パニック症（パニック障害）について講義やYouTubeで解説するのに使用した資料です。講義での使用OKです。

2. 閉所や人ごみなどを恐れる
広場恐怖
動悸や呼吸困難感を伴う恐怖に
突然、襲われる
パニック症
人前を恐れる
社交不安症
いろいろ不安な
全般不安症
保護者から離れられない
分離不安症
高所恐怖や動物恐怖など
限局性恐怖症
学校などで話せなくなる
選択的緘黙

3. パニック発作
急な恐怖感とともに
ドキドキしたり
息苦しくなったり
死にそうになったり
寒気がしたり火照ったり
胸痛や腹痛が生じたり
気が遠くなったり……

4. パニック発作
4つ以上
現実感が失われる
ほてったり、ゾッと寒気がしたり
息切れ、息苦しさ
窒息感
胸部不快感、胸痛
腹部不快感、腹痛
発汗
ふらつき感、めまい、気が遠くなる感じ
心臓の症状（ドキドキ）
ふるえ、身震い
コントロールを失うことへの恐怖、気が
狂うことへの恐怖
異常感覚（麻痺やうずき）
死への恐怖

5. パニック発作
突然に始まり
数分でピーク
数十分で軽快

6. パニック発作
生涯に2～6%
が経験

7. きっかけなく
パニック発作を繰り返すのが
パニック症＝パニック障害

8. パニック症は青年期から増え
成人期にピーク
男より
女に多い

9. 予期不安
いつ起きるかわからない
パニック発作を恐れる

10. パニック症は
人ごみ・列に並ぶこと
閉鎖空間
閉所
公共交通機関
単独外出、だだっ広い場所や
を恐れる
広場恐怖をよく伴う

11. 成人では脅威、人間関係、健康問題
小児では虐待、離別
がパニック症の背景に多い
Klauke, Depress Anxiety, 2010 PMID: 20112245
安全、人、健康などの
喪失がパニックの
引き金に多い

12. パニック症83名、35%CO2吸入
61.4%でパニック発作
Nardi et al., Hum Psychopharmacol, 2007 PMID:17407170

13. パニック症28名
カフェイン480mg摂取
60.7%でパニック発作
Nardi et al., Psychiatry Research, 2009 PMID:19698996

14. 不安症を考える上で
心因よりも脳機能異常
と考えるべき
大脳辺縁系（特に偏桃体）の機能異常が存在

15. パニック症の治療
•SSRI（抗うつ薬）
•抗不安薬（ベンゾジアゼピン）
•認知行動療法

16. 強迫症