精神科病棟の特徴について、医学生や看護学生などの医療系学生や精神科病棟に勤める医療者が知るべきことを講義やYouTubeで解説するのに使用した資料です。講義やレクチャーでの資料OKです。

2. 精神科病棟

3. 入院の目的
• 治療や検査のため
例1)電気けいれん療法
例2）妄想が強くて入院でないと薬を開始できない
• 保護のため
例３）昏迷で食事を摂れない
例４）妄想に左右され不穏

4. 精神保健福祉法
に基づく入院
任意／医療保護／措置など
内科病棟の一部を精神科で使ってるだけの病院もあり、
その病棟は内科同様の入院

5. 病棟の出入り口が
常時施錠されている
閉鎖病棟
一日8時間以上開放されている
開放病棟

6. 病棟の出入り口
出入りの管理するため
施錠できる
施設によっては扉が二重だったり
見えない場所を減らす鏡がついていたり

7. 実習／研修の方へ
病棟から出ようとする人、
または、入ろうとする人がいたとき
閉まっている病棟のドアを
勝手に開けない！
開閉はわかる医療スタッフ
に任せて！

8. 病棟の出入りにつき
ノートなどに名前・時間など
記録する病棟も多い

9. •ナースステーション
•面談室や浴室、処置室など
観察が行き届かない部屋
施錠されてるのが一般的

10. 実習／研修の方へ
鍵が閉まっていたところを
開けっぱなしにしない！
離院や自傷などのリスク

11. 物品

12. 鍵をよく持ち歩く
紛失したら病棟すべての鍵交換が必要
紐やチェーンなどで紛失防止

13. 実習／研修の方へ
鍵を預かったら
ぜったい紛失しない
策をとって！

14. 精神科の医療者は多くが
•ハサミ
•首から吊り下げる物
を持ち歩かない
持ち歩く際には扱いに注意

15. 特に突発的な出来事が起こ
りうる状況
• 物理的な距離に配慮
• 危険が起こりうる状況を背
にしない
• 複数で行動したり助けを呼
べる状況を確保したり

16. 患者の物品管理
入院時や必要と判断した
ときに荷物を確認
金属探知機を使用する施設も

17. 患者の物品管理
• 刃物、刺さる物：ハサミなど
• 割れる物：ビン、陶器のコップ、鏡
• 索状物：ベルト、コード類

18. 実習／研修の方へ
物品の持ち込みや管理に
ついて要注意！
勝手に渡したり貸したり
しないで！

19. 病棟管理の物品
ハサミ、鍵、体温計など
毎日や各勤務帯で
数えることも

20. 消毒用アルコール
ないところが多い
アルコール依存症や妄想などで口
にすることを避ける

21. 公衆電話
非人道的な医療が行われているとき、
入院に異議があるときに連絡する
精神医療審査会への
連絡先が貼ってある

22. 割れない鏡
割って危険物にならないよう
フィルムや金属の鏡を使用

23. フックがない
物をかけるところが少なく
あっても体重がかかると外れる
構造

24. トイレの個室
足元があいていたり
緊急時に外から開けられたり
→完全な密室を作らない

25. 精神診療
プラチナ
マニュアル