SlideShare a Scribd company logo
1 of 40
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 1
2019年度 地方大学におけるビジネス教育研究会
価値創造の実装原理としての
サービスデザイン
山 縣 正 幸
近畿大学経営学部
yamagata_mas@bus.kindai.ac.jp
今日の内容
1. 自己紹介
2. 価値創造デザインPJ2019:概要
3. 2019年度の知見
4. 方法的基礎としてのサービスデザインと意味のイ
ノベーション(報告では、ほぼ割愛)
5. 2020年度の予定(一部スライドをカット)
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 2
1. 自己紹介
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 3
そもそも、おまえはなにものだ
自己紹介
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 4
【研究領域】
✓ 経営学。ただし、いわゆる戦略論や実証研究ではなく、経営をめぐる原理的考察。価値創造や
価値循環がキーワード。
✓ 経営学史(特に、ドイツ語圏の理論展開に関心)が基本アプローチ。
☞ これまでに展開されてきた経営学の理論(経営者の実践思想も含む)の特質を明らかにし、
現代に活かしうる点を汲み出す。
✓ 最近はサービスデザイン / 意味のイノベーションにも関心
✓ 哲学・美学・文芸学(詩学)が、ほんとは好き。
2. 価値創造デザインPJ2019
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 5
5つのプロジェクトの概要
近畿大学経営学部山縣ゼミ
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 6
山縣の研究領域:
 「企業とは、いかなる存在か」といった原理的な問いの探究
 経営学における理論や学説の歴史的研究
 価値創造や価値循環といった概念にもとづく新しい経営のありよ
うの探究
⇨ ゼミでは〈価値創造デザインプロジェクト(Design for Value
Creation / DVC)〉として、企業などと連携し、商品企画や
プロモーション、理論的提言などを展開。
新しい〈生活世界〉を描き出そう!
⇨どんなワクワクを生み出したい?
⇨そのワクワクは誰に経験してもらいたい?
⇨それはどうやったら実現する?
⇨それは誰とやったら実現する?
⇨そのワクワクは、ずっと生み出し続けることができる?
価値創造デザインPJで学生に求めている点
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 7
こういうことを考えながら実践するのが価値創造デザイン!
いとへんuniverse
展示会
「生きている布展~カスリ科~」
の企画開催
木村石鹸工業
新しい“サービス”としての
アプリ提案
大阪タオル工業組合
新製品
「life style」
の企画販売
サイクルリビングラボ
丹後地域における
活性化のためのリサーチと提案
株式会社友安製作所
新製品
「鉄総掛」
の企画販売
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 8
2019年度
展開プロジェクト
株式会社友安製作所
新製品
「鉄総掛(アイアンマルチハンガー)」
の企画販売
思い付きではない
商品企画⇨販売
このプロセスでは、
意見のぶつかり合いも。
A B
Cコンフリクトの
創造的克服としての止揚
(Aufheben):弁証法
【止揚のための「そもそも」】
 そもそも、友安製作所という企業は何をめざ
して活動しているのか?
 そもそも、自分たちが提案しようとしている
商品はどんな価値をもたらすものなのか?
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 9
いとへんuniverse
展示会
「生きている布展~カスリ科~」
の企画開催
“伝統工芸”としての
西陣絣の現代的可能性
そもそも現代生活において
“西陣絣”は
いかなる意味を持ちうるのか?
展示をしたということ以上に、展示会を通じて
新たな可能性への途を拓いたということが重要
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 10
Service-dominant
ロジック
(S-Dロジック)
いいもの / おもしろいものを
つくれば売れる
=Goods-dominantロジック
(G-Dロジック)
挫 折。
※ この挫折が、ものすごく重要。
そもそも、
ユーザーはなぜ木村石鹸の
商品を使うのか?
製品そのもの、そしてその製品を可能にする技術は
言うまでもなく重要。しかし、それはユーザーに
とって、関係ないっちゃ関係ない。
⇨ ユーザーの利用シーンに「入り込む」ことが要諦
木村石鹸工業
価値創造のための
新しい論理の提案
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 11
サイクルリビングラボ
丹後地域における
活性化のためのリサーチと提案
【メインアプローチ】
定性的(質的)調査
⇨ 抽象化 / 概念化
※ ここのアプローチの難しさを痛感したPJ。
そもそも、その地域の人にとっての〈地域活性化〉とは何なのか?
⇨ ここにたどり着きかけているのは成果。ただ、まだ道半ば。継続。
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 12
“タオル”の現代生活における意味の再創造
今の若い人にとって、そもそもタオルって?
大阪タオル工業組合
新製品
「life style」
の企画販売
機能的な意味しか認識されていなかった泉州タオル
⇨ “みせる(見せる / 魅せる)”タオルという意味の再創造
⇨ 意味の創造 / イノベーション
☞その人と“タオル”の関係性を新構築 or 再構築
☞それによって、使い手の主観的交換価値=WTPの向上
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 13
プロジェクトの基本方針と山縣からみた到達度
1. 自律的に考え、動けるように方向づける
