KAWAI Takayoshi
公共コミュニケーション学会シンポジウム
ウェルカムスピーチ
地域創生を超えて。
シティプロモーションの可能性
公共コミュニケーション学会会長理事
河井孝仁
KAWAI Takayoshi
地方消滅
2
KAWAI Takayoshi
地方消滅を招かないために
• まち・ひと・しごと創生人口ビジョン
• まち・ひと・しごと創生総合戦略
3
京丹後市
塩尻市
那須塩原市
… 各自治
体
KAWAI Takayoshi
ところで「地域」とは何なのか
4
主権者
代理人
KAWAI Takayoshi
ところで「地域」とは何なのか
5
言い換えるなら、地域は
サービス供給者と顧客で
成り立っているわけではない
KAWAI Takayoshi
ところで「地域」とは何なのか
6
つまり
参画する主権者によって
成り立っているもの
KAWAI Takayoshi
ところで「地域」とは何なのか
7
地理的範囲
つまり
思いの参画による交響が
地域を形づくる
KAWAI Takayoshi
創生している地域とは何か
8
定住人口・訪問人口
• 地域参画総量の増加
KAWAI Takayoshi
創生している地域とは何か
9
• 地域参画総量の増加
市民、 NPO 、企業
の参画意欲の増加
KAWAI Takayoshi
創生している地域とは何か
10
• 地域参画総量の増加
行政、市
民、 NPO 、企業の
推奨や活動による交
流・定住人口の増加
KAWAI Takayoshi
創生している地域とは何か(参考)
11
定住人口・訪問人口
参
画
意
欲
• 地域参画総量の減少
サービスを要求するば
かりの住民が増加
することは、素敵なこ
とか
KAWAI Takayoshi
創生している地域とは何か(参考)
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定住人口・訪問人口
参
画
意
欲
• 地域参画総量の増加
住民が増加しなけれ
ば創生は不可能なのか
KAWAI Takayoshi
創生している地域とは何か
13
• 地域参画総量の増加
参画・関与人口
の増加
参画人口・関与人口
「住民」でなく
てさえいい
KAWAI Takayoshi
宇都宮市ダブルプレイス
• 首都圏で働きながら週末を宇都宮で過ごすなど、2
地域を拠点に生活するスタイル「ダブルプレイス」
を提唱
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I amsterdam
• アムステルダムに住む市民の国籍は計 178 。その
市民の心の何処かに Amsterdam をフックさせる
• 観光ではなく、まず市民の心を高めるためのデザイ
ン、政策
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KAWAI Takayoshi
笑働 OSAKA
KAWAI Takayoshi
笑働 OSAKA
KAWAI Takayoshi
笑働 OSAKA
KAWAI Takayoshi
創生している地域とは何か
19
• 地域参画総量の増加
市民、 NPO 、企業
の参画意欲の増加
笑働
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市
内
市
外
尼崎版シティプロモーション推進指針
20
尼崎が好きあまらぶ
あまらぶな
人
あまらぶ増加要素
あまらぶ
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シティプロモーションとは
• 地域(まち)に真剣(マジ)になる
人を増やす仕組み
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積極的
に活動
したい
まあ活
動した
い
あまり活
動したく
ない
全く活
動した
くない
全体
1 19 33 28 81
1. 2 23. 5 40. 7 34. 6 100%
11 135 104 20 270
4. 1 50. 0 38. 5 7. 4 100%
11 39 13 2 65
16. 9 60. 0 20. 0 3. 1 100%
0
1~4
5~
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シティプロモーション戦略
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シビックプライド
強化
地域への参画向上
地域のさらなる魅
力向上
市民による推奨
市外からの認知度
・イメージ向上
地域魅力の創造
発信強化
KAWAI Takayoshi
シティプロモーションの進め方
23
KAWAI Takayoshi
24
差別的優位性実現のための
地域魅力創造サイクル
共創
エンジン
研磨
共有
編集
発散
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共創エンジン(東広島市シティプロモーション戦略プラン)
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ステージ 1  発散
• 意欲ある市民の参画(共創エンジン)による魅力発
見・異化
• 50 , 100 という過剰な発散
• 課題からではなく
魅力からの意見交換
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ステージ 2  共有
• 個人的に提示された魅力を、多方向な視野を持った
市民の集まりとして(共創エンジン)可能なかぎり
実際に体験。
