アジャイルの今とこれから
~Agile2012 参加報告~
伊藤 宏幸
株式会社オージス総研

ソリューション開発本部
エンタープライズソリューション
第三部
   兼               スクラムの父、Jeff Sutherland さんと
技術部アジャイル開発センター所属        (2012/08/15)

認定スクラムマスター(CSM)
アメリカのテキサスで開催された
Agile2012に参加してきました!
あとダルビッシュの12勝目も
観てきました (・ω・)ノ
Agile2012とは


         http://agile2012.agilealliance.org/

●  Agile Allianceが主催・年1回開催する、
  世界最大のアジャイルのカンファレンスです。
 ● アジャイルに関する著名人が集まるため、
  最新・最先端の知識を得る絶好の場です。
 ● 5日間で200以上のセッションが開催されました。
 ● 世界中から1,600人以上の参加者がありました。
日本人参加者は30人前後!
マナスリンクさんで、Agile2012の
レポートを絶賛配信中です!
  http://www.manaslink.com/article/ac/agile2012/
Agenda

● 昨今のアジャイルの動向

● 注目トピック!

● アジャイルとシステム開発の今後の方向性
1.昨今のアジャイルの動向
(1)アジャイル⊃技術プラクティス
● アジャイルは、技術プラクティス(Adoption)とマインドセット
  (Transformation)で構成されます。
  ○ ペアプログラミング・TDD・CI などの技術プラクティスだ
     けだと思われがちですが、マインドセットまでを含む概念
     です。
  ○ マインドセットとは、役割・部署・組織を超えたチームとし
     てのコラボレーション、顧客価値へのコミットを強調した
     概念です。

● 「Agile Adoption & Transformation」というカテゴリーが最多
  数セッションでした。
  ○ 特にマインドセットにフォーカスしたものが多かったで
     す。
あなたは右?左?
平鍋さんのブログ
『アジャイルの「ライトウィング」と「レフトウィング」』
http://blogs.itmedia.co.jp/hiranabe/2012/09/rightwing-and-
leftwing-of-agile.html




技術プラクティスをライト、マインドセットをレフトとして表現。
おススメのセッション・記事
『An Agile Adoption & Transformation Survival Guide』
by Michael Sahota さん
【記事】 [8/13] アジャイルへの移行のためのサバイバルガイド




                                  まだ日本語訳
                                  出ていないんだよね~
                                  誰か翻訳してくれる人
                                  いないかな~
                                  (チラッ
Schneider Culture Model
我々の組織は、今どこにいますか?
そして、どこへ行きたいですか?
(2)技術プラクティスの採用状況
● テストの自動化と CI は当たり前になりつつある
● A-TDD(後述)はこれから普及していきそう
● テストファーストは意見が割れている
● ペアプログラミングは必要に応じて使うイメージ
  (必須ではない)




One size does not fit all !
● 全てのプロジェクトに共通する解はない
● プロジェクト毎に必要なプラクティスを採用すれば良い
● 「何が正しいか」ではなく、「このプロジェクトではどれが価値
  あるか」で考えた方が良い
(3)既存ナレッジとの共生
PMBOK・システムテスト・要求開発など、既存のナレッジを
アジャイルのコンテキストでカイゼンする話題も多かったです
● チームのコラボレーション・コミュニケーションを促す手法・モ
  デルの紹介が多かった印象です
2.注目トピック!



            まさかの
            コーヒー牛乳味
            (´・ω・)
(1)Kanban
タスクボードでチーム内&チーム間のタスク&リソースを見える
化し、コミュニケーションを促す手法です。
● 50人以上の大規模プロジェクトで効果・実績あり!
Henrik Knibergさん
   (『Agile And Scrum from the Trenches』の著者)




                                     Kanban でプロジェクト
                                     を見える化してみよう。
                                     詳しくは以下の
                                     記事を読んでね!
【記事】
[8/14] へんりっくのかんがえたさいきょうのかんばん
[8/14] スケールするプロジェクトと継続的改善 〜Kanban & Scrum & XP
[8/18] フィナーレと言う名のスタート〜Agile Conference 2013へ向けて
(2)A-TDD(受入テストの自動化)
● ユーザストーリー・シナリオをそのまま自動テストツールで実
  行できるようにして、ユーザレベルでの受入テストを自動化
  することです。
● Cucumber というツールが Java でも使えるそうです。

【記事】 [8/16] A-TDD:受け入れテストを自動化する方法
   A-TDDのイメージ(Cucumber の公式サイトより引用)
3.アジャイルとシステム開発の
  今後の方向性
【重要】どの国も悩みは一緒!
          フィンランドからお越しのエイラさん
          (職業:プログラム・ポートフォリオマネージャ)


                      プロセスが重い…


※画像はイメージですが、大体こんな感じのビジュアルの方でした。

● PMO レビューを入れたら、プロジェクトの負荷が高すぎる
● Command&Controlでプロジェクトを回そうとしたら、マネー
    ジャが忙しくなりすぎて回らなくなった
● 顧客が関与してくれない
etc.
【さらに重要】解決策も一緒!

                         えーなにそれ!
                         私もやりたい~!
                         もっと詳しく教えろ~!

※もっと和やかな感じでしたが、食いつきは良かったです。

私が今のプロジェクトで採用している CI や SNS ツールの活用
方法について紹介したら、非常に食いつきが良かったです。
● CI・テスト自動化は、WF でも導入できます。
● ツールやタスクボードを使ってコミュニケーションを密にする
  ことは、万国共通の解決策のようです。
● ユーザを巻き込め!
【経験者は語る】
     Jonathan Rasmussonさん
  (『アジャイル・サムライ』の著者)



                    僕もやったことあるから、金融でア
                    ジャイルをやるのが難しいことは
                    知っている。でも僕はやったよ。
                    自分を変えれば周りの人も変わっ
                    ていくから、まず自分でトライしてみ
                    ることをオススメするよ!



【記事】 [8/14] ジョナサンさんとの約束を果たしてきました
やらない言い訳を考える前に、
まずはやってみましょう!
やってみて合わなければ、中止すれば良いだけです。
合えばそのまま続ければ良いのです。

一歩踏み出すかどうかが、重要な分かれ道です。
来年はナッシュビルです


       http://agile2013.agilealliance.org/

アジャイルの今とこれから-Agile conference2012参加報告-技術動向編