図書館データとLinked Open Data@国立国会図書館データベースフォーラム(2013.10.16)

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図書館データとLinked Open Data@国立国会図書館データベースフォーラム(2013.10.16)

  1. 1. 図書館データと Linked Open Data 国立情報学研究所 大向 一輝
  2. 2. 自己紹介 大学・研究図書 館 (1000以上) 研究・教育 国立国会図書館 (1) 公共図書館 (3000以上) 収集・保存 一般利用 国立情報学研究所 • 情報学の研究機関 + 大学への情報インフラ提供 • インターネット回線 + 学術情報サービス • • 図書・雑誌 + 論文 ウェブ研究者 + サービス提供者 …
  3. 3. 図書館の仕事 • 外から見ると… • • 中から見ると… • • 収集・整理・保存・利用 仕事を支える「図書館データ」 • • • • 閲覧・貸出・レファレンスなど 何があるのか? 出典:国立国会図書館ウェブサイト どの書架にあるのか? 目録の作成・維持管理 電子化 • 目録カードからOPACへ 撮影:大向一輝
  4. 4. つながる図書館 • 近くの図書館にない資料は相互貸借で入手可能だが… • • • • 何が「ない」のか? どの図書館にあるのか? 図書館データの共有 ネットワーク化 • • • • • 地域:自治体レベルの取り組み 国立国会図書館+都道府県(+α):ゆにかねっと 大学・研究図書館:NACSIS-CAT 世界:WorldCat カーリル
  5. 5. つながる図書館
  6. 6. ウェブと図書館 • ウェブ:インターネット=世界規模の通信用ネットワークに おける情報公開・共有インフラ • • • 検索エンジンの高度化とソーシャルメディアの登場 あらゆる分野で行われるデータ共有 • • • コストの劇的な低下による一般ユーザの参加とビジネス化 旅行・化粧品・レシピ・オークションなど 公式サイトから口コミまで 図書館とウェブ • • • Web OPACの提供 黒船?ライバル?無視? ウェブとともに歩む道はないか? 出典:web2logo.com
  7. 7. データ共有の技術 • • 現状のデータ共有は分野ごと 本来情報は分野を超えてつながっている • • ただし頭の中でだけ 知っている人は知っている、知らない人は知らない • • • • コンピュータにはわからない 知識の差を埋めるには? 新たな使い方を発見するには? 情報のつながりをウェブ上で表現するための技術 • Linked Open Data(LOD)
  8. 8. Linked Open Data 図書 作品 作品
  9. 9. Linked Open Data 人物 友人 作品 作品 在住
  10. 10. Linked Open Data 友人 作品 作品 在住 観光地 観光地 舞台 観光
  11. 11. 現実のデータ 同じ? 同じ? 関係ある?
  12. 12. Linked Open Dataの技術 • 異なるデータベース上のデータ同士をつなぐ • 識別する • • 関係づける • • 同じものに同じアドレスをつける リンクし、その意味(理由)を記述する ウェブの仕組みそのもの • • ウェブページとハイパーリンク 「文書のウェブ」から「データのウェブへ」 同じ!
  13. 13. Linked Open Data(詳細) 作家N foaf:name 名前 作品B dc:creator 著者 dc:title タイトル 夏目漱石 dc:publisher dc:date 出版年 出版者 図書館サービス http://library.j p 春陽堂 1907 foaf:topic 観光サイト http://visitor.j p 主語 http://library.jp/B http://library.jp/B http://library.jp/B 坊っちゃん テーマ 述語 目的語 dc:creator http://library.jp/N dc:publisher 春陽堂 foaf:topic http://visitor.jp/M 地域M
  14. 14. Linked Open Data(さらに詳細) <rdf:Description rdf:about="http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB02488158#entity"> <foaf:isPrimaryTopicOf rdf:resource="http://ci.nii.ac.jp/ncid/ BB02488158.rdf"/> <dc:title>セマンティックWebプログラミング</dc:title> <dc:title xml:lang="ja-hrkt">セマンティック Web プログラミ ング </dc:title> <dcterms:alternative>Programming the semantic web </dcterms:alternative> <dc:creator>トビー・セガラン著 ; 玉川竜司訳</dc:creator> <dc:publisher>オライリー・ジャパン</dc:publisher> <dc:language>jpn</dc:language> <dc:date>2010</dc:date> <foaf:topic