世界最大の広告企業グループWPPの総帥であるマーティン・ソレルを紹介します。

1. じょいとも広告人講座
16.マーティン・ソレル

2. 世界最大の広告企業は？

4. 世界広告企業グループランキング2016
会社名 本社所在地 売上高(円)
1位 WPP ロンドン 2兆3000憶
2位 オムニコム ニューヨーク 1兆9000憶
3位 ピュブリシス パリ 1兆2000憶
4位 インターパブリック ニューヨーク 9000億
5位 電通 東京 7500億

5. マーティン・ソレル
1945-
世界最大(2017年現在)の
広告企業グループ・WPPの総帥

6. 同年生まれの人
ソレル E・クラプトンドゥテルテ 吉永小百合

7. ソレルの生涯
• 0歳：ニューヨーク州の農場に生まれる
• 20代：ハーバード大学でMBAを取得
• 30歳：サーチ&サーチ社財務担当
• 41歳：ワイヤー&プラスチック社(WPP)CEO就任
• 72歳(現在)

8. ソレルの仕事:
世界最大の広告企業グループ
WPPを育て上げた。

9. • 60年代後半から広告会社の大型化傾向が始まる。
= 広告会社の国際企業化
例）オグルヴィ・アンド・メイザー
• 70年代、ロンドンのサーチ&サーチが米国進出のた
め大型買収を続ける。
アダ名：スナッチ&スナッチ(強盗)
• 敵対的買収を避けるために各社が買収・合併を行う。
例）オムニコム(1986)
背景

10. • サーチ&サーチ(WPP)の財務責任者だったのが
マーティン・ソレル。
背景

11. • テッド・ベイツ
• ジェイ・ウォルター・トンプソン
(1987：広告業界初の敵対的買収）
• オグルヴィ・アンド・メイザー
(1989：広告史最大の買収※当時)
• ヤング・アンド・ルビカム
WPPに買収された著名企業

12. • ソレルは業界では基本的に
嫌われている。
• 超豪腕で裁判も辞さない。
• オグルヴィ・アンド・メイ
ザー買収時の新聞の見出し
「巨人が間抜けにひれ伏す」

13. • 買収が過熱し広告主の財布が硬くなった。
• 買収に金をかけすぎてWPPは財務不安に。
株価が急落。
• 悪い評判も手伝い、ソレルの排斥運動も
起きる。
買収の後(90年代〜)

14. • しかしソレルは90年代を通してWPPを立て直す。
• 現在では世界最大の広告企業グループとして
復活。
買収の後(2000年代〜)

15. まとめ

16. • 80年代に広告企業の超大
型化を先導した。
• 数多くの企業を買収し、
世界最大の広告企業グルー
プを作り上げた。
• 業界の嫌われ者だった。
• 現在もWPPのCEOの地位に
ある。
マーティン・ソレル