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DXの推進において企業内に求められる人材やデジタル人材の育て方

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鷲崎弘宜, DXの推進において企業内に求められる人材やデジタル人材の育て方, 三谷情報フェア 2021年12月10日

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DXの推進において企業内に求められる人材やデジタル人材の育て方

  1. 1. 鷲崎 弘宜 早稲田大学 / 国立情報学研究所 / システム情報 / エクスモーション http://www.washi.cs.waseda.ac.jp/ DXレポート2 WG1座長 スマートエスイー 事業責任者 https://smartse.jp (募集説明会 2021年12月20日) DXの推進において企業内に求めら れる人材やデジタル人材の育て方 1 三谷情報フェア 2021年12月10日
  2. 2. 事例: おしぼりレンタル 2 堺 康行、鷲崎 弘宜、”深層学習によるレンタルおしぼり回収数の自動推定”、情報処理学会 第83回全国大会、2021 堺 康行、レンタルおしぼり回収数量見える化プロジェクト、スマートエスイー修了制作2020 https://smartse.jp/wp-content/uploads/2020/09/poster_sse03-01.pdf BS朝日「宇賀なつみのそこ教えて!」リカレント教育特集、2021年1月8日 https://www.gov-online.go.jp/pr/media/tv/soko_oshiete/movie/20210108.html これはDXでしょうか? DXではないのでしょうか?
  3. 3. Digital Transformation (DX)とは • デジタル化 Digitization: アナログ・物理データのデジタル化 • デジタル対応化 Digitalization: 個別の業務・製造プロセスデジ タル化 • デジタル変革 DX: 組織横断/全体の業務・製造プロセスのデ ジタル化、“顧客起点の価値創出”のための事業やビジネスモ デルの変革 3 経済産業省デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会, DXレポート2中間まとめ, 2020 https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201228004/20201228004.html 堺 康行、レンタルおしぼり回収数量見える化プロジェクト、スマートエスイー修了制作2020 https://smartse.jp/wp-content/uploads/2020/09/poster_sse03-01.pdf
  4. 4. 経産省DXレポートの変遷とフレームワーク • ‘18: 1「2025年の崖」老朽システムのクラウド化による業務改善 • ’20: 2「DXフレームワーク」デジタルによる新ビジネス創出の枠組み • ’21: 2.1「デジタルケイパビリティによる価値創出」ネットワーク型 のデジタル産業と価値創出 4 経済産業省デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会, DXレポート2中間まとめ, 2020 https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201228004/20201228004.html
  5. 5. なぜDXは進まないのか? 5 Why 目的 What 方法 How 進展 経営層 経営者がビジョン を描けていない。 重要性や意図を理 解できていない。 DXの狙いを理解し ていない。 デジタルが目的化。 取組がPoC(概念実 証)どまり。 体制不十分。 CIO 権限や役割が与え られていない 具体的な指示へ落 とし込めていない 事例を真似するばか りで自社事情を考慮 できず 事業部門 IT部門に丸投げ 部門ごとにやりた いことがバラバラ 全社的な推進に至ら ず IT部門 DXの解釈・企画人 材の不足。 受け身体質。 IT部門で孤立的取 り組み。 レガシーシステム。 技術ありきでビジネ ス不明瞭。 レガシーシステムの 刷新の目的化。 外部関係者 と関係 経営者自身による ビジョン発信欠如 ITベンダに丸投げ オープンイノベー ションの方法不明 デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会 ワーキンググループ1 報告書(WG座長: 鷲崎) https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201228004/20201228004.html • DX格差: 1,001名以上の企業群で8割以上、100名以下の企業群で3割未満 • 業務効率化が中心、新サービス創出や根本的なビジネス・組織変革は限定的 IPA, デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進に向けた企業とIT人材の実態調査 https://www.ipa.go.jp/ikc/reports/20200514_1.html
