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オンライン授業について（理論編）
- 2. eラーニング（野嶋・鈴木・吉田 2006） • 非同期型 • インターネットを活用した教材 の配信（オンデマンド型） • 学習者がいつでも学習可能 • 同期型 • テレビ会議システムを使ってリ アルタイムで遠隔地から授業を 行う • 学習者にとって，時間が，その 場でわからないことを確認でき るのが利点
- 3. ブレンディッド・ラーニング • 対面授業とeラーニングを融合 させた学習 • 学習管理システム（Learning Management System: LMS）により，教材の配布や 掲示板等での議論，CBT （Computer Based Testing） が実施可能 • LMSを介した対面授業の予習 復習が可能 （宮地ほか 2009）
- 5. 日本教育工学会の SIG活動からの知見 日本教育工学会のSIG （Special Interest Group） では，オンライン授業に関す る研究がなされてきた． 以下，これらについて紹介す る．
- 6. FD （Faculty Development） •オンライン授業に関する研修と評価 の実施 https://www.jset.gr.jp/sig-01/post-2586/ •吉田（2018） • アクティブラーニング型Webシステム の開発とFDにおける活用と評価を行 い，対面型授業のオンライン化に取り 組み，FDのワークショップに対する 理解が向上 教育工学の各分野での取り組み
- 7. 教師教育・実践研究 • コロナ後の授業研究を考える取り組み https://www.jset.gr.jp/sig-02/post-2759/ • 木原（2011） • 日本教育工学会の論文誌に掲載された教師 教育・実践研究について紹介 • 開発研究と記述研究 • 新しい教育課題への対応 • 「反省的実践家」モデル • メンタリング 教育工学の各分野での取り組み
- 11. インストラクショナルデザイン • インストラクショナルデザイン （Instructional Design，ID)は，「教育活動 の効果・効率・魅力を高めるための手法を集大 成したモデルや研究分野，またはそれらを応用 して学習支援環境を実現するプロセス」のこと https://www.jset.gr.jp/sig/sig-07/ •鈴木（2019） • 我が国の教育工学研究におけるインストラクショナ ルデザイン（ID）研究の位置づけについて概観し， 教育革新が求められている今日の研究基盤として ID 研究が果たすべき役割について述べている． 教育工学の各分野での取り組み
- 12. 参考文献 • 木原俊行（2011）教師教育研究における教育工学的アプローチの 可能性と課題―『日本教育工学会論文誌』に掲載された論文の分析 から―．日本教師教育学会年報，20：28-36 • 宮地功ほか（2009）ｅラーニングからブレンディッドラーニング へ．共立出版 • 野嶋栄一郎・鈴木克明・吉田文（編）（2006）人間情報科学とe ラーニング．放送大学教育振興会 • 大島純・加藤浩（2010）特集号「協調学習とネットワーク・コ ミュニティ」刊行にあたって．日本教育工学会論文誌，33(3)： 193-195 • ソイヤー他（2016）学習科学ハンドブック 第二版 第2巻：効果的 な学びを促進する実践/共に学ぶ（第25章 モバイルラーニング）． 北大路書房 • 鈴木克明（2019）我が国の教育工学研究とインストラクショナル デザイン研究の今後に寄せて．日本教育工学会論文誌， 43(3):187-196 • 吉田塁（2018）アクティブラーニング型 Web システムの開発と FD における活用と評価．日本教育工学会論文誌，42(1): 89-104