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IA 2010




情報設計の根拠を把握する
アジャイル時代のWeb解析事例
                          Twitter質問対応版




                       2010-2-27
     ...
自己紹介

1. Webにこだわり15年
   SE→Dir→IA→CMS→SEO→解析              (1995~)

2. Webの運用改善を3社でリード
   ECM・CMS導入       (2004~2008)
   楽天...
問題提起

人間中心設計(HCD)や情報アーキテクチャ(IA)は
    時間やお金が余計にかかる?
    クライアントの理解が無いと進まない?
    専門家しかできない?
    ビジネスの都合と相反する?
    理想論であって非現実的...
A.HCDとIA

HCDの基本は改善サイクルの反復

                調査・解析                     ISO13407 インタラクティブシステム
                              ...
A.HCDとIA

IAの意義

  立ち上げ時は、設計の根拠
  運用開始後は、土台(方針)になる

  立ち上げ                    運用
 IA
(方針)



       ただし、間違っているかもしれない
     ...
Agenda

A) HCDとIA
B) 仮説に基づく設計
C) 仮説の検証と最適化
D) 最適化のポイント




            © 2010 Makoto Shimizu   6 / 86
B.事例:仮説に基づく設計

2週間で立ち上げ、3カ月運用改善

  サイトの目的
1. IA・CMS・最適化を実践
2. ノウハウ・事例を公開
3. 個人活動の広報
  構築・運用コスト
90H(0.6人月)+2万円
            ...
B.事例:仮説に基づく設計

1.機能・コンテンツ:洗い出し

  目的のため、どんなコンテンツや機能が必要?
   お知らせ   :更新内容、執筆や講演のお知らせ
   ブログ記事 :軽い外部情報とコメント
   実践メモ   :プロジェクト...
B.事例:仮説に基づく設計

1.機能・コンテンツ:位置づけを整理

  マトリックスで位置付けや抜け漏れを確認
        ●       ●      ○                      集客
            ●   ...
B.事例:仮説に基づく設計

2.機能・コンテンツ:そもそも目的は?

  コンセプトダイアグラムで図解
事業会社                                         ベンダー
         マー
       ...
B.事例:仮説に基づく設計

(参考)Flickrのユーザーモデル




                http://soldierant.net/archives/2005/10/flickr_user_mod.html


      ...
B.事例:仮説に基づく設計

3.サイト名:分かりやすくコンセプトを表す

  まずは内容と特徴をキーワード化
   「実践」
   •   コンサルタントでも評論家でもない
   •   具体的な情報開示がウリ
    「CMS」「IA」
 ...
B.事例:仮説に基づく設計

3.サイト名:アルファベットの場合も考慮

  アルファベットでも覚えやすく入力しやすいか?
    「実践」
   • Practice             ×分かりにくい
   •   Jissen    ...
B.事例:仮説に基づく設計

4.SEO:検索の意図に合わせる

1. まずは思い出して検索すれば見つかる状態に
       実践 CMS
                                    ブランド系キーワードは
   ...
B.事例:仮説に基づく設計

3.サイト名:SEOも考慮




       最適化
       最適化                   圧縮の
                             圧縮の
       とは?
 ...
B.事例:仮説に基づく設計

3.サイト名:ドメインを取得し確定

  空き状況を調べ、ドメイン決定&購入
   cms-ia.info
  ようやくサイト名が確定
   実践CMS★IA




          © 2010 Makoto...
B.事例:仮説に基づく設計

ここまでの流れ

  複合的に同時進行(4H)

  2.コンセプト                             6.UI
            3.サイト名

  1.機能・
           ...
B.事例:仮説に基づく設計

5.ナビゲーション:コンテンツを貯めて活かしたい

  時系列のブログでは古いコンテンツが埋没する?




       最新
       最新




            © 2010 Makoto Sh...
B.事例:仮説に基づく設計

5.ナビゲーション:コンテンツを貯めて活かしたい

コンテンツが増えた10年後を考えると...
  柔軟に変更できるカテゴリ分類も必要
   増えたらカテゴリを細分化したい
    人気が無いカテゴリは格下げ・統廃...
B.事例:仮説に基づく設計

5.ナビゲーション:コンテンツを貯めて活かしたい

埋もれたコンテンツへ誘導するため、
  トラフィックをコントロールできる状態にしたい
                                  カテゴリ...
B.事例:仮説に基づく設計

5.ナビゲーション:興味・関心に合わせたい

  コンテンツが増え、サイトのテーマが広がった場合、
  全コンテンツが混在するRSSでは冗長ではないか
  RSSフィードもカテゴリで分類する

     全部入りR...
B.事例:仮説に基づく設計

6.UI:方向感覚で迷子を減らす
ブログとは違い階層構造を持つため深さを表現したい
  ページごとにカラム構成を変える



                             内容と関連性が高い
     ...
B.事例:仮説に基づく設計

6.UI:じっくり読むための印刷用ページ

「じっくり読めるオリジナルコンテンツは印刷される」
 印刷用ページを提供する




          © 2010 Makoto Shimizu   23 / 86
B.事例:仮説に基づく設計

7.以上の要件を満たすCMSを選定

  プロトタイプを作成しながら評価・選定
  運用が楽なSaaS型CMSに注目
   限られた工数はコンテンツ企画・制作に使いたい
   バージョン管理・ワークフローは最初は不...
B.事例:仮説に基づく設計

7.以上の要件を満たすCMSを選定

  チェコの無名CMSを採用



      http://www.webnode.com




  小規模サイトなら検討の価値あり。ただし
     カスタマイズできない...
B.事例:仮説に基づく設計

8.ようやくサイト構成が確定

  IA・UI・CMSによりサイトマップは変わる
     それぞれの都合・制約により調整が必要

2.コンセプト                     6.UI
        ...
B.事例:仮説に基づく設計

(参考)サイトマップは誰のもの?

 立ち上げ設計者 vs. 運用者
 懲りすぎると、納品後に捨てられる




         http://www.flickr.com/photos/activeside/1...
B.事例:仮説に基づく設計

      立ち上げ後も活用できるサイトマップ

              楽にメンテできることが重要
              SEOやアクセス解析の運用でも使えるExcelに




           ...
B.事例:仮説に基づく設計

IA設計と構築の流れ

2.コンセプト                     6.UI
          3.サイト名

1.機能・                                   8.サイ...
B.事例:仮説に基づく設計

6200万会員の楽天サイト群でも通用するか?