⇨ 個人差はあるが、山縣の指示を待つという事態はほとんどなかった
2. 事前学習・思索 ⇨ 当日ワーク ⇨ 事後振り返り
⇨ 理論的な側面の蓄積・鍛錬が、かなり不十分
3. 思索プロセスの表出化
⇨ やっていなかったわけではないが、山縣の目からすると不十分さがかな
り残った / これはつねにやらないと、鍛えられない
4. つねに受け手を意識した思索と表出,実践
⇨ このプロジェクトを遂行することで、誰にどんな価値を提供するのか、
ここに関しては意識できていた
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 14
3. 2019年度の知見
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 15
とりわけ〈能動的そもそも論〉と
意味のイノベーションをめぐって
価値創造デザインプロジェクトとは?
【2019年度の方法論的特徴】
✓ 意味のイノベーション&S-Dロジック
☞ 生活のシーンから問い直す:“能動的そもそも論”
☞ サービスデザイン&S-Dロジック
☞ 質的 / 定性的調査・分析
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 16
「なぜ」と「そもそも」
「なぜ」の重要性は、さかんに指摘されている
☞ たとえば、Purpose(存在意義)の重要性再認識。
 自分たちは、そもそも何者なのか
 自分たちは、そもそもいかなる価値をもたらそうと
しているのか
能動的そもそも論が大事!!
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 17
能動的そもそも論とアフォーダンスの探究
 存在そのものがもつ可能性(ありうる関係性としてのア
フォーダンス)は、存在そのものの特性に規定されるも
のの、主体がそれを知悉することは困難。
 ある主体は、対象となる存在と何らかの関係性において
接する。このとき、対象となる存在のアフォーダンスが
“発現”する。
 この“何らかの関係性”が主体にとっての意味として顕在化
する。
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 18
価値と意味
価 値:ある主体が顕在的・潜在的に抱いている欲望
や期待の“充たされ度合”
⇨欲望充足の主観的強度
意 味:ある主体にとってのモノやコトなどのかかわ
りあい(関連性 / 有意性 / 重要性:Relevance)
⇨価値評価の基準
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 19
「なぜ」と「そもそも」の違い(私見)
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 20
な ぜ 直線的因果関係を導出しがち
そもそも 多様な可能性 / 潜在性の探索
往還が重要!
☟特定の関係性
☝関係性の可能性
なぜ能動的そもそも論が大事なのか
 自らを問うことは、他者との関係性を問うことでもある。
 社会は、それぞれの活動主体が何かをすることで動的に変
化する。つまり、単に受動的な存在などいない。
 「そもそも」を否定のために問うても意味はない。いった
ん否定するとしても、それは生まれ変わるため。
 「そもそも」を問うことで、「なぜ」「何を」「どのよう
に」がより明確になる。
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 21
4. 方法的基礎としての
サービスデザイン&
意味のイノベーション
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 22
a. UXデザイン / サービスデザインの
基本的な考え方
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 23
そもそも、デザインとは?
「つくり手がつくり出すものごとのみを解として
求めるのではなく、使い手の活動をもそこにつく
り出すこと」
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 24
「使い手の活動とは何かを問うことと、活動の可能性を想像
すること」
須永健司[2019]『デザインの知恵:情報デザインから社会のかたちづくりへ』フィルムアート社、19頁。
サービスデザインとは?
顧客に対して、より魅力的な価値をビジネスとして創造的
にデザインすること(情報デザインフォーラム[2014]50頁)
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 25
顧客視点で事業を全体的に見直す=再構築
(reframing)するための方法論(長谷川敦士[2014])
サービスデザインとは?
① 顧客となってくれるであろう人が抱く「欲望や期待を充たす」「問
題を解決する」「新しい意味を提示する」ような価値提案を構想&
実現する=事業として成り立つ最重要前提
② 従業員や協力企業など、価値創造に参画してくれるステイクホル
ダー / アクターにとっても持続的にメリットをもたらすように事業
全体をデザインする
③ 新しい / 今まで気づかれていなかった意味を提示することで、新し
い生活世界を描き出す
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 26
サービスデザインの6つの原則
(1)人間を中心に据える
☞ サービスによって影響をうけるすべての人の経験(experience)を考慮せよ。
(2)協働的である
☞ さまざまな背景や役割をもつステイクホルダーが、サービスデザインプロ
セスに能動的に参画するべきである。
(3)反復的である
☞ サービスデザインは実装に向けておこなわれる探索、改善、実験の反復的
アプローチである。
(Stickdorn, Lawrence, Hormess, and Schneider[2017]p.27, 訳書57頁)
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 27
サービスデザインの6つの原則
(4)連続的である
☞ サービスは、相互に関係しあう活動の連続的生起(sequence)として可視化
