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目録情報と電子リソース-多様な学術情報資源と利用者をつなぐ-

  1. 目録情報と電子リソース 第6回中国四国九州地区大学図書館 フレッシュパーソンセミナー 鹿児島大学学術情報部情報管理課 北山 信一2015.9.11. 10:00~10:45 於 鹿児島大学 ~多様な学術情報資源と利用者をつなぐ ~
  2. 目 録
  3. Q.もしも、目録がなかったら…?
  4. 図書館の定義(のひとつ) 利用者が目指す図書をすぐ取り出して 利用できるように整理し管理するところ 大学図書館の機能 学生、研究者が、学習・研究を進め る上で必要不可欠な学術情報[文献や 各種データ、図書、事典]を提供する
  5. NACSIS- CAT(総合目録所在情報データベース)
  6. 参加機関(1250超)による オンライン共同分担方式 で管理されている
  7. Q.NACSIS-CATの開始は1985年、インタ ーネットの普及前であった。 現在、インターネットネイティブユーザ に対して十分なサービスを提供できて いるだろうか?
  8. Q.日本では1995年がインターネット元年 と呼ばれている。それから20年。 インターネットの普及が人々の生活や 図書館サービスにもたらしたものは何 だろうか?
  9. ・資料(情報)の単位、媒体、保管方法 ・資料へのアクセス方法 ・利用者の検索行動パターン 変化したこと
  10. 情報の単位 ・一論文 ・一記事 ・一データ ・一章 粒度が細かく 図書、雑誌という 「容れ物」
  11. まずネットワーク上のデジタル データを探す。 検索の”日常化”
  12. ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
  13. ユーザの情報要求の明確さ 1.何が問題でそれをどうすれば解決で きるかわかっていないため、具体的な 言語表現で表せない 2.問題を曖昧な表現や未整理の表現で しか顕在化できない Talor,R.S. 「Question-negotiation and information seeking in libraries」 College&Research Libraries.29(3), 178-194 1968
  14. 3.具体的、かつ適切な言語表現として 顕在化できるが、どうすれば解決でき るかわかっていない 4.明確かつ具体的に問題を顕在化でき、 それを解決するために必要な、利用す べき情報資源を理解している。 Talor,R.S. 「Question-negotiation and information seeking in libraries」 College&Research Libraries.29(3), 178-194 1968 ユーザの情報要求の明確さ
  15. ・様々なキーワードを入力し、試行錯誤し つつ情報収集していき、その情報への理 解や知識を深めていく 松下光範 「探索的検索-情報へのアプローチの変化 薬学図書館60(1), 64-70, 2015 探索的検索
  16. 1.目的としている分野や領域についてよ くわかっていない 2.目的を達成する方法や技術、手順につ いて確信を持っていない 松下光範 「探索的検索-情報へのアプローチの変化 薬学図書館60(1), 64-70, 2015 探索的検索を行うユーザの特徴
  17. 3.そもそも目的が不確かである 松下光範 「探索的検索-情報へのアプローチの変化 薬学図書館60(1), 64-70, 2015 探索的検索を行うユーザの特徴 *情報アクセスを通じてこれらを明確 にしていくことが課題
  18. 何か適当に放り 出されたような 状態 これ使って上 手に選り分け てね
  19. ・メタデータを収集して一箇所に集 約 ・ナレッジベースの品質管理が課題
  20. http://kagoshima.summon.serialssolutions.co m/?ctx_ver=Z39.88- 2004&ctx_enc=info%3Aofi%2Fenc%3AUTF- 8&rfr_id=info:sid/summon.serialssolutions.co m&rft_val_fmt=info:ofi/fmt:kev:mtx:book&rft .genre=book&rft.title=The+catcher+in+the+ rye&rft.date=2000-01- 01&rft.pub=Little%2C+Brown&rft.isbn=0316 769533&rft.externalDocID=R100000002- I000004357597-00&paramdict=ja
