A.Asano,KansaiUniv.
2014年度春学期 画像情報処理
浅野 晃
関西大学総合情報学部
Radon変換と投影定理
第13回
A.Asano,KansaiUniv.
A.Asano,KansaiUniv.
CTスキャナとは
2014
A.Asano,KansaiUniv.
CTスキャナとは
CT(computed tomography) = 計算断層撮影法
http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/products/ct/aquilion/prime_new/
体の周囲からX線撮影を行い,そのデータから断面像
を計算で求める
(CTスキャナの画像例)(略)
2014
A.Asano,KansaiUniv.
CTを実現するには
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
ある方向からX線を照
射し,その方向での吸
収率(投影)を調べる
すべての方向からの投影
がわかれば,元の物体
における吸収率分布が
わかる
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影とは
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影とは
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
X線が	

入射
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影とは
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
X線がある直線に沿って
物体を通過するとき,
直線上の各点で吸収さ
れる
X線が	

入射
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影とは
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
X線がある直線に沿って
物体を通過するとき,
直線上の各点で吸収さ
れる
通過したX線の量は,入
射した量に吸収率の積
分(線積分)をかけた
ものになっている
X線が	

入射
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影とは
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
X線がある直線に沿って
物体を通過するとき,
直線上の各点で吸収さ
れる
通過したX線の量は,入
射した量に吸収率の積
分(線積分)をかけた
ものになっている
X線が	

入射
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影とは
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
X線がある直線に沿って
物体を通過するとき,
直線上の各点で吸収さ
れる
通過したX線の量は,入
射した量に吸収率の積
分(線積分)をかけた
ものになっている
X線が	

入射
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影とは
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
X線がある直線に沿って
物体を通過するとき,
直線上の各点で吸収さ
れる
通過したX線の量は,入
射した量に吸収率の積
分(線積分)をかけた
ものになっている
X線が	

入射
投影=吸収率の線積分	

直線上の吸収率の合計で
あって,どの点で吸収さ
れたかはわからない
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radonの示した定理
2次元関数の任意の点
での値は
x
y
f(x, y)
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radonの示した定理
2次元関数の任意の点
での値は
その点を通るすべての投
影(線積分)がわかれば
求められる
x
y
f(x, y)
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radonの示した定理
2次元関数の任意の点
での値は
その点を通るすべての投
影(線積分)がわかれば
求められる
x
y
f(x, y)
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radonの示した定理
2次元関数の任意の点
での値は
その点を通るすべての投
影(線積分)がわかれば
求められる
x
y
f(x, y)
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radonの示した定理
2次元関数の任意の点
での値は
その点を通るすべての投
影(線積分)がわかれば
求められる
x
y
f(x, y)
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radonの示した定理
2次元関数の任意の点
での値は
その点を通るすべての投
影(線積分)がわかれば
求められる
x
y
f(x, y)
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radonの示した定理
2次元関数の任意の点
での値は
その点を通るすべての投
影(線積分)がわかれば
求められる
x
y
f(x, y)
どうやって求めるかは,	

あとで説明します。
2014
A.Asano,KansaiUniv.
各方向からの投影のしかた
2014
A.Asano,KansaiUniv.
各方向からの投影のしかた
理論上はこんなふうに考える
X線源
検出器
回転
回転
物体 X線源
検出器
回転
回転
物体
(a) (b)
図 1: CT スキャナにおける透視像の撮影.(a) 平行照射.(b) ファンビーム.
2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示すために,図 2 のような座標系を
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関数 g(s, θ) であるとします。g(s, θ)
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで得られます。このうち,(x, y) 座
2014
A.Asano,KansaiUniv.
各方向からの投影のしかた
理論上はこんなふうに考える
X線源
検出器
回転
回転
物体 X線源
検出器
回転
回転
物体
(a) (b)
図 1: CT スキャナにおける透視像の撮影.(a) 平行照射.(b) ファンビーム.
2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示すために,図 2 のような座標系を
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関数 g(s, θ) であるとします。g(s, θ)
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで得られます。このうち,(x, y) 座
X線源
検出器
回転
回転
物体 X線源
検出器
回転
回転
物体
(a) (b)
図 1: CT スキャナにおける透視像の撮影.(a) 平行照射.(b) ファンビーム.
2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示すために,図 2 のような座標系を
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関数 g(s, θ) であるとします。g(s, θ)
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで得られます。このうち,(x, y) 座
実際はこのようにX線を当てる
2014
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各方向からの投影のしかた
理論上はこんなふうに考える
X線源
検出器
回転
回転
物体 X線源
検出器
回転
回転
物体
(a) (b)
図 1: CT スキャナにおける透視像の撮影.(a) 平行照射.(b) ファンビーム.
2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示すために,図 2 のような座標系を
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関数 g(s, θ) であるとします。g(s, θ)
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで得られます。このうち,(x, y) 座
X線源
検出器
回転
回転
物体 X線源
検出器
回転
回転
物体
(a) (b)
図 1: CT スキャナにおける透視像の撮影.(a) 平行照射.(b) ファンビーム.
2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示すために,図 2 のような座標系を
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関数 g(s, θ) であるとします。g(s, θ)
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで得られます。このうち,(x, y) 座
実際はこのようにX線を当てる
物体の1点について考えれば,	

投影する順番が異なるだけで,	

各方向の投影が得られるのは同じ
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radon変換
投影を2次元の積分で表す
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radon変換
投影を2次元の積分で表す
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radon変換
投影を2次元の積分で表す
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
この線上では
2014
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Radon変換
投影を2次元の積分で表す
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
この線上では
2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで
標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。
法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は
y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) は
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ =
2014
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Radon変換
投影を2次元の積分で表す
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
この線上では
2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで
標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。
法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は
y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) は
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ =
つまり
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radon変換
投影を2次元の積分で表す
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
この線上では
2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで
標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。
法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は
y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) は
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ =
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分するこ
標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。
法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は
y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y s
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものです
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin
つまり
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radon変換
投影を2次元の積分で表す
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
この線上では
2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで
標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。
法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は
y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) は
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ =
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分するこ
標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。
法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は
y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y s
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものです
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin
つまり
この線上だけを積分する
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radon変換
投影を2次元の積分で表す
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
この線上では
2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで
標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。
法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は
y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) は
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ =
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分するこ
標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。
法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は
y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y s
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものです
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin
つまり
この線上だけを積分する
→この式を満たす点だけを	

 積分する
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radon変換
投影を2次元の積分で表す
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
この線上では
2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで
標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。
法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は
y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) は
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ =
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分するこ
標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。
法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は
y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y s
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものです
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin
つまり
この線上だけを積分する
→この式を満たす点だけを	

 積分する
図 1: CT スキャナにおける透視像の撮影.(a) 平行照射.(b) フ
2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示すために
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関数 g(s, θ
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで得られ
標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。
法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は
y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線に沿っ
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) はデルタ関
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ)dxdy
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から s だけ離
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから,(2) 式
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radon変換
投影を2次元の積分で表す
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
この線上では
2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで
標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。
法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は
y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) は
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ =
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分するこ
標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。
法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は
y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y s
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものです
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin
つまり
この線上だけを積分する
→この式を満たす点だけを	

