Editor's Notes
- 中小企業での組織変革の際の5Sの話
- 私の勤務先でも同様のことが起こっており、変革を迫られていた
そんな中。
- いろいろな考え方がありますが、抽象度を高くすると関係性とうことになるかなと
関係をよくすれば組織はよくなるということである
- では、なぜ5Sか、ということ
ケイパビリティ=組織内から創出する能力
これらをひとつづつ見ていきましょう
- まず、人材の育成について。
- Q:6つの経営資源とは?
(管理者であれば知っていて当然の知識なのでスクリーニングの意味も込めて)
特に最近は下の3つの無形資産の価値が相対的に高くなっています。
知的財産はノウハウ・特許・組織文化・ネットワークなど模倣困難性が高いので、競争力があります。
他の5つの経営資源を活用するのはヒトであり、一番優先順位の高い経営資源であります。
- Q:では、立ち返って5Sとは?
(管理者なら全員がすべて答えられるレベルが望ましいですね。)
では、この活動をすることで次のような能力が養われます。
一つずつ見ていきましょう。
- Q整理とは?
Q養われる能力は?
ムダを見つける視点です。
モノには限らない、コトの場合もあります。
- Q整頓とは?
Q養われる能力は?
ムダをなくす視点です。
使いやすい状態というのがポイントとなります。
- Q清掃とは?
Q養われる能力は?
異変に気付く力が身に付きます。
いつも綺麗にしていたら、ゴミが落ちていたら気付くのと同じです。
- Q清潔とは?
Q養われる能力は?
継続は力なりと言われています。
これは特別な才能は必要ないのに、今のニッコーに足りていない能力だと思われます。
- Qしつけとは?
Q養われる能力は?
周りに良い影響を及ぼします。
Qなぜ良い影響を及ぼすのか。
Qしつけの漢字が分かる人はいますか?
日本では、しつけがされた状態は「美しい」と感じる文化であります。
またここだけレイヤーが違うので、5S活動の最終目標となります。それは躾された人材を育成し続けることです。
- 次は業務の効率化について。
次のようなイメージです。
- 職場にいる内の4割は、なにかを探す時間といわれています。
決められた場所ではないところに部品が置かれている場合、これを見つけたとき、「片付けなさい」と言って片付けさせれば、解決となるのか?
決められた場所ではないところに部品があるのは、何か理由がある
設備トラブルで、ラインの途中から部品を供給しなければならない状態かもしれない
部品不良が発生して、選別途中なのかもしれない。
片付けさせて終わるのではなく、なぜ、そこに置かなければならない状態にあるのか確認して、処置することで問題の未然防止につながる。
- 対して、5Sが行き届いている場合です。
生産の合理化の3S「標準化・単純化・専門化」のうち標準化と単純化に対応しています。
このバラツキを少なくすることで、業務の効率化が図られます。
- 最後は、対外的信頼性の向上についてです。
- メラビアンの法則:人の第一印象を決める割合です。
- 要するに綺麗できちんとしているほうが第一印象が良いに決まっていますね。
- Q逆の立場ならどう考えますか?
- そして管理者の5Sとはモノや空間の5Sができるのは当たり前です。
不要なモノを生み出す元凶をなくし、全体最適化された状態を常に目指すことが本質です。
(パラダイムとは、いろいろな解釈がありますが、個人的には視座だと受け取っています)