なぜ今、ドラッカーか。ブームも一段落を終え、それでもなお多くのビジネスマンが手にする教科書となっている同氏の原書や解説本。和訳は難解だが、それぞれの解説本が工夫をこらしているので、新しい読者にとって、学べる機会は一層多くなっていると言えるだろう。教養の力で、自分を変え、自分の組織の変化に貢献することが、今日の社会が進歩する原動力となっている

1. ドラッカー
が教えてくれるもの

2. 教養としてのドラッカー
事業の目的はたった一つ。
それは顧客の創造だ
人は、
誰かのために
生きる。
社会の中で
組織を通じて
誰かに貢献する
＝企業
＝顧客創造

3. 企業の機能は二つだけ。
顧客のニーズを満たし、従来
できなかったことを実現すること。
誰かに貢献する
教養としてのドラッカー
＝顧客創造
＝マーケティング
＝イノベーション

4. 企業の使命を定める上で、
ニーズこそが企業のあり方を決める
教養としてのドラッカー
顧客創造
マーケティング
イノベーション
経営資源
生産性
利益
社会的責任

5. 教養としてのドラッカー顧客創造
（我々は誰のために、何のために）
マーケティング
イノベーション
経営資源
生産性
利益
社会的責任

6. 人材資源に、生産的かつ
意欲的に働いてもらう
教養としてのドラッカー顧客創造
（我々は誰のために、何のために）
マーケティング
イノベーション
経営資源
生産性
利益
社会的責任

7. 教養としてのドラッカー顧客創造
（我々は誰のために、何のために）
マーケティング
イノベーション
経営資源
生産性
利益
社会的責任
人材
チャレンジ性のある仕事で、
公正な評価があり、
継続的に成長できる
モチベーション

8. 教養としてのドラッカー顧客創造
（我々は誰のために、何のために）
人材
人材資源に、生産的かつ
意欲的に働いてもらう
人（の強み）を束ねて、
組織として機能させる。
真摯であることをもって
組織の成果に責任をもつ。
それがマネージャー
モチベーション
適材適所 挑戦的目標
情報公開 意思決定に参加

9. 教養としてのドラッカー顧客創造
（我々は誰のために、何のために）
人（の強み）を束ねて、
組織として機能させる。
真摯であることをもって
組織の成果に責任をもつ。
それがマネージャー
組織：
組みして
織りなす
モチベーション
組織の細分化 上下関係の厳格化
関心事のズレ 成果の誤った評価
共通言語と共通理解の上にこそ、コニュニケーションは成り立つ。
相手の分かる言葉で、関心を引くように、要求すべき内容を伝える。

10. 組織：
個々人の
強み
教養としてのドラッカー
誰かを喜ばせることは
社会貢献となる

11. マネジメントの役割
社会の中でマネジメントこそ、その中核
リーダシップ：
1. 自らの強みに気付き、
2. その強みによって自ら変化を作り出し、
3. それによって覚えてもらう（=社会への貢献を指す）

12. マネジメントの役割
社会の中でマネジメントこそ、その中核
リーダシップ：
1. 自らの強みに気付き、
2. その強みによって自ら変化を作り出し、
3. それによって覚えてもらう（=社会への貢献を指す）
企業（事業）の存在意義：
1. 顧客は誰か（=顧客を創造する）、
2. 顧客はどこにいて何を買うのか、
3. 何の価値を見出してくれたのか

13. マネジメントの役割
社会の中でマネジメントこそ、その中核
リーダシップ：
1. 自らの強みに気付き、
2. その強みによって自ら変化を作り出し、
3. それによって覚えてもらう（=社会への貢献を指す）
企業（事業）の存在意義：
1. 顧客は誰か（=顧客を創造する）、
2. 顧客はどこにいて何を買うのか、
3. 何の価値を見出してくれたのか

14. マネジメントの役割
自ら変化を作り出す
顧客を創造
• 予期せぬ成功と失敗を観察
• ギャップを探す
• ニーズを深耕する
• 産業・人口構造の変化に注目
• 認識の変化、新しい知識
マネジメント

15. マネジメントの役割
自ら変化を作り出す
顧客を創造
• 予期せぬ成功と失敗を観察
• ギャップを探す
• ニーズを深耕する
• 産業・人口構造の変化に注目
• 認識の変化、新しい知識
マネジメントイノベーション

16. マネジメントの役割
自ら変化を作り出す
顧客を創造
マネジメントイノベーション
市場の
機会
人の
強み
組織の
成果

17. マネジメントの役割
市場の
機会
人の
強み
組織の
成果
• 目標を設定する
• 誰が何を担当するかを「組織する」
• 動機付けとコミュニケーションでチームをつくる
• 評価をする
• 自分自身を含めて、人材を育成する
リーダーに必要な資質は
真摯さ（Integrity）
失敗を恐れず、実践を繰り返し、
強みを機会へと絞り込んでいく

18. 市場の
機会
人の
強み
プロフェッショナル：
1. 自分の専門領域を自分で決め、
2. 組織に依存することなく、
3. 自分の専門性を発揮できる職務に就くことを望む
プロフェッショナルは、知恵を
もって組織・社会に貢献する。
彼らを活かすためには：
• 目的を定義しておく
• 目的に集中させる
• 仕事を分類してあげる
マネジメントの役割

19. 時間を
体系的に使う
「期待」を
意識する
自分の強み
から考える
「最優先」の
仕事を優先
手順を
明確にする
エグゼクティブの役割
人並みの能力で十分。
５つの習慣で成果を上げる
「期待」を
意識する

20. エグゼクティブの役割
時間を
体系的に使う
時間は蓄積もで
きず、金で買う
ことも借りること
もできない
組織の連携が
滞ってしまうと
浪費
多すぎる
人間関係の
調整で浪費
非生産的な
会議が多くて
浪費
社内の問題で忙殺・浪費されてしまい、
成果は社外で生まれることを忘れがち。

21. エグゼクティブの役割
自分にはどんな
効果ができるか
業績を
伸ばす
価値を
高める
人を
育てる
「優秀」 肩書や権限の成約
上司・部下任せ 「頑張った」と自己満足
「期待」を
意識する

22. 成果を
要求できる
エグゼクティブの役割
業績を
伸ばす
価値を
高める
人を
育てる
特に会議のあり方は、目的を明確にし、「必要」な人だけを集め、全員
の行動を「挑戦」的なものに変える。参加者全員が発言・関与すべき。
自分の強み
から考える
「最優先」の
仕事を優先
成果のでなかったことを
思い切って「止める」

23. エグゼクティブの役割
手順を
明確にする
会議において注意すべきことは、拙速に物事を決めること。特に、満場
一致の場合は注意。異なる意見との比較から見えてくるものがある。
1. 問題の正体。
2. 決断の前に果たすべきこと。
3. 適切な「妥協」を慎重に検討。
4. 決定を行動に移すステップ。
5. フィードバックの仕方。

24. エグゼクティブの役割
手順を
明確にする
自分の強み
から考える
「最優先」の
仕事を優先
「期待」を
意識する
時間を
体系的に使う
現場のプロフェッショナルに決めさせ、
社内の障害を取り除き、成果を要求する