FREEという、無料コンテンツからお金を生み出し、ビジネスを創造する新戦略が書かれた本の１～２章をまとめたスライドです。

1. FREE
フリー
＜無料＞からお金を生みだす新戦略
クリス・アンダーソン 著

2. 第1章 フリーの誕生
ジェロ＝袋入りの粉末で、食肉処理場の骨や関節が原料。
ゼラチンを大量に集めたもの。
1895年、ニューヨーク州ルロイに住むパール・ウェイト
ゼラチンをおいしいものにできれば、
お金になるのでは？

3. ゼラチンはアメリカではまだ広まっていなかった＝手間の割にそれほ
どおいしくなかったから
果汁と砂糖、食品用染料を加え、オレンジ、レモン、ラズベリーの色と
風味を付け、「ジェロ」という名前を付け、箱詰めの商品とした。
全く売れなかった
・初期
色も風味もなし
・ウェイト
風味をつけた

4. 売れなかった原因＝顧客がジェロの使い方がわからなかったから
1902年、ウッドワードは「ジェロは、いまアメリカでもっとも人気のデ
ザート」という誇大な広告を女性向け雑誌に載せた。
さまざまな組み合わせを紹介したイラスト入りのジェロのレシピ本を1
万冊刷って、各家庭に無料で配るようにセールスマンに渡した。
「まもなくジェロという新製品を買い求める客が押し寄せてくるから、商
品をそろえておいたほうがいい」と商店に売り込んだ。

5. 結果＝2年後にジェロは年間100万ドルを売り上げる商品となった。
レシピ本は年間1500万部を印刷した年もあり、最初の25年間でアメリ
カの家庭に2億5000万部を配った。
やがてジェロはアメリカに普及し、どの家庭のキッチンにも置かれてい
るものになった。

6. あるものをタダであげることで、別のものの需要を作り出す効果
無料≠儲からない
• 携帯電話をタダであげて、月々の使用料をとる
• オフィスにタダでおしゃれなコーヒーメーカーを設置させて、高いコー
ヒーのパックを売る
新たなマーケティング手法（フリー）の誕生

7. • 21世紀のフリー
全く新しい経済モデル
モノやサービスのコストをほぼゼロになるまで下げる
アトム経済＝おとり商法
ビット経済＝本当にタダ
アトム経済
（モノ）
ビット経済
（情報通信）

8. 舞台：オンラインの世界
事例：レディオヘッドとナインインチネイルズ（ミュージシャン）
自分達の楽曲を常にオンラインで無料配布
フリーにすることで、より多くの人々に音楽を届けられ、多くのファンを
獲得でき、ファンの一部がコンサートに来てくれて、さらに有料のCDや
グッズを買ってくれるとわかっているから

9. 無料経済を誕生させたのは、デジタル時代のテクノロジーの進歩
• インターネット
コスト
2年ごとに半分に
それ以上のペースで
ダウン
オンライン世界におけるデフレ率は年５０％近くになる
＝現在のユーチューブの動画配信にかかる費用が、1年後には半分
になっている
情報処理
記憶容量
通信
帯域幅

10. 第2章 「フリー」入門
• Freeの意味＝「自由」「無料」
社会的意味の自由、すなわち奴隷からの自由と費用からの自由
費用からの自由＝ビール１杯無料のフリー
フリーのビジネスモデルは大きく４種類に分けられる

11. １．直接的内部相互補助

12. 例１：CDを１枚買えばもう１枚はタダ
例２：カラオケボックス
「カラオケルーム無料キャンペーン」
部屋代を無料にしても、ほとんどの顧客は飲食物を注文する
部屋の使用料
飲食

13. ２．三者間市場
例１：地上波民法テレビ
例２：yahoo
ラジオ
テレビ
新聞

14. ３．フリーミアム
５％ルール
例１：オンラインゲーム
例２：携帯アプリ
デジタル
製品
９５％ ５％
ほぼ
ゼロ

15. ４．非貨幣市場
贈与経済・無償の労働
例１：ブログ
例２：yahoo知恵袋
例３：グーグル検索