 積分する
図 1: CT スキャナにおける透視像の撮影.(a) 平行照射.(b) フ
2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示すために
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関数 g(s, θ
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで得られ
標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。
法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は
y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線に沿っ
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) はデルタ関
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ)dxdy
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から s だけ離
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから,(2) 式
デルタ関数で表せる
2014
A.Asano,KansaiUniv.
ディラックのデルタ関数δ(x)
x = 0 の1点以外
すべてゼロ
.ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(
「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま
グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ
δ(x) =
0 (x ̸= 0)
1 (x = 0)
x = 0 をはさんで
積分すると1
0
x
こんなふうに
表さざるを得ない
高さは,何だともいえない
もとの関数 f(x) を周期 T でサンプリングした関数 fT (x) は,
関数 (comb function)
combT (x) =
∞
n=−∞
δ(x − n
をかけたもの,すなわち
fT (x) = f(x)combT (x)
として表されます(図 2).ここで,δ(x) はディラックのデルタ関
もので,
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)d
∞
−∞
kδ(x)dx = k
というものです。簡単にいえば,「積分すると 1 になるような,
たがって,くし形関数は「インパルスが等間隔に無限に並んだも
ところで,サンプリングを行うのに,デルタ関数を並べたくし
(「無限」でもない。なぜなら→
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radon変換
投影を2次元の積分で表す
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
この線上では
2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで
標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。
法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は
y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) は
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ =
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分するこ
標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。
法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は
y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y s
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものです
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin
つまり
この線上だけを積分する
→この式を満たす点だけを	

 積分する
図 1: CT スキャナにおける透視像の撮影.(a) 平行照射.(b) フ
2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示すために
考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関数 g(s, θ
は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで得られ
標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。
法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は
y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線に沿っ
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) はデルタ関
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ)dxdy
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から s だけ離
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから,(2) 式
デルタ関数で表せる
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radon変換
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radon変換
g(s,θ)は?
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radon変換
g(s,θ)は?
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
この線上では
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radon変換
g(s,θ)は?
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
この線上では
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ =
すなわち
x cos θ + y sin θ − s = 0
を満たします。したがって (3) 式と同様に
g(s, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ − s
が得られます。(6) 式を,2 次元分布 f(x, y) から投影 g(s, θ) への Radon
浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3)
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radon変換
g(s,θ)は?
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
この線上では
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ =
すなわち
x cos θ + y sin θ − s = 0
を満たします。したがって (3) 式と同様に
g(s, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ − s
が得られます。(6) 式を,2 次元分布 f(x, y) から投影 g(s, θ) への Radon
浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3)
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radon変換
g(s,θ)は?
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
この線上では
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ =
すなわち
x cos θ + y sin θ − s = 0
を満たします。したがって (3) 式と同様に
g(s, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ − s
が得られます。(6) 式を,2 次元分布 f(x, y) から投影 g(s, θ) への Radon
浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3)
y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線に沿って
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) はデルタ関数
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ)dxdy
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から s だけ離
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから,(2) 式か
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ = 0
すなわち
x cos θ + y sin θ − s = 0
を満たします。したがって (3) 式と同様に
g(s, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ − s)dxdy
が得られます。(6) 式を,2 次元分布 f(x, y) から投影 g(s, θ) への Radon 変換とよ
2014
A.Asano,KansaiUniv.
Radon変換
g(s,θ)は?
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
この線上では
Radon変換
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ =
すなわち
x cos θ + y sin θ − s = 0
を満たします。したがって (3) 式と同様に
g(s, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ − s
が得られます。(6) 式を,2 次元分布 f(x, y) から投影 g(s, θ) への Radon
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y
x
= tan(θ +
π
2
) =
− cos θ
sin θ
を満たしますから,
x cos θ + y sin θ = 0
が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線に沿って
のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) はデルタ関数
g(0, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ)dxdy
と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から s だけ離
る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから,(2) 式か
(x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ = 0
すなわち
x cos θ + y sin θ − s = 0
を満たします。したがって (3) 式と同様に
g(s, θ) =
∞
−∞
f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ − s)dxdy
が得られます。(6) 式を,2 次元分布 f(x, y) から投影 g(s, θ) への Radon 変換とよ
2014
A.Asano,KansaiUniv.
ray-sum
投影を1次元の線積分で表す
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
2014
A.Asano,KansaiUniv.
ray-sum
投影を1次元の線積分で表す
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
(x, y)と(s, u)の関係は θ の回転
2014
A.Asano,KansaiUniv.
ray-sum
投影を1次元の線積分で表す
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
(x, y)と(s, u)の関係は θ の回転
Ray-sum
Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来
変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分
図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した
s
u
=
cos θ sin θ
− sin θ cos θ
x
y
x
y
=
cos θ − sin θ
sin θ cos θ
s
u
と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は
s = x cos θ + y sin θ
u = −x sin θ + y cos θ,
x = s cos θ − u sin θ
y = s sin θ + u cos θ
という関係で互いに変換されます。
g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト
2014
A.Asano,KansaiUniv.
ray-sum
投影を1次元の線積分で表す
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
(x, y)と(s, u)の関係は θ の回転
Ray-sum
Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来
変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分
図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した
s
u
=
cos θ sin θ
− sin θ cos θ
x
y
x
y
=
cos θ − sin θ
sin θ cos θ
s
u
と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は
s = x cos θ + y sin θ
u = −x sin θ + y cos θ,
x = s cos θ − u sin θ
y = s sin θ + u cos θ
という関係で互いに変換されます。
g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト
(x, y)を(s, u)で表す
2014
A.Asano,KansaiUniv.
ray-sum
投影を1次元の線積分で表す
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
(x, y)と(s, u)の関係は θ の回転
Ray-sum
Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来
変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分
図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した
s
u
=
cos θ sin θ
− sin θ cos θ
x
y
x
y
=
cos θ − sin θ
sin θ cos θ
s
u
と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は
s = x cos θ + y sin θ
u = −x sin θ + y cos θ,
x = s cos θ − u sin θ
y = s sin θ + u cos θ
という関係で互いに変換されます。
g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト
x
y
=
cos θ − sin θ
sin θ cos θ
s
u
と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は
s = x cos θ + y sin θ
u = −x sin θ + y cos θ,
x = s cos θ − u sin θ
y = s sin θ + u cos θ
という関係で互いに変換されます。
g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクトルが θ
貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関係を満た
f(x, y) の積分,すなわち
g(s, θ) =
∞
−∞
f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)du
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(x, y)を(s, u)で表す
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ray-sum
投影を1次元の線積分で表す
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
この線上では	

sが一定で uが変化
(x, y)と(s, u)の関係は θ の回転
Ray-sum
Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来
変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分
図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した
s
u
=
cos θ sin θ
− sin θ cos θ
x
y
x
y
=
cos θ − sin θ
sin θ cos θ
s
u
と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は
s = x cos θ + y sin θ
u = −x sin θ + y cos θ,
x = s cos θ − u sin θ
y = s sin θ + u cos θ
という関係で互いに変換されます。
g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト
x
y
=
cos θ − sin θ
sin θ cos θ
s
u
と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は
s = x cos θ + y sin θ
u = −x sin θ + y cos θ,
x = s cos θ − u sin θ
y = s sin θ + u cos θ
という関係で互いに変換されます。
g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクトルが θ
貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関係を満た
f(x, y) の積分,すなわち
g(s, θ) =
∞
−∞
f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)du
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(x, y)を(s, u)で表す
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ray-sum
投影を1次元の線積分で表す
x
y
θ
s
軸
s
g(s, θ)
u
物体
投
影
0
g(0, θ)
s
図 2: Radon 変換.
この線上では	