  6. 6. IT人材からDX人材へ • 個人レベル: マインドとスキルの変革 6 これまで これから 慣習と伝統 矛盾への危機感と本質的な価値の分析へ 価値源泉が物理世界 デジタルへの移行、IoT&AIを含むフルスタック 受け身体質 アジャイルマインド・変化適応とデジタル価値共創 特定スキル訓練 適応的スキル獲得と60年カリキュラム、学習歴へ
  7. 7. 矛盾と危機感、真の “Virtual” へ • コロナ前: 人が動く、対面、業務プロセスの伝統 • コロナ後: モノが動く、オンライン、業務プロセスの矛盾 – Virtual: 「見せかけ」ではなく「本質」の追求 – 脱事例、価値の分析、問題の創出・解決へ 7 https://www.attn.com/ https://twitter.com/berUXC/status/626736244043698176/photo/1 Forrest Shull, Feb 2021 Board of Governors Meeting, IEEE-CS
  8. 8. 物理世界からデジタル世界への価値源泉移行 • 脱メールによる第一歩: デジタル化→対応化→変革へ • データによる価値の発見・創造 • IoT(Internet of Things)、AI(Artificial Intelligence) 物理世界 デジタル世界 (サイバー) データ 収集 シミュレーショ ンによる改善 外部との接続連携 エコシステム形成 AIによる 予防 データ 8
  9. 9. IoTシステムの構成とAI 9 ZigBee ZigBee、BLE、Wi-Fi インターネット TCP/IP TCP/IP IoTサーバ Android Open Accessory, BLE パブリッククラウド環境 Google Drive IoTゲートウェイ AWS M2X プライベート クラウド環境 PC スマホ Arduino Raspberry Pi 鷲崎, MCPC岡崎ほか, “スマートIoTシステムビジネス入門”, スマートエスイー2017-18 行動 モノ 洞察 音響データ 異常検知 故障予知、点検・・ 画像データ テキストデータ 物体認識 分類 監視、認証・・ 物理世界 AI 市場予測、推薦・・
  10. 10. アジャイル開発とマインド • アジャイル宣言 http://www.agilealliance.org/ • 反復漸進、顧客(現場)フィードバック、変化適応的 • 「受け身・パートナー任せ」から「価値共創」へ 10 手順や道具 人と対話 文書 動く内容や実活動 契約交渉 顧客や現場との協力 計画通り 変化への対応 ITベンダ ユーザ企業 システ ム部 ITベンダ ユーザ企業 システ ム部 アジャイ ル拠点で の共創 経済産業省デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会, DXレポート2中間まとめ, 2020 https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201228004/20201228004.html 納品
  11. 11. 人生100年時代・60年の働きと学び • 60年カリキュラム – 工場: 情報伝達型の教育 – オフィス: 考え方を身に付けさせる教育 – グローバルネットワーク: 分散環境下で新状況への適応的なス キル獲得、教育機関を超えた取組・人生を通じた学び • 学歴から学習歴へ – リスキリングを30代中心から全年代へ、OJTとOff-JT 11 https://er.educause.edu/articles/2020/10/the-60-year-curriculum-a-strategic-response-to-a-crisis 工場 オフィス グローバルネットワーク 仕事 製造・生産 知識労働 コンサルティング・起業 時代 産業 情報処理 デジタル化 学び 知識伝達 考え方のスキル 転換・拡張可能なスキル 活動 個人 チーム ダイナミックチーム 教材 カリキュラム システム プロジェクト 教授法 伝達 有効化 権限・増強化
