自己紹介
一般社団法人リテールAI研究会 テクニカルアドバイザー
今村修一郎
高校在学中の16歳に、マイクロソフト認定システムエン
ジニアの資格を、日本最年少で取得。高校に通いなが
ら個人事業主としてIT業界でのキャリアをスタート。
慶應義塾大学環境情報学部へソースコードを提出して、
AO入試に合格。1年生秋学期より清木研にてメタデー
タベースの研究に参加。
卒業後、P&Gジャパンに入社し、ビックデータ分析や機
械学習関連の開発に従事。分析チームでは日本人初
の管理職に昇進。
2017年に一般社団法人リテールAI研究会に参加し、
テクニカルアドバイザーとして、IT技術を駆使した小売流
通業の改革に取り組んでいる。
自己紹介
株式会社キカガク 執行役員 西沢衛
幅広い機械学習研修・案件に従事
・ディープラーニングハンズオン
・機械学習徹底演習
・リテールAI ハンズオン
・法人研修・コンサルティング
DLLABとの関わり
・2019年全国6都市でハンズオン
・Azure ML Serviceハンズオン
どちらの事業に対して、AIは向いてい
るでしょうか?
AIが活躍する事業とは?
パターンA:既存事業
AIなしでも売り上げを確保している
切片が0でなく、精度が向上するに連
れて、売り上げも伸びていく
例)棚割の最適化
既存事業のためのAIプロジェクト
既存事業のためのAIプロジェクト
パターンB:新規事業
精度がまったく出ないときは売り上
げも全くない
事業としての売上が確保できるの
は、かなりの良い精度が出てから
例)自動運転
データ アルゴリズム ビジネス
・POSデータ
・レジカートデータ
・映像データ
・ALS(協調フィルタリング)
・LSTM(時系列解析)
・YOLO(物体検出)
・売上向上
・業務効率化
AIプロジェクトの核となる3つの要素
これまではどうやってビジネスが動いていたのか?
経験・勘・度胸!
POS
商品Aが2点、商品Bが1点
購入された
小売業界で活用できるデータ ID-POS
ID-POS
顧客ID 32(20代女性)が
商品Aを2点、商品Bを1点購入
ID-POSでは、「誰が」何を購入したかわかる
小売業界で活用できるデータ ID-POS
店名 購入日 時間 顧客ID 年齢 性別 商品ID カテゴリ 商品名 単価 個数
A店
2019/10/1
0
15:00 0021 32 女性 041
アルコー
ル
ビールA 300 10
A店
2019/10/1
0
16:00 0010 51 女性 033
アルコー
ル
ビールB 200 5
B店
2019/10/1
0
17:00 00141 33 男性 041
アルコー
ル
ビールA 300 2
A店
2019/10/1
0
18:00 0209 46 女性 098 ワイン ワインA 2000 1
B店
2019/10/1
0
19:00 1200 20 男性 004 ワイン ワインB 4000 3
どの顧客が、何を、「どの順番」で
購入したかがわかる
小売業界で活用できるデータ レジカート
小売業界で活用できるデータ 店内カメラ映像
カメラ映像から店内の状況を把握することができる
(顧客、商品)
これらのデータを用いて何ができるのか?
協調フィルタリング 棚割最適化
これまで経験と勘と度胸によって棚割が行われていた
普通 少ない 多い 多い配置量
4 2
5 2 2
3 4
4 2
協調フィルタリング 棚割最適化
4 4 2 2
4 5 2 2
3 4 2 3
4 4 2 3
協調フィルタリング 棚割最適化
どの商品が売れるポテンシャルが高いのかが、
過去の購買行動を元にわかる
協調フィルタリング 棚割最適化
普通 少ない 多い 多い
多い 多い 少ない 普通配置量(後)
配置量(前)
高い 高い 低い 普通
AIによる需
要予測
協調フィルタリングのアルゴリズム
協調フィルタリングのアルゴリズムの流れ
1. 特徴量空間のkの値を決める
2. 評価行列 R (m*n)から顧客の特徴、商品の特徴を表す2つの特徴
量空間 P,Q をランダムな初期値をとり作成
3. Pの値を固定し、Qについて最小二乗法を用い、Qの値を更新する
4. Qの値を固定し、Pについて最小二乗法を用い、Pの値を更新する
3,4を指定した回数回繰り返す
損失関数
学習の流れ
時系列解析 商品のレコメンド
買い物中の顧客に直接商品のレコメンドが可能
時系列解析 商品のレコメンド
どの顧客が何を「どの順番」で
購入したかがわかる
1. 牛肉
2. 卵
3. 白菜
4. ネギ
5. すき焼きの素
→糸こんにゃくをレコメンド
次に買いそうな商品をレコメンド
すれば購入の確率が高くなる!