sが一定で uが変化
ray-sum
(x, y)と(s, u)の関係は θ の回転
Ray-sum
Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来
変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分
図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した
s
u
=
cos θ sin θ
− sin θ cos θ
x
y
x
y
=
cos θ − sin θ
sin θ cos θ
s
u
と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は
s = x cos θ + y sin θ
u = −x sin θ + y cos θ,
x = s cos θ − u sin θ
y = s sin θ + u cos θ
という関係で互いに変換されます。
g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト
x
y
=
cos θ − sin θ
sin θ cos θ
s
u
と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は
s = x cos θ + y sin θ
u = −x sin θ + y cos θ,
x = s cos θ − u sin θ
y = s sin θ + u cos θ
という関係で互いに変換されます。
g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクトルが θ
貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関係を満た
f(x, y) の積分,すなわち
g(s, θ) =
∞
−∞
f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)du
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(x, y)を(s, u)で表す
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投影定理
投影群から2次元関数を再構成する
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影定理
投影群から2次元関数を再構成する
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
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投影定理
投影群から2次元関数を再構成する
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
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投影定理
投影群から2次元関数を再構成する
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
2014
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投影定理
投影群から2次元関数を再構成する
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影定理
投影群から2次元関数を再構成する
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
「断面」がすべてそろえば,2次元逆フーリエ変換で	

2次元関数が再構成できる
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影定理の証明
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
f(x, y)
。この問題を解く重要な鍵が,次に述べる投影定理 (projection theorem) です。
) の s についての 1 次元フーリエ変換 Gθ(ξ) と,
次元フーリエ変換 F(fx, fy) の原点を通り fx, fy 面に垂直で fx 軸に対して
面による断面は
Gθ(ξ) = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (15)
のです。この定理は,以下のように証明されます。
の s についての 1 次元フーリエ変換 Gθ(ξ) は
Gθ(ξ) =
∞
−∞
g(s, θ) exp(−i2πξs)ds (16)
ray-sum の定義である (11) 式を代入すると
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)
× exp(−i2πξs)dsdu (17)
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影定理の証明
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
f(x, y)
。この問題を解く重要な鍵が,次に述べる投影定理 (projection theorem) です。
) の s についての 1 次元フーリエ変換 Gθ(ξ) と,
次元フーリエ変換 F(fx, fy) の原点を通り fx, fy 面に垂直で fx 軸に対して
面による断面は
Gθ(ξ) = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (15)
のです。この定理は,以下のように証明されます。
の s についての 1 次元フーリエ変換 Gθ(ξ) は
Gθ(ξ) =
∞
−∞
g(s, θ) exp(−i2πξs)ds (16)
ray-sum の定義である (11) 式を代入すると
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)
× exp(−i2πξs)dsdu (17)
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影定理の証明
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
f(x, y)
。この問題を解く重要な鍵が,次に述べる投影定理 (projection theorem) です。
) の s についての 1 次元フーリエ変換 Gθ(ξ) と,
次元フーリエ変換 F(fx, fy) の原点を通り fx, fy 面に垂直で fx 軸に対して
面による断面は
Gθ(ξ) = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (15)
のです。この定理は,以下のように証明されます。
の s についての 1 次元フーリエ変換 Gθ(ξ) は
Gθ(ξ) =
∞
−∞
g(s, θ) exp(−i2πξs)ds (16)
ray-sum の定義である (11) 式を代入すると
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)
× exp(−i2πξs)dsdu (17)
ray-sum
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影定理の証明
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
f(x, y)
。この問題を解く重要な鍵が,次に述べる投影定理 (projection theorem) です。
) の s についての 1 次元フーリエ変換 Gθ(ξ) と,
次元フーリエ変換 F(fx, fy) の原点を通り fx, fy 面に垂直で fx 軸に対して
面による断面は
Gθ(ξ) = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (15)
のです。この定理は,以下のように証明されます。
の s についての 1 次元フーリエ変換 Gθ(ξ) は
Gθ(ξ) =
∞
−∞
g(s, θ) exp(−i2πξs)ds (16)
ray-sum の定義である (11) 式を代入すると
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)
× exp(−i2πξs)dsdu (17)
x
y
=
cos θ − sin θ
sin θ cos θ
s
u
と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は
s = x cos θ + y sin θ
u = −x sin θ + y cos θ,
x = s cos θ − u sin θ
y = s sin θ + u cos θ
という関係で互いに変換されます。
g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクトルが θ 方向」
貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関係を満たして
f(x, y) の積分,すなわち
g(s, θ) =
∞
−∞
f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)du
浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racco.mike
ray-sum
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影定理の証明
Gθ(ξ) =
−∞
g(s, θ) exp(−i2πξs)ds (16)
れに ray-sum の定義である (11) 式を代入すると
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)
× exp(−i2πξs)dsdu (17)
(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racco.mikeneko.jp/  4/6 ページ
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影定理の証明
Gθ(ξ) =
−∞
g(s, θ) exp(−i2πξs)ds (16)
れに ray-sum の定義である (11) 式を代入すると
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)
× exp(−i2πξs)dsdu (17)
(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racco.mikeneko.jp/  4/6 ページ
(x, y)と(s, u)の関係
図 2: Radon 変換.
Ray-sum
Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来
変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分
図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した
s
u
=
cos θ sin θ
− sin θ cos θ
x
y
x
y
=
cos θ − sin θ
sin θ cos θ
s
u
と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は
s = x cos θ + y sin θ
u = −x sin θ + y cos θ,
x = s cos θ − u sin θ
y = s sin θ + u cos θ
という関係で互いに変換されます。
g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト
貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関
f(x, y) の積分,すなわち
∞
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影定理の証明
Gθ(ξ) =
−∞
g(s, θ) exp(−i2πξs)ds (16)
れに ray-sum の定義である (11) 式を代入すると
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)
× exp(−i2πξs)dsdu (17)
(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racco.mikeneko.jp/  4/6 ページ
(x, y)と(s, u)の関係
図 2: Radon 変換.
Ray-sum
Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来
変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分
図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した
s
u
=
cos θ sin θ
− sin θ cos θ
x
y
x
y
=
cos θ − sin θ
sin θ cos θ
s
u
と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は
s = x cos θ + y sin θ
u = −x sin θ + y cos θ,
x = s cos θ − u sin θ
y = s sin θ + u cos θ
という関係で互いに変換されます。
g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト
貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関
f(x, y) の積分,すなわち
∞
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影定理の証明
Gθ(ξ) =
−∞
g(s, θ) exp(−i2πξs)ds (16)
れに ray-sum の定義である (11) 式を代入すると
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)
× exp(−i2πξs)dsdu (17)
(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racco.mikeneko.jp/  4/6 ページ
(x, y)と(s, u)の関係
図 2: Radon 変換.
Ray-sum
Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来
変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分
図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した
s
u
=
cos θ sin θ
− sin θ cos θ
x
y
x
y
=
cos θ − sin θ
sin θ cos θ
s
u
と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は
s = x cos θ + y sin θ
u = −x sin θ + y cos θ,
x = s cos θ − u sin θ
y = s sin θ + u cos θ
という関係で互いに変換されます。
g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト
貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関
f(x, y) の積分,すなわち
∞
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin
= F(ξ cos θ, ξ sin θ)
となります。
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影定理の証明
Gθ(ξ) =
−∞
g(s, θ) exp(−i2πξs)ds (16)
れに ray-sum の定義である (11) 式を代入すると
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)
× exp(−i2πξs)dsdu (17)
(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racco.mikeneko.jp/  4/6 ページ
(x, y)と(s, u)の関係
図 2: Radon 変換.
Ray-sum
Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来
変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分
図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した
s
u
=
cos θ sin θ
− sin θ cos θ
x
y
x
y
=
cos θ − sin θ
sin θ cos θ
s
u
と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は
s = x cos θ + y sin θ
u = −x sin θ + y cos θ,
x = s cos θ − u sin θ
y = s sin θ + u cos θ
という関係で互いに変換されます。
g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト
貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関
f(x, y) の積分,すなわち
∞
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin
= F(ξ cos θ, ξ sin θ)
となります。
fxF(fx, fy)
y
θ
ξ
ξ
Gθ(ξ)
図 3: 投影定理.
す。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
sdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影定理の証明
Gθ(ξ) =
−∞
g(s, θ) exp(−i2πξs)ds (16)
れに ray-sum の定義である (11) 式を代入すると
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)
× exp(−i2πξs)dsdu (17)
(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racco.mikeneko.jp/  4/6 ページ
(x, y)と(s, u)の関係
図 2: Radon 変換.
Ray-sum
Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来
変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分
図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した
s
u
=
cos θ sin θ
− sin θ cos θ
x
y
x
y
=
cos θ − sin θ
sin θ cos θ
s
u
と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は
s = x cos θ + y sin θ
u = −x sin θ + y cos θ,
x = s cos θ − u sin θ
y = s sin θ + u cos θ
という関係で互いに変換されます。
g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト
貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関
f(x, y) の積分,すなわち
∞
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin
= F(ξ cos θ, ξ sin θ)
となります。
fxF(fx, fy)
y
θ
ξ
ξ
Gθ(ξ)
図 3: 投影定理.
す。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
sdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18
2014
A.Asano,KansaiUniv.
投影定理の証明
Gθ(ξ) =
−∞
g(s, θ) exp(−i2πξs)ds (16)
れに ray-sum の定義である (11) 式を代入すると
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)
× exp(−i2πξs)dsdu (17)
(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racco.mikeneko.jp/  4/6 ページ
(x, y)と(s, u)の関係
図 2: Radon 変換.
Ray-sum
Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来
変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分
図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した
s
u
=
cos θ sin θ
− sin θ cos θ
x
y
x
y
=
cos θ − sin θ
sin θ cos θ
s
u
と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は
s = x cos θ + y sin θ
u = −x sin θ + y cos θ,
x = s cos θ − u sin θ
y = s sin θ + u cos θ
という関係で互いに変換されます。
g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト
貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関
f(x, y) の積分,すなわち
∞
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin
= F(ξ cos θ, ξ sin θ)
となります。
fxF(fx, fy)
y
θ
ξ
ξ
Gθ(ξ)
図 3: 投影定理.
す。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
sdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18
2014
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換法による再構成の問題点
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18)
となります。
フーリエ変換法による再構成
投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか
ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy)
の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y)
が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構
2次元フーリエ変換の	