され、統合的に組織化される(be visualized and orchestrated)必要がある。
(5)リアルである
☞ 現実(reality)にあるニーズを調査し、現実に根ざしたアイデアのプロトタ
イプをつくり、無形の価値は物的あるいはデジタルな実体を持つものと
して、その存在を明らかにする必要がある。
(6)全体として描き出される
☞ サービスはすべてのステイクホルダーのニーズに、一揃いのサービスと
ビジネスの全体を通して、持続的に対応するものでなければならない。
(Stickdorn, Lawrence, Hormess, and Schneider[2017]p.27 , 訳書57頁)
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 28
サービスデザインの基礎としてのS-Dロジック
サービスデザイン(UXデザインを含む)の特徴
⇨ ユーザー / 享受者によって知覚・認識される“価値”に焦点を当てる
=価値の主観主義的な理解に立脚
⇨ 実体 / デジタルなアーティファクトや決済システムなどの組み合わ
せとしての価値提案
=製品やサービスは、代替可能な提案でしかない
⇨ エコシステムにおける / を通じた価値創造 / 価値循環
=享受者を含む複数のアクターの協働によって価値創造が成就する
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 29
b. 意味のイノベーションの
基本的な考え方
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 30
2019年6月21日前後に
ワールドカフェスタイルで輪読。
☜ noteに書きました。
価値と意味
価 値:ある主体が顕在的・潜在的に抱いている欲望
や期待の“充たされ度合”
⇨欲望充足の主観的強度
意 味:ある主体にとってのモノやコトなどのかかわ
りあい(関連性 / 有意性 / 重要性:Relevance)
⇨価値評価の基準
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 31
受け手になってもらいたい人にとって、
提案するモノやコトが〈意味のある〉
モノやコトになるかどうかが重要!
意味のイノベーションとは?
相手の生活にとって、今までに気づかれていなかった意味=新しいか
かわりあい / 生への関連性(Relevance)をもたらすこと。
しかも、その意味が「その人にとってなくてはならない」ものと感じ
られるとき、意味のイノベーションの度合いはきわめて高いといえる。
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 32
進むべき方向 / 判断のものさしを変化させること
(ベルガンティ,R.[2016=2017]『突破するイノベーション』29頁)
意味のイノベーションにおけるポイント
① どんな状態=生活世界を提案・創出したいのかを、とことんまで考
え抜く。
② それを言語や図、モノなどを通じて表出し、最初はペアで、最終的
にはその範囲を広げて、創造的な批判(ケチをつけるのではなく、その
背後にある意味を明らかにしつつ、それを実現するような磨き上げを重ねるこ
と)によって具体化していく。
③ その際には、機能的な側面や経済的な側面ももちろん大事だが、感
性的(審美的 ästhetisch)な側面がすごく重要になる。
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 33
5. 2020年度の予定
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 34
価値創造デザインPJと意味のイノベーションPJ
来年度に向けた改善予定点
✓ サービスデザインの手法をもっと徹底して習得・活用
☞ 観察=現象に対して“問い”をもって観る=観て取る姿勢
の徹底:問題意識や関心の源になる
☞ サービスデザインの型を習得することで、いずれは型を
破れるようになってもらいたい。
☞ 構造化シナリオ法などを駆使して、シーンの具体化にも
注力。
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 35
来年度に向けた改善予定点
✓ 能動的そもそも論と意味のイノベーション
☞ あえて「そもそも」を問うことで、これからの生活に
とっての意味を徹底的に考える。
☞ 意味とは、あるモノやコトとその人との関係性。
☞ 意味をいかにして創造できるか。ここに挑む。
☞ そのベースとしての〈アフォーダンス〉と〈生活世界〉
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 36
来年度に向けた改善予定点
(来年度、というよりもっと根本的な)
✓ 日常からの感性の磨きと、その言語化
✓ 社会課題への“感性”
✓ 技術動向のキャッチ でも、いちばん大事なのは
そのひとの生活世界
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 37
来年度に向けた改善予定点
✓ リサーチ・メソッドの習得と活用
☞ 定量的方法&定性的方法の習得と活用。
☞ そのための問いの言語化。
✓ 理論的思考トレーニング
☞ 付け焼刃にならないような理論 / 思考枠組の習得。
☞ ここが2019年度は弱かったので、強化する。
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 38
来年度に向けた改善予定点
✓ 感性的知覚と悟性的認識の両立
☞ 感性的な知覚をできるだけ鋭敏なものに。
☞ それを言語化することで関係づけできるように。
✓ 基本的な姿勢
☞ スケジュールデザインの徹底。
☞ 相手の期待をちゃんと理解する姿勢の徹底。
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 39
来年度に向けて
☆ チーム制×縦断型PJ
☞ 今までの3回生チーム制PJは、もちろん継続。
☞ これまで懸案だった学年縦断型PJを導入予定。
☞ したがって、複数のPJを担うケースも。
☞ 教えあい、学びあうしくみを具体化したい。
☞ ただし、もたれあいではない。
☞ 当然、複数でも、一つひとつすべてガチで。
2020年3月2日 地方大学におけるビジネス教育研究会_山縣 40

