若手中堅層育成 2014年11月28日発表会実施レポート：CICOM BRAINS

サイコム・ブレインズ株式会社
専務取締役太⽥田由紀
集合研修と現場経験をリンクさせた
若若⼿手社員育成推進メソッド

Copyright © 2014 CICOM BRAINS Inc. All Rights Reserved.
背景１：若若⼿手社員育成担当者の悩み
弊社顧客企業　若若⼿手社員育成担当者研修受講者を対象としたアンケートより（回答者146名/複数回答可）
育成に割く時間の捻捻出
「⾃自分の業務だけで⼿手⼀一杯」
「若若⼿手社員の業務進捗状況を⾒見見ながら指導する時間がない」　…
28.3％
若若⼿手社員との接点・コミュニケーション
「若若⼿手社員発のコミュニケーションが少ない・ない」
「若若⼿手社員の習熟度度・理理解度度を把握しにくい」　…
22.1％
成熟度度や個性に合わせた育成法 17.0％
育成のための環境整備
「若若⼿手社員のジョブローテーションにより、継続的なOJTができない」…
10.7％
若若⼿手社員のモチベーション維持 8.1％
その他 13.8％
2

背景２：若若⼿手社員の特徴
弊社顧客企業　若若⼿手社員育成ご担当者・⼈人材開発ご担当者の声、及び弊社研修講師所感より
3
l  ⼿手取り⾜足取り教えないと、なかなか育たない。しかし素直なので、
教えればその通り⼀一⽣生懸命動く。
l  良良くない⾔言動について、注意しないと気づかない。しかし注意す
れば素直にすぐ修正できる。
l  ⾃自分から積極的にコミュニケーションを取らない傾向が強いので、
周囲から働きかけるか、あるいはコミュニケーションの機会を強
制的に取る必要がある。
l  成⻑⾧長意欲や⾃自⼰己実現意欲は⽐比較的強く、⾃自⼰己の成⻑⾧長を実感すると、
モチベーションが上がる。

当メソッドのコンセプト
4
若若⼿手社員の「⾃自分で成⻑⾧長する⼒力力」＝「経験から学ぶ⼒力力」を強化。
「経験学習モデル」の応⽤用集合研修の「反転授業」化
Ø  似た環境下で同じ経験を積ませたにもかかわらず、
　「どんどん成⻑⾧長する社員」と「なかなか成⻑⾧長しない社員」
　が存在。
Ø  その差の原因は「⾃自分で成⻑⾧長する⼒力力があるか否か」。
Ø  「⾃自分で成⻑⾧長する⼒力力」を強化すれば、多忙な上司・先輩の下でも
　　早期に成⻑⾧長することが可能。
強化のために有効な⽅方法は…

経験学習モデルとは
5
経験
実践省省察
概念念化
経験学習モデル

経験学習で研修と現場を連動させる
6
現場研修の場
経験
・まずは与えられた仕事に果敢に
挑戦
・上司はそれを⽀支援
省省察
・経験を振り返る
「ここまでの成果と課題は?」
「成功・失敗の要因は?」
・⾃自ら上司に働きかけ、FBを得る
・受講者が各々の事例例を共有し、相互
にFB
概念念化
・省省察から教訓を得る
「今度度は失敗しないようにするに　
は?」
「この成功を他の仕事でも応⽤用できる
か?」
・受講者共通の課題についてベストプ
ラクティスをまとめる
実践・概念念化で得た教訓を実際に試す
・研修の最後に少しストレッチ下⾏行行動
計画を⽴立立てる
・上司に⾏行行動を宣⾔言し、アドバイスを
得る
経験学習モデルの実践