• オープンストリートマップ
– 地理情報データを誰でも
利用できることを目的と
したプロジェクト。
誰でも自由に参加、編集、
利用可能
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ステージ 3  編集
• 編集:要素を組み合わせることで、個別要素の和を
超える魅力を作り上げる作業
• 「語れる」まち にする
• 発散→共有ステージにより確認した大量の個別魅力
を基礎に、複数の「物語」としての魅力群を設定。
→我々はどのように「特別なまち」「世界一のまち
」になる可能性があるのか(物語を重ねる)
 
28
ブランドメッセージ
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ステージ 3  編集
• 伴走していたプロフェッショナルによるブランドメ
ッセージ案の提示
• 市民の参画 ( 共創エンジン ) による選択に向けた議
論
– プロフェッショナルによるブランドメッセージ
案を基礎とした、多様なグループが行う「ワイ
ガヤ」の促進
– 「だったら○○ができる」という触発装置にもな
る → 当事者化
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ステージ 3 編集(ブランドメッセージ構築)
• 浜松:製造業発達+家康の出世城+初子祝いの凧揚
げ祭 →「出世の街 浜松」
• 宇都宮:充実した生活環境+楽しい日常+特徴ある
食  →「住めば愉快だ宇都宮」
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どのようなまちを創る
市民に
定住してほしいのか
KAWAI Takayoshi
ステージ 4  研磨
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魅
力
増
進
サ
イ
ド
発散ステージで提示
された魅力、その後
に発見された魅力を
ブランドメッセージ
に沿って、さらに磨
き上げる
自転車で通行しやすい
 → 専用道の検討
ブランドメッセージ
を実現するために
克服すべき課題を解
決する
課
題
解
決
サ
イ
ド自転車の放置
→ 駐輪場設置
個々の魅力をブランドメッセージに沿って磨き
上げる、個々の課題をブランドメッセージに
沿って解決する作業
KAWAI Takayoshi
ブランドメッセージをハブにする
• 出世の街 浜松
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家康「しかみ像」
武田に惨敗後の姿
浜松市博物館
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共創エンジン
•使いやすいツールを用意することで市
民・民間が工夫しやすい仕組み
知的財産としての扱いに留意
•市民が「まちを推奨したい」という気
持ちの向上を図る仕組み
再び ステージ 1 発散へ
3333
後に述べるメディア活用戦略モデルも参考に
KAWAI Takayoshi
愉快市民証
• 宇都宮が好きで、宇都宮を愉快にしていきたいとい
う想いを持つ方を認定、愉快市民証発行
• 宇都宮を盛り上げたい!と考えている人
• 宇都宮に住んでいなくても OK
• 宇都宮の愉快(良さ・楽しさ)を発見し、楽しみ、
そして周りに伝えることがミッション
• 1700 人( 2011 )
 → 3000 人以上( 2013 )
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差別的優位性実現のための
地域魅力創造サイクル
共創
エンジン
研磨
共有
編集
発散
KAWAI Takayoshi
シティプロモーションの進め方
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KAWAI Takayoshi
行動促進認知獲得
A
着地点整備
L A
メディア活用戦略モデル
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傾聴しつつ、①魅力を認知させ、②魅力を「自分事」化させ、
③魅力を探索させ、 ④着地する的確な場所を整備し、
⑤魅力を活用させ、 ⑥各時点で情報を発信させる
情報共有
支援
S
L
傾聴
探索誘導
S
関心惹起
I
情報共有
支援
S
情報共有
支援
S
情報共有
支援
S
情報共有
支援
S
地域経営のステークホルダーの行動変容を促すメディア活用
37
KAWAI Takayoshi
行動促進認知獲得
A
着地点整備
L A
メディア活用戦略モデル
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傾聴しつつ、①魅力を認知させ、②魅力を「自分事」化させ、
③魅力を探索させ、 ④着地する的確な場所を整備し、
⑤魅力を活用させ、 ⑥各時点で情報を発信させる
情報共有
支援
S
L
傾聴
探索誘導
S
関心惹起
I
情報共有
支援
S
情報共有
支援
S
情報共有
支援
S
情報共有
支援
S
地域経営のステークホルダーの行動変容を促すメディア活用
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KAWAI Takayoshi
傾聴
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周囲を見まわす
ベース分析( Battle Field )
– 我々はどこにいるのか
経過分析( small PDCA )
– 我々はどう動いているのか
?!