More Related Content

Similar to 20200303 presentationslide yamagata_masayuki_p_jsummary

アフターコロナ、ウィズコロナに備えるための 経営を "リデザイン" するオンラインセミナー vol.01
アフターコロナ、ウィズコロナに備えるための 経営を "リデザイン" するオンラインセミナー vol.01アフターコロナ、ウィズコロナに備えるための 経営を "リデザイン" するオンラインセミナー vol.01
アフターコロナ、ウィズコロナに備えるための 経営を "リデザイン" するオンラインセミナー vol.01やまぐち総合研究所有限会社
 
製造業が目指すべき幹部人財育成の考え方
製造業が目指すべき幹部人財育成の考え方製造業が目指すべき幹部人財育成の考え方
製造業が目指すべき幹部人財育成の考え方Yuichiro KATO
 
DXの推進において企業内に求められる人材やデジタル人材の育て方
DXの推進において企業内に求められる人材やデジタル人材の育て方DXの推進において企業内に求められる人材やデジタル人材の育て方
DXの推進において企業内に求められる人材やデジタル人材の育て方Hironori Washizaki
 
メンター制によるHCD/UXD人財育成の取り組み
メンター制によるHCD/UXD人財育成の取り組みメンター制によるHCD/UXD人財育成の取り組み
メンター制によるHCD/UXD人財育成の取り組みYasuyoKondo
 
SEVEN DEXから未来の仲間かもしれないあなたへ
SEVEN DEXから未来の仲間かもしれないあなたへSEVEN DEXから未来の仲間かもしれないあなたへ
SEVEN DEXから未来の仲間かもしれないあなたへssuserbcb68a
 
変えること/変えないこと ~HCD広めたい人が気にしていることから~
変えること/変えないこと ~HCD広めたい人が気にしていることから~変えること/変えないこと ~HCD広めたい人が気にしていることから~
変えること/変えないこと ~HCD広めたい人が気にしていることから~Rika Waida
 
BtoBデジタルシフトのこれから
BtoBデジタルシフトのこれからBtoBデジタルシフトのこれから
BtoBデジタルシフトのこれからssuser1f3c8d
 
20200120 karte b2_b
20200120 karte b2_b20200120 karte b2_b
20200120 karte b2_bcxclip
 
実務視点のデザイン経営
実務視点のデザイン経営実務視点のデザイン経営
実務視点のデザイン経営Concent, Inc.
 
