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スクラムマスターのための、解決思考ワークショップ
- 3. 蜂須賀 大貴 @PassionateHachi 2012年 株式会社IMAGICA入社 (現：株式会社 IMAGICA Lab.) お仕事： - PdM、PjM、プロダクトオーナー(CSPO) - インフラエンジニア(AWS) - セールスエンジニア - 働き方改革 担当 3
- 5. お仕事： - 7名のチームでScrum ( Product Owner) - 顧客、現場、営業へのセールスエンジニア的な動き - コミュニケーション支援 (朝会、ふりかえり、カンバンなど) - 新しい働き方を考え、進める人 - 社内勉強会で会議の進行について講義 - テレビ局の技術の方達との座談会を主宰 最近社内でやっていること 5
- 6. お仕事？ほぼ趣味？： - Developers Boost 2019 ベストスピーカー2位(デブ サミのU30向けイベント) - Developers Summit 2020登壇 - イベント登壇(約20回/年) 講演、対談、公開収録 等 - ワークショップ、勉強会運営 - 第14期ファシリテーション塾生 - https://note.com/hiroki_hachisuka - コミュニティー運営 最近社外でやっていること 6
- 7. 2つのYoutube チャンネルやってます はちの遊び場 パタンランゲージ TV https://www.youtube.com/channel/UCAQ-_SQg Pygm-3AKLQnbstw https://www.youtube.com/channel/UCQyOowfPZBj Lc798wYq6g1A
- 8. 今日学べること 8
- 9. 今日のアジェンダ 9 ✔ ワーク1：よくある事例に学ぶ「助言クイズ」(あなたならどう助言する？)：20分 ✔ 講演：SDMIモデルに学ぶ「解決思考」とは：20分 ✔ ワーク2：自分のチームの課題を「解決思考」で考える：20分 ✔ ワーク3：参加者同士の相互助言による「助言の実践」：20分 ✔ ふりかえり：10分
- 10. 今日の使うもの 10 ✔ ワーク1：よくある事例に学ぶ「助言クイズ」(あなたならどう助言する？) → muralを使います ✔ 講演：SDMIモデルに学ぶ「解決思考」とは ✔ ワーク2：自分のチームの課題を「解決思考」で考える → muralを使います ✔ ワーク3：参加者同士の相互助言による「助言の実践」 → Break out roomを使います
- 12. ケース1：プロダクトオーナーが優柔不断で困っている 12 ✔ 前提：チームメンバーの田中はチームが着手しようとしても、決まっていないことや 情報が足りないことが多いことにイライラしている。POに聞いても明確な意思がなく、 停滞してしまうことを課題と感じている。 ✔ 目標：チームが着手するタイミングで方向性が決まっていて欲しい。すぐ判断して欲 しい ✔ 立場：田中はチームではベテランメンバーで責任感ある立場 ✔ 進め方：田中との1on1 ✔ 手法：POへのアクションではなく、この時間で田中のアクションを決める ✔ 時間：30分
- 13. ケース2：マネージャーのマイクロマネジメント 13 ✔ 前提：チームメンバーの山田はマネージャーの細かな指示やちゃぶ台返しに疲弊 している。その上で自分の手柄かのように周りに話していることに飽き飽きしている ✔ 目標：チームに権限を移譲し、チームが評価される状態 ✔ 立場：山田はチームの若手メンバーで転職すら考えている ✔ 進め方：山田との1on1 ✔ 手法：マネージャーへのアクションではなく、この時間で山田のアクションを決める ✔ 時間：30分