「すべての断面」を求めることはできない
2014
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換法による再構成の問題点
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18)
となります。
フーリエ変換法による再構成
投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか
ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy)
の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y)
が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構
2次元フーリエ変換の	

「すべての断面」を求めることはできない
fx
fy
2014
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換法による再構成の問題点
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18)
となります。
フーリエ変換法による再構成
投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか
ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy)
の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y)
が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構
2次元フーリエ変換の	

「すべての断面」を求めることはできない
fx
fy
ひとつの投影=ひとつの断面
2014
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換法による再構成の問題点
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18)
となります。
フーリエ変換法による再構成
投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか
ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy)
の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y)
が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構
2次元フーリエ変換の	

「すべての断面」を求めることはできない
fx
fy
ひとつの投影=ひとつの断面
2014
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換法による再構成の問題点
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18)
となります。
フーリエ変換法による再構成
投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか
ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy)
の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y)
が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構
2次元フーリエ変換の	

「すべての断面」を求めることはできない
fx
fy
ひとつの投影=ひとつの断面
2014
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換法による再構成の問題点
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18)
となります。
フーリエ変換法による再構成
投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか
ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy)
の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y)
が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構
2次元フーリエ変換の	

「すべての断面」を求めることはできない
fx
fy
ひとつの投影=ひとつの断面
2014
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換法による再構成の問題点
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18)
となります。
フーリエ変換法による再構成
投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか
ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy)
の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y)
が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構
2次元フーリエ変換の	

「すべての断面」を求めることはできない
fx
fy
ひとつの投影=ひとつの断面
2014
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換法による再構成の問題点
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18)
となります。
フーリエ変換法による再構成
投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか
ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy)
の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y)
が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構
2次元フーリエ変換の	

「すべての断面」を求めることはできない
fx
fy
ひとつの投影=ひとつの断面
2014
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換法による再構成の問題点
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18)
となります。
フーリエ変換法による再構成
投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか
ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy)
の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y)
が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構
2次元フーリエ変換の	

「すべての断面」を求めることはできない
fx
fy
ひとつの投影=ひとつの断面
有限個の投影では,2次元フーリエ変換を埋め尽くす	

ことはできない
2014
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換法による再構成の問題点
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18)
となります。
フーリエ変換法による再構成
投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか
ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy)
の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y)
が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構
2次元フーリエ変換の	

「すべての断面」を求めることはできない
fx
fy
ひとつの投影=ひとつの断面
有限個の投影では,2次元フーリエ変換を埋め尽くす	

ことはできない
→補間を行う
2014
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換法による再構成の問題点
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18)
となります。
フーリエ変換法による再構成
投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか
ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy)
の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y)
が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構
補間を行う。が,コンピュータで計算する限りは「離散的」
2014
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換法による再構成の問題点
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18)
となります。
フーリエ変換法による再構成
投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか
ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy)
の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y)
が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構
補間を行う。が,コンピュータで計算する限りは「離散的」
2014
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換法による再構成の問題点
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18)
となります。
フーリエ変換法による再構成
投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか
ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy)
の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y)
が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構
fx
fy
補間を行う。が,コンピュータで計算する限りは「離散的」
2014
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換法による再構成の問題点
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18)
となります。
フーリエ変換法による再構成
投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか
ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy)
の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y)
が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構
fx
fy
断面は極座標
補間を行う。が,コンピュータで計算する限りは「離散的」
2014
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換法による再構成の問題点
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18)
となります。
フーリエ変換法による再構成
投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか
ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy)
の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y)
が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構
fx
fy
断面は極座標
補間を行う。が,コンピュータで計算する限りは「離散的」
2014
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換法による再構成の問題点
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18)
となります。
フーリエ変換法による再構成
投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか
ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy)
の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y)
が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構
fx
fy
断面は極座標
補間を行う。が,コンピュータで計算する限りは「離散的」
2次元フーリエ変換は
正方座標
2014
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換法による再構成の問題点
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18)
となります。
フーリエ変換法による再構成
投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか
ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy)
の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y)
が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構
fx
fy
断面は極座標
補間を行う。が,コンピュータで計算する限りは「離散的」
2次元フーリエ変換は
正方座標
2014
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換法による再構成の問題点
fxF(fx, fy)
fy
θ
ξ
断面
F(ξcosθ, ξsinθ)
ξ
Gθ(ξ)
等しい
x
y
θ
s
sg(s, θ)
u
物体
投
影
物体の2次元
フーリエ変換
投影の1次元
フーリエ変換
図 3: 投影定理.
となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように
dxdy = dsdu ですから,
Gθ(ξ) =
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy
=
∞
−∞
f(x, y)
exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy
= F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18)
となります。
フーリエ変換法による再構成
投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか
ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy)
の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y)
が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構
fx
fy
断面は極座標
周波数空間の誤差は,画像全体に
ひろがるアーティファクトを生む
補間を行う。が,コンピュータで計算する限りは「離散的」
2次元フーリエ変換は
正方座標