九州サステイナブル地域構想
九州サステイナブル地域構想 九州サステイナブル地域構想
九州サステイナブル地域構想 Matsubarakun
 
「インターナル・マーケティングがもたらす組織開発と人財開発」
「インターナル・マーケティングがもたらす組織開発と人財開発」「インターナル・マーケティングがもたらす組織開発と人財開発」
「インターナル・マーケティングがもたらす組織開発と人財開発」Yuichiro KATO
 
20190301_SkillUpAI_AI導入スタートへのG検定活用
20190301_SkillUpAI_AI導入スタートへのG検定活用20190301_SkillUpAI_AI導入スタートへのG検定活用
20190301_SkillUpAI_AI導入スタートへのG検定活用Akihiro ITO
 
デザイン思考による実践的事業創造プログラム-基礎編
デザイン思考による実践的事業創造プログラム-基礎編デザイン思考による実践的事業創造プログラム-基礎編
デザイン思考による実践的事業創造プログラム-基礎編KochiStartupBASE
 
20170627 cmc meetup_fukuoka
20170627 cmc meetup_fukuoka20170627 cmc meetup_fukuoka
20170627 cmc meetup_fukuokaHideki Ojima
 
2017年下期コーポレートフェロー募集資料 兵庫県神戸市1
2017年下期コーポレートフェロー募集資料 兵庫県神戸市12017年下期コーポレートフェロー募集資料 兵庫県神戸市1
2017年下期コーポレートフェロー募集資料 兵庫県神戸市1Code for Japan
 
中小企業におけるキャッシュレス決済導入のポイント
中小企業におけるキャッシュレス決済導入のポイント中小企業におけるキャッシュレス決済導入のポイント
中小企業におけるキャッシュレス決済導入のポイント良治 富田
 
インクルーシブデザインで“未来の当たり前”をつくる
インクルーシブデザインで“未来の当たり前”をつくるインクルーシブデザインで“未来の当たり前”をつくる
インクルーシブデザインで“未来の当たり前”をつくる実生 佐野
 

Similar to 20200303 presentationslide yamagata_masayuki_p_jsummary (20)

アフターコロナ、ウィズコロナに備えるための 経営を "リデザイン" するオンラインセミナー vol.01
アフターコロナ、ウィズコロナに備えるための 経営を "リデザイン" するオンラインセミナー vol.01アフターコロナ、ウィズコロナに備えるための 経営を "リデザイン" するオンラインセミナー vol.01
アフターコロナ、ウィズコロナに備えるための 経営を "リデザイン" するオンラインセミナー vol.01
 
製造業が目指すべき幹部人財育成の考え方
製造業が目指すべき幹部人財育成の考え方製造業が目指すべき幹部人財育成の考え方
製造業が目指すべき幹部人財育成の考え方
 
DXの推進において企業内に求められる人材やデジタル人材の育て方
DXの推進において企業内に求められる人材やデジタル人材の育て方DXの推進において企業内に求められる人材やデジタル人材の育て方
DXの推進において企業内に求められる人材やデジタル人材の育て方
 
メンター制によるHCD/UXD人財育成の取り組み
メンター制によるHCD/UXD人財育成の取り組みメンター制によるHCD/UXD人財育成の取り組み
メンター制によるHCD/UXD人財育成の取り組み
 
SEVEN DEXから未来の仲間かもしれないあなたへ
SEVEN DEXから未来の仲間かもしれないあなたへSEVEN DEXから未来の仲間かもしれないあなたへ
SEVEN DEXから未来の仲間かもしれないあなたへ
 
変えること/変えないこと ~HCD広めたい人が気にしていることから~
変えること/変えないこと ~HCD広めたい人が気にしていることから~変えること/変えないこと ~HCD広めたい人が気にしていることから~
変えること/変えないこと ~HCD広めたい人が気にしていることから~
 
BtoBデジタルシフトのこれから
BtoBデジタルシフトのこれからBtoBデジタルシフトのこれから
BtoBデジタルシフトのこれから
 
20200120 karte b2_b
20200120 karte b2_b20200120 karte b2_b
20200120 karte b2_b
 
実務視点のデザイン経営
実務視点のデザイン経営実務視点のデザイン経営
実務視点のデザイン経営
 
九州サステイナブル地域構想
九州サステイナブル地域構想 九州サステイナブル地域構想
九州サステイナブル地域構想
 
2020/12/04フリーランス協会 2020年度半期報告会
2020/12/04フリーランス協会 2020年度半期報告会2020/12/04フリーランス協会 2020年度半期報告会
2020/12/04フリーランス協会 2020年度半期報告会
 
