今月の始めは良い天気で冬物が売れず、逆に月末に向かっての寒さが、用意した春の衣料類をダブルで直撃した。これは、百貨店に集中的に現れた。また、些細なことではあるが、1月4日が出勤となってしまったことを指摘しているウオッチャーも目につく。
今月は、地域を視点にすることを止め、景気DIのプロファイリングを重視することにした。特に地域別に質的な特徴をつかむには、サンプルが足りないこともある。もう一つは、日本人特有の中庸的な“変わらない”というマジョリティに隠くされた“変わっている”というメッセージのペルソナの抽出のもトライしたかったからである。
GDPのアウトサイド側の大宗は、言うまでもなく消費である。またそれもサービス業からもたらされる消費である。景気ウオッチャーは、そうしたサービス業従事者の現場からの、いわばエスノグラフィーデータである。もし、国家的政策や技術のイノベーションを企図するならば、ここからレイテントペインの仮説や問題の構造化、そのソリューションのためのサクセスストーリーを含む課題デザインに挑戦するための基礎とする必要がある。
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