第38回日本創造学会研究大会in沖縄研究発表(石井力重2)
高校生用の「発想する授業」の開発
A Development of Brainstorming Methodfor High School Students
2016年11月5日 16:30~17:00
名桜大学 生涯学習推進センター研修室 B会場
第38回日本創造学会研究大会in沖縄研究発表(石井力重2)
高校生用の「発想する授業」の開発
A Development of Brainstorming Methodfor High School Students
2016年11月5日 16:30~17:00
名桜大学 生涯学習推進センター研修室 B会場
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b)キーワードによる談話分析
● キーワードを分析の単位とする分析
– ある語をある認知活動の証拠とみなす
– KWIC (keyword in context)を用いた例(Wegerif & Mercer, 1997)
● 推論の質の指標としてのキーワード
– ‘if’ used to link a reason to an assertion
– ‘so’ used to link a reason to an assertion
– ‘because/’cos’ used to link a reason to an assertion
● キーワードによる分析は学習過程の解明に特に役立つ
– 利点:(1)分析の意味が分かりやすい,(2)分析が容易
– 限界:(1)特定の語を特定の認知過程と強く結びつけ過ぎているため,学習者による意図的
な歪曲があれば,誤警報が起きやすい,(2)表現のバリエーションによる検出ミスに弱い
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認知機能の社会的起源(Vygotsky, 1980)
• 文化的発達の一般発生的法則
– General Gentic Law of Cultural Development
• 「・・・子どもの文化的発達におけるすべての機能は,二
度,二つの水準にあらわれる.最初は社会的水準であり
,後に心理的水準にあらわれる.すなわち,最初は精神
間カテゴリーとして人々の間に,後に精神内カテゴリーと
して人々の間にあらわれる.このことは,随意的注意,論
理的記憶,概念形成,意志の発達など,いずれにも同じ
ようにあてはまる.」
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