  21. Q.なぜナレッジベースのメタデータ に不備が発生するのか?
  22. ナレッジベースの流通過程 コンテンツプロバイダ(出版社等) ナレッジベースベンダ 図書館 *メタデータ作成 *メタデータの統合・変換処理・蓄積 *データ選択、サービス利用
  23. ・メタデータ交換に関する推奨指針 ・英国逐次刊行物グループ(UKSG)と 米国情報標準化機構(NISO)の共同に よるプロジェクト Knowledge Bases And Related Tools (KBART) 電子リソースのメタデータ標準化
  24. インターネットの普及により論文の 入手自体はしやすくなったが…… 学生は入手した論文の評価が出来ない わざわざ質の悪い論文を見つけてそ れを元にレポート書いてくる者もいる
  25. 論文評価を正しく行えるように なるまでには時間が掛かる 教育上、読むべき論文、すぐに読ま なくても良い論文、というものは確 か にある。 クオリティコントロールされたナレッジベース と、それを提供するディスカバリーサービス による、教育効果向上の期待
  26. ・2010年:AACR2(英米目録規則)→ RDA 一方、目録規則の世界では… ・2013年3月:LC(米国議会図書館)、RDA への移行開始 ・2013年4月:国立国会図書館、洋図書に RDAの適用開始 #RDA = Resource Description and Access #AACR2=Anglo American Cataloguing Rules. 2nd ed.
  27. AACR2の構成 part1:記述 図書、パンフレット 及び印刷した一枚もの 地図資料 手稿 楽譜 録音物 映画およびビデオ録画 録音物 映画およびビ デオ録画 静止画像資料 電子資料 三次元工芸品 マイクロ資料
  28. NCRの構成 第I部 第 1章 記述規則 第 2章 図書 第 3章 書写資料 第 4章 地図資料 第 5章 楽譜 第 6章 録音資料 第 7章 映像資料 第 8章 静止画資料 第 9章 電子資料 第10章 博物資料 第11章 点字資料 第12章 マイクロ資料 第13章 逐次刊行物
  29. RDAの全体構成 *実態の属性を扱う S1:体現形と個別資料 S2:著作と表現形の属性 S3:個人・家族・団体の属性 S4:概念・物・出来事・場所の属性
  30. RDAの全体構成 *実態間の関連を扱う S5:著作、表現形、体現形、個別資料の 主要な関連 S6:特定の個人、家族、団体と関係する 著作、表現形、体現形、個別資料を 発見するための関連 S7:特定の主題についての著作を発見す るための関連を発見するための関連
  31. RDAの全体構成 S8:関連する著作、表現形、体現形、個 別資料を発見するための関連 S9:関連する個人、家族、団体を発見す るための関連 S10:関連する概念、物・出来事・場所 を発見するための関連
  32. RDA導入の背景 ・資料形態の多様化 ・データのシステム間連携利用 ・データの「作り方」から「見せ方」 へ FRBRの実現が求められてき た
  33. 著作 STAR WARS episode IV Return of the Jedi スターウォーズエピソード6 ジェダイの帰還(日本語) STAR WARS episode IV Return of the Jedi 表現形表現形 体現形 製作総指揮George Lucas 監督 Richard Marquand 制作 Howard Kazanjian 脚本 Lawrence Kasdan 出演 Mark Hamill, Harrison Ford, Carrie Fisher 製作会社 Lucasfilm Ltd 配給:20th Century Fox 日本語版制作 コスモプロモーション 日本語字幕 林完治(特別篇) 日本語吹替版 塚田正昭、キートン山田 販売元: 20世紀フォックス・ホーム・エン ター テイメント・ジャパン 団体 個人 個別 資料 御統図書館 視聴覚資料室 778.2 豊葦原図書館 778.2 視聴覚資料(禁帯出) 実現 具体化 創造 寄与 制作 例示 FRBRモデル(例) ID:111150001 ID:TS0000253
  34. 多様な学術情報と利用者を繋ぐ 図書は利用するためのものである いずれの読者にもすべて、その人の図書を いずれの図書にもすべて、その読者を 図書館利用者の時間を節約せよ 図書館は成長する有機体である ランガナタン:図書館学の5法則
  35. 「目録情報と電子リソース」まとめ ★目録・メタデータの整備の仕事 ・それは多様なリソースと利用者を結び つけるために行われる ・対象の資料、情報から、書誌的事項を 書き出す作業
  36. 「目録情報と電子リソース」まとめ ◎原則と理念は変わらない ◎ただし、とりまく環境は変わり続ける
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