
    構造解析3つの要素 拘束 構造 モノを表現する 構造 荷重 応力 モノを固定する モノにかかるチカラ 拘束 荷重 境界条件 11
  • 12.
    「拘束」の定義方法 Y X Y Z 並進 ? ? ? Ry 回転 ? ? ? Rz RX 固定=変位0mm=動かない (値を入れると強制変位) 節点 自由=フリー=動く Z X 「固定」と「自由」の組合せで、さまざまな 拘束条件を定義できる。 拘束条件を定義できる 12
  • 13.
    さまざまな状況を表わす拘束条件 y クランプ x 完全拘束 X Y Z 並進 固定 固定 固定 回転 固定 固定 固定 y ボールジョイント x 回転自由 X Y Z 並進 固定 固定 固定 回転 フリ フリー フリ フリー フリ フリー y スライダ 軸方向自由 X Y Z x 並進 フリー 固定 固定 回転 固定 固定 固定 13