2014年度春学期 画像情報処理 第13回 Radon変換と投影定理 (2014. 7. 16)

  • 1.
  • 2.
  • 3.
  • 4.
    2014 A.Asano,KansaiUniv. CTスキャナとは CT(computed tomography) =計算断層撮影法 http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/products/ct/aquilion/prime_new/ 体の周囲からX線撮影を行い,そのデータから断面像 を計算で求める (CTスキャナの画像例)(略)
  • 5.
    2014 A.Asano,KansaiUniv. CTを実現するには x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. ある方向からX線を照 射し,その方向での吸 収率(投影)を調べる すべての方向からの投影 がわかれば,元の物体 における吸収率分布が わかる
  • 6.
  • 7.
  • 8.
    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影とは x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. X線がある直線に沿って 物体を通過するとき, 直線上の各点で吸収さ れる X線が 入射
  • 9.
    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影とは x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. X線がある直線に沿って 物体を通過するとき, 直線上の各点で吸収さ れる 通過したX線の量は,入 射した量に吸収率の積 分(線積分)をかけた ものになっている X線が 入射
  • 10.
    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影とは x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. X線がある直線に沿って 物体を通過するとき, 直線上の各点で吸収さ れる 通過したX線の量は,入 射した量に吸収率の積 分(線積分)をかけた ものになっている X線が 入射
  • 11.
    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影とは x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. X線がある直線に沿って 物体を通過するとき, 直線上の各点で吸収さ れる 通過したX線の量は,入 射した量に吸収率の積 分(線積分)をかけた ものになっている X線が 入射
  • 12.
    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影とは x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. X線がある直線に沿って 物体を通過するとき, 直線上の各点で吸収さ れる 通過したX線の量は,入 射した量に吸収率の積 分(線積分)をかけた ものになっている X線が 入射 投影=吸収率の線積分 直線上の吸収率の合計で あって,どの点で吸収さ れたかはわからない
  • 13.
  • 14.
  • 15.
  • 16.
  • 17.
  • 18.
  • 19.
  • 20.
  • 21.
    2014 A.Asano,KansaiUniv. 各方向からの投影のしかた 理論上はこんなふうに考える X線源 検出器 回転 回転 物体 X線源 検出器 回転 回転 物体 (a) (b) 図1: CT スキャナにおける透視像の撮影.(a) 平行照射.(b) ファンビーム. 2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示すために,図 2 のような座標系を 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関数 g(s, θ) であるとします。g(s, θ) は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで得られます。このうち,(x, y) 座
  • 22.
    2014 A.Asano,KansaiUniv. 各方向からの投影のしかた 理論上はこんなふうに考える X線源 検出器 回転 回転 物体 X線源 検出器 回転 回転 物体 (a) (b) 図1: CT スキャナにおける透視像の撮影.(a) 平行照射.(b) ファンビーム. 2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示すために,図 2 のような座標系を 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関数 g(s, θ) であるとします。g(s, θ) は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで得られます。このうち,(x, y) 座 X線源 検出器 回転 回転 物体 X線源 検出器 回転 回転 物体 (a) (b) 図 1: CT スキャナにおける透視像の撮影.(a) 平行照射.(b) ファンビーム. 2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示すために,図 2 のような座標系を 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関数 g(s, θ) であるとします。g(s, θ) は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで得られます。このうち,(x, y) 座 実際はこのようにX線を当てる
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. 各方向からの投影のしかた 理論上はこんなふうに考える X線源 検出器 回転 回転 物体 X線源 検出器 回転 回転 物体 (a) (b) 図1: CT スキャナにおける透視像の撮影.(a) 平行照射.(b) ファンビーム. 2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示すために,図 2 のような座標系を 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関数 g(s, θ) であるとします。g(s, θ) は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで得られます。このうち,(x, y) 座 X線源 検出器 回転 回転 物体 X線源 検出器 回転 回転 物体 (a) (b) 図 1: CT スキャナにおける透視像の撮影.(a) 平行照射.(b) ファンビーム. 2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示すために,図 2 のような座標系を 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関数 g(s, θ) であるとします。g(s, θ) は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで得られます。このうち,(x, y) 座 実際はこのようにX線を当てる 物体の1点について考えれば, 投影する順番が異なるだけで, 各方向の投影が得られるのは同じ
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. Radon変換 投影を2次元の積分で表す x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. この線上では 2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関 は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで 標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。 法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線 のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) は g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ =
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. Radon変換 投影を2次元の積分で表す x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. この線上では 2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関 は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで 標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。 法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線 のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) は g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ = つまり
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. Radon変換 投影を2次元の積分で表す x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. この線上では 2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関 は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで 標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。 法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線 のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) は g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ = 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分するこ 標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。 法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y s と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点 る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものです (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin つまり
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. Radon変換 投影を2次元の積分で表す x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. この線上では 2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関 は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで 標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。 法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線 のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) は g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ = 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分するこ 標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。 法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y s と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点 る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものです (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin つまり この線上だけを積分する
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. Radon変換 投影を2次元の積分で表す x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. この線上では 2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関 は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで 標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。 法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線 のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) は g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ = 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分するこ 標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。 法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y s と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点 る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものです (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin つまり この線上だけを積分する →この式を満たす点だけを  積分する
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. Radon変換 投影を2次元の積分で表す x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. この線上では 2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関 は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで 標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。 法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線 のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) は g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ = 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分するこ 標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。 法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y s と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点 る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものです (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin つまり この線上だけを積分する →この式を満たす点だけを  積分する 図 1: CT スキャナにおける透視像の撮影.(a) 平行照射.(b) フ 2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示すために 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関数 g(s, θ は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで得られ 標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。 法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線に沿っ のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) はデルタ関 g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ)dxdy と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から s だけ離 る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから,(2) 式