                                  30

          © 2009 Makoto Shimizu   30 / 86
B.事例:仮説に基づく設計

基本は同じ。ただし

 最初に調査(マーケ・競合)を行う
  事業計画の予測精度を高めるため
 立ち上げ前にユーザテストやQAを行う
  初期品質を担保するため
 レビューや合意形成に時間をかける
  人が増えると...
B.事例:仮説に基づく設計

今回の設計のポイント

 コンセプトを図解すると整理できる
 UIは根拠(想い)を明確に
 システムは要件を決めてから選ぶ
 運用上の制約(現実)は大前提
 一時的な中間成果物は最低限に




         ...
D.最適化のポイント

(参考)ウォーターフォールの逆流アプローチ

 具体から着手、必要に応じて上流へ戻る




                                     http://www.mdn.co.jp/di/
 ...
Agenda

A) HCDとIA
B) 仮説に基づく設計
C) 仮説の検証と最適化
D) 最適化のポイント




            © 2010 Makoto Shimizu   34 / 86
B.事例:仮説に基づく設計

立ち上げ前後で反復の目的が変わる
   0.5ヶ月                      2.5ヶ月~
  立ち上げ                         運用



 IA設計、調査        ...
B.事例:仮説に基づく設計

特に立ち上げ後の運用改善で勝負は決まる

 人が変わるとコンセプトが崩れる
 次第にスケールしなくなる
 ビジネスも環境も変化する
 立ち上げは一瞬、運用はずっと続く


 立ち上げ                ...
B.事例:仮説に基づく設計

2週間で立ち上げ、2.5ヶ月で運用改善

  サイトの目的
1. IA・CMS・最適化実験場
2. ノウハウ・事例を公開
3. 個人活動の広報拠点
  構築・運用コスト
       仮説を検証
90h(0.6人月...
C.事例:仮説の検証と最適化

機能・コンテンツ:意図した効果は出たか

 特製と効果を予測して数値化
           2
           ●        2
                    ●      1
      ...
C.事例:仮説の検証と最適化

機能・コンテンツ:意図した効果は出たか

 「集客」効果とは?分解して再定義
  2        2   1                    集客
       2   2   1            ...
C.事例:仮説の検証と最適化

    集客効果:人と情報の流れを図解し、

  新規                                                新規
(読者/参加者)    リピータ            ...
C.事例:仮説の検証と最適化

    効果測定に使える指標を決定
                                  言及回数
  新規                                             ...
C.事例:仮説の検証と最適化

予測と実際の差は?・・・ナットク


                                       RSS




                                  計測期間:2...
C.事例:仮説の検証と最適化

計測できる「ユーザー維持」効果の要素は?


         満足
 初回訪問
                             また      (ソーシャル)
        閲読          ...
C.事例:仮説の検証と最適化

 機能・コンテンツ:意図したSEO効果は出たか?

  一般的な指標を調べてみたが...
                                              ニーズ
           ...
C.事例:仮説の検証と最適化

SEO:通常ならキーワード別にCV分析するところ

 時間がかかり過ぎるので諦めた。

                     CMS
     知りたい                            ...
C.事例:仮説の検証と最適化

「キーワード」から訪問意図が分かる

 クリックして訪問した「想い」でグループ化
  キーワード
                                           キーワード
        ...
C.事例:仮説の検証と最適化

「訪問者はズレていないか?」を知りたい

  現状のバランス                                      目指す理想




           結果:CMSが多すぎた 最適化に着...
C.事例:仮説の検証と最適化

ターゲットにリーチできたか?

 コンセプトダイアグラムで再確認

事業会社                               ベンダー

         実践メモ

          相乗
   ...
C.事例:仮説の検証と最適化

ターゲットにリーチできたか?

 会社数、人数、訪問回数が分かる


                                  http://nakanohito.jp




            ...
C.事例:仮説の検証と最適化

サイト名:覚えやすかったか?

 ブランド系キーワードのバリエーション
   うろ覚え度やスペルミスが分かる

               結果:ほぼOK
               改善:メニューを「ブログ...
C.事例:仮説の検証と最適化

 サイト名:検索で戻れたか?

   ブランド系キーワードの検索順位と訪問回数




※20キーワードの
 順位を毎日確認
                 結果:すぐ見つかる状態になった
※苦労したのはBig...
C.事例:仮説の検証と最適化

   (以前)Googleで「CMS IA」を検索


                                       2009-07-19時点


         1              ...
C.事例:仮説の検証と最適化

      (結果)Googleで「CMS IA」を検索 (7ヶ月後)

      1
                                         2010-02-23時点
 本
サイト
...
C.事例:仮説の検証と最適化

(結果) Yahooは2→7割へ

  Yahooで「CMS IA」を検索すると
  1         1                 1
  2         2                 2
 ...
C.事例:仮説の検証と最適化

ただし、順位を上げても流入は増えない

 ブランド系キーワードの検索順位と訪問回数




       結果:講演前後は新規訪問が増える




          © 2010 Makoto Shimizu ...
C.事例:仮説の検証と最適化

SEO:全体的な順位とアクセスは増加を追った

  順位が上昇、検索経由のアクセスも増加




結果:順調。週末が谷なのは企業ユーザーが多いため
          © 2010 Makoto Shimizu ...
C.事例:仮説の検証と最適化

SEO:Googleは書くと反応する状態になった

  書けば上がる
   10/3に記事追加、10/8に順位上昇
                                    3W後に戻った




...
C.事例:仮説の検証と最適化

SEO:Googleは書くと反応する

  書かなければ下がる
     興味を失い書かなくなったテーマは徐々に下落




   スグ反応してくれるのでコントロールできる。
   SEO=訪問最適化なのでは?
...
C.事例:仮説の検証と最適化

ナビゲーション:古いコンテンツは埋もれていないか?


 新旧の割合、減衰速度を確認                           計測期間:2010-01-27~2010-02-23




      ...
C.事例:仮説の検証と最適化

ナビゲーション:古いコンテンツは埋もれていないか?


 カテゴリとタグの調整でトラフィックをコントロール



   価値が下がったらタグを外す
   増えたタグは細分化




          © 201...
C.事例:仮説の検証と最適化

ナビゲーション:古いコンテンツは埋もれていないか?


   4ヶ月目と7ヶ月目で推移を比較すると...
計測期間:2009-11-01~2009-11-30                           ...
C.事例:仮説の検証と最適化

(参考)更新し続けないと訪問は減るのか?

 15年運用しているサイトの場合
   レシピなど2,000ページ。5年間ほぼ凍結




         結果:アクセスは減ってきたが、
         検索経由...
C.事例:仮説の検証と最適化

更新し続けないと訪問は減るか?

