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構造主義医療の挑戦健康増進の行く末
- 2. 自己紹介
1986年 自治医大卒
同年 名古屋第二赤十字病院研修医
1988年 作手村国保診療所
1992年 自治医大地域医療学
1995年 作手村国保診療所
2003年 社)地域医療振興協会
東京北社会保険病院臨床研修セ
ンター
2011年 武蔵国分寺公園クリニック
専門領域 構造主義医療
- 9. 健康が失われる
腰が痛い
血圧が上がる
2つの違いについて考えてみよう
腰の痛みによって健康の喪失を体験でき
る
血圧上昇による健康の喪失は現時点では
体験できない。将来の脳卒中によって体
験されるかもしれない
- 36. 現象とコトバ
現象は記述できるか
記述できない
現象は時間を含む変なる物
コトバは時間を抜いた不変なる物
しかし、現象はコトバで記述される
血圧が140mmHg以下に下がった
• 変なる現象である健康増進を不変のコトバで記述
- 37. そして、「私」、あるいは観察
者
現象
私が観察した現象
コトバ
私が発したコトバ
現象も、コトバも私から逃れることはで
きない
現象も、コトバも観察者に依存する
量子力学:電子は波か、それとも物質か