時系列解析 Seq2Seq
私 は キカガク です 。 EOS
EOS . Kikagaku am I
LSTM LSTM LSTM LSTM LSTM LSTM
LSTMLSTMLSTMLSTMLSTM
Encoder
Decoder
時系列解析 Seq2Seq
牛肉 卵 白菜 ネギ
EOS しめじ すき焼きの素 糸こんにゃく
LSTM LSTM LSTM LSTM
LSTMLSTMLSTMLSTM
Encoder
Decoder
物体検出
事例紹介 協調フィルタリング
AIが活躍する場面とは?
AIプロジェクトを成功させるために重要な事とは?
オペレーションへの組み込みが容易である事
棚割最適化の例
協調フィルタリングを用いると、どの商品がより売れそうかを予測
します。
しかし、その結果を実行に移し、検証することができなければ全く
意味はありません。実際に売上UPに繋がるところまでを実現できる
という点が重要です。
100%の精度を求めない問題設定である事
棚割最適化の例
機械学習のモデルに100%の精度を求めることは困難です。
AIは100%の精度が出なくても支障のない問題設定に適しています。
棚割最適化の例では少し歪な棚割になったとしても、大きな損害が
発生するわけでもないため、AIを用いる良い問題設定と言えます。
人間がカバー可能
既にあるデータを活用できる事
データ収集は大きなコストと時間を要します。
手持ちのデータを活用するところから始めることが望ましいです。
ID-POSデータ
棚割最適化の例
「活用」の時代のエンジニアに求められるスキル
前処理・構造化を行うスキル
・Python、SQLなどのプログラミング言語
・NumPy、Pandas、Matplotlibなどの機械学習によく用いられるパッケージ
機械学習の手法への理解と実装スキル
・各アルゴリズムの特徴
・機械学習・ディープラーニングのフレームワーク
モデルをデプロイするスキル
・デプロイに必要となるDocker、Linux
・エッジデバイスへデプロイ方法
・モデルの軽量化技術
前処理、学習、推論、運用を効率よく行えるサービスの理解
・Azure Databricksなどの分散処理が行える環境・フレームワーク
・Custom Visionなどの学習済みモデルを活用できるサービス
・Azure ML Services、Automated ML、DevOpsなどの自動化ツール
「活用」の時代にさらに求められるスキルとは?
「活用」の時代のエンジニアに求められるスキル
ビジネス課題を解決するためにAIを活用できるスキル
・AIを活用できる問題設定を発見するスキル
・実際にAIを用いたプロジェクトの検証まで、企画・実行できるスキ
ル
・課題解決のために、幅広い技術の引き出しを持ち、様々な試行錯誤
が行えるスキル
各種ハンズオン
リテールAI検定 シルバー
・協調フィルタリングの概要から実装、活用まで一
気通貫で学ぶことができる研修です。
・法人様向けに個社データを用いた研修も可能で
す。
ディープラーニングハンズオンセミナー(E資格認定)
・ディープラーニングの基礎から実装方法までを一
気通貫して学ぶことができる研修です。
・画像処理、自然言語処理について学びたい初学者
に最適な研修です。
機械学習徹底演習セミナー
・Pythonの基礎から機械学習の実装までを学ぶこと
ができる研修です。
・豊富な演習を通して、初学者から機械学習を自身
で実装できる力を身につけることができます。
ご清聴いただきありがとうございました。
アンケートへのご協力お願
いします。
http://bit.ly/2LOnkQq
小売業界の実AIプロジェクトから見る、
現場で活躍するエンジニアに必要なスキ
ル

小売業界の実AIプロジェクトから見る、現場で活躍するエンジニアに必要なスキル