 15年運用しているサイトの場合
   前年と比較すると…




      「おせち」「モンブラン」等の
      季節トレンドを15年反復している


         ...
C.事例:仮説の検証と最適化

ナビゲーション:流入経路は想定通りか?

 当初の想い 「RSSをテーマ別に分割すれば、
 興味に合わせた購読ができて便利」かも
     全部入りRSS




   記事
         結果:購読フィード...
C.事例:仮説の検証と最適化

 UI:印刷してじっくり読んだか?

   印刷アイコンは使われていない




                          結果:半年で3クリックのみ




※分かりにくいためにクリックされなかった可...
C.事例:仮説の検証と最適化

他サイトへの送客効果

 目的別に分類して計測&分析


    TOP
           ブログ                     サイト外の自
                           ...
C.事例:仮説の検証と最適化
                                   寄稿した
他サイトへの送客効果                        自分の記事

 1クリックで自動更新(しないと運用が続かない)

...
C.事例:仮説の検証と最適化

(参考)アクセス解析は目的別に複数導入

 目的に応じて使い分けた
  Google Analytics: 基本。複雑。時差あり
   Clicky:                 iPhoneでリアルタイム確...
Agenda

A) HCDとIA
B) 仮説に基づく設計
C) 仮説の検証と最適化
D) 最適化のポイント




            © 2010 Makoto Shimizu   69 / 86
D.最適化のポイント

最適化のポイント

 設計時の仮説を検証する
 簡単な解析でも多くを得られる
 分かることではなく知りたいことを(計測→解析)
 早く間違いに気づく
  小さくサイクルを回す方が重要
  小さな改善を地道に楽しむ



...
D.最適化のポイント

総合的に考えて動こう

 全てはつながっている
 分業は必要悪と意識しないとタコ壷化する


       SEO        Web      Technology
  IA
                Anal...
D.最適化のポイント

IAの方法論(ツール)を守っても平均点
  ペルソナ/シナリオ
  ヒューリスティック調査/エキスパートレビュー
  認知ウォークスルー
  ユーザビリティ テスト
  コンセプト モデル
  カード ソート
  コンテ...
D.最適化のポイント

標準・方法論はマイナスをゼロにするだけ

 初心者でも同じことができるようにするためのしくみ
  若手でもそこそこのアウトプットを出せる
 マジメに守ると...
  時間とお金がかかりすぎる
  かえって質が低下すること...
D.最適化のポイント

小さなサイトで全体感を

 小さな個人サイトは
  すべてを把握できる
  改善を反復しやすい
 大きな商用サイトは
  大きなサンプルで検証できる
  コストをかけられる                        ...
D.最適化のポイント

もっと踏み込もう

 箱(設計)から中身(コンテンツ運用)へ
 自分の言葉で語れる改善体験を増やす
 発明は必要ない。マネや実践(追試)を
 足りないのはコストや時間ではない




             © 201...
問題提起 の答え

人間中心設計(HCD)や情報アーキテクチャ(IA)は
    時間やお金が余計にかかる?
    専門家しかできない?
    クライアントの理解が無いと進まない?
    ビジネスの都合と相反する?
    理想論であって...
D.最適化のポイント

もっと踏み込もう



                                     応用
     やってみる                   抽象化
知る

        具体から抽象へ
     ...
D.最適化のポイント

改善しないと下落する

 時々リニューアル、そして下がり続ける
 思いつきで改善できるのは最初だけ
効果




                         効果が
                        ...
D.最適化のポイント

コンテンツとノウハウを貯めて勝つ

 蓄積こそが圧倒的な優位性につながる
  工夫と改善を繰り返し、ノウハウを貯める
  コンテンツを貯めて最大活用する
効果




                          ...
D.最適化のポイント

ISOも「やってみないと分らない」

             利用状況の
             把握と明示

                                     ユーザと組織
   要求に対す...
ご清聴ありがとうございました。



 最新版の資料は「実践CMS★IA」で公開しました


     実践CMS


       mak00s

                        http://www.cms-ia.info
...
(参考)オンラインで読める記事

MdN Web STRATEGY
『実践的インフォメーションアーキテクト論』
  http://www.mdn.co.jp/di/articles/529/?page=4
 1.   IAの成り立ちとタイプ分け...
(参考)オンラインで読める記事

ロフトワーク WebEXP.jp
『CMSとIA〜デジタル時代を生き抜く情報整理術』
  1. CMSとIAの接点:溢れる情報を整理しよう
      http://www.webexp.jp/feature/...
(参考)オンラインで読める記事

MdN Web STRATEGY
『実践CMS導入・運用ガイド』
  http://www.mdn.co.jp/di/articles/315/?page=2
 1.    CMSの要件は何を定義すべき?
 2...
(参考)オンラインで読める記事

Web担当者Forum
『ステップ式!CMS活用はじめの一歩』
 http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/2499          2008
                 ...
(参考)オンラインで読める記事

Web担当者Forum


         2010
         新連載
         準備中!
    詳しくはTwitter/実践CMS★IAへ
           IA 清水


     ...
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IA2010 - アジャイル時代のWeb解析事例

2,311

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『情報設計の根拠を把握する - アジャイル時代のWeb解析事例』日本ウェブ協会「IA2010」発表資料

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Transcript of "IA2010 - アジャイル時代のWeb解析事例"

