1. ＜第一章＞ ①
英語教育関係の書物などでは、最初は指導方法から始まることが多いのですが、本サイト
で第一章を評価についてとしたことには理由があります。指導と評価は表裏一体であるに
もかかわらず、さまざまな指導方法についての本が書かれ、研究会が開かれている割には、
評価方法についてはあまり深く考えずに昔ながらのペーパーテストの使用に頼っているこ
とが多いからです。評価には学生の到達度評価と同時に、先生方の指導やカリキュラムの
効果を評価する「プログラム評価」の側面もあります。絶対評価か相対評価かというよう
な議論の前に、「英語能力のどの側面を測定するために、どのような方法を使って、その結
果をどう利用するのか？」という基本的なところから、評価とは何か、テストとは何かと
いう問題を考えてみたいと思いました。このような教師として知っておくべき評価の知識
は、今世界的にも「アセスメント・リタラシー」として注目を浴びています。
②
●新しい評価に関するアプローチ(アセスメント・リタラシー)を知りたい先生へ（1-3）
③
1-3 アセスメント・リタラシーとは？ ←新規ページ作成 ECAP（1-3).ppt 入れる
＜第二章＞ ⑦
英語教育の方法論は時代を超えて様々な変遷と遂げてきました。ここではまず最初に中
学・高校で始まった「統合的スキル」の授業についてその方法論の概観と具体例を紹介し
ます（２－１から３）。次に英語教育に特化したものではなく、一般的な授業の工夫をいく
つかご紹介します（２－３から６）。最近の学習科学（認知科学）、教育工学の成果の中に
は、教科別というより、授業で行う活動の種類や状況によって教科横断的に使えるものが
たくさんあります。英語教育の方法論をそういう大局から見ると、様々な活動に応用でき
る新しい工夫があることに気付かされます。最後に最近先生方からのご要望が強い ICT を
使った授業例を示します（２－７から１２）。最近の ICT の目覚ましい発達により、今まで
できなかった新しい活動が可能になると同時に、生徒の将来のためにも教育の場で ICT を
活用することが求められています。
⑧
コミュニカティブな授業方法
⑩

2. 統合的スキルの授業法（1）
⑫
統合的スキルの授業法（2）