「インターナル・マーケティングがもたらす組織開発と人財開発」
「インターナル・マーケティングがもたらす組織開発と人財開発」「インターナル・マーケティングがもたらす組織開発と人財開発」
「インターナル・マーケティングがもたらす組織開発と人財開発」
 
オンライン教育サービスにおけるデータ活用方法
オンライン教育サービスにおけるデータ活用方法オンライン教育サービスにおけるデータ活用方法
オンライン教育サービスにおけるデータ活用方法
 
20190301_SkillUpAI_AI導入スタートへのG検定活用
20190301_SkillUpAI_AI導入スタートへのG検定活用20190301_SkillUpAI_AI導入スタートへのG検定活用
20190301_SkillUpAI_AI導入スタートへのG検定活用
 
デザイン思考による実践的事業創造プログラム-基礎編
デザイン思考による実践的事業創造プログラム-基礎編デザイン思考による実践的事業創造プログラム-基礎編
デザイン思考による実践的事業創造プログラム-基礎編
 
20190425
2019042520190425
20190425
 
20170627 cmc meetup_fukuoka
20170627 cmc meetup_fukuoka20170627 cmc meetup_fukuoka
20170627 cmc meetup_fukuoka
 
2017年下期コーポレートフェロー募集資料 兵庫県神戸市1
2017年下期コーポレートフェロー募集資料 兵庫県神戸市12017年下期コーポレートフェロー募集資料 兵庫県神戸市1
2017年下期コーポレートフェロー募集資料 兵庫県神戸市1
 
中小企業におけるキャッシュレス決済導入のポイント
中小企業におけるキャッシュレス決済導入のポイント中小企業におけるキャッシュレス決済導入のポイント
中小企業におけるキャッシュレス決済導入のポイント
 
インクルーシブデザインで“未来の当たり前”をつくる
インクルーシブデザインで“未来の当たり前”をつくるインクルーシブデザインで“未来の当たり前”をつくる
インクルーシブデザインで“未来の当たり前”をつくる
 

More from Masayuki YAMAGATA

20230624_aaos2023_Yamagata_Aesthetic/Poetic Approach for Entrepreneurship
20230624_aaos2023_Yamagata_Aesthetic/Poetic Approach for Entrepreneurship20230624_aaos2023_Yamagata_Aesthetic/Poetic Approach for Entrepreneurship
20230624_aaos2023_Yamagata_Aesthetic/Poetic Approach for EntrepreneurshipMasayuki YAMAGATA
 
20220528_経営学史学会第30回全国大会_山縣報告スライド
20220528_経営学史学会第30回全国大会_山縣報告スライド20220528_経営学史学会第30回全国大会_山縣報告スライド
20220528_経営学史学会第30回全国大会_山縣報告スライドMasayuki YAMAGATA
 
20201103_Xデザイン学校公開講座「ソーシャルイノベーションは、企業のありようをどう変えうるのか」(山縣正幸)
20201103_Xデザイン学校公開講座「ソーシャルイノベーションは、企業のありようをどう変えうるのか」(山縣正幸)20201103_Xデザイン学校公開講座「ソーシャルイノベーションは、企業のありようをどう変えうるのか」(山縣正幸)
20201103_Xデザイン学校公開講座「ソーシャルイノベーションは、企業のありようをどう変えうるのか」(山縣正幸)Masayuki YAMAGATA
 
企業発展論2020第1回(第0講)スライド
企業発展論2020第1回(第0講)スライド企業発展論2020第1回(第0講)スライド
企業発展論2020第1回(第0講)スライドMasayuki YAMAGATA
 
企業行動論第5講「価値を動かすマグマ:企業発展と企業者的姿勢」
企業行動論第5講「価値を動かすマグマ:企業発展と企業者的姿勢」企業行動論第5講「価値を動かすマグマ:企業発展と企業者的姿勢」
企業行動論第5講「価値を動かすマグマ:企業発展と企業者的姿勢」Masayuki YAMAGATA
 