  1. 1. IA 2010 情報設計の根拠を把握する アジャイル時代のWeb解析事例 Twitter質問対応版 2010-2-27 Rakuten, Inc. Web Analytics & Optimization Lead 清水 誠
  2. 2. 自己紹介 1. Webにこだわり15年 SE→Dir→IA→CMS→SEO→解析 (1995~) 2. Webの運用改善を3社でリード ECM・CMS導入 (2004~2008) 楽天グループのアクセス解析 (2008~) 3. 執筆・講演で実践ノウハウを還元 文部科学省アドバイザー委員 © 2010 Makoto Shimizu 2 / 86
  3. 3. 問題提起 人間中心設計(HCD)や情報アーキテクチャ(IA)は 時間やお金が余計にかかる? クライアントの理解が無いと進まない? 専門家しかできない? ビジネスの都合と相反する? 理想論であって非現実的? © 2010 Makoto Shimizu 3 / 86
  4. 4. A.HCDとIA HCDの基本は改善サイクルの反復 調査・解析 ISO13407 インタラクティブシステム の人間中心設計過程 利用状況の 把握と明示 要求に対する 要求事項を ユーザと組織 の要求事項 要件 設計の評価 満たす の明示 定義 納品 設計による解 決策の作成 実装 IA設計 デザイン 実際にサイクルを回せるケースは少ない © 2010 Makoto Shimizu 4 / 81
  5. 5. A.HCDとIA IAの意義 立ち上げ時は、設計の根拠 運用開始後は、土台(方針)になる 立ち上げ 運用 IA (方針) ただし、間違っているかもしれない 継続的な検証と修正が必要 © 2010 Makoto Shimizu 5 / 86
  6. 6. Agenda A) HCDとIA B) 仮説に基づく設計 C) 仮説の検証と最適化 D) 最適化のポイント © 2010 Makoto Shimizu 6 / 86
  7. 7. B.事例:仮説に基づく設計 2週間で立ち上げ、3カ月運用改善 サイトの目的 1. IA・CMS・最適化を実践 2. ノウハウ・事例を公開 3. 個人活動の広報 構築・運用コスト 90H(0.6人月)+2万円 http://www.cms-ia.info 制約の中で、どこまで検証・反復できるか? © 2010 Makoto Shimizu 7 / 81
  8. 8. B.事例:仮説に基づく設計 1.機能・コンテンツ:洗い出し 目的のため、どんなコンテンツや機能が必要? お知らせ :更新内容、執筆や講演のお知らせ ブログ記事 :軽い外部情報とコメント 実践メモ :プロジェクト別 講演の記録:概要・リンク・ダウンロード 執筆の記録:概要・リンク・補足 サイト説明 :趣旨・管理人・お問合せ・リンク © 2010 Makoto Shimizu 8 / 86
  9. 9. B.事例:仮説に基づく設計 1.機能・コンテンツ:位置づけを整理 マトリックスで位置付けや抜け漏れを確認 ● ● ○ 集客 ● ● ○ ○ ユーザー維持 ○ ● SEO ○ ● ● ブランディング 更新 独自 実践 PR 信頼 鮮度 文量 度 性 頻度 性 度 お知らせ ● ○ × × ○ ● △ ブログ記事 ● ● ● ○ ● △ × 実践メモ ○ ○ ● ● ● ○ △ 講演の記録 △ △ ○ △ △ ● ○ 執筆の記録 △ △ ○ ○ △ ● ○ サイト説明 × × × × × ○ ● © 2010 Makoto Shimizu 9 / 86
  10. 10. B.事例:仮説に基づく設計 2.機能・コンテンツ:そもそも目的は? コンセプトダイアグラムで図解 事業会社 ベンダー マー ケ 制作 CM 実践メモ IT S 作 SI er 相乗 執筆記事 講演資料 制 お知らせ 融合 ブログ メディア © 2010 Makoto Shimizu 10 / 86
  11. 11. B.事例:仮説に基づく設計 (参考)Flickrのユーザーモデル http://soldierant.net/archives/2005/10/flickr_user_mod.html © 2010 Makoto Shimizu 11 / 86
  12. 12. B.事例:仮説に基づく設計 3.サイト名:分かりやすくコンセプトを表す まずは内容と特徴をキーワード化 「実践」 • コンサルタントでも評論家でもない • 具体的な情報開示がウリ 「CMS」「IA」 • CMSとIAの相乗効果がカギ 「運用最適化」「Web最適化」 • アクセス解析やSEOを含む • CMSによる効率改善も含む © 2010 Makoto Shimizu 12 / 86
  13. 13. B.事例:仮説に基づく設計 3.サイト名:アルファベットの場合も考慮 アルファベットでも覚えやすく入力しやすいか? 「実践」 • Practice ×分かりにくい • Jissen △ 「CMS」「IA」 • CMSとIA ◎具体的、直球 「運用最適化」「Web最適化」 • Optimization ×覚えにくい、打ちにくい • Saitekika ×意味不明 © 2010 Makoto Shimizu 13 / 86
  14. 14. B.事例:仮説に基づく設計 4.SEO:検索の意図に合わせる 1. まずは思い出して検索すれば見つかる状態に 実践 CMS ブランド系キーワードは CMS IA ブックマークと同じ 2. キーワードの組み合わせでピンポイント集客を CMS CMS CMS ROI CMS+特徴 とは? とは? CMS テンプレート CMS+機能 使い方 使い方 は? CMS 選定 CMS+行為 は? CMS Oracle CMS+製品/ベンダー名 どんな どんな 製品? 製品? © 2010 Makoto Shimizu 14 / 86
  15. 15. B.事例:仮説に基づく設計 3.サイト名:SEOも考慮 最適化 最適化 圧縮の 圧縮の とは? とは? こと? こと? © 2010 Makoto Shimizu 15 / 86
  16. 16. B.事例:仮説に基づく設計 3.サイト名:ドメインを取得し確定 空き状況を調べ、ドメイン決定&購入 cms-ia.info ようやくサイト名が確定 実践CMS★IA © 2010 Makoto Shimizu 16 / 86
  17. 17. B.事例:仮説に基づく設計 ここまでの流れ 複合的に同時進行(4H) 2.コンセプト 6.UI 3.サイト名 1.機能・ 5.ナビ コンテンツ ドメイン 4.SEO 7.CMS 運用設計 次はIA設計へ © 2010 Makoto Shimizu 17 / 86
  18. 18. B.事例:仮説に基づく設計 5.ナビゲーション:コンテンツを貯めて活かしたい 時系列のブログでは古いコンテンツが埋没する? 最新 最新 © 2010 Makoto Shimizu 18 / 86
  19. 19. B.事例:仮説に基づく設計 5.ナビゲーション:コンテンツを貯めて活かしたい コンテンツが増えた10年後を考えると... 柔軟に変更できるカテゴリ分類も必要 増えたらカテゴリを細分化したい 人気が無いカテゴリは格下げ・統廃合したい • リンク切れ防止のためURLは変えたくない 同じページを複数のカテゴリに入れたい • ただしページは複製したくない © 2010 Makoto Shimizu 19 / 86