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認知獲得
熱量を上げる
40
「誘発ポイント」
1. 差別的優位性(「○○初」)
2. トレンドとギャップ
3. 物語 (人物・日常と非日常の連鎖)
4. データ(数字)
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恋をしたら流山市に「恋届」を提出しよう
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関心惹起
自分事にさせる
1.ターゲットの束と言う発想
2.共感形成
伝わるのではない、刺さる活動を
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KAWAI Takayoshi
父になるなら流山市
4343
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迷子にさせない
探索誘導
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KAWAI Takayoshi
着地点整備
信頼の場で理解させる
1.行政が提供する場
共感の場で納得させる
2.ソーシャルが提供する場
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参画行動へ
KAWAI Takayoshi
流山市シティ PR サイト
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KAWAI Takayoshi
そのママ夜会
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KAWAI Takayoshi
行動促進
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やる気にさせる
 ゲーミフィケーション
課題解決にゲーム的な要素である
1. 参加を容易に
2. 協力・競争を組み込み
3. 達成感、心理的報酬を設定する
ことで、やる気にさせる
 共感
人への共感により、リピートさせる
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未来自治体
若年層の地域参画を目標
1.キット・メンターによる容易な参加
2.学生グループによる応募、進捗の相互見える化
3.公開での表彰
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KAWAI Takayoshi
長崎通さるく
• 地元ガイドへの共感形成
– 案内するのは、このまちを知り尽くした名人ガ
イドのみなさん
– 大好きな長崎をたっぷり楽しんでほしい!あそ
こにも、ここにも連れていきたい!そんな思い
で技を磨いてお待ちしてまーす。
50
KAWAI Takayoshi
情報共有促進
言いたくなる気持ちを
起こさせる
51
KAWAI Takayoshi
流山市イベントプリクラ
• 流山市
– イベントにあわせてプリクラを設置
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KAWAI Takayoshi
戦略的発想の必要性(ロジックモデル)
目的の明確化
どうなれば成功なのか
各段階で
手段の明確化
どうすれば・どうなれば
1段階アップするのか
53
KAWAI Takayoshi
川崎市シティプロモーション戦略プラン
54
10~0 までを選択  10,9,8
を推奨者 A 、 6(5) 以下を批
判者 B   A-B= ネットプロ
モートスコア
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伊勢原市シティプロモーション戦略体系を基礎に
55
将来都市像 しあわせ創造都市
「いせはら」が多くの人から選ばれ、まちが賑わい
地域の活力が高まっている  NPS   +20 ポイント
県内知名度
ランキング
16 位⇒ 10 位以内
キャラ twitter
フォロワー
1700 5000⇒
シティセールスサポーター
なし⇒ 30 人
サポセン
利用団体
114 230⇒ 件
観光客総数
170 190⇒ 万人
文化財サイト
アクセス数
8000 10000⇒
伊勢原を上手に発信 伊勢原びとを育てる 歴史・観光で呼込む
シティプロモーシ
ョンブックの作成
5 月完成
…
大山学び塾の開催
年 8 回実施
…
伊勢原堪能ツアー
の開催
月 1 回実施
…
…
…
…
…
KAWAI Takayoshi
市民・ NPO の役割
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• 東海市総合計画施策 ( まちづくり ) 達成度報告書
– 成果指標の役割分担値
という発想
KAWAI Takayoshi
協働を成長の糧にする
SECI モデル(野中郁次郎)から
5757
現場で共感
しあう
共感した知恵
や思いを、文
字や言葉、図
にする
文字や言葉や
図を連携させ
る
連携させた知
恵を自分の中
に落とす
KAWAI Takayoshi
ご清聴ありがとうございました
河井孝仁
tk.kawai@nifty.com
@ tacohtk
https://www.facebook.com/tk.kawai
http://www28.atwiki.jp/tacohtk/    
58

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