企業行動論第4講「企業はどう動く、企業をどう動かす」
企業行動論第4講「企業はどう動く、企業をどう動かす」企業行動論第4講「企業はどう動く、企業をどう動かす」
企業行動論第4講「企業はどう動く、企業をどう動かす」Masayuki YAMAGATA
 
企業行動論第3講「誰がために、企業はある」
企業行動論第3講「誰がために、企業はある」企業行動論第3講「誰がために、企業はある」
企業行動論第3講「誰がために、企業はある」Masayuki YAMAGATA
 
企業行動論2020ガイダンス資料(外部公開用)
企業行動論2020ガイダンス資料(外部公開用)企業行動論2020ガイダンス資料(外部公開用)
企業行動論2020ガイダンス資料(外部公開用)Masayuki YAMAGATA
 
A rough history of business administration ver2019
A rough history of business administration ver2019A rough history of business administration ver2019
A rough history of business administration ver2019Masayuki YAMAGATA
 
山縣ゼミ第11期『突破するデザイン』読解WS
山縣ゼミ第11期『突破するデザイン』読解WS山縣ゼミ第11期『突破するデザイン』読解WS
山縣ゼミ第11期『突破するデザイン』読解WSMasayuki YAMAGATA
 
サービスデザインと企業者的眺望
サービスデザインと企業者的眺望サービスデザインと企業者的眺望
サービスデザインと企業者的眺望Masayuki YAMAGATA
 

More from Masayuki YAMAGATA (13)

20230624_aaos2023_Yamagata_Aesthetic/Poetic Approach for Entrepreneurship
20230624_aaos2023_Yamagata_Aesthetic/Poetic Approach for Entrepreneurship20230624_aaos2023_Yamagata_Aesthetic/Poetic Approach for Entrepreneurship
20230624_aaos2023_Yamagata_Aesthetic/Poetic Approach for Entrepreneurship
 
20220528_経営学史学会第30回全国大会_山縣報告スライド
20220528_経営学史学会第30回全国大会_山縣報告スライド20220528_経営学史学会第30回全国大会_山縣報告スライド
20220528_経営学史学会第30回全国大会_山縣報告スライド
 
20201103_Xデザイン学校公開講座「ソーシャルイノベーションは、企業のありようをどう変えうるのか」(山縣正幸)
20201103_Xデザイン学校公開講座「ソーシャルイノベーションは、企業のありようをどう変えうるのか」(山縣正幸)20201103_Xデザイン学校公開講座「ソーシャルイノベーションは、企業のありようをどう変えうるのか」(山縣正幸)
20201103_Xデザイン学校公開講座「ソーシャルイノベーションは、企業のありようをどう変えうるのか」(山縣正幸)
 
企業発展論2020第1回(第0講)スライド
企業発展論2020第1回(第0講)スライド企業発展論2020第1回(第0講)スライド
企業発展論2020第1回(第0講)スライド
 
企業行動論第5講「価値を動かすマグマ:企業発展と企業者的姿勢」
企業行動論第5講「価値を動かすマグマ:企業発展と企業者的姿勢」企業行動論第5講「価値を動かすマグマ:企業発展と企業者的姿勢」
企業行動論第5講「価値を動かすマグマ:企業発展と企業者的姿勢」
 
企業行動論第4講「企業はどう動く、企業をどう動かす」
企業行動論第4講「企業はどう動く、企業をどう動かす」企業行動論第4講「企業はどう動く、企業をどう動かす」
企業行動論第4講「企業はどう動く、企業をどう動かす」
 
企業行動論第3講「誰がために、企業はある」
企業行動論第3講「誰がために、企業はある」企業行動論第3講「誰がために、企業はある」
企業行動論第3講「誰がために、企業はある」
 
Cb yamagata2020 2_2
Cb yamagata2020 2_2Cb yamagata2020 2_2
Cb yamagata2020 2_2
 
Cb yamagata2020 2_1
Cb yamagata2020 2_1Cb yamagata2020 2_1
Cb yamagata2020 2_1
 
企業行動論2020ガイダンス資料(外部公開用)
企業行動論2020ガイダンス資料(外部公開用)企業行動論2020ガイダンス資料(外部公開用)
企業行動論2020ガイダンス資料(外部公開用)
 
A rough history of business administration ver2019
A rough history of business administration ver2019A rough history of business administration ver2019
A rough history of business administration ver2019
 
