主に小児科が関わることの多い疾患ですが、精神症状が生じることもあるので知っておきたいウィルソン病について精神科医の私が理解できた範囲でYouTubeで解説するのに使用した資料です。講義・レクチャーでの使用OKです。

2. 銅を
排泄できない
病気

3. 肝臓、脳、眼に
銅の異常な蓄積

4. 銅の蓄積で
神経障害
肝障害

5. 発症年齢は
13歳〜若年成人
男女差なし

6. 常染色体
潜性遺伝病
常染色体劣性遺伝

7. 肝硬変
肝炎
肝不全
肝移植が必要となることも

8. 羽ばたき振戦
が生じる人もいる

9. 眼の角膜に銅が沈着し
眼に金色の斑点状の
輪が出現
Kayser-Fleischer輪

10. 構音障害
振戦
などの
神経学的症状

11. 痙縮 筋固縮
流涎 嚥下障害
が生じる人もいる

12. 異常な筋緊張
ジストニア
首や体幹を
ねじるような動き

13. けいれん発作
を起こすことも

14. 様々な精神症状
が生じうる

15. 人格変化
過敏さ、苛立ちやすさ
セックスに夢中になり
通常の社会的抑制を失う患者もいる

16. 気分障害
特にうつ病
希死念慮など

17. 幻覚や妄想

18. 緊張病
カ タ ト ニ ア

19. 認知機能障害

20. 様々な精神症状
が生じうる

21. 肝生検
で確定診断

22. 検査
MRIで脳に
異常がみつかることも

23. 肝臓と大脳のレンズ核が
変性する病気
肝レンズ核変性症
ともいう

24. 検査
肝機能検査で
肝酵素や血清ビリルビン
の異常

25. 尿の銅が
高値

26. 銅を運び出せず血清の
銅が低値
銅をもつ糖蛋白
セルロプラスミン
が低値

27. 治療で
QOLや症状が
改善しうる
重度の症状でも積極的治療で回復しうる

28. 食事療法
銅が少ない食事

29. 薬物治療
D-ペニシラミンなどの
銅のキレート薬

30. モリソン先生の
ルールアウト
精神症状の潜む
身体疾患６６