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. Radon変換 投影を2次元の積分で表す x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. この線上では 2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関 は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで 標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。 法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線 のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) は g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ = 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分するこ 標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。 法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y s と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点 る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものです (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin つまり この線上だけを積分する →この式を満たす点だけを  積分する 図 1: CT スキャナにおける透視像の撮影.(a) 平行照射.(b) フ 2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示すために 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関数 g(s, θ は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで得られ 標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。 法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線に沿っ のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) はデルタ関 g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ)dxdy と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から s だけ離 る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから,(2) 式 デルタ関数で表せる
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. ディラックのデルタ関数δ(x) x = 0の1点以外 すべてゼロ .ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク( 「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ δ(x) = 0 (x ̸= 0) 1 (x = 0) x = 0 をはさんで 積分すると1 0 x こんなふうに 表さざるを得ない 高さは,何だともいえない もとの関数 f(x) を周期 T でサンプリングした関数 fT (x) は, 関数 (comb function) combT (x) = ∞ n=−∞ δ(x − n をかけたもの,すなわち fT (x) = f(x)combT (x) として表されます(図 2).ここで,δ(x) はディラックのデルタ関 もので, δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)d ∞ −∞ kδ(x)dx = k というものです。簡単にいえば,「積分すると 1 になるような, たがって,くし形関数は「インパルスが等間隔に無限に並んだも ところで,サンプリングを行うのに,デルタ関数を並べたくし (「無限」でもない。なぜなら→
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. Radon変換 投影を2次元の積分で表す x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. この線上では 2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関 は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで 標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。 法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線 のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) は g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ = 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分するこ 標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。 法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y s と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点 る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものです (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin つまり この線上だけを積分する →この式を満たす点だけを  積分する 図 1: CT スキャナにおける透視像の撮影.(a) 平行照射.(b) フ 2 次元の物体と投影との関係を示すのが Radon 変換です。これを示すために 考えてください。θ 方向の軸 s 上に物体 f(x, y) を投影したものが関数 g(s, θ は,法線ベクトルが θ 方向であるような直線に沿って積分することで得られ 標の原点を通る直線上を積分して得られた値を g(0, θ) とします。 法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線上の点は y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線に沿っ のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) はデルタ関 g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ)dxdy と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から s だけ離 る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから,(2) 式 デルタ関数で表せる
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. Radon変換 g(s,θ)は? x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. この線上では と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ = すなわち x cos θ + y sin θ − s = 0 を満たします。したがって (3) 式と同様に g(s, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ − s が得られます。(6) 式を,2 次元分布 f(x, y) から投影 g(s, θ) への Radon 浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3)
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. Radon変換 g(s,θ)は? x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. この線上では と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ = すなわち x cos θ + y sin θ − s = 0 を満たします。したがって (3) 式と同様に g(s, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ − s が得られます。(6) 式を,2 次元分布 f(x, y) から投影 g(s, θ) への Radon 浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3)
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. Radon変換 g(s,θ)は? x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. この線上では と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ = すなわち x cos θ + y sin θ − s = 0 を満たします。したがって (3) 式と同様に g(s, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ − s が得られます。(6) 式を,2 次元分布 f(x, y) から投影 g(s, θ) への Radon 浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線に沿って のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) はデルタ関数 g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ)dxdy と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から s だけ離 る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから,(2) 式か (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ = 0 すなわち x cos θ + y sin θ − s = 0 を満たします。したがって (3) 式と同様に g(s, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ − s)dxdy が得られます。(6) 式を,2 次元分布 f(x, y) から投影 g(s, θ) への Radon 変換とよ
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. Radon変換 g(s,θ)は? x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. この線上では Radon変換 と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ = すなわち x cos θ + y sin θ − s = 0 を満たします。したがって (3) 式と同様に g(s, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ − s が得られます。(6) 式を,2 次元分布 f(x, y) から投影 g(s, θ) への Radon 浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) y x = tan(θ + π 2 ) = − cos θ sin θ を満たしますから, x cos θ + y sin θ = 0 が得られます。「法線ベクトルが θ 方向で,(x, y) 座標の原点を通る直線に沿って のうち (2) 式を満たす点の値だけを積分することですから,g(0, θ) はデルタ関数 g(0, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ)dxdy と表すことができます。同様に,「法線ベクトルが θ 方向で,原点から s だけ離 る直線を x 方向に s cos θ ,y 方向に s sin θ だけ移動したものですから,(2) 式か (x − s cos θ) cos θ + (y − s sin θ) sin θ = 0 すなわち x cos θ + y sin θ − s = 0 を満たします。したがって (3) 式と同様に g(s, θ) = ∞ −∞ f(x, y)δ(x cos θ + y sin θ − s)dxdy が得られます。(6) 式を,2 次元分布 f(x, y) から投影 g(s, θ) への Radon 変換とよ
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. ray-sum 投影を1次元の線積分で表す x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. (x, y)と(s, u)の関係は θ の回転 Ray-sum Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来 変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分 図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した s u = cos θ sin θ − sin θ cos θ x y x y = cos θ − sin θ sin θ cos θ s u と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は s = x cos θ + y sin θ u = −x sin θ + y cos θ, x = s cos θ − u sin θ y = s sin θ + u cos θ という関係で互いに変換されます。 g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. ray-sum 投影を1次元の線積分で表す x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. (x, y)と(s, u)の関係は θ の回転 Ray-sum Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来 変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分 図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した s u = cos θ sin θ − sin θ cos θ x y x y = cos θ − sin θ sin θ cos θ s u と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は s = x cos θ + y sin θ u = −x sin θ + y cos θ, x = s cos θ − u sin θ y = s sin θ + u cos θ という関係で互いに変換されます。 g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト (x, y)を(s, u)で表す
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. ray-sum 投影を1次元の線積分で表す x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. (x, y)と(s, u)の関係は θ の回転 Ray-sum Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来 変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分 図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した s u = cos θ sin θ − sin θ cos θ x y x y = cos θ − sin θ sin θ cos θ s u と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は s = x cos θ + y sin θ u = −x sin θ + y cos θ, x = s cos θ − u sin θ y = s sin θ + u cos θ という関係で互いに変換されます。 g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト x y = cos θ − sin θ sin θ cos θ s u と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は s = x cos θ + y sin θ u = −x sin θ + y cos θ, x = s cos θ − u sin θ y = s sin θ + u cos θ という関係で互いに変換されます。 g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクトルが θ 貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関係を満た f(x, y) の積分,すなわち g(s, θ) = ∞ −∞ f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)du 浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racc (x, y)を(s, u)で表す
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. ray-sum 投影を1次元の線積分で表す x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. この線上では sが一定で uが変化 (x, y)と(s, u)の関係は θ の回転 Ray-sum Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来 変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分 図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した s u = cos θ sin θ − sin θ cos θ x y x y = cos θ − sin θ sin θ cos θ s u と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は s = x cos θ + y sin θ u = −x sin θ + y cos θ, x = s cos θ − u sin θ y = s sin θ + u cos θ という関係で互いに変換されます。 g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト x y = cos θ − sin θ sin θ cos θ s u と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は s = x cos θ + y sin θ u = −x sin θ + y cos θ, x = s cos θ − u sin θ y = s sin θ + u cos θ という関係で互いに変換されます。 g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクトルが θ 貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関係を満た f(x, y) の積分,すなわち g(s, θ) = ∞ −∞ f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)du 浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racc (x, y)を(s, u)で表す
