2014年12月22日発表

1. 第3回 京都外国語大学 日本語・日本語教育研究会
【実践報告】日本語の音声表現を指導する
ー授業デザインから評価までー
京都外国語大学 外国語学部 日本語学科
非常勤講師 安達万里江

2. 本日の実践報告の中身
音声表現を指導すること
になった経緯
授業デザイン
（学習者のニーズと
参考文献）
評価
（参考文献）
新たな課題

3. 授業デザイン（学習者のニーズより）
春学期 秋学期
【ゴール設定】
母語の癖をなくし、正しいイントネー
ションで話す。
【ゴール設定】
シチュエーション(場面・状況)に合った
自然な話し方
※自然⇒日本人のような丁寧さ/速さ
【練習したいこと】
１）単語(アクセント)フレージング練習
２）物語（一部）
３）スピーチ原稿
４）ニュース原稿
※教師の方で準備
【練習したいこと】
初対面／職場(敬語)
訪問(目上、年上の人に対する話し方)
面接／自己説明(弁護？釈明？)／依頼／断る
／質疑応答(口頭発表中)など

4. 参考文献（授業デザインに関するもの）
春学期
中川ほか(2009）
秋学期
金子ほか(2006）

5. 参考文献（評価に関するもの）
ポートフォリオ評価
学習経過の記録や成果物を,学習者自
身が保存しておくもの。
①「部分」よりも「全体」
②「結果」よりも「過程」
③長期間にわたる「変化」
を評価する(横山ほか2011)
パフォーマンス評価
さまざまな現実的な状況や文脈で知
識とスキルを使いこなせる能力を評
価するためのもの。
(Hart/田中監訳2012)
近藤(2012)は「包括的尺度(holistic
scale)を用いる採点方法」を紹介。
横山ほか(2011) Hart(田中監訳2012) 近藤(2012)

6. 担当科目の評価
ポートフォリオ評価の対象
コメントシート
フィード・バック アンケート
音声データ(指導直前・直後)
パフォーマンス評価の対象
自己紹介
口頭発表
会話(社交会話・雑談)
音声表現
を評価
図―1音声表現の評価対象（安達 2013）

7. 新たな課題
—2015年度に向けて—
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