LibreOffice Kaigi 2022での発表資料です https://libojapan.connpass.com/event/252904/ https://wiki.documentfoundation.org/JA/Events/LibOKaigi/2022

1. LibreOffice 日本語チーム
榎真治
in LibreOffice Kaigi 2022 オンライン
2022-07-16 This work is licensed under a Creative Commons
Attribution-ShareAlike 4.0 Unported License.
この 1 年の LibreOffice の状況を振り返る

2. 発表の概要
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日本のコミュニティやグローバルの状況など
この1年を振り返り
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グローバル：開発、QA、寄付など（榎）
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翻訳状況、てくてく動画（目黒）
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ASK、ブログ/web/SNS（榎）

3. 自己紹介：
目黒純
LibreOffice日本語チーム
動画、翻訳、コミュニティ運営などで活動
榎真治
LibreOffice日本語チーム
TDFのMembership Committee 副メンバー
イベント、コミュニティ運営、QAなどで活動

4. LibreOffice 7.2 : 2021/8/19
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メニューコマンドを検索[Shift] +[Esc]
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サイドバーで、フォントワークの操作パネル追加
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Writerの背景の塗りつぶしでページ全体に設定可能に
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Calcのオートフィルタで色のフィルタリングができるよ
うに
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Impressで新しくテンプレート「キャンディ」など５つ
を追加

5. LibreOffice 7.3 : 2022/2/2
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相互運用性改善：
– 「変更の追跡」で表の中やテキストの移動など
– 大きなサイズのDOCXファイルやXLSX/XLSMを開く時など
のパフォーマンス向上
– DOC/DOCXの番号付けリストのインポートなどインポー
ト、エスクポート多数
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ヘルプのインデックス作成を変更、Calc関数Wikiへのリンク
など

6. Git Commits

7. gitコミット数（組織別）

8. gitコミットのTOP10

9. Bugzillaでの状況
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そこそこ活発に報告
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再現確認が追いついてないことも

10. Bugzillaでの登録

11. Telestoのこの1年のバグ報告は259件？

12. TDFのボード選挙（2年に1回）2021年秋

13. BoD(ボード)候補者の質問セッション
3回行なわれて、日本語でも1回（小笠原さん通訳）

14. TDF支出/予算
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バグ修正などの入札をいろいろ出している
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先日は、Webエンジニアスタッフ募集
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TDFスタッフとして開発者を雇用する議論も
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現在のTDFスタッフは10-11名（パートタイム含む）

15. TDF2022年度予算
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901.444,52 €
– 給与報酬（人件費）：694.840,88 €
– 会計および法律上のアドバイス：32.603,64€
– ランニングコストと裁量支出：25.000,00€
– トレーニング：5.000,00€
– インフラ：74.000,00€
– LibOCon＆FOSDEM：30.000,00€
– コミュニティプロジェクト20.000,00€
– マーケティング：20.000,00€
https://listarchives.tdf.io/i/dlUqWosS6dnXs8bWoXl2vC6a

16. TDF2022年度予算(2)新しく始めるもの
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各種入札（tender）400.000 €
– [ESC] Bitmaps in vcl: Merge RGB and A layer into one
– [ESC] Stabilize cross-page table layouting
– ...
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その他の契約と入札 100.600 €
– l10nコミュニティ指摘のためにWeblateと契約
– 新しくQAアナリストを雇用
– パートタイムのウェブ技術者
– LibreLogoマニュアルの更新と翻訳、LibreLogoユニットテストの完了
– Decidimの開始
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[MC] カーボン補償： 3.750,00 €
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2-4%をFLOSS ソフトウェエアへの予算27.265 €
https://wiki.documentfoundation.org/Development/Budget2022

17. TDFの収入
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収入：
– 個人からの寄付が大半
– 2021年もパンデミックの影響なのか、ダウンロー
ド数、寄付総額が多かった
– 寄付は2020年を少しだけ上回って過去最高の模様