経験学習モデルを効果的に回すために
7
●現場において：　リフレクション⽀支援のツールを整備
　
• 成功体験をSNSに投稿（研修の場以外でも刺刺激しあう）
• 省省察を具体的に記録するためのワークシート
• 上司向けのフィードバック・マニュアル
• 求められるマインド・⾏行行動をもとにしたドラマ仕⽴立立ての映像教材（ロールモデルの
提⽰示）
●研修の場において：　ストレッチの機会を創出
• よりストレッチした実践・経験をするためのマインド醸成とスキル習得を⽬目的と
した集合研修プログラム体系の構築
• ロールプレイやディスカッションなど演習主体のプログラムとし、反転授業など
の⼿手法を取り⼊入れ、受講者の積極的な学習を促す。
• 同期社員と共に実践期間を振り返ることで、モチベーション向上／メンタルケア
もねらいとする。

反転授業とは
8
HOME
Classroom
従来
反転授業
これは学校の話

講
義
省省
察
講
義
演
習
講
義
演
習
企業内教育における反転授業
　　　　　　　＝⾃自律律学習＋集合研修
9
演習、討議、省省察、概念念化講義
講
義
演
習
講
義
演
習
講
義
概
念念
化
振
返
り
・
ま
と
め
Online＋課題（⾃自律律学習） Class Session（集合研修）
2 days Training
ウ
ー
ミ
ン
グ
ア
プ
振
返
り
・
ま
と
め
ウ
ー
ミ
ン
グ
ア
プ

反転授業における⾃自律律学習の重要性
⾃自律律学習＝映像講義＋取り組むべき課題
Ø  映像講義はオンライン配信により、PC、スマートフォン、
　タブレットで視聴。
Ø  映像は10分〜～15分単位で構成されるため、細切切れの時間を活⽤用して
　学習可能。重要な部分を聞き逃しても繰り返し聞くことができ、
　記憶の刷り込み効果も期待できる。
Ø  視聴後、理理解度度確認のための課題に取り組む。
Ø  映像視聴・課題を⾏行行わないと、研修で演習に取り組むことができず、
　他の受講者にも迷惑がかかる。良良い意味でのプレッシャーを与える
　ことができる。
⾃自ら積極的に学ぶ姿勢を促す
10

映像ご紹介
『反転授業受講オリエンテーション』
11
スライド下のリンクより
映像の一部をご覧いた
だくことができます。

映像ご紹介
『映像講義例例』（ビジネスコミュニケーションUPA®）
12
スライド下のリンクより
映像の一部をご覧いた
だくことができます。

⾃自律律学習に取り組んだ受講者の声
•  短い時間が使えるので学習しやすい
•  通勤時間が有効に使える
•  繰り返し学習でき不不明点の解消につながる
•  クラスセッションへの参加が楽しみになった
13

講
義
省省
察
講
義
演
習
講
義
演
習
反転授業化による、集合研修の充実化
14
演習、討議、省省察、概念念化講義
講
義
演
習
講
義
演
習
講
義
概
念念
化
振
返
り
・
ま
と
め
Online（⾃自律律学習） Class Session（集合研修）
2 days Training
ウ
ー
ミ
ン
グ
ア
プ
振
返
り
・
ま
と
め
ウ
ー
ミ
ン
グ
ア
プ

サイコムブレインズが考える
若若⼿手社員の成⻑⾧長イメージ
15
⼊入社からの経過年年数 1年年後 2年年後 3年年後
成⻑⾧長イメージ
遂⾏行行できる
「仕事」のレベル
・⽬目的（何のために）
・⽬目標（何を）
・⽅方法（どのように）
…が明確である
・⽬目的・⽬目標は明確
・⽅方法は必ずしも明確
ではない
・⽬目的は明確
・⽬目標・⽅方法は必ずしも
明確ではない
組織のビジョン実現／ミッション遂⾏行行のために、
⾃自分が⾏行行うべき仕事について課題を設定し、
周囲に発信し、巻き込み、協働し、成果を出すことができる⼈人材に！
Learn
to
do
it
Think
how
to
do
it

be0er
Ask
yourself

what
should
be
done

与えられた量量をこなす。
求められる質に応える。
より早く、より確実に。
期待を上回る質で応える。
すべきことを考える。
⽅方法も考える。
周囲を巻き込んで成果を出す。