  12. 12. IT人材からDX人材へ • 個人レベル: マインドとスキルの変革 • 組織レベル: マインドと体制の変革 12 これまで これから 慣習と伝統 矛盾への危機感と本質的な価値の分析へ 価値源泉が物理世界 デジタルへの移行、IoT&AIを含むフルスタック 受け身体質 アジャイルマインド・変化適応とデジタル価値共創 特定スキル訓練 適応的スキル獲得と60年カリキュラム、学習歴へ DX貧乏 組織のマインド変化とロードマップによるDX定着へ メンバーシップ型 教育体系整理とジョブ型・心理的安全性、組織的内省 トップと部門の断絶 対話とデータによる組織的推進へ
  13. 13. DX特区と経験学習・ロードマップ • DX貧乏 – 低リスクのオプションのみ で少ない投資 – PoC(概念実証)貧乏 – 技術主導でDX目的化 • DX成功 – 組織アジャイルマインド – DX特区と心理的安全性 – 実験機会と経験学習 – ビジョンとロードマップ 13 能動的実験 具体的経験 抽象的 概念化 内省的観察 研修・教育プログラム D.A. Kolb, Experiential Learning, 1984 DX特区
  14. 14. 教育プログラム整理とジョブ型へ • 参照モデル(特に IPA iCD)への研修や目標対応付け • IPA「自身のITスキルレベルがわからない」日本34% 独6% 米3% • メンバーシップ型からジョブ型への雇用と仕事、組織での内省 14 https://smartse.jp/curriculum/ [スキル分類] [スキルレベル] 社外プログラム 自社プログラム 目標人材 他の教育プログラムを 含めた位置づけ整理 (iCD: i コンピテンシディクショナリ) 中原淳, 経験学習の理論的系譜と 研究動向,日本労働研究雑誌, 2013 IPA, デジタル時代のスキル変革等 に関する調査報告書, 2021
  15. 15. 対話とデータ駆動の仕組み • 経営、事業、ITの対話の仕組みを通じた Vision 共有 • KPI連鎖とデータによる評価、エビデンスベースへ – 例「データに頼らない日」(セブンイレブンジャパン) – デジタル業務・サービス、組織的内省・DX人材育成 15 真のVision ビジネス戦略 システム 事業活動 データ IT部門 事業部門 データ サイエンティスト DXレポート2中間まとめ, 2020 https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201228004/20201228004.html
  16. 16. ■代表機関:学校法人早稲田大学 ■共同申請(13校) 茨城大学 / 群馬大学 / 東京学芸大学 / 東京工業大学 / 大阪大学 / 九州大学 / 北陸先端科学技術大学院大学 / 奈良先端科学技術大学院大学 / 工学院大学 / 東京工科大学 /東洋大学/鶴見大学/情報・システム研究機構(国立情報学研究所) ■連携機関(21組織、会員5000社超) 日本電気株式会社 / 富士通株式会社 / 株式会社日立製作所 / 株式会社東芝 / 株式会社いい生活 / ヤフー株式会社 / モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC) / 一般社団法人次世代センサ協議会(SENSOR) / 一般社団法人日本IT団体連 盟(ITrenmei) / 一般社団法人IT検証産業協会(IVIA) / 一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)/ 一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA) / 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA) / 特定非営利活動法人全脳アーキテク チャ・イニシアティブ(WBAI) / 一般社団法人新経済連盟(JANE) /先端IT活用推進コンソーシアム(AITC)/ 一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC) / 株式会社デンソー / 株式会社ハレックス / 株式会社情報医療 / 株式会社システム情報 スマートエスイー : スマートシステム&サービス 技術の産学連携イノベーティブ人材育成 16 https://smartse.jp
  17. 17. スマートエスイーのねらい AI・IoTを中心としたデジタル技術と周辺 鷲崎弘宜, 内平直志, “IoT時代のイノベーションマネジメント教育”, 研究・イノベーション学会誌, 特集テーマ「IoT時代のイノベーションマネジメント」 招待論文, Vol. 33, No. 4, pp.1-7, 2018. ビジネスや価値 基盤技術 組 織 と 社 会 イノベーション プ ロ セ ス ビッグ データ データ必須 活用環境 データ駆動 データ循環 データ収集 フィードバック AI サービス サービス化 IoTシステム活用 IoT 広義のIoT 17
