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協働によるデザイン案検討における
ペーパーホワイトボードプロトタイピングの検討
A Study of Paper White Board Prototyping at a Design by Collaboration.
白澤 洋一
目次
1. はじめに
2. ペーパープロトタイピング
3. ホワイトボードペーパープロトタイピング
4. 評価実験およびワークショップ
5. おわりに 1
1
2. 1. はじめに
開発プロジェクトの現場
ソフトウェアの画面遷移や画面デザイン案検討を行う際、担当者が一時案
を作成後、数名(2~4 名程度)にて内容の確認(意識共有)および改善案
を検討するケースがある
この際、プロジェクト内のメンバーは業務を行っているため、短時間での
内容の確認、ならびに改善案の検討完了が求められる
本研究にて提案
ペーパーホワイトボードプロトタイピング
プロジェクトメンバー内でのワイヤーフレーム(低忠実度)を対象とした
プロトタイピングによるデザイン検討促進方法
図の部分的な修正が容易
画面遷移の修正が容易
2
6. 2. ペーパープロトタイピング
<本研究での着目点>
ソフトウェア開発に関するプロジェクトのチームメンバー内のデザイン検討に
おけるアイデア創出を目的としたプロトタイピングの活用
プロジェクト内部でのデザイン検討における有用性についての言及:
「協働により、アイデアをブレインストーミングするのに合わせて、設計を
発展させる」(「ソフトウェアプロトタイピング」 p.296)
「プロトタイプは議論、革新や問題解決を促進する論争や意思決定を
刺激する『共有の場』である」(「Serious Play: How the World‘s Best
Companies Simulate to Innovate.」(和訳は、「ソフトウェアプロトタイピング」
p.xxv)
「ワイヤーフレームは、チームメンバが設計とそのもととなる要求について
どの程度合意しているかを把握する助けにもなる。」(「ソフトウェアプロト
タイピング」 p.287)
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