- 14. ケース3：チームで働きたがらないベテラン 14 ✔ 前提：チームメンバーの古田はベテランメンバー。スクラムでの現状の開発方法だ と周りに足を引っ張られると感じている。そのため、チームのイベントは欠席しがち。周 りは強く言えない状態 ✔ 目標：古田とチームが納得した状態で開発を続ける ✔ 立場：古田はチームのテックリード。コミュニケーションが下手で高圧的で無口。 ✔ 進め方：チームのふりかえり ✔ 手法：古田、チームへのアプローチ ✔ 時間：60分
- 16. チームの自己組織化を阻むもの 16 →解決思考の意思疎通法(SDMIモデル) ✔ 「人を責めたり・・・」 ✔ 「ミスをうじうじ指摘したり・・・」 ✔ 「権力に任せの意思決定・・・」 平等な関係性 チーム全員の責任感 問題解決に向けたコミュニケーション
- 17. チームの自己組織化を阻むもの 17 ✔ 「人を責めたり・・・」 ✔ 「ミスをうじうじ指摘したり・・・」 ✔ 「権力に任せの意思決定・・・」 平等な関係性 チーム全員の責任感 問題解決に向けたコミュニケーション 解決思考の意思疎通法(SDMIモデル)
- 19. 解決思考に必要な考え方 19 ✔ チームが「意思決定の能力」を持つ ⚪) 結論に至る意識、敬意、選択に対する責任感 × ) 問題の詳細説明、やり抜く力、効率、スピード、外向性 解決思考を促すスクラムマスターのお仕事 ✔ 解決策を考えるよう導く(ゴールをはじめに意識) ✔ 問題を分析し、結論を出せるように促す ✔ 未来のために明確にすべき欲しいもの / 欲しくないもの を特定する 不快な状況をできるだ けさけ、また快適な日 常に戻す
- 20. 解決思考で意識したい5つのポイント 20 ✔ 目標：何を達成したいか ✔ 立場：何に対して責任を負っているのか？ 自分で意思決定できること / できないことは？ 自分にはどんなスキルがあるか？ ✔ 進め方：どうやって目標を達成するか？ ✔ 手法：敬意を持ち、明確で直接的なコミュニケーションを取るにはどう するか？ ✔ 時間：目標達成に必要な時間があるか？どのくらいの時間が必要か？ 期限はあるか？
- 21. 解決思考で意識したい5つのポイント 21 ✔ 目標：何を達成したいか ✔ 立場：何に対して責任を負っているのか？ 自分で意思決定できること / できないことは？ 自分にはどんなスキルがあるか？ ✔ 進め方：どうやって目標を達成するか？ ✔ 手法：敬意を持ち、明確で直接的なコミュニケーションを取るにはどう するか？ ✔ 時間：目標達成に必要な時間があるか？どのくらいの時間が必要か？ 期限はあるか？ ⚪) ポジティブ、達成したいこと × )ネガティブ、避けたいこと
- 22. 解決思考で意識したい5つのポイント 22 ✔ 目標：何を達成したいか ✔ 立場：何に対して責任を負っているのか？ 自分で意思決定できること / できないことは？ 自分にはどんなスキルがあるか？ ✔ 進め方：どうやって目標を達成するか？ ✔ 手法：敬意を持ち、明確で直接的なコミュニケーションを取るにはどう するか？ ✔ 時間：目標達成に必要な時間があるか？どのくらいの時間が必要か？ 期限はあるか？ ・目標達成の責任がチーム全体にあることを認識する ・目標実現のために必要な能力を誰が持っているか
- 23. 解決思考で意識したい5つのポイント 23 ✔ 目標：何を達成したいか ✔ 立場：何に対して責任を負っているのか？ 自分で意思決定できること / できないことは？ 自分にはどんなスキルがあるか？ ✔ 進め方：どうやって目標を達成するか？ ✔ 手法：敬意を持ち、明確で直接的なコミュニケーションを取るにはどう するか？ ✔ 時間：目標達成に必要な時間があるか？どのくらいの時間が必要か？ 期限はあるか？ ・進め方をみんなで相談する