  20. 20. B.事例:仮説に基づく設計 5.ナビゲーション:コンテンツを貯めて活かしたい 埋もれたコンテンツへ誘導するため、 トラフィックをコントロールできる状態にしたい カテゴリ 一覧 記事 記事 © 2010 Makoto Shimizu 20 / 86
  21. 21. B.事例:仮説に基づく設計 5.ナビゲーション:興味・関心に合わせたい コンテンツが増え、サイトのテーマが広がった場合、 全コンテンツが混在するRSSでは冗長ではないか RSSフィードもカテゴリで分類する 全部入りRSS CMSブログのRSS お知らせのRSS こどもIA日記のRSS © 2010 Makoto Shimizu 21 / 86
  22. 22. B.事例:仮説に基づく設計 6.UI:方向感覚で迷子を減らす ブログとは違い階層構造を持つため深さを表現したい ページごとにカラム構成を変える 内容と関連性が高い パーツのみを表示する © 2010 Makoto Shimizu 22 / 86
  23. 23. B.事例:仮説に基づく設計 6.UI:じっくり読むための印刷用ページ 「じっくり読めるオリジナルコンテンツは印刷される」 印刷用ページを提供する © 2010 Makoto Shimizu 23 / 86
  24. 24. B.事例:仮説に基づく設計 7.以上の要件を満たすCMSを選定 プロトタイプを作成しながら評価・選定 運用が楽なSaaS型CMSに注目 限られた工数はコンテンツ企画・制作に使いたい バージョン管理・ワークフローは最初は不要 評価結果はWeb担当者Forumで公開中 『CMSを超えた?無料でサイトを構築できる16 サービスを一挙紹介』 http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/11/18/6679 © 2010 Makoto Shimizu 24 / 86
  25. 25. B.事例:仮説に基づく設計 7.以上の要件を満たすCMSを選定 チェコの無名CMSを採用 http://www.webnode.com 小規模サイトなら検討の価値あり。ただし カスタマイズできないため、選定が重要 乗り換え時のコンテンツ移行が課題 日本語情報が少ない © 2010 Makoto Shimizu 25 / 86
  26. 26. B.事例:仮説に基づく設計 8.ようやくサイト構成が確定 IA・UI・CMSによりサイトマップは変わる それぞれの都合・制約により調整が必要 2.コンセプト 6.UI 3.サイト名 1.機能・ 8.サイト 5.ナビ コンテンツ マップ ドメイン 4.SEO 7.CMS 運用設計 © 2010 Makoto Shimizu 26 / 86
  27. 27. B.事例:仮説に基づく設計 (参考)サイトマップは誰のもの? 立ち上げ設計者 vs. 運用者 懲りすぎると、納品後に捨てられる http://www.flickr.com/photos/activeside/157793329/ © 2010 Makoto Shimizu 27 / 86
  28. 28. B.事例:仮説に基づく設計 立ち上げ後も活用できるサイトマップ 楽にメンテできることが重要 SEOやアクセス解析の運用でも使えるExcelに 公開日数 Code 画像 タイトル 公開日 URL Description CMSやSEO、アクセス解析、情報アーキテクチャ(IA)な ど、サイトの運用を最適化できる手法やツールに関する ホーム 7/26 101 / 調査から導入、結果までの実践の記録です。このサイト 0 0 自体も実践の場であり、試した結果をリアルタイムで具 体的に紹介しています。 お DESIGN IT! Conference 2009での講演内容は 11/2 3 /news/design-it-conference-2009/ 知 Oracleセミナーの資料をUPしました 10/6 30 /news/oracle-seminar-2009-presentation/ 0 0 ら 情報処理学会デジタルドキュメントシンポジウムに出演します 9/30 35 /news/ipsj-sigdd-symposium-2009/ 0 0 せ CMSセミナー(by Loftwork, 10/28)に出演します 9/17 48 /news/loftwork-cms-seminar-2009oct/ 0 0 DESIGN IT! Forumの資料をUPしました 8/28 68 /news/designit2009-slide-uploaded/ 0 0 DESIGN IT! Forum 2009に出演します 7/26 101 /news/visitors-notice/ なし 0 0 IAとCMSの実践者である清水 誠の個人的活動拠点とし サイトを公開しました 7/26 101 /news/website-launched/ て、本サイト「実践CMS★IA」を2009年7月26日に立ち上 0 0 げました。 CMSブログ 7/26 102 /blog/ なし 0 0 ガートナーの社内ポータル用CMS格付け結果は? 11/4 1 /news/magic-quadrant-for-social-software-2009/ 0 0 ロフトワーク諏訪さん×清水のメール対談 11/1 4 /news/cms-taidan-with-loftwork/ 0 0 アクセス数も追加 © 2010 Makoto Shimizu 28 / 86
  29. 29. B.事例:仮説に基づく設計 IA設計と構築の流れ 2.コンセプト 6.UI 3.サイト名 1.機能・ 8.サイト 5.ナビ コンテンツ マップ ドメイン 4.SEO 7.CMS 運用設計 「手戻り」「要件モレ」ではなく 「新たな発見」「改善できた」と前向きにとらえる © 2010 Makoto Shimizu 29 / 86
  30. 30. B.事例:仮説に基づく設計 6200万会員の楽天サイト群でも通用するか? 30 © 2009 Makoto Shimizu 30 / 86
  31. 31. B.事例:仮説に基づく設計 基本は同じ。ただし 最初に調査(マーケ・競合)を行う 事業計画の予測精度を高めるため 立ち上げ前にユーザテストやQAを行う 初期品質を担保するため レビューや合意形成に時間をかける 人が増えるとコミュニケーションは複雑化 工程がウォーターフォール的になる 多人数の予定を合わせるため © 2010 Makoto Shimizu 31 / 86
  32. 32. B.事例:仮説に基づく設計 今回の設計のポイント コンセプトを図解すると整理できる UIは根拠(想い)を明確に システムは要件を決めてから選ぶ 運用上の制約(現実)は大前提 一時的な中間成果物は最低限に © 2010 Makoto Shimizu 32 / 86
  33. 33. D.最適化のポイント (参考)ウォーターフォールの逆流アプローチ 具体から着手、必要に応じて上流へ戻る http://www.mdn.co.jp/di/ articles/529/?page=4 上流工程の必要性と意義が明確になる 下流へつながらない行為はムダ © 2010 Makoto Shimizu 33 / 86
