1. 太陽地球系科学の為のメタデータ・データ
ベース
IUGONET
小山幸伸
*1
*1
、田中良昌 *2 、河野貴久 *3 、堀智昭
新堀淳樹 *5 、鍵谷将人 *6 、吉田大紀
京大・理・地磁気センター、
*5
*2
国立極地研究所、
京大・生存圏研究所、
*6
、阿部修司 *4 、林寛生
*1
、上野悟 *7 、金田直樹
*3
九大・宙空環境研究セ
ンター
東北大・惑星プラズマ大気研究センター、 *7 京大・理・附属天文台、
*3
名大・太陽地球環境研究所、
、
*7
、
*5
*4
Metadata DB for Upper Atmosphere
Contact address: webmaster@iugonet.org
超高層大気長期変動研究上の問題点
http://www.iugonet.org/
解析ソフトウェア
超高層大気長期変動のメカニズム
を研究する為には、超高層に関する
多種多様な観測データを用いた総合
解析が不可欠である。
しかしながら現状は、各機関毎
に観測データのデータベース化・
公開が行われることに留まってお
り、それらを横断的に検索する手
段が無い。それゆえ、
•他分野のデータへ辿り着く
ことが
困難で、
•結果として総合解析が困難
、
プロッ 例
ト
複数の時系列データ
を
並べて表示
2次元画像
データ
の表示
•IDL ＋ TDAS*9 ベースで開発中の
解析ソフトウェアをユーザーに提
供する。（解析ソフトウェアは、
無償の IDL VirtualMachine 上で動
作。）
*9
Dst index
（
京大WDC）
GUIによる操作
が可能
AE index
（
京大WDC）
である。
メタデータを活用した観測データベース利用
A研究センタ
ー
・・ ・
・・・
C大学
極域オーロラ
データ
ベース
メ データ
タ
DB
地磁気観測
専門家
地磁気H成分
at DAV（
九大）
•TDAS の GUI 上 IUGONET の観
測データをプロット出来るよう
にカスタマイズした。
メ データ
タ
流通
極域観測
専門家
メタデータ・データベースの応用案
太陽観測
専門家
メ データ データ
タ
・
ベースと
解析ソフト アの連携案
ウェ
様々な観測データのメ
タデータを串刺し検索！
ユーザー側
平成 21 年度よりスタートした「超高層大気長期変動の全球地上
ネットワーク観測・研究」 ( 略称： IUGONET) は、上記の問題を解
消する為に、メタデータ・データベース (MDB) を提案する。
•左図は、 2003 年 10 月に発生
した大規模太陽フレア・地磁気
嵐が発生した際の各種プロット
。
SuperDARN
at HOK（
名大）
太陽活動
データ
ベース
メ データ
タ
抽出
XML
地磁気指数
データ
ベース
B研究所
Themis Data Analysis Software suite
メ データ データ
タ
・
ベースと
外部データ
ベースの連携案
ユーザー側
IUGONET MDB
IUGONET MDB
(2)メ データ
タ
(3a) ロード
・
プロシージャ
(1) ク
エリ
(5) プロッ
ト
外部プロジェ ト
ク のDB
(IDLVM+TDAS)
メタデータ・データベース
(4) 観測データ
MDB は、超高層大気の地上観測データのメタデータ *8 （観測開
始時刻、観測対象領域、観測データの所在等）をデータベース化し
たものである。
検索画面
•メタデータ・データベース： フ
リー
の DSpace をベースにカスタマイ
ズ。
フリ
ーワード
検索
時刻検索
•メタデータ・フォーマット：
SPASE フォーマット [2] をベース
に拡張 [1] 。
領域検索
検索結果
•フリーワード、時刻、領域検索等
が可能。
•観測データ（デジタル）：
Granule/NumericalData 型のメ
タデータからリンクされる。
絞り
込み検索フ ーム
ォ
より
詳細なメ データ
タ
ブラウジング
も
可能！
•観測データ（アナログ）
Granule/NumericalData 型のメ
タデータに所在情報等が記載さ
れる。
MDB に登録予定のメタデータ一覧については、パンフレットをご
覧下さい。
*8
(3b) Wget
(内部呼び出し
)
横断検索
OpenSearch/SRU/SRW
観測DB
外部プロジェ ト
ク のDB
横断検索
OpenSearch/SRU/SRW
IUGONET-MDB は、外部提供インターフェイスを準備中で
す。
まとめ
• IUGONET は 2011 年度に、超高層大気の地上観測データに
関した
• メタデータ・データベースを公開し、
• 解析ソフトウェアも公開する。
↓
“ 外部提供インターフェイス ”を介して
データベース間の相互横断検索を実現出来ないか？？？
参考文献
[1] Metadata format utilized for the IUGONET metadata database,
Tomoaki HORI et al., MGI015-02 , JPGU 2010
[2] SPASE 2.0: a standard data model for space physics, Todd King,
James Thieman and D. Aaron Roberts, Earth Science Informatics, 18650473
研究集会：“青い地球の地震学”
2010 年 9 月 30 日 ( 木 ) ～ 10 月 01 日 ( 金 )
東京大学地震研究所