サイコムブレインズがご提案する
若若⼿手社員の育成メソッドとプログラム例例
16
1年年⽬目 2年年⽬目 3年年⽬目
前期後期前期後期前期後期
⾃自
律律
学
習
取組む内容
・映像講義
・課題
取組む内容
・映像講義
・課題
取組む内容
・映像講義
・課題
取組む内容
・映像講義
・課題
取組む内容
・映像講義
・課題
取組む内容
・映像講義
・課題
集
合
研
修
理理解⼒力力・伝える⼒力力
を磨く
[2⽇日間]
チームで働く⼒力力
を磨く
[2⽇日間]
⽣生産性を上げる
[2⽇日間]
⾃自分と仕事を整える
[2⽇日間]
⾃自分で考え
周囲を巻き込む
[2⽇日間]
3年年間の振り返りと
4年年⽬目に向けて
[2⽇日間]
•  「経験から学ぶ⼒力力」
とは
•  ビジネスコミュニ
ケーションUPA
•  ピラミッドストラク
チャー
•  振り返りの⼿手順・　
留留意点
•  アクションプラン　
作成
•  現場実践の振り返り
（共有）
•  能動型フォロワー
シップ
•  チームビルディング
（役割認識識）の基本
作成
（共有）
•  タイムマネジメント
•  ロジカルシンキング
•  （ロジックツリー）
作成
（共有）
•  インバスケット
•  ストレスコント　
ロール
作成
（共有）
（問題発⾒見見）
•  交渉⼒力力
作成
（共有）
•  デザイン思考
•  3年年間の振り返り
作成
経
験
学
習
•  アクションプラン
の実⾏行行とリフレク
ション
•  上司への報告・
　相談
ション
　相談
ション
　相談
ション
　相談
ション
　相談
ション
　相談
戦
⼒力力
と
な
り
、
現
場
の
第
⼀一
線
で
活
躍

サイコムブレインズがご提案する
若若⼿手社員の育成メソッドとプログラム例例
17
1年年⽬目 2年年⽬目 3年年⽬目
前期後期前期後期前期後期
⾃自
律律
学
習
取組む内容
・映像講義
・課題
取組む内容
・映像講義
・課題
取組む内容
・映像講義
・課題
取組む内容
・映像講義
・課題
取組む内容
・映像講義
・課題
取組む内容
・映像講義
・課題
集
合
研
修
理理解⼒力力・伝える⼒力力
を磨く
[2⽇日間]
チームで働く⼒力力
を磨く
[2⽇日間]
⽣生産性を上げる
[2⽇日間]
⾃自分と仕事を整える
[2⽇日間]
⾃自分で考え
周囲を巻き込む
[2⽇日間]
3年年間の振り返りと
4年年⽬目に向けて
[2⽇日間]
•  「経験から学ぶ⼒力力」
とは
•  ビジネスコミュニ
ケーションUPA
•  ピラミッドストラク
チャー
•  振り返りの⼿手順・　
留留意点
作成
（共有）
•  能動型フォロワー
シップ
•  チームビルディング
（役割認識識）の基本
作成
（共有）
•  タイムマネジメント
•  （ロジックツリー）
作成
（共有）
•  インバスケット
•  ストレスコント　
ロール
作成
（共有）
（問題発⾒見見）
•  交渉⼒力力
作成
（共有）
•  デザイン思考
•  3年年間の振り返り
作成
経
験
学
習
ション
　相談
ション
　相談
ション
　相談
ション
　相談
ション
　相談
ション
　相談
戦
⼒力力
と
な
り
、
現
場
の
第
⼀一
線
で
活
躍
反
転
授
業
経験学習

若手中堅層育成 2014年11月28日発表会実施レポート：CICOM BRAINS

Recommended

Recommended

More Related Content

What's hot

What's hot (20)

Viewers also liked

Viewers also liked (20)

Similar to 若手中堅層育成 2014年11月28日発表会実施レポート：CICOM BRAINS

Similar to 若手中堅層育成 2014年11月28日発表会実施レポート：CICOM BRAINS (20)

More from Cicom Brains Inc.

More from Cicom Brains Inc. (20)

Recently uploaded

Recently uploaded (10)