  34. 34. Agenda A) HCDとIA B) 仮説に基づく設計 C) 仮説の検証と最適化 D) 最適化のポイント © 2010 Makoto Shimizu 34 / 86
  35. 35. B.事例:仮説に基づく設計 立ち上げ前後で反復の目的が変わる 0.5ヶ月 2.5ヶ月~ 立ち上げ 運用 IA設計、調査 効果測定・テスト • 初期品質の担保 • 仮説の検証と改善 • 仮説のブレの洗い出し • 新事実の早期発見 • 変化への柔軟な対応 © 2010 Makoto Shimizu 35 / 86
  36. 36. B.事例:仮説に基づく設計 特に立ち上げ後の運用改善で勝負は決まる 人が変わるとコンセプトが崩れる 次第にスケールしなくなる ビジネスも環境も変化する 立ち上げは一瞬、運用はずっと続く 立ち上げ 運用 改善 © 2010 Makoto Shimizu 36 / 86
  37. 37. B.事例:仮説に基づく設計 2週間で立ち上げ、2.5ヶ月で運用改善 サイトの目的 1. IA・CMS・最適化実験場 2. ノウハウ・事例を公開 3. 個人活動の広報拠点 構築・運用コスト 仮説を検証 90h(0.6人月)+2万円 してみました http://www.cms-ia.info © 2010 Makoto Shimizu 37 / 81
  38. 38. C.事例:仮説の検証と最適化 機能・コンテンツ:意図した効果は出たか 特製と効果を予測して数値化 2 ● 2 ● 1 ○ 集客 2 ● 2 ● 1 ○ ○ ユーザー維持 1 1 ○ 1 ○ 2 ● SEO 1 ○ 2 ● ● ブランディング 2 更新 独自 実践 PR 信頼 鮮度 文量 頻度 性 度 度 性 お知らせ 3 ● 2 ○ 0 × 0 × 2 ○ 3 ● 1 △ CMSブログ 3 ● 3 ● 3 ● 2 ○ 3 ● 1 △ 0 × 実践PRJ 2 ○ 2 ○ 3 ● 3 ● 3 ● 2 ○ 1 △ 講演・執筆 1 △ 1 △ 2 ○ 1 △ 1 △ 3 ● 2 ○ こどもIA 0 × 1 △ 2 ○ 0 × 1 △ 0 × 1 △ サイトについて 0 × 0 × 0 × 0 × 0 × 1 ○ 3 ● © 2010 Makoto Shimizu 38 / 86
  39. 39. C.事例:仮説の検証と最適化 機能・コンテンツ:意図した効果は出たか 「集客」効果とは?分解して再定義 2 2 1 集客 2 2 1 1 ユーザー維持 1 1 2 SEO 1 2 2 ブランディング 更新 独自 実践 PR 信頼 鮮度 文量 頻度 性 度 度 性 “新鮮で独創的、具体的なコンテンツは役立つ。 話題性が高く、多くのユーザーを引き寄せる” …と考えた。 © 2010 Makoto Shimizu 39 / 86
  40. 40. C.事例:仮説の検証と最適化 集客効果:人と情報の流れを図解し、 新規 新規 (読者/参加者) リピータ (目的ありき) フォロー 間接RT 記事 外部 RSS (外部サイト) サイト 著者紹介 のURLを クリック TOP 検索 ブログ 記事 何のサイトか確認 © 2010 Makoto Shimizu 40 / 86
  41. 41. C.事例:仮説の検証と最適化 効果測定に使える指標を決定 言及回数 新規 新規 (読者/参加者) リピータ RT回数 (目的ありき) フォロー 間接RT RSSの 記事 クリック率 RSS 被リンク 外部 の本数 (外部サイト) サイト 著者紹介 のURLを クリック TOP 検索 ブログ 記事 何のサイトか確認 訪問 © 2010 Makoto Shimizu 訪問者数 41 / 86
  42. 42. C.事例:仮説の検証と最適化 予測と実際の差は?・・・ナットク RSS 計測期間:2009-11-13~2010-02-18 ○講演のお知らせ △実践PRJ(SEO・アクセス解析) © 2010 Makoto Shimizu 42 / 81
  43. 43. C.事例:仮説の検証と最適化 計測できる「ユーザー維持」効果の要素は? 満足 初回訪問 また (ソーシャル) 閲読 来よう ブックマーク率 記事の 滞在時間 ゴール 再訪問 •プロフィール閲覧 •記事へ送客 再訪問率 •講演に参加 © 2010 Makoto Shimizu 43 / 81
  44. 44. C.事例:仮説の検証と最適化 機能・コンテンツ:意図したSEO効果は出たか? 一般的な指標を調べてみたが... ニーズ (目的) 人気 キーワード 検索 TOP 順位 ブログ 結果 記事 表記 何のサイトか確認 クリック率 © 2010 Makoto Shimizu 44 / 86
  45. 45. C.事例:仮説の検証と最適化 SEO:通常ならキーワード別にCV分析するところ 時間がかかり過ぎるので諦めた。 CMS 知りたい 困った IA アクセス解析 お知らせ コンバージョン CMSブログ プロフィール閲覧者数 実践PRJ 記事 外部サイト誘導数 講演・執筆 こどもIA イベント告知閲覧者数 サイトについて © 2010 Makoto Shimizu 45 / 86
  46. 46. C.事例:仮説の検証と最適化 「キーワード」から訪問意図が分かる クリックして訪問した「想い」でグループ化 キーワード キーワード キーワード キーワード キーワード キーワード キーワード キーワード CMS 知りたい 困った IA アクセス解析 © 2010 Makoto Shimizu 46 / 86
  47. 47. C.事例:仮説の検証と最適化 「訪問者はズレていないか?」を知りたい 現状のバランス 目指す理想 結果:CMSが多すぎた 最適化に着手 計測期間:2009-08-01~2009-11-30 1,131の流入キーワードを分類 © 2010 Makoto Shimizu 47 / 81
  48. 48. C.事例:仮説の検証と最適化 ターゲットにリーチできたか? コンセプトダイアグラムで再確認 事業会社 ベンダー 実践メモ 相乗 執筆記事 講演資料 お知らせ 融合 訪問回数 ブログ 訪問者数 訪問頻度 メディア リピート率 © 2010 Makoto Shimizu 48 / 86
  49. 49. C.事例:仮説の検証と最適化 ターゲットにリーチできたか? 会社数、人数、訪問回数が分かる http://nakanohito.jp セグメントし浸透度を算出できる © 2010 Makoto Shimizu 49 / 86
  50. 50. C.事例:仮説の検証と最適化 サイト名:覚えやすかったか? ブランド系キーワードのバリエーション うろ覚え度やスペルミスが分かる 結果:ほぼOK 改善:メニューを「ブログ」に変更 ※流入しなかったKWは含まれない 計測期間:2009-08-01~2010-11-30 © 2010 Makoto Shimizu 50 / 86
  51. 51. C.事例:仮説の検証と最適化 サイト名:検索で戻れたか? ブランド系キーワードの検索順位と訪問回数 ※20キーワードの 順位を毎日確認 結果:すぐ見つかる状態になった ※苦労したのはBigワード「楽天 CMS」「CMS 清水」 © 2010 Makoto Shimizu 51 / 86
