<アジャイルUCD研究会>
2015年2月28日
100円
プロトタイプ
ポストイットで、あっという間にモバイルUXデザイン
Regional Scrum Gathering® Tokyo 2015
「ユーザビリティ
エンジニアリング(第2版)」
1章 ユーザ中心設計概論
2章 インタビュー法
3章 インタビューの実践
4章 データ分析法
5章 発想法
6章 プロトタイプ
7章 ユーザビリティ評価法
8章 ユーザテスト
9章 ユーザテストの準備
10章 ユーザテストの実施
11章 分析と再設計
12章 ユーザ中心設計活動
*無料サンプル版(第2章全文)
http://www.slideshare.net/barrelbook/ss‐26183115
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Shida Tarumoto
本日の案内役
Low High
Fidelity
Mid
一般的には見た目が大雑把ならばローファイ、本物そっくりならばハイファイと呼ぶ
ローファイの代表的手法が「ペーパープロトタイピング」
「THE $1 PROTOTYPE」はモバイル時代の新しいペーパープロトタイピング論
1. ENVISION
2. PROTOTYPE
3. TEST
$1 Prototype
1ドル・プロトタイプ法の3ステップ
1. ENVISION
正方形の付箋紙を使って「ストーリーボード」を描く
2. PROTOTYPE
長方形の付箋紙を使って「ペーパープロトタイプ」を作成する
3. TEST
近くのコーヒーショップに行って、
”客”にコーヒーを奢って「インタビュー」に協力してもらう
ストーリーボード
あるイベント会場にて
店主:「2冊で60ドルに
なります。」
客:「カード使えますか?」
店主:「ええ、どのカードで
も結構ですよ。」
店主:「レシートに指で
サインしていただけば、
SMSかメールでお送り
できます。」
その日の夜
店主:「今日は何冊売
れたかな?」
引用元:「The $1 Prototype」
カード決済サービス「Square」を
題材としたストーリーボードの例
Establishing Shot
(場面設定)から
始める
正方形の付箋紙5‐8枚
主に「吹き出し」
で話を進める
製品やアプリの
画面は重要な
”登場人物”
最後のコマは
「顧客のベネ
フィット」を描く
UXストーリーボードのポイント
作・shida
付箋紙ストーリーボードの作成例
ペーパー
プロトタイプ
長方形の付箋紙をスマホの画面に見立てる
※さらに極細サインペンがあれば尚可
道具一式:付箋紙、シャーペン、消しゴム、定規
付箋紙プロトタイプの作成例
DRAWER SEARCH & KEYBOARDホーム画面
付箋紙を重ね合せれば、動きのある画面でも表現できる
ペーパープロトタイプ・
インタビュー
「これがあなたのス
マホだとします。」
「アプリを起動する
と、こんな感じの画
面が出てきます。
どうしますか?」
「そこを押すと、次
はこんな画面にな
ります。どうします
か?」
XXXXXXXX >
XXXXXXXX >
XXXXXXXX >
XXXXXXXX >
XXXXXXXX >
XXXXXXXX >
TOP ←
「(仮に)あなたは
ドコドコ で
ナニナニ を
しようとしていると
思ってください。」
ユーザの「操作」に応じて画面を「追加」していく
XXXXX
XXXXX
XXXXX
XXXXX
XXXXX
XXXXX
Done
XXXXXX
XXXXXX
XXXXXX
XXXXXX
「そこを押すと、
画面が左側か
らこんな風に
入ってきます。」
「そこを押すと、
こんな画面が下
側から出てきま
す。」
「トランジション(アニメーション効果)」は口頭で説明する
「ナビゲーションバーにある”ハンバーガー”
アイコンをタップすると、サイドドロワーが左
からスライドインして、ホーム画面にオー
バーレイ表示します。」
インタビューの大原則は「ユーザの言葉で話す」こと
おわりに
• リーンスタートアップ /
リーンUX
• Design Studio / Design
Sprint
• アジャイル開発(スクラ
ム / XP)
• ユーザストーリー・マッピ
ング
• プロトタイピング・ツール
etc…
100円
プロト
タイプ
+
付箋紙プロトタイプは他の手法と相性がよい
特に「POP」や「Prott」とは相性がよい
プロトタイピングにはデザインパターンが役立つ
おまけ
BEGINING
・偶然、1ドルの付箋紙でスマホは簡潔にシミュレー
ションできることに気付いた。
・5年前にスティーブ・クルーグに勇気づけられた。
・サンフランシスコ州立大学で「Agile Mobile UX 
Design Certificate Course」を教えている。
・1ドルプロトタイプ法はモバイルUXデザインとリーン
スタートアップの完全な結合である。
・「ENVISION(ビジョン構築)」のステップを省略しない
ように。
Part 1: ENVISION
・正方形の付箋紙を使う。
・「Establishing shots(場面設定)」が重要。
・5‐8枚のストーリーボードを描く。
・最後のコマは「顧客のベネフィット」を描く。
・「ストーリボードウォークスルー」でブラッシュアップ
する。
Part 2: PROTOTYPE
・長方形の付箋紙を使う。
・「ホーム画面」から描く。
・「デザインパターン」を活用する。
・シャーペンと定規を使う。
・画面要素(アイコンなど)は原則として全部描く。
Part 3: TESTING
・「コーヒーショップ」でテストする。
・店員に「ワイロ(チップ)」を渡す。
・「客(朝の待ち行列)」にコーヒーを奢って協力して
もらう。
・一人当たり4‐7分程度で「1画面フロー」をテストす
る。
・午前中だけで15‐20人テスト~改善を繰り返する
(RITEメソッド風)。
・「Adding(追加)」で画面遷移させる。
・画面トランジションは「口頭」で描写する。
・付箋紙はバインダーで管理する。
・画面管理係(helper)と組む。
・誘導質問しない。
・専門用語を使わない。
Part 4: COLLABORATE
・1ドルプロトタイプ法はアジャイル開発と相性がよい。
・ペルソナよりもコンテキストが重要。
・キックオフミーティングで付箋紙ストーリーボードを
描く。
・付箋紙プロトタイプとテストは1スプリント先行して
行う。
・付箋紙プロトタイプを成果物として利用する。
“The $1 Prototype” Cheat sheet
樽本 徹也 ‐ 利用品質ラボ代表
• UXリサーチャ/ユーザビリティエンジニア
• 認定 人間中心設計専門家
• 認定 スクラムプロダクトオーナー(CSPO)
• NPO  人間中心設計推進機構 評議員
• アジャイルUCD研究会 共同代表
◎人机交互論 ‐ ユーザビリティエンジニア的HCI論
http://www.usablog.jp/
◎アジャイルUCD研究会 ‐ リーン/アジャイルUX最新News
http://groups.google.com/group/agileucdja?hl=ja
◎Facebook ‐ 樽本徹也
https://www.facebook.com/tetsuya.tarumoto
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