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日本の「デジタル・アーカイブ」は
ガラパゴスか?:
諸外国の関連概念との比較と検証
【ウェブ公開版】
アート・ドキュメンテーション学会(JADS)
第8回秋季研究発表会
(2015年11月14日 東京・根津美術館)
天理大学(人間学部総合教育研究センター) 古賀 崇
Takashi KOGA (Tenri University)
Email:
Web: http://researchmap.jp/T_Koga_Govinfo
1
Is the concept of “digital archive” in Japan confined to the
Galapagos syndrome?: a thought with comparison to
related concepts around the world
Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
本日の内容
• はじめに:発表者の問題意識
• 英語圏での“digital archives”の概念と内容
– アーカイブズ学事典での記述
– 米国アーカイブズ界での理解:アメリカ・アーキビ
スト協会(SAA)2015年次大会参加を通じて
• 関連概念としての“digital heritage”“digital
collection”
• 日本での「デジタル・アーカイブ」理解
• まとめ
2Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
はじめに:発表者の問題意識
3Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
日本国内における
「デジタル・アーカイブ」の振興策
4Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
(ポット出版、2014年11月) http://archivesj.net/?p=715
「アーカイブ立国宣言」への批判
5
http://www.slideshare.net/takashikoga5439/ss-
46705493
(アカデミック・リソース・ガイド、2015年6月)
http://www.fujisan.co.jp/product/12816
95255/b/1226801/ Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
発表者の思い
• 日本での「デジタル・アーカイブ」の概念や考え
方そのものが対外的に届くものとなっているか
– もともと、日本での「デジタル・アーカイブ」は月尾嘉
男教授の発案に基づく造語としてつくられたもの
(後述)
– 「ガラパゴス」への懸念:「日本の文化資源(資産)
の対外発信」という発想で通じるのか
↓
• 諸外国(もっぱら英語圏だが)の関連概念との
比較と検証を試みる
6Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
用語の表記
• 基本的に「デジタル・アーカイブ」の表記で統一
– 論者によって「デジタルアーカイブ」の表記を用いて
いる場合は、それを踏襲
• 英語圏のものは“digital archives”と記述
– 日本での「デジタル・アーカイブ」と区別するため
7Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
英語圏での“digital archives”の
概念と内容
(1) アーカイブズ学事典での記述
8Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
取り上げる事典
• Duranti, Luciana;
Franks, Patricia C.,
eds. Encyclopedia
of Archival Science.
Rowman &
Littlefield, 2015,
454p.
– 「史上初の包括的
なアーカイブズ学
事典」を銘打つ
– 全154項目
9Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
“Digital Archives”の項目より
(執筆:Kate Theimer, p. 157-160.)
• (1) ボーン・デジタルの記録(records)の集積(コレクショ
ン)
• (2) デジタル化された資料の集積(コレクション) に対して
アクセスを提供するウェブサイト
• (3) ある事柄についての、さまざまな種類のデジタル化情
報を扱うウェブサイト(例:テキスト情報と画像資料が混
在したもの)
• (4) ウェブ上の「参加型」コレクション(利用者からの資料
提供に依拠するもの。“participatory archives”とも)
↓
• アーカイブズ専門職はもっぱら(1) の用法に依拠している
が、それ以外の人々は(2)(3)(4)の意で用いがち
10Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
英語圏での“digital archives”の
概念と内容
(2)米国アーカイブズ界での理解
11Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
“Digital Archives Specialist(DAS)”
• アメリカ・アーキビスト協会(SAA)
が2010年より運用する資格認定
制度
– http://www2.archivists.org/prof-
education/das
• 「デジタル環境下で、アーキビスト
としての役割を果たすことを保障
する資格」という位置づけ
• 昨年のJADS秋季研での筒井弥生
氏の発表を参照
12Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
SAA2015年次大会
(8/16-22、クリーブランド)
• 古賀の参加報告は
『カレントアウェアネ
ス-e』no. 289(国立
国会図書館メール
マガジン&ウェブ,
2015.10.1)に掲載
– http://current.ndl.g
o.jp/e1715
– 日本からも大会内
での発表あり
13Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
DAS講習会「digital archivesにおけるプラ
イバシー・秘匿性をめぐる課題」(8/17)
• 古賀の参加報告は
『人文情報学月報』
no, 50 後編(メール
マガジン,
2015.9.28)に掲載
– http://www.dhii.jp/
DHM/dhm50-2
14Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
米国アーカイブズ界としての
“digital archives”観
• Digital archives はボーン・デジタルの記録が前提
– 「収集アーカイブズ」も含まれる:ある人からコンピュータや
ハードディスクをまるごと受け入れるといった場合など
– 例:Salman Rushdie Papers(エモリー大学)
