#1.Study program of dearness(https://atnd.org/events/67346)で発表する資料です。

1. 初心者向けチーム開発講座
睦月 (@ichigats)

2. 自己紹介
● 株式会社インフィニットループ所属
● PHPでサーバサイドのプログラムをしています。
● 自衛官、営業、SE、大学職員といろいろやって
ました。
● 「睦月 Φ★」というキャップ名で某大型掲示板の
運営ボランティアをやっていました。
● ハンドルネームの由来は駆逐艦ではなく
某夢に出てきた天使の方です。

3. まずはじめに
● このセッションは文系学生向けの講義で使用した
資料をリライトしたものです。
● ということで初心者向けです
● 今回はコーディングスタイルが中心です。

4. 目次
● 良いコードをとは？
● コーディングスタイルについて
● バグの一例
● コーディング規約の決め方
● ツールを有効活用しよう

5. 良いコードをとは？
●
読みやすくて修正がしやすい
●
無駄にリソースを食わない
●
早く動く
● バグや障害が発生しない

6. 良いコードをとは？
●
読みやすくて修正がしやすい ←今回はコレ
●
無駄にリソースを食わない
●
早く動く
● バグや障害が発生しない

7. おおまかな基準
入社2週間の社員が見て理解できて修正ができる

8. まずどうすればいいのか？
チーム内で統一された規約を作りましょう

9. まずどうすればいいのか？
チーム内で統一された規約を作りましょう
→まずコーディングスタイルを統一

10. コーディングスタイルついて
プログラマーには色々なコーディングスタイルが
あります。
● インデントの幅
– 半角スペース4文字
– 半角スペース8文字
● インデントの仕方
– タブ文字
– スペース

11. コーディングスタイルついて
● スペースの開け方
– if (hoge === hogehoge)
– if(hoge === hogehoge)
● 変数名や定数名の書き方
– user_info_array (スネークケース)
– userInfoArray (キャメルケース)

12. コーディングスタイルついて
● 改行の位置
– 関数の宣言の引数の後に改行するか？
– 1ステップを1行で書ききってしまうか？

13. コーディングスタイルついて
● 改行の位置
– 関数の宣言の引数の後に改行するか？
– 1ステップを1行で書ききってしまうか？
スタイルがバラバラだと非常に読みにくい
が、プロジェクトによってはバラバラの
場合がある

14. なぜバラバラになるのか？
● コーディング規約を決めていなかった。
● 別のプロジェクトのコードを引っ張ってきた
● その場しのぎでコミットしたものがそのまま残った。
● 規約を理解していない人が携わっていた。

15. こういう時のバグの一例
if (0 < $hoge)
return $hoge;
if (0 < $hoge) {
return $hoge;
}

16. こういう時のバグの一例
if (0 < $hoge)
return $hoge;
↓
if (0 < $hoge)
$hoge++;
return $hoge;
if (0 < $hoge) {
return $hoge;
}
↓
if (0 < $hoge) {
$hoge++;
return $hoge;
}

17. こういう時のバグの一例
if (0 < $hoge)
return $hoge;
↓
if (0 < $hoge)
$hoge++;
return $hoge;
if (0 < $hoge) {
return $hoge;
}
↓
if (0 < $hoge) {
$hoge++;
return $hoge;
}
この2つ全く意味が違う

18. コーディング規約の決め方
● 社内またはプロジェクト毎で話し合って決める。
● 言語やOSSのプロジェクトによる規約もある
例) PHP-FIGのPSR-0、PSR-1、PSR-2、PSR-3

19. ツールを有効活用しよう
● 統合開発環境(IDE)の利用
ただし設定ファイルは統一したものを使おう
● コーディング規約チェッカー
例) PHP_CodeSniffer, PHP Coding Standards Fixer

20. まとめ
入社2週間の社員が見て理解できて修正ができる
コードを書きましょう