山縣ゼミ第11期『突破するデザイン』読解WS
山縣ゼミ第11期『突破するデザイン』読解WS山縣ゼミ第11期『突破するデザイン』読解WS
山縣ゼミ第11期『突破するデザイン』読解WS
 
サービスデザインと企業者的眺望
サービスデザインと企業者的眺望サービスデザインと企業者的眺望
サービスデザインと企業者的眺望
 

Recently uploaded

TEAMIN Service overview for customer_20240422.pdf
TEAMIN Service overview for customer_20240422.pdfTEAMIN Service overview for customer_20240422.pdf
TEAMIN Service overview for customer_20240422.pdfyukisuga3
 
UniProject Workshop Make a Discord Bot with JavaScript
UniProject Workshop Make a Discord Bot with JavaScriptUniProject Workshop Make a Discord Bot with JavaScript
UniProject Workshop Make a Discord Bot with JavaScriptyuitoakatsukijp
 
ゲーム理論 BASIC 演習105 -n人囚人のジレンマモデル- #ゲーム理論 #gametheory #数学
ゲーム理論 BASIC 演習105 -n人囚人のジレンマモデル- #ゲーム理論 #gametheory #数学ゲーム理論 BASIC 演習105 -n人囚人のジレンマモデル- #ゲーム理論 #gametheory #数学
ゲーム理論 BASIC 演習105 -n人囚人のジレンマモデル- #ゲーム理論 #gametheory #数学ssusere0a682
 
The_Five_Books_Overview_Presentation_2024
The_Five_Books_Overview_Presentation_2024The_Five_Books_Overview_Presentation_2024
The_Five_Books_Overview_Presentation_2024koheioishi1
 
TokyoTechGraduateExaminationPresentation
TokyoTechGraduateExaminationPresentationTokyoTechGraduateExaminationPresentation
TokyoTechGraduateExaminationPresentationYukiTerazawa
 
東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 大学院入学入試・進学説明会2024_v2
東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 大学院入学入試・進学説明会2024_v2東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 大学院入学入試・進学説明会2024_v2
東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 大学院入学入試・進学説明会2024_v2Tokyo Institute of Technology
 

Recently uploaded (6)

TEAMIN Service overview for customer_20240422.pdf
TEAMIN Service overview for customer_20240422.pdfTEAMIN Service overview for customer_20240422.pdf
TEAMIN Service overview for customer_20240422.pdf
 
UniProject Workshop Make a Discord Bot with JavaScript
UniProject Workshop Make a Discord Bot with JavaScriptUniProject Workshop Make a Discord Bot with JavaScript
UniProject Workshop Make a Discord Bot with JavaScript
 
ゲーム理論 BASIC 演習105 -n人囚人のジレンマモデル- #ゲーム理論 #gametheory #数学
ゲーム理論 BASIC 演習105 -n人囚人のジレンマモデル- #ゲーム理論 #gametheory #数学ゲーム理論 BASIC 演習105 -n人囚人のジレンマモデル- #ゲーム理論 #gametheory #数学
ゲーム理論 BASIC 演習105 -n人囚人のジレンマモデル- #ゲーム理論 #gametheory #数学
 
The_Five_Books_Overview_Presentation_2024
The_Five_Books_Overview_Presentation_2024The_Five_Books_Overview_Presentation_2024
The_Five_Books_Overview_Presentation_2024
 
TokyoTechGraduateExaminationPresentation
TokyoTechGraduateExaminationPresentationTokyoTechGraduateExaminationPresentation
TokyoTechGraduateExaminationPresentation
 
東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 大学院入学入試・進学説明会2024_v2
東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 大学院入学入試・進学説明会2024_v2東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 大学院入学入試・進学説明会2024_v2
東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 大学院入学入試・進学説明会2024_v2
 

20200303 presentationslide yamagata_masayuki_p_jsummary

Editor's Notes

  1. 高橋直志[2013]「ハーシュマン理論の再解釈に向けて」『名古屋外国語大学外国語学部紀要』第44号,211-231頁。 ここでは,ハーシュマンをオーストリア学派の影響を色濃く受けた学者として位置づけている。
  2. There are a much of definitions of service design. In the many definitions, by Mager is well known.
  3. There are a much of definitions of service design. In the many definitions, by Mager is well known.
  4. There are a much of definitions of service design. In the many definitions, by Mager is well known.