  18. 18. DX時代に必要な領域横断の技術体系と教育 ビジネス アプリ ケーション 情報処理 通信・物理 必要な視点 領域を超えた循環と 総合的アプローチ ビジネス・価値 との繋がり 目標や状況に対応可能な 体系と学びやすさ スマートエスイー による解決 フルスタック体系 共通例題&IoT/クラウド ビジネス・デザイン思考 PBL&修了制作 柔軟な組み合わせ& オンライン配信 スマート IoT システム・ ビジネス 入門 修了制作 企業におけ る実課題の 分析・解決 グローバル 開発実習 スマート IoT システム 開発実習 IoT イノベーション IoTとシステムズ アプローチ IoT版ビジネス モデル・仮説検証 プログラム 品質エ ン ジ ニ ア リ ン グ ア ー キ テ ク チ ャ 組込み・ リ ア ル タ イ ム シ ス テ ム ク ラ ウ ド サ ー ビ ス ・ 分散シ ス テ ム セ キ ュ リ テ ィ ・ プ ラ イ バ シ ・ 法令 機械学習 深層学習 ビッグデータ マネジメント・ アナリティクス 推論・ 知識処理・ 自然言語処理 無線通信・ IoT通信・ センサネットワーク クラウド基盤 構築演習 センサ 組込み・IoTプロ フェッショナル システムオブ システムズ・ 品質アーキ テクト クラウド・ビジネス イノベーター 18
  19. 19. 学びやすさの工夫とスケジュール 修了要件 履修しやすさ 10科目120時間 ・平日夜&土曜日開講 ・座学部分をオンライン提供 ・演習もハイブリッド開催(個人&グループ) ・各科目を12時間、入門を含む多数科目 職業実践力育成プログラム(BP)認定 修了後のニーズに応じた動機づけ ・大規模大学ネットワークを活用修了制作 から 大学接続や共同研究へ ・iCD参照、演習中心 ・IoTシステム技術検定 上級合格を目指す 受講スケジュール 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 エントリ スタンダード アドバンスト 入門 科目実施 実 習 修了制作 iコンピテンシディクショナリ・スキル分野 K1 K2 (戦略)市場機会の評価と選定 + + (戦略)マーケティング (戦略)製品・サービス戦略 + ++ 正規 履修募集 発表 正規履修 ・正規履修:4月〜9月 ・コース履修:10月末〜3月 19
  20. 20. 人材育成成果 JMOOC/gaccoオンライン ▶︎ 毎年2-3万名が履修登録 受 講 者 層 ▶︎ 20-50代 SI、組込み、発注側など広く 修 了 者 の 活 躍 ▶︎ 論文発表、大学院進学、新規事業展開 特許出願など ▶ IoTシステム技術検定 上級 合格多数 ▶ 1年後アンケート結果で多くが業務改善 新規業務構想に効果と回答 表 彰 ▶︎ 日本e-Learning大賞 2019 IT人財育成特別部門賞 ▶︎ IMS Japan賞 2019 特別賞 ▶︎ 文部科学大臣表彰 科学技術賞(理解増進部門)2021 認定・認知 ▶︎ 文科省 職業実践力 育成プログラム(BP)認定 ▶︎ 厚労省 専門実践教育訓練給付金 指定 ▶︎ MCPC IoTシステム技術検定 上級 研修免除プログラム認定 ▶︎ 文科省 マナパス, BPパンフレット掲載 ▶︎ 内閣府 未来投資戦略2018 紹介 ▶︎ 日経、毎日新聞ほか報道多数 20 ▶︎ 2021年度 27名修了
  21. 21. コンソーシアム活動 目的 会員企業・連携大学との相互交流を通してスマートエスイー人材の育成と 活躍の場の拡大・産学や領域を超えた共創 会員特典 会費(無料) 特別メニュー(有料) 情報共有・交流 教育・教材の活用(有料) 共同調査研究(有料) オンラインセミナー シンポジウム 科目スポット オンサイト教育 スマートエスイー石川スクール DX戦略WG マッチング産業フォーラム 21 石川スクール 石川県 谷本知事 小松製作所 大橋会長 笠原 副総長 内平JAIST 副学長 鷲崎 岡崎事 務局長
  22. 22. まとめ • DXの段階: デジタル化→デジタル対応可→デジタル変革 • IT人材からDX人材へ • 個人レベル: 本質的な価値、アジャイルマインド、IoT& AIを含むフルスタック、学び続け、転用スキル • 組織レベル: 組織マインド変革、DX特区と経験学習、ビ ジョンとロードマップ、教育体系整理、対話とデータ • AI・IoT・DX人材育成プログラム「スマートエスイー」 スマートエスイー正規履修5期生募集説明会 22 IEEE CS 講演会・スマートエスイー正規履修 募集説明会 2021年12月20日(月)10:00-12:40頃 オンライン https://smartse.jp/

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