- 24. 解決思考で意識したい5つのポイント 24 ✔ 目標：何を達成したいか ✔ 立場：何に対して責任を負っているのか？ 自分で意思決定できること / できないことは？ 自分にはどんなスキルがあるか？ ✔ 進め方：どうやって目標を達成するか？ ✔ 手法：敬意を持ち、明確で直接的なコミュニケーションを取るにはどう するか？ ✔ 時間：目標達成に必要な時間があるか？どのくらいの時間が必要か？ 期限はあるか？ ・明確に、直接的に (遠慮しない,わかりやすい表現で ) ・自分が「何を」「なぜ」求めているかを伝える
- 25. 解決思考で意識したい5つのポイント 25 ✔ 目標：何を達成したいか ✔ 立場：何に対して責任を負っているのか？ 自分で意思決定できること / できないことは？ 自分にはどんなスキルがあるか？ ✔ 進め方：どうやって目標を達成するか？ ✔ 手法：敬意を持ち、明確で直接的なコミュニケーションを取るにはどう するか？ ✔ 時間：目標達成に必要な時間があるか？どのくらいの時間が必要か？ 期限はあるか？ ・「必要な時間」「実際に使える時間」「期限」を明確にする
- 26. 5つのポイントは誰が実現するのか？ 26 ✔ チームメンバー同士の話し合い ✔ チームとスクラムマスターの話し合い ✔ チームとプロダクトオーナーの話し合い ✔ チームとマネージャーの話し合い ✔ チームとアジャイルコーチの話し合い
- 28. ケース1：プロダクトオーナーが優柔不断で困っている 28 ✔ 前提：チームメンバーの田中はチームが着手しようとしても、決まっていないことや 情報が足りないことが多いことにイライラしている。POに聞いても明確な意思がなく、 停滞してしまうことを課題と感じている。 ✔ 目標：チームが着手するタイミングで方向性が決まっていて欲しい。すぐ判断して欲 しい ✔ 立場：田中はチームではベテランメンバーで責任感ある立場 ✔ 進め方：田中との1on1 ✔ 手法：POへのアクションではなく、この時間で田中のアクションを決める ✔ 時間：30分
- 29. ケース2：マネージャーのマイクロマネジメント 29 ✔ 前提：チームメンバーの山田はマネージャーの細かな指示やちゃぶ台返しに疲弊 している。その上で自分の手柄かのように周りに話していることに飽き飽きしている ✔ 目標：チームに権限を移譲し、チームが評価される状態 ✔ 立場：山田はチームの若手メンバーで転職すら考えている ✔ 進め方：山田との1on1 ✔ 手法：マネージャーへのアクションではなく、この時間で山田のアクションを決める ✔ 時間：30分
- 30. ケース3：チームで働きたがらないベテラン 30 ✔ 前提：チームメンバーの古田はベテランメンバー。スクラムでの現状の開発方法だ と周りに足を引っ張られると感じている。そのため、チームのイベントは欠席しがち。周 りは強く言えない状態 ✔ 目標：古田とチームが納得した状態で開発を続ける ✔ 立場：古田はチームのテックリード。コミュニケーションが下手で高圧的で無口。 ✔ 進め方：チームのふりかえり ✔ 手法：古田、チームへのアプローチ ✔ 時間：60分
- 34. 解決思考で意識したい5つのポイント 34 ✔ 目標：何を達成したいか ✔ 立場：何に対して責任を負っているのか？ 自分で意思決定できること / できないことは？ 自分にはどんなスキルがあるか？ ✔ 進め方：どうやって目標を達成するか？ ✔ 手法：敬意を持ち、明確で直接的なコミュニケーションを取るにはどう するか？ ✔ 時間：目標達成に必要な時間があるか？どのくらいの時間が必要か？ 期限はあるか？
- 35. 自分の課題を5つのポイントで書いてみましょう 35 ✔ 目標：何を達成したいか ✔ 立場：何に対して責任を負っているのか？ 自分で意思決定できること / できないことは？ 自分にはどんなスキルがあるか？ ✔ 進め方：どうやって目標を達成するか？ ✔ 手法：敬意を持ち、明確で直接的なコミュニケーションを取るにはどう するか？ ✔ 時間：目標達成に必要な時間があるか？どのくらいの時間が必要か？ 期限はあるか？