  52. 52. C.事例:仮説の検証と最適化 (以前)Googleで「CMS IA」を検索 2009-07-19時点 1 6 自分のSNS 2 7 3 8 4 9 寄稿記事 10 5 © 2010 Makoto Shimizu 52 / 86
  53. 53. C.事例:仮説の検証と最適化 (結果)Googleで「CMS IA」を検索 (7ヶ月後) 1 2010-02-23時点 本 サイト 6 2 寄稿 3 7 記事 8 4 SNS 9 5 10 © 2010 Makoto Shimizu 53 / 86
  54. 54. C.事例:仮説の検証と最適化 (結果) Yahooは2→7割へ Yahooで「CMS IA」を検索すると 1 1 1 2 2 2 3 3 3 4 4 4 5 5 5 6 3ヶ月 6 7ヶ月 6 7 後 7 後 7 8 8 8 9 9 9 10 10 10 © 2010 Makoto Shimizu 54 / 86
  55. 55. C.事例:仮説の検証と最適化 ただし、順位を上げても流入は増えない ブランド系キーワードの検索順位と訪問回数 結果:講演前後は新規訪問が増える © 2010 Makoto Shimizu 55 / 86
  56. 56. C.事例:仮説の検証と最適化 SEO:全体的な順位とアクセスは増加を追った 順位が上昇、検索経由のアクセスも増加 結果:順調。週末が谷なのは企業ユーザーが多いため © 2010 Makoto Shimizu 56 / 86
  57. 57. C.事例:仮説の検証と最適化 SEO:Googleは書くと反応する状態になった 書けば上がる 10/3に記事追加、10/8に順位上昇 3W後に戻った 記事追加、スグ上昇 © 2010 Makoto Shimizu 57 / 86
  58. 58. C.事例:仮説の検証と最適化 SEO:Googleは書くと反応する 書かなければ下がる 興味を失い書かなくなったテーマは徐々に下落 スグ反応してくれるのでコントロールできる。 SEO=訪問最適化なのでは? © 2010 Makoto Shimizu 58 / 86
  59. 59. C.事例:仮説の検証と最適化 ナビゲーション:古いコンテンツは埋もれていないか? 新旧の割合、減衰速度を確認 計測期間:2010-01-27~2010-02-23 訪問 旧 : 新 最新 最新 ページエイジ 結果:12ページ以外は埋もれた © 2010 Makoto Shimizu 59 / 86
  60. 60. C.事例:仮説の検証と最適化 ナビゲーション:古いコンテンツは埋もれていないか? カテゴリとタグの調整でトラフィックをコントロール 価値が下がったらタグを外す 増えたタグは細分化 © 2010 Makoto Shimizu 60 / 86
  61. 61. C.事例:仮説の検証と最適化 ナビゲーション:古いコンテンツは埋もれていないか? 4ヶ月目と7ヶ月目で推移を比較すると... 計測期間:2009-11-01~2009-11-30 計測期間:2010-01-27~2010-02-23 結果:減衰の速度(傾き)が重要 一過 性の 話題 作△ ◎ る くり伸び 長くゆっ 空振り× © 2010 Makoto Shimizu 61 / 86
  62. 62. C.事例:仮説の検証と最適化 (参考)更新し続けないと訪問は減るのか? 15年運用しているサイトの場合 レシピなど2,000ページ。5年間ほぼ凍結 結果:アクセスは減ってきたが、 検索経由のアクセスをキープ。 定番コンテンツは長持ちした。 © 2010 Makoto Shimizu 62 / 86
  63. 63. C.事例:仮説の検証と最適化 更新し続けないと訪問は減るか? 15年運用しているサイトの場合 前年と比較すると… 「おせち」「モンブラン」等の 季節トレンドを15年反復している © 2010 Makoto Shimizu 63 / 86
  64. 64. C.事例:仮説の検証と最適化 ナビゲーション:流入経路は想定通りか? 当初の想い 「RSSをテーマ別に分割すれば、 興味に合わせた購読ができて便利」かも 全部入りRSS 記事 結果:購読フィードが分散。 更新やお知らせが届かない状態に © 2010 Makoto Shimizu 64 / 86
  65. 65. C.事例:仮説の検証と最適化 UI:印刷してじっくり読んだか? 印刷アイコンは使われていない 結果:半年で3クリックのみ ※分かりにくいためにクリックされなかった可能性はあるが、CMSなので改善できず、追求Stop。 © 2010 Makoto Shimizu 65 / 86
  66. 66. C.事例:仮説の検証と最適化 他サイトへの送客効果 目的別に分類して計測&分析 TOP ブログ サイト外の自 記事 コンテンツ SlideShare, LinkedIn, Hatena 寄稿した 関連リンク 自分の記事 © 2010 Makoto Shimizu 66 / 86
  67. 67. C.事例:仮説の検証と最適化 寄稿した 他サイトへの送客効果 自分の記事 1クリックで自動更新(しないと運用が続かない) 結果:Web担へコンスタントに送客できている © 2010 Makoto Shimizu 67 / 86
  68. 68. C.事例:仮説の検証と最適化 (参考)アクセス解析は目的別に複数導入 目的に応じて使い分けた Google Analytics: 基本。複雑。時差あり Clicky: iPhoneでリアルタイム確認 なかのひと: 企業名 UserHeat: クリックや視線 GRC+SCW: 検索キーワードと順位 Woopra: 個人単位の動き FeedBurner: RSSの効果測定 ※全て無料サービス。Clickyのみ有料プランに加入 © 2010 Makoto Shimizu 68 / 86
  69. 69. Agenda A) HCDとIA B) 仮説に基づく設計 C) 仮説の検証と最適化 D) 最適化のポイント © 2010 Makoto Shimizu 69 / 86
  70. 70. D.最適化のポイント 最適化のポイント 設計時の仮説を検証する 簡単な解析でも多くを得られる 分かることではなく知りたいことを(計測→解析) 早く間違いに気づく 小さくサイクルを回す方が重要 小さな改善を地道に楽しむ © 2010 Makoto Shimizu 70 / 86
  71. 71. D.最適化のポイント 総合的に考えて動こう 全てはつながっている 分業は必要悪と意識しないとタコ壷化する SEO Web Technology IA Analytics CMS Marketing © 2010 Makoto Shimizu 71 / 86
  72. 72. D.最適化のポイント IAの方法論(ツール)を守っても平均点 ペルソナ/シナリオ ヒューリスティック調査/エキスパートレビュー 認知ウォークスルー ユーザビリティ テスト コンセプト モデル カード ソート コンテンツ インベントリ サイトマップ 方法論は10年前には プロトタイピング 既に確立されていた ワイヤフレーム スタイルガイド © 2010 Makoto Shimizu 72 / 86
