ノートの取り方（復習）・スケジューリング・ToDoリストなどについてです。

1. 基礎演習b
日本語レポート編 第2回
国際文化学科 長尾宗典

2. ノートの取り方・確認の仕方
（春学期の復習も兼ねて）
教科書第2部より

3. 春学期第1回でお話ししたこと
•どういうノートが良いノートか？
•上手くとるコツは？

4. どういうノートが良いノートか？
•講義内容が復元できること
•といっても全文書きとる必要まではない。
•講義で話された内容（の要点）を後で思い出せ
るように
•何の話をしているのかが明瞭であること
•補足、脱線も「思い出す」のに有効
2020/10/28 基礎演習

5. ノートをうまくとるコツとは
•余白おおめに
•日付と授業名と教員名は書く
•その日の話が何なのかをメモ
•板書してなくても教員が繰り返し言ってる
ことは大事なキーワードの可能性が高いく
•自分が感じたことも書いておく
•紹介していた参考文献もメモするとよい
2020/10/28 基礎演習

6. 春学期の課題で活かせましたか？
•「講義内容を踏まえて」論じなさい とい
われたとき
•外部から入ってきた情報を能動的に整理す
る力（p.85）
→メモの能力。社会に出てからも重要」

7. ノート・テイキングのコツ
•教科書p.88～ オンライン授業ではうまく
いかない部分もあるかもしれないが…
•その日の内容を最初に確認
•キーワードを見極める
•後で調べるものに時間をかけない
•「教員の発言」「自分の感想」区別
•友達とノートを見せ合う（←難しい…）

8. 「自分の意見」て重要？
•レポート・卒業論文を書くとき、自分の意
見（考察）と相手の意見（引用）の区別が
できることは前提条件
•ノートは期末課題で「講義を踏まえて」
「あなたの見解も交えて」と言われたとき
の切り札

9. 質問のメリット
90分の授業内容
質問2
質問4
質問１
質問３
―話がひろがる＝みんなが得る情報が増える

10. 毎回何かコメントするつもりで授業に出
よう
•わからないことが発生するのは、真面目に
聞いた証拠（集中した結果、内容もよく頭
に残っている）
•自分に自信がつく
•授業の話を広げる≒盛り上げる
•適切な「問い」を立てるスキルの上達

11. （参考）長尾の講義科目（シラバス掲載
済）
※基礎演習は英語と合算なので違います
•授業参加20％・期末80％
•60点以上で単位認定（90～:S、80～:A、70:B、
60～:C。それ以下D…F、Z）
•授業参加度…質問無し解禁＜１,２回欠席毎回質
問
•授業参加20点＋期末70点以上ならS
※ほかの先生の評価基準は知らないが、質問な
んかするな！という先生はあまりいないと思う

12. 問いを立てる（p.103～）
•レポートの材料としてのノート
•長文が書けないのは材料が足りないから
•材料が足りないのはノートの情報が少ないから
•自分の意見や疑問を授業中に書いてあれば、そ
れを課題の中心に持ってくることが可能

13. ノートから問いを立てよう
•〇〇の学説、本のタイトル
→ネットにその人の情報は無いか？図書館に著
作はないか？
•使えそうなアイデアを２，３並べたら、レ
ポートのアウトラインとしてはかなり良い
のでは

14. スケジューリング

15. 大学の期末課題にありがちな誤解
•多くの場合、一晩で終わらせるのは無理（2
週間、長いと1か月前に課題提示があるのは、
それなりの理由がある）
•１つの授業だけ頑張ればいいわけではない。
•計画的な取り組みが必要

16. 意外とあるレポートの段取り（p.114）
課題
確認
• いつまでが〆切か、字数はどのくらいか、提出方法は？
• どういうことを書けばよいか
下調べ
• 出題中の用語の確認
• 図書館やネットで使えそうな文献は何があるか？
テーマ
決定
• どういう課題で書くか仮決めする
• 必要な参考文献を読み込む

17. まだまだ続く
構成
決定
• レポートの流れをノートに書きだす
• 筋が通った話になっているかどうかチェック
執筆！
• 書いてみる
• 書いた後印刷して誤字脱字、必要事項の記載漏れがないかチェック
提出
• Manabaやメールの提出先に間違いはないか？（春にはありました）
• データは少なくとも成績発表まで保存しておきましょう。

18. このなかでいちばん大事なことは？
•アウトライン（概略）を提出3日前までに完
成させること（p.122）、かな、と。

19. トラブルは付きもの
•以下、配慮はしてもらえる？でも、忌引や
公共交通機関の遅延など以外は自己責任？
•プリンタが壊れる／パソコンが壊れる／ネット
が繋がらない
•体調が崩れる／怪我をする
•電車が遅れる／バスが来ない
•恋人から別れを切り出される

20. 早めにやっていれば出来たことのに、と
言われたら言い返せない…
•採点する教員側としては、不公平（ズル）
に見えるものは許容できない。
•ほかの受講者が「それじゃあ仕方がない。
かわいそうだ」と思える理由が最低必要

21. レポートを効率よく進めるコツ（p.124
～）は大事なことだらけ！
•手帳かカレンダーに〆切を入れよう
•テスト勉強の最低ラインを決める
•レポートは〆切1日前には完成させよう
•文献情報とページ数の記録。ネットはブッ
クマークを
•図書館の相談窓口を頼る

22. ToDo（トゥドゥ）リストを管理しよう
•やることを整理するためのリスト。オンライン
授業下では、頭で全部課題を覚えるのは無理
•やり方は自由。開始日と〆切でが分かるとよい
•完了したら「済」か抹消線で消す
•手帳、付箋、Excel、Googleカレンダー、専用
アプリもある