http://pid.emory.edu/ark:/25593/8zv36
• 「デジタル・フォレンジックス」の重要性
– コンピュータ上のファイルを復元する技術を指す
– 復元されたファイルについても、プライバシー・秘匿性を考
慮する必要がある
• 「今いる人・人々の日々の業務や活動」や、それを体現
する「ボーン・デジタルの記録」が、digital archivesに反
映される
– 決して過去の人・出来事に関するもの(価値が定まったも
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15Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
Salman Rushdie Papers(エモリー大学)より
• Rushdie氏が用
いたPC (Mac)な
どがそのまま
Born Digital
Materialsとして
受入・記述され
る
• ファイルへのア
クセスは所蔵館
内のみに限定、
要事前問い合
わせ
Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved. 16
http://findingaids.library.emory.edu/documents/rushdie1000/series11/
関連概念としての
“digital heritage”“digital collection”
17Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
Digital heritageの例
• ユネスコ「デジタル遺産保存に関する憲章
(Charter on the Preservation of the Digital Heritage)」
(2003)→松村(2004)の紹介・仮訳
– “文化、教育、学術、行政に関する情報だけでなく、
技術、法律、医学の分野などでデジタル形式により
作成された様々の情報、又は既存のアナログより
デジタル方式に転換されたものを包含”
• フランス国立図書館(BnF) (Oury, 2014)
– “Born-digital heritage”としての収集対象:e-book、
e-newspapers、ネット上の音声・動画を含めたウェブ
コンテンツ
18Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
Digital collectionの例
• 米国情報標準化機構(NISO)「優れたデジタル・
コレクション構築のための指針の枠組み(A
Framework of Guidance for Building Good Digital
Collections)」(2001~2007年に第3版まで刊行)
http://www.niso.org/publications/rp/framework
3.pdf
– “それ自体の発見・アクセス・利用を促進すべく選択
され組織化されたデジタル資料(digital object)から
構成されるもの”
• 主要な4要素:資料・コレクション・メタデータ・イニシアティ
ブ
• 図書館・文書館・博物館などに共通する取り組み
19Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
20
古賀によるNISO“Framework”の
枠組みの図示(出典:後掲書の拙稿p. 55.)
メタデータコレクション
資料
資料
資料
データ
ベース
イニシアティブ
メタデータ
メタデータ
メタデータ
Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
日本での
「デジタル・アーカイブ」理解
21Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
「デジタルアーカイブ推進協議会(JDAA、
1996-2005)」の「デジタル・アーカイブ」定義
• 1996年9月のパンフレットより(出典:後掲書の影山
氏の論考)
– “有形・無形の文化資産をデジタル情報の形で記録し、そ
の情報をデータベース化して保管し、随時閲覧・鑑賞、情
報ネットワークを利用して情報発信”
– 月尾嘉男教授の発案に基づく
↓
• 「アーカイブ立国宣言」など、ここ最近の「デジタル・
アーカイブ」に関する政策提言も、この定義を引き
ずっているのでは?
– 「文化資産」に重点を置く点など
22Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
『デジタル・アーカイブとは何か:理論と実践』
(勉誠出版、2015)での定義の例
• 影山幸一氏“デジタルデータの
複製にメタデータを付与したも
の(デジタル二次資料)”「デジタ
ルアーカイブ」の定義として)
• 江上敏哲氏“デジタル形式の資
料・情報・データ―契約によるe-
resourceや記事索引などの二次
的データを含む―などを蓄積・
集積・保存しユーザに提供して
いる仕組み全般”
↓
• 本書全体において、統一した定
義がなされているわけではない
Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved. 23
前掲書における海外からの寄稿
• 戴先明(中国航空工業文書資料館副館長)
「将来の電子文書館とその発展方法」(日本語
訳監修:古賀崇)
– 前述のEncyclopedia of Archival Scienceでは(1)=
「ボーン・デジタルの記録」にあたる事柄を扱う
• 中国の「電子文書」や「電子文書館」について
– 本書全体を見れば、この論考だけが「浮いている」
↓
• 日本内外の考え方のズレを如実に表す
Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved. 24
前掲書・拙稿「デジタル・アーカイブの
可能性と課題」における定義
(日本の状況を踏まえつつ)
• 「アーカイブ」=“図書館・文書館・博物館等の取り
組みをつなぐ「最大公約数」”
• 「デジタル・アーカイブ」=上記のアーカイブを基盤
として、“デジタル形式で(図書館・文書館・博物館
等における)資料を作成・構築・発信するしくみ”
↓
• 定義のねらい
– 「デジタル」が先に立つ傾向が強い日本の現状に対し、
まずは「アーカイブ」から理解・定義すること(「アーカイ
ブズ」との違いも含め)が必要
– 日本の「デジタル・アーカイブ」は、上述のような“digital
heritage”“digital collection” に通じるものがある
Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved. 25
拙稿 p.50より
Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved. 26
文書館 博物館
図書館
デジタル・アーカイブ
(デジタル・コレクション、
デジタル遺産)
アーカイブ
コレクション
遺産 記憶
証拠
…
まとめ
27Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
日本の「デジタル・アーカイブ」は
結局「ガラパゴス」か?