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. ray-sum 投影を1次元の線積分で表す x y θ s 軸 s g(s, θ) u 物体 投 影 0 g(0, θ) s 図2: Radon 変換. この線上では sが一定で uが変化 ray-sum (x, y)と(s, u)の関係は θ の回転 Ray-sum Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来 変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分 図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した s u = cos θ sin θ − sin θ cos θ x y x y = cos θ − sin θ sin θ cos θ s u と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は s = x cos θ + y sin θ u = −x sin θ + y cos θ, x = s cos θ − u sin θ y = s sin θ + u cos θ という関係で互いに変換されます。 g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト x y = cos θ − sin θ sin θ cos θ s u と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は s = x cos θ + y sin θ u = −x sin θ + y cos θ, x = s cos θ − u sin θ y = s sin θ + u cos θ という関係で互いに変換されます。 g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクトルが θ 貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関係を満た f(x, y) の積分,すなわち g(s, θ) = ∞ −∞ f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)du 浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racc (x, y)を(s, u)で表す
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影定理 投影群から2次元関数を再構成する fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理.
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影定理 投影群から2次元関数を再構成する fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理.
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影定理 投影群から2次元関数を再構成する fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理.
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影定理 投影群から2次元関数を再構成する fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理.
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影定理 投影群から2次元関数を再構成する fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理.
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影定理 投影群から2次元関数を再構成する fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. 「断面」がすべてそろえば,2次元逆フーリエ変換で 2次元関数が再構成できる
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影定理の証明 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ f(x, y) 。この問題を解く重要な鍵が,次に述べる投影定理 (projection theorem) です。 ) の s についての 1 次元フーリエ変換 Gθ(ξ) と, 次元フーリエ変換 F(fx, fy) の原点を通り fx, fy 面に垂直で fx 軸に対して 面による断面は Gθ(ξ) = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (15) のです。この定理は,以下のように証明されます。 の s についての 1 次元フーリエ変換 Gθ(ξ) は Gθ(ξ) = ∞ −∞ g(s, θ) exp(−i2πξs)ds (16) ray-sum の定義である (11) 式を代入すると Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ) × exp(−i2πξs)dsdu (17)
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影定理の証明 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ f(x, y) 。この問題を解く重要な鍵が,次に述べる投影定理 (projection theorem) です。 ) の s についての 1 次元フーリエ変換 Gθ(ξ) と, 次元フーリエ変換 F(fx, fy) の原点を通り fx, fy 面に垂直で fx 軸に対して 面による断面は Gθ(ξ) = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (15) のです。この定理は,以下のように証明されます。 の s についての 1 次元フーリエ変換 Gθ(ξ) は Gθ(ξ) = ∞ −∞ g(s, θ) exp(−i2πξs)ds (16) ray-sum の定義である (11) 式を代入すると Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ) × exp(−i2πξs)dsdu (17)
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影定理の証明 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ f(x, y) 。この問題を解く重要な鍵が,次に述べる投影定理 (projection theorem) です。 ) の s についての 1 次元フーリエ変換 Gθ(ξ) と, 次元フーリエ変換 F(fx, fy) の原点を通り fx, fy 面に垂直で fx 軸に対して 面による断面は Gθ(ξ) = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (15) のです。この定理は,以下のように証明されます。 の s についての 1 次元フーリエ変換 Gθ(ξ) は Gθ(ξ) = ∞ −∞ g(s, θ) exp(−i2πξs)ds (16) ray-sum の定義である (11) 式を代入すると Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ) × exp(−i2πξs)dsdu (17) ray-sum
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影定理の証明 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ f(x, y) 。この問題を解く重要な鍵が,次に述べる投影定理 (projection theorem) です。 ) の s についての 1 次元フーリエ変換 Gθ(ξ) と, 次元フーリエ変換 F(fx, fy) の原点を通り fx, fy 面に垂直で fx 軸に対して 面による断面は Gθ(ξ) = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (15) のです。この定理は,以下のように証明されます。 の s についての 1 次元フーリエ変換 Gθ(ξ) は Gθ(ξ) = ∞ −∞ g(s, θ) exp(−i2πξs)ds (16) ray-sum の定義である (11) 式を代入すると Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ) × exp(−i2πξs)dsdu (17) x y = cos θ − sin θ sin θ cos θ s u と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は s = x cos θ + y sin θ u = −x sin θ + y cos θ, x = s cos θ − u sin θ y = s sin θ + u cos θ という関係で互いに変換されます。 g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクトルが θ 方向」 貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関係を満たして f(x, y) の積分,すなわち g(s, θ) = ∞ −∞ f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ)du 浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racco.mike ray-sum
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影定理の証明 Gθ(ξ) = −∞ g(s, θ)exp(−i2πξs)ds (16) れに ray-sum の定義である (11) 式を代入すると Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ) × exp(−i2πξs)dsdu (17) (2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racco.mikeneko.jp/  4/6 ページ
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影定理の証明 Gθ(ξ) = −∞ g(s, θ)exp(−i2πξs)ds (16) れに ray-sum の定義である (11) 式を代入すると Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ) × exp(−i2πξs)dsdu (17) (2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racco.mikeneko.jp/  4/6 ページ (x, y)と(s, u)の関係 図 2: Radon 変換. Ray-sum Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来 変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分 図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した s u = cos θ sin θ − sin θ cos θ x y x y = cos θ − sin θ sin θ cos θ s u と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は s = x cos θ + y sin θ u = −x sin θ + y cos θ, x = s cos θ − u sin θ y = s sin θ + u cos θ という関係で互いに変換されます。 g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト 貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関 f(x, y) の積分,すなわち ∞
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影定理の証明 Gθ(ξ) = −∞ g(s, θ)exp(−i2πξs)ds (16) れに ray-sum の定義である (11) 式を代入すると Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ) × exp(−i2πξs)dsdu (17) (2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racco.mikeneko.jp/  4/6 ページ (x, y)と(s, u)の関係 図 2: Radon 変換. Ray-sum Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来 変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分 図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した s u = cos θ sin θ − sin θ cos θ x y x y = cos θ − sin θ sin θ cos θ s u と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は s = x cos θ + y sin θ u = −x sin θ + y cos θ, x = s cos θ − u sin θ y = s sin θ + u cos θ という関係で互いに変換されます。 g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト 貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関 f(x, y) の積分,すなわち ∞
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影定理の証明 Gθ(ξ) = −∞ g(s, θ)exp(−i2πξs)ds (16) れに ray-sum の定義である (11) 式を代入すると Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ) × exp(−i2πξs)dsdu (17) (2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racco.mikeneko.jp/  4/6 ページ (x, y)と(s, u)の関係 図 2: Radon 変換. Ray-sum Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来 変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分 図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した s u = cos θ sin θ − sin θ cos θ x y x y = cos θ − sin θ sin θ cos θ s u と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は s = x cos θ + y sin θ u = −x sin θ + y cos θ, x = s cos θ − u sin θ y = s sin θ + u cos θ という関係で互いに変換されます。 g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト 貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関 f(x, y) の積分,すなわち ∞ 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数 dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ)) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin = F(ξ cos θ, ξ sin θ) となります。
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影定理の証明 Gθ(ξ) = −∞ g(s, θ)exp(−i2πξs)ds (16) れに ray-sum の定義である (11) 式を代入すると Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ) × exp(−i2πξs)dsdu (17) (2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racco.mikeneko.jp/  4/6 ページ (x, y)と(s, u)の関係 図 2: Radon 変換. Ray-sum Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来 変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分 図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した s u = cos θ sin θ − sin θ cos θ x y x y = cos θ − sin θ sin θ cos θ s u と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は s = x cos θ + y sin θ u = −x sin θ + y cos θ, x = s cos θ − u sin θ y = s sin θ + u cos θ という関係で互いに変換されます。 g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト 貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関 f(x, y) の積分,すなわち ∞ 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数 dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ)) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin = F(ξ cos θ, ξ sin θ) となります。 fxF(fx, fy) y θ ξ ξ Gθ(ξ) 図 3: 投影定理. す。