rdf:resource="http://ci.nii.ac.jp/books/search?q= セマンティックウェブ" dc:title="セマンティックウェブ"/> <cinii:ncid>BB02488158</cinii:ncid> <dcterms:hasPart rdf:resource="urn:isbn:9784873114521"/> </rdf:Description> <rdf:Description rdf:about="http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB02488158#entity"> <foaf:maker> <foaf:Person rdf:about="http://ci.nii.ac.jp/author/DA15839119"> <foaf:name>大向, 一輝</foaf:name> <foaf:name xml:lang="ja-hrkt">
  15. 15. つながるデータ “Linking Open Data cloud diagram, by Richard Cyganiak and Anja Jentzsch. http://lod-cloud.net/”
  16. 16. つながるデータ 国立国会図書館 Wikipedia日本語版 アメリカ議会図書館 Wikipedia英語版
  17. 17. 図書館データとLOD • 図書館データへの(再)注目 • • 国立国会図書館の図書:989万点 大学・研究図書館の図書:1009万点(日本語は1/3) • • • 国立国会図書館の個人名・団体名:99万件 大学・研究図書館の著者名:161万件 • • 同姓同名を含まない 国立国会図書館の件名:10万件 • • 古典籍・絶版・流通に乗らないもの… シソーラス:上位・下位・関連語 正確性・網羅性・メンテナンス体制 • 職能・コミュニティの存在
  18. 18. 図書館データとLOD • 識別子の維持・管理 • VIAF(バーチャル国際典拠ファイル) • • • • 著者データの共有 世界中の図書館で同じ作者に同じ識別子を与える 各国語版のあらゆる著作を集められる可能性 ISSNセンター • • 雑誌の識別子 紙の雑誌と電子の雑誌の関係 • • 研究・教育には必須 名寄せの重要性 • 誌名の変更・合併・分離…
  19. 19. 世界の動向 • Europeana • • • ヨーロッパ36カ国の図書館・美術館・文書館・映像音声 アーカイブを2900万件を横断検索 LODでのデータ公開 「公共財」の開放
  20. 20. オープンデータの潮流 • オープンガバメント・ガバメント2.0 • 政府・行政機関のデータ提供 • • G8オープンデータ憲章 電子行政オープンデータ戦略 • • • • 内閣官房・総務省・経済産業省 鯖江市・横浜市・千葉市など 行政サービス向上・透明性・コミュニケーション イノベーション
  21. 21. LOD 識別子 非独占 再利用 オープン
  22. 22. オープンデータの事例 • データシティさばえ(福井県鯖江市) • • • http://www.city.sabae.fukui.jp/pageview.html?id=11552 Open DATA METI(経済産業省) • • • 日本のオープンデータのさきがけ 白書・統計データのカタログサイト http://datameti.go.jp/ 世界のオープンデータ活用事例(OKFJ) • • 32カ国・約400事例 http://okfn.jp/2013/01/21/opendatacases/
  23. 23. LODチャレンジ http://lod.sfc.keio.ac.jp/
  24. 24. 受賞作品 – アプリケーション部門 • LinkData (http://linkdata.org/) • • • テーブルデータをRDF形式に変換・公開 LOD公開のインフラ CityData・LinkData Appなどの派生プロジェクト
  25. 25. 受賞作品 – データセット部門 • saveMLAK (http://savemlak.jp/) • ボランティアによる社会教育施設(図書館・博物 館・文書館・公民館)の被災情報共有 • 実質的に入手可能な唯一の施設リスト
  26. 26. 受賞作品 – データセット関連 • データセット部門優秀賞 • • • ヨコハマ・アートLOD(横浜市芸術文化振興財団) アート関連イベント名称・開催地・時間情報 公共LOD賞 • • アニメの舞台となった地域・スポットの位置情報 オープン・ガバメント賞 • • • Location Site of Japanimation(cheese-factory.net) 公園トイレ情報(鯖江市情報統計課) CiNii賞 • • Biomasspedia(東京大学) 生物関連情報と論文情報の紐付け
  27. 27. 作家の歩み http://kyoto-city.net/ayumi/index.php
  28. 28. まとめ • • 図書館を支えるデータからウェブを支えるデータへ 他の情報源とつながることで • • • • 相手のデータを豊穣に 自分のデータを豊穣に 新たな価値を発見する “Information wants to be free, and linked.” 大向 一輝(国立情報学研究所) http://researchmap.jp/i2k i2k@nii.ac.jp Twitter:@i2k

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