• 「立場によって意味は変わる」という点は、海外
でも変わりはない
• ただし、“digital heritage”“digital collection”とい
う関連概念やその意味を知っておく意義はある
はず
• 前述の事典における(1)~(4)のような用法の違
いを意識した上で、「人を見て法を説く」ことが大
事
– 相手方がどのように「アーカイブ」「デジタル・アーカ
イブ」を捉えているかを把握しつつ発信
28Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
さらに、古賀の考えとして
• 日本国内においては「アーカイブズ」概念、およ
びその基礎を成す「記録(records)」の概念の浸
透を図っていくことこそが必要
– 「アーカイブ」概念のあいまいさゆえ
• 「アート・ドキュメンテーション」とのつながり
– 「提示・公開された作品」と「作品の完成に至るまで
の過程を示すもの(「記録」に近い)」との相違点や
関係性への留意が必要
Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved. 29
Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved. 30
提示・公開
された作品
過程を
示すもの関係性
アート・ドキュメンテーション
予告
(前の図の考えを別の角度から考察)
• 情報ネットワーク法学会 第15回研究大会(北九
州国際会議場、2015年11月28・29日)
– 古賀の個別発表「「政府情報論」の試み:教育・研究
の観点から」(29日)
• 第12回情報プロフェッショナルシンポジウム
(INFOPRO2015、科学技術振興機構東京本部、
2015年12月10・11日)
– 古賀のポスター発表「政府情報のデジタル・アーカイ
ブ:米国の動向と日本への示唆」
Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved. 31
主要参考文献(上記の言及分以外)
• Charter on the Preservation of Digital Heritage.
UNESCO, Oct. 15, 2003.
http://portal.unesco.org/en/ev.php-
URL_ID=17721&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=2
01.html
• 松村多美子. デジタル資料保存の国際的イニシアチ
ブ:ユネスコのデジタル遺産保存憲章. 情報管理.
2004, vol. 47, no. 7, p. 471-475.
http://doi.org/10.1241/johokanri.47.471
• Oury, Clément. Preservation of born-digital heritage at
the National Library of France. Paper presented at IFLA
WLIC 2014 (UNESCO Open Session), Aug. 2014, 2p.
http://library.ifla.org/959/
Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved. 32
主要参考文献(続き)
• Cunningham, Adrian. Digital curation/digital archiving:
a view from the National Archives of Australia.
American Archivist. 2008, vol. 71, no. 2, p. 530-543.
http://americanarchivist.org/doi/abs/10.17723/aarc.71
.2.p0h0t68547385507
• 森本祥子. (コメント3)伝統的アーカイブズとデジタル
アーカイブ:発展的議論を進めるために. アーカイブズ
学研究. 2011, no. 15, p. 55-60.
• 後藤真. “アーカイブズからデジタル・アーカイブへ:
「デジタルアーカイブ」とアーカイブズの邂逅.”アーカイ
ブのつくりかた:構築と活用入門. NPO法人知的資源
イニシアティブ(編). 勉誠出版, 2012, p. 103-116.
Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved. 33
ありがとうございました
• 本発表は下記によ
る成果の一部です。
– 平成25-27年度科学
研究費助成事業
(JSPS)若手研究(B)
「オープン・ガバメン
ト時代の政府情報
アクセス制度・政策
と図書館・文書館等
の役割」(課題番号
25730191、研究代
表者:古賀 崇)
34Copyright (C) 2015 Takashi Koga. All Rights Reserved.
↑ もうひとつの推薦書
(Society of American Archivists, 2015)

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