  73. 73. D.最適化のポイント 標準・方法論はマイナスをゼロにするだけ 初心者でも同じことができるようにするためのしくみ 若手でもそこそこのアウトプットを出せる マジメに守ると... 時間とお金がかかりすぎる かえって質が低下することも “方法論を使わない方法を知る のがエキスパートへの道だ” -R・ノウルズ OSS軽量アプリサーバ「Winstone」作者 © 2010 Makoto Shimizu 73 / 86
  74. 74. D.最適化のポイント 小さなサイトで全体感を 小さな個人サイトは すべてを把握できる 改善を反復しやすい 大きな商用サイトは 大きなサンプルで検証できる コストをかけられる 企業 サイトの将来像になる サイト 個人 サイト © 2010 Makoto Shimizu 74 / 86
  75. 75. D.最適化のポイント もっと踏み込もう 箱(設計)から中身(コンテンツ運用)へ 自分の言葉で語れる改善体験を増やす 発明は必要ない。マネや実践(追試)を 足りないのはコストや時間ではない © 2010 Makoto Shimizu 75 / 86
  76. 76. 問題提起 の答え 人間中心設計(HCD)や情報アーキテクチャ(IA)は 時間やお金が余計にかかる? 専門家しかできない? クライアントの理解が無いと進まない? ビジネスの都合と相反する? 理想論であって非現実的? 全て NO © 2010 Makoto Shimizu 76 / 86
  77. 77. D.最適化のポイント もっと踏み込もう 応用 やってみる 抽象化 知る 具体から抽象へ 抽象から具体へ © 2010 Makoto Shimizu 77 / 86
  78. 78. D.最適化のポイント 改善しないと下落する 時々リニューアル、そして下がり続ける 思いつきで改善できるのは最初だけ 効果 効果が 落ちていく 時間 © 2010 Makoto Shimizu 78 / 86
  79. 79. D.最適化のポイント コンテンツとノウハウを貯めて勝つ 蓄積こそが圧倒的な優位性につながる 工夫と改善を繰り返し、ノウハウを貯める コンテンツを貯めて最大活用する 効果 圧倒的な 優位性に 時間 © 2010 Makoto Shimizu 79 / 86
  80. 80. D.最適化のポイント ISOも「やってみないと分らない」 利用状況の 把握と明示 ユーザと組織 要求に対する 要求事項を の要求事項 設計の評価 満たす の明示 設計による解 決策の作成 ならば、やってみよう! © 2010 Makoto Shimizu 80 / 86
  81. 81. ご清聴ありがとうございました。 最新版の資料は「実践CMS★IA」で公開しました 実践CMS mak00s http://www.cms-ia.info © 2010 Makoto Shimizu 81 / 86
  82. 82. (参考)オンラインで読める記事 MdN Web STRATEGY 『実践的インフォメーションアーキテクト論』 http://www.mdn.co.jp/di/articles/529/?page=4 1. IAの成り立ちとタイプ分け 2. 架空プロジェクトでIAの活動内容を理解する 3. 情報の整理とは 4. IA設計の逆流アプローチ ★ 5. ワイヤフレームもコンテンツ管理を 6. 捨てられないスタイルガイドとは ★ IAは救世主? 2005-2007 7. © 2010 Makoto Shimizu 82 / 86
  83. 83. (参考)オンラインで読める記事 ロフトワーク WebEXP.jp 『CMSとIA〜デジタル時代を生き抜く情報整理術』 1. CMSとIAの接点:溢れる情報を整理しよう http://www.webexp.jp/feature/200811/20081125_cmsia1.html 2. コンテンツ管理の本質:リポジトリとは http://www.webexp.jp/feature/200902/20090203_cmsia2_1.html 3. 音楽ファイル(MP3)をCMS流に管理しよう http://www.webexp.jp/feature/200906/20090627_cmsia3_1.html 『CMS選定の表ワザ・裏ワザ』 ロフトワーク諏訪社長×楽天 清水氏のメール対談 http://www.webexp.jp/feature/200911/20091104_ascii1.html 2008-2009 © 2010 Makoto Shimizu 83 / 86
  84. 84. (参考)オンラインで読める記事 MdN Web STRATEGY 『実践CMS導入・運用ガイド』 http://www.mdn.co.jp/di/articles/315/?page=2 1. CMSの要件は何を定義すべき? 2. ツールの評価から運用上の問題点を見極めよう 3. CMSで解決できる分類・ナビゲーションの課題とは 4. ドキュメント管理で生産性をUP 2007-2009 5. ワークフローの本当の意義とは 6. 資産としてのテンプレート ★ 7. 複雑化するサイト配信 8. DAMとCMSでシングルソースを実現 9. コンテンツ移行をスムーズに進めるためのプランニング ★ 10. 使いやすさの最先端?気になる3種類のCMSをレビュー 11. SOA流のCMS連携術 12. ECMの本命?ようやく動き出したOracleのCMSを徹底レビュー 13. CMSの真価はコンテンツの構造化にあり ★ 14. マーケティングを加速するCMS © 2010 Makoto Shimizu 84 / 86
  85. 85. (参考)オンラインで読める記事 Web担当者Forum 『ステップ式!CMS活用はじめの一歩』 http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/2499 2008 -2009 1. コンテンツの理解から始める導入準備 2. 4つのステップで進めるCMSの情報収集 3. CMS導入の提案を社内で通すための7つの説得手法 4. RFPでは失敗する? CMSをうまく選ぶためのチェックリスト 5. CMSの可能性を最大化するためのWeb担当者の心得 ★ 6. CMS導入でのコンテンツ移行を成功させるポイント 7. CMS導入はゴールではなくスタート、その「運用」の秘訣とは 8. CMSのROIを体感しよう ★ 9. CMSを超えた?無料でサイトを構築できる16サービスを一 挙紹介 ★ 『Webのレビューに便利なオンライン付箋ツール』 http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/02/20/4875 © 2010 Makoto Shimizu 85 / 86
  86. 86. (参考)オンラインで読める記事 Web担当者Forum 2010 新連載 準備中! 詳しくはTwitter/実践CMS★IAへ IA 清水 © 2010 Makoto Shimizu 86 / 86
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