18. ドキュメンテーション
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ガイドブックが相変わらず怒涛の更新
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現在7.3対応と7.2対応が混在
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Calc Functions wiki が更新。翻訳も可能に
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ScriptForge Libraryのドキュメント整備も進む

19. インフラ
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質問サイトがAskBotからDiscourseへ移行
– データは質問65,000以上を全部インポート
– たまにエラーで入力できないことも
– いくつかのコミュニティではMLをやめてDiscourse（ASK）
へ移行
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LibreOffice ConferenceではPretalx(発表コンテンツとスケ
ジュール管理)、Jitsi / Jibri / RTMPを利用
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ディスカッション用にDecidimをテスト中

20. オンライン版とモバイル版
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オンライン版とモバイル版はCollabora主導でgithub
で開発
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オンライン版の開発はCollaboraがリソースをかけて
いて開発速度はそこそこ早い
– サクサク動くようになってきた
– 日本語環境だとたまにバグに遭遇

21. 目黒さんパートへ

22. 質問サイトAsk
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日本語は、質問、更新は数件/週くらい
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回答/コメントつく確率
はわりと高い
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バグ報告につながる
ことも
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読んでるだけでも勉強
になる
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Askは活動として
とっつきやすいかも

23. Ask: 全体では回答が400件以上/週
英語で検索してみるのもあり

24. Blog
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英語ブログ以外に言語ブログもあって、日本語ブログも
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デザインやQAといったジャンルごとのブログも
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日本語ブログはリリースアナウンス中心になっている
– 他の翻訳記事や、日本語独自記事も出せるとうれしい
– 執筆者、翻訳者歓迎
– https://ja.blog.documentfoundation.org/

25. SNS
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Twitter (@LibreOffice_Ja)
– フォロワー数2,948
– イベント告知やアナウンス中心になっていてあまりツイートで
きていないが、一番反応は得られやすい
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Facebook：https://www.facebook.com/LibreOfficeJa
– フォロー613人
– リリースや大きめのイベントでの告知
– インタラクションはあまりないが、Twitterとは違う層

26. 日本でのイベント
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Hackfest
– オンラインで毎週火曜20:00-21:30
– Jitsi meetを利用し、Youtube liveへも配信
– 作業をそのまま流す。最近はAsk/bugzillaチェック
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翻訳hackfest
– UIやヘルプの翻訳作業をするためのスプリントイベント
– オンラインで土日か平日夜などに不定期開催
– Jitsi meetのみ
– 最近お休み中
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公開日本語チームミーティング
– 毎週水曜22:00-23:00ごろ
– チームメンバ以外も歓迎
– 運営系タスクのミーティング。てくてくLibreOfficeの動画撮影も

27. 日本でのイベント2
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LibreOffice勉強会
– 以前は関西など地域でオフラインでやっていた
– 現在はオンラインで3-4ヶ月に1回程度
– ユーザよりのテーマの発表
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LibreOffice Kaigi
– 年1回の集まり

28. 日本でのイベント3
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LibreOfficeの日
– 大阪のコワーキングスペースで毎月第3木曜に開催
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新型コロナの影響で開催できなかった月も
– LibreOfficeのよろず相談をうけたり、コミュニティの情報交
換、交流が目的
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オープン淡路と合同開催（以前はOSMのもくもく会と合同）
– 会場
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以前はJUSO Coworkingさん。一般向けをクローズされた
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コワーキングスペース金甘さん

29. 「オープン淡路+ちゃぶ台トーク「DIY×まちづくり」」
と合同でLibreOfficeの日#84

30. コミュニケーションチャンネル
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テレグラム
– LibreOffice日本語グループ：https://t.me/liboja
– LibreOfficeグローバル：https://t.me/libreoffice
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メーリングリスト
– https://ja.libreoffice.org/get-help/mailing-lists/
– 日本語は3つ
– 英語メーリングリストは分野別に

31. まとめ
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この1年のLibreOfficeやコミュニティを簡単に振り
返った
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LibreOfficeは様々な活動が集まってできている
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活動のイメージが伝われば嬉しい
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興味をもったものがあれば、やってみませんか？