Qubitによる波動関数の虚時間発
展のシミュレーション : a review
2018/9/28
中田真秀
Variational quantum simulation of imaginary time evolution with applications in
chemistry and beyond arXiv [1804.03023]
虚時間発展で基底状態を求める
• Fermionの虚時間発展をqubitでsimulateする
• 基底状態が求まる(運が悪いと励起状態)。
• Non unitaryな時間発展
– Quantum computerでは直接simulateできない。
Unitaryな時間発展のみ
実時間発展/虚時間発展
• 時間依存シュレーディンガー方程式の微分表示
• 時間依存シュレーディンガー方程式の積分表示
• 虚時間
• 虚時間発展 させる( は規格化定数)
iを落としただけ、にどんな意味があるの??
虚時間発展の意味
• 時間に依存しないSchrodinger方程式の解を使って
• 初期状態を展開したあと
• 適当な状態から虚時間発展させる
• C0=1とおいて少し式変形
• 右辺の二項目についてτの無限大の極限を考えると
• したがって、
虚時間発展の意味
• つまり、任意の状態を十分長い時間虚時間発展させると基
底状態に落ちる事がわかる(規格化定数を除く)。
• しかも係数は、expで落ちてゆくので
• 十分長い時間といいつつ効率よく基底状態に落とせる
• 時間が虚軸で流れるといいね…
虚時間発展は可能?
• 量子コンピュータで虚時間発展させればよいのでは?
– だめ! 量子コンピュータでは実時間発展しかできない。
– 古典ではできるじゃない?
• たしかに、古典コンピュータでできることは量子コンピュータでもできるはず
– なんとかならないかな…
虚時間発展は可能?
• 量子コンピュータで虚時間発展させればよいのでは?
– だめ! 量子コンピュータでは実時間発展しかできない。
– 古典ではできるじゃない?
• たしかに、古典コンピュータでできることは量子コンピュータでもできるはず
– なんとかならないかな…
• なんとかなりました!
• “Variational quantum simulation of imaginary time
evolution with applications in chemistry and beyond”
Sam McArdle, Suguru Endo, Tyson Jones, Ying Li, Simon Benjamin,and Xiao
Yuan [1804.03023]
実現方法(理論式)
• 微小だけτを時間発展させる
• McLachlan’s variational principleを利用
– 時間依存変分原理を虚時間に適用
– 制限はノルム保存
– ラグランジュの未定乗数法をつかってworking equationを
得る。
疑問とその答え
• 量子力学では非ユニタリな時間発展は不可
能なはずなのになぜ?
• 微小虚時間発展での状態ベクトルの変位は
ユニタリで書ける。それへのフィッティングを
行えば模擬的に可能
実現方法(量子回路)
• AijCi はquantum computerで効率的に測定できる。
PHYSICAL REVIEW X 7, 021050 (2017)
• 微小時間推進は
– を用いて行う
• Aij Cjを観測するための量子回路
結果
H2分子
LiH分子
H2/STO-3G
LiH/STO-3G 6qubits/4軌道(8 spin orbital) 1s/2py/2pxは含めず。42 parameters
結果
議論
• 量子コンピュータで虚時間発展する方法を提
案
• H2/LiHに適用して厳密な基底状態のエネル
ギーが得られた
• ランダム初期値から112回の試行で103回は
厳密な基底状態に10-3hatree以内に入った
– ノイズに強いと思われる

qubitによる波動関数の虚時間発展のシミュレーション: a review