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように sdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影定理の証明 Gθ(ξ) = −∞ g(s, θ)exp(−i2πξs)ds (16) れに ray-sum の定義である (11) 式を代入すると Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ) × exp(−i2πξs)dsdu (17) (2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racco.mikeneko.jp/  4/6 ページ (x, y)と(s, u)の関係 図 2: Radon 変換. Ray-sum Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来 変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分 図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した s u = cos θ sin θ − sin θ cos θ x y x y = cos θ − sin θ sin θ cos θ s u と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は s = x cos θ + y sin θ u = −x sin θ + y cos θ, x = s cos θ − u sin θ y = s sin θ + u cos θ という関係で互いに変換されます。 g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト 貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関 f(x, y) の積分,すなわち ∞ 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数 dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ)) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin = F(ξ cos θ, ξ sin θ) となります。 fxF(fx, fy) y θ ξ ξ Gθ(ξ) 図 3: 投影定理. す。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように sdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. 投影定理の証明 Gθ(ξ) = −∞ g(s, θ)exp(−i2πξs)ds (16) れに ray-sum の定義である (11) 式を代入すると Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(s cos θ − u sin θ, s sin θ + u cos θ) × exp(−i2πξs)dsdu (17) (2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 3) http://racco.mikeneko.jp/  4/6 ページ (x, y)と(s, u)の関係 図 2: Radon 変換. Ray-sum Radon 変換は投影を x, y 平面での積分で表していますが,投影は本来 変数の積分で表されるほうが自然です。そこで,(6) 式を1変数の積分 図 2 で投影方向に沿った (s, u) 座標は,(x, y) 座標を θ だけ回転した s u = cos θ sin θ − sin θ cos θ x y x y = cos θ − sin θ sin θ cos θ s u と表されます。したがって,(s, u) と (x, y) は s = x cos θ + y sin θ u = −x sin θ + y cos θ, x = s cos θ − u sin θ y = s sin θ + u cos θ という関係で互いに変換されます。 g(s, θ) は,f(x, y) のうち「x, y 座標の原点から s 隔たり,法線ベクト 貫かれる部分の合計です。したがって,g(s, θ) は,(x, y) が (10) 式の関 f(x, y) の積分,すなわち ∞ 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数 dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ)) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin = F(ξ cos θ, ξ sin θ) となります。 fxF(fx, fy) y θ ξ ξ Gθ(ξ) 図 3: 投影定理. す。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように sdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換法による再構成の問題点 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18) となります。 フーリエ変換法による再構成 投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy) の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y) が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構 2次元フーリエ変換の 「すべての断面」を求めることはできない
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換法による再構成の問題点 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18) となります。 フーリエ変換法による再構成 投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy) の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y) が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構 2次元フーリエ変換の 「すべての断面」を求めることはできない fx fy
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換法による再構成の問題点 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18) となります。 フーリエ変換法による再構成 投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy) の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y) が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構 2次元フーリエ変換の 「すべての断面」を求めることはできない fx fy ひとつの投影=ひとつの断面
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換法による再構成の問題点 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18) となります。 フーリエ変換法による再構成 投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy) の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y) が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構 2次元フーリエ変換の 「すべての断面」を求めることはできない fx fy ひとつの投影=ひとつの断面
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換法による再構成の問題点 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18) となります。 フーリエ変換法による再構成 投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy) の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y) が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構 2次元フーリエ変換の 「すべての断面」を求めることはできない fx fy ひとつの投影=ひとつの断面
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換法による再構成の問題点 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18) となります。 フーリエ変換法による再構成 投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy) の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y) が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構 2次元フーリエ変換の 「すべての断面」を求めることはできない fx fy ひとつの投影=ひとつの断面
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換法による再構成の問題点 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18) となります。 フーリエ変換法による再構成 投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy) の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y) が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構 2次元フーリエ変換の 「すべての断面」を求めることはできない fx fy ひとつの投影=ひとつの断面
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換法による再構成の問題点 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18) となります。 フーリエ変換法による再構成 投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy) の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y) が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構 2次元フーリエ変換の 「すべての断面」を求めることはできない fx fy ひとつの投影=ひとつの断面
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換法による再構成の問題点 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18) となります。 フーリエ変換法による再構成 投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy) の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y) が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構 2次元フーリエ変換の 「すべての断面」を求めることはできない fx fy ひとつの投影=ひとつの断面 有限個の投影では,2次元フーリエ変換を埋め尽くす ことはできない
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換法による再構成の問題点 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18) となります。 フーリエ変換法による再構成 投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy) の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y) が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構 2次元フーリエ変換の 「すべての断面」を求めることはできない fx fy ひとつの投影=ひとつの断面 有限個の投影では,2次元フーリエ変換を埋め尽くす ことはできない →補間を行う
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換法による再構成の問題点 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18) となります。 フーリエ変換法による再構成 投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy) の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y) が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構 補間を行う。が,コンピュータで計算する限りは「離散的」
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換法による再構成の問題点 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18) となります。 フーリエ変換法による再構成 投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy) の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y) が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構 補間を行う。が,コンピュータで計算する限りは「離散的」
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換法による再構成の問題点 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18) となります。 フーリエ変換法による再構成 投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy) の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y) が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構 fx fy 補間を行う。が,コンピュータで計算する限りは「離散的」
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換法による再構成の問題点 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18) となります。 フーリエ変換法による再構成 投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy) の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y) が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構 fx fy 断面は極座標 補間を行う。が,コンピュータで計算する限りは「離散的」
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換法による再構成の問題点 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18) となります。 フーリエ変換法による再構成 投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy) の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y) が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構 fx fy 断面は極座標 補間を行う。が,コンピュータで計算する限りは「離散的」
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換法による再構成の問題点 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18) となります。 フーリエ変換法による再構成 投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy) の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y) が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構 fx fy 断面は極座標 補間を行う。が,コンピュータで計算する限りは「離散的」 2次元フーリエ変換は 正方座標
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換法による再構成の問題点 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18) となります。 フーリエ変換法による再構成 投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy) の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y) が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構 fx fy 断面は極座標 補間を行う。が,コンピュータで計算する限りは「離散的」 2次元フーリエ変換は 正方座標
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    2014 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換法による再構成の問題点 fxF(fx, fy) fy θ ξ 断面 F(ξcosθ, ξsinθ) ξ Gθ(ξ) 等しい x y θ s sg(s,θ) u 物体 投 影 物体の2次元 フーリエ変換 投影の1次元 フーリエ変換 図 3: 投影定理. となります。これに上で説明した (x, y) 座標と (s, u) 座標との変数変換を行うと,先に述べたように dxdy = dsdu ですから, Gθ(ξ) = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πξ(x cos θ + y sin θ))dxdy = ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2π((ξ cos θ)x + (ξ sin θ)y))dxdy = F(ξ cos θ, ξ sin θ) (18) となります。 フーリエ変換法による再構成 投影定理によれば, ひとつの角度 θ における投影を得ると,物体のフーリエ変換のひとつの断面がわか ることになります。したがって,すべての θ についての投影を求めれば,物体のフーリエ変換 F(fx, fy) の形はすべて求まります。こうやって得られた F(fx, fy) を逆フーリエ変換すれば,もとの物体 f(x, y) が再構成されます。このような再構成法を,フーリエ変換法 (Fourier transform method) による再構 fx fy 断面は極座標 周波数空間の誤差は,画像全体に ひろがるアーティファクトを生む 補間を行う。が,コンピュータで計算する限りは「離散的」 2次元フーリエ変換は 正方座標