ChatOpsで
デザインスプリントを
やってみた
JustSystems UXデザイングループ/ TAGUCHI
今日はデザインスプリントという最近業界で注目されているフレームワークを
ChatOpsでやってみたらこうなったというお話をしたいと思います。
ChatOps
業務に関することをChat上で全部やっちゃおうぜ
という最近注目されている仕事の仕方
デザインスプリント
サービスやプロダクトが抱えている問題の解決をゴールとして、
5日間という短い期間で高速にプロトタイピングと検証を行うフレームワーク
詳しくはMicroSoft馬田氏の資料を見るのが早いです (笑)
http://www.slideshare.net/takaumada/design-sprint
なぜChatOpsで?
・デザインスプリントを導入したいけど、中々みんなの時間が確保できない
・デザインスプリントの予行練習をしたかった
というわけで・・・
本当は5日間でやることを
無理して数時間に凝縮してみることにしました
今回使用したサービスはこの2つ
チャットも画像添付も絞り込みも思いのまま!
超便利なチャットサービス
サクっと作ってサクっとみんなで確認!
超実用的なプロトタイピングApp
Apple Watch Appを作り出す
お題
Day1:Understand / 理解を深める
・どんな人が使うのか?(5min)
・何がうれしいのか?(5)
・使う場所?(5)
・問題点
 など
Day2:Diverge / 実現可能なソリューション
・Crazy8(5)
 → Day1のユーザーストーリーに必要な要素を含んだUIアイデアを
   8つ折りにした紙にスケッチ。1コマ40秒。
・Crazy8で出てきた要素から3つを各人が選び、何ができるのか説明を加える(10)
 →できたものを写メでSlackへ投稿
・投票して良いアイデアをヒートマップ化(5)
 →各人でペイントなどで良いと思った箇所に!(シールの代わり)をつけたものを再アップ。
 →各人でつけた!をマージ (マージはPhotoshop)
Day3:Decide / やるべきことの決定
・ストーリーボード化 (どんな時にどの画面が必要になるかをマッピング)(30)
 → 画面遷移など詳細な仕様など
 →足らない画面の追加など
Day4:Prototype / 試作
・ひたすら作る(30)
Day5:Validate / 確認
・他人が望ましいが、できないので今回は自己評価(30)
Schedule
Day1
Understand / 理解を深める
だれが、いつ使って、どう嬉しいのか?
を各人がメモ帳に書き出し、時間がきたらSlackへ投稿
こんな感じ
・ファシリテーターがまとめられない
・ふせんのようにグルーピングが難しい
Day1問題点
参加メンバー全員で、ふせんを貼る感覚で
アイデアをまとめられるサービス
これ使えば良かったじゃん(゚д゚;)と後で思った。。
Day2
Diverge / 実現可能なソリューション
Crazy8を各自で行い、Slackへ写メを投稿
Crazy8
参加メンバー各自が、8つ折りにした紙に1コマ40秒で
Day1で出てきた要素を満たすのに必要と思われる画面をスケッチし
出来上がったら写メでSlackへ転送しました。
こんな感じ
・1コマ40秒のラップを伝えるのが難しい。
  (chat見てるのか見てないのか分からない…)
Day2問題点
・貼ったシールをまとめるのも一苦労。
  (Photshopで合成とか…)
Day3
Decide / やるべきことの決定
ストーリーボードへ落とし込んだものをSlackへ投稿
こんな感じ
Day2で出た要素で足りていないものなど、
詳細を詰めていきストーリーボードへ落とし込みました。
共有のしづらさ。これに尽きます。
(あーでもない、こーでもない。ができない・・・)
Day3問題点
Day4
Prototype / 試作
Day3でストーリーボードに落とし込んだものをプロトタイプ用に画面を精緻化。
(パーツはありもので、なるべく時間をかけずに)
Prottで遷移とインタラクションを簡単に作成。
シェア先をSlackへ。
Slackへ連携してるので、即みんなに共有できた!即レスも!
ちょっとした修正もすぐに伝えられる。
これはすごいスピード感。
特になし!
ChatOpsに適しているフェーズでした
Day4問題点
Day5
Validate / 確認
参加メンバーがSlack上でプロトタイプを使って感じたことを投稿
※本来はユーザーから失敗を学ぶフェーズなので、
メンバーでやってもあまり効果がないため、Day5の詳細は割愛します。
ChatOpsでデザインスプリントのまとめ
良かった点
・どうしてもまとまった時間を取りにくい場合には有効
・やったことのログを簡単に取っておける、さかのぼれる
・プロトタイピングのスピード感やばい
・デザインスプリントの練習にはいいかも?
悪かった点
・相手の顔が見えないので、空気感が読みづらい・・・
・微妙なところの伝達が難しい・・・
・Trelloなどのふせんアプリを使えば良かった・・・
ジャストシステムのUXデザイングループでは
こうした手法やプロセスをどんどん取り入れて
いきたいと思っています!
というわけで
わたしたちと一緒に
面白い・新しい体験価値を考えてみませんか?
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ChatOpsでデザインスプリントをやってみた

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