More Related Content
Similar to ITサービス運営におけるアーキテクチャ設計 - 要求開発アライアンス 4月定例会 (20)
More from Yusuke Suzuki (12)
ITサービス運営におけるアーキテクチャ設計 - 要求開発アライアンス 4月定例会
- 11. ITサービス運営のモデル
10
名前 概要 実例
構造 • ソフトウェアの構造 フレームワーク
ドキュメント体系
プロセス • ソフトウェア開発プロセス
や手順
アジャイル
ウォーターフォール
機能 • ソフトウェアの提供する機
能
機能要件
ITサービス • 機能が動作した状態 非機能要件
サービス • 企業が提供するサービス 商品/サービス
満足度 • ユーザーの感じる満足度
• 人それぞれ異なる
- 21. Openthology 5つのプリンシプル
• 1.ビジネス主導によるIT化
– 業務の姿にITを合わせること
• 2.効果検証型プロセスの導入
– 最低1ヶ月に1回はモデリング効果を検証する
• 3.検証可能なビジネスモデル
– 概念モデルをビジネスフローで検証する
– ビジネスフローをプロトタイプで検証する
• 4.ビジネス担当主導のビジネスモデリング重視
– 現場のビジネスナレッジを重視したボトムアップアプローチ
• 5.フレキシブル・ビジネスモデリング
– スピーディかつ状況に応じてビジネスモデリングを行う
20
- 22. Openthology 7つのプラクティス
• 1. 勇気
– 問題を発言する勇気を持とう
• 2. オープン
– 業務問題点をオープンにする環境と人を形成
• 3. 成功は失敗から
– 失敗を隠さない。業務問題を抱えていた部署が新たな改善策を提案する文化を
築こう
• 4. スピーディなビジネス改善と公開
– 改善できるものは即改善、改善したら即公開
• 5. 目的を理解したモデリング したモデリング
– ビジネスモデリングはモデリングの目的を理解して初めて実践できる
• 6. モデリングの価値
– モデリングによる視覚化・共有化こそが、ビジネス改善の第一歩
• 7. ペアモデリング
– 常にモデルの共有化を図り、最低でもペアでモデリングすること
21
- 40. マネジメントの基本
• ちなみにPMBOK
39
立ち上げ 計画 遂行 コントロール 終結
統合 計画策定 計画実行 統合変更管理
スコープ
(目的と範囲)
立ち上げ スコープ計画/定義 スコープ検証/変更管理
時間(期間) アクティビティ定義/順序設
定/期間見積
スケジュール作成
スケジュールコントロール
コスト(予算) 資源管理
コストの見積/予算化
コストコントロール
品質 品質計画 品質保証 品質管理
人的資源 組織計画
要員調達
チーム育成
コミュニケー
ション
コミュニケーション計画 情報配布 実行報告 完了手続き
リスク リスク・マネジメント計画
リスク識別
定性的/定量的リスク分析
リスクの監視・コントロー
ル
調達 調達/引合計画 引合
発注先選定
契約管理
契約完了
計画 実行 調整
- 52. マイクロサービス
• Microservicesの9つの特徴
– Componentization via Services/サービスによるコンポーネン
ト化
– Organized around Business Capabilities/ビジネスケイパビリ
ティに基づく組織化
– Products not Projects/プロジェクトではなくプロダクト
– Smart endpoints and dumb pipes/スマートなエンドポイント
と単純なパイプ処理
– Decentralized Governance/分散ガバナンス
– Decentralized Data Management/分散データマネジメント
– Infrastructure Automation/インフラの自動化
– Design for failure/フェイルを前提とした設計
– Evolutionary Design/進化的な設計
51
- 56. IT/ソフトウェア品質特性
• 8つの品質特性と31の副特性
55
品質特性 品質副特性
機能適合性 完全性、正確性、適切性
性能効率性 時間効率性、資源利用性、キャパシティ
互換性 共存性、相互運用性
使用性
適切度認識性、習得性、運用性、ユーザエラー防止性
ユーザインタフェースの快美性、アクセシビリティ
信頼性 成熟性、可用性、障害許容性、回復性
セキュリティ
機密保持性、インテグリティ、否認防止性
責任追跡性、真正性
保守性 モジュール性、再利用性、解析性、変更性、試験性
移植性 順応性、設置性、置換性
「情報システム/ソフトウェアの品質メトリクスセット」経済産業省 ソフトウェアメトリクス高度化プロジェクト
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/joho/cloud/2011/11_04.pdf
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/joho/cloud/2011/11_03.pdf
- 57. 56
品質特性 特性の概要 副品質特性 概要
機能適合性
実装された機能がニーズを満たす
度合
完全性 ニーズを機能がユーザの目的やタスクを包含している度合
正確性 必要な精度で正確な結果を与える度合
適切性 機能が定められたタスクや目的を円滑に遂行する度合
性能効率性
システムの実行時の性能や資源効
率の度合
時間効率性 実行時のシステムの応答時間、処理時間などの処理能力の度合
資源利用性 実行時に使用する資源量や種類
キャパシティ 要求を満たすための製品やシステムのパラメータの最大許容値
互換性
他製品やシステムと機能や情報を
共有、変換できる度合
共存性 他製品へ負の影響を与えず、共通の環境や資源を共有して効果的に実行する度合
相互運用性 2つ以上の製品やコンポーネント間で情報を交換、利用できる度合
使用性 効果的、効率的に利用できる度合
適切度認識性 ニーズに適した利用かどうか認識できる度合
習得性 システムの使い方の学習ができる度合
運用性 運用や管理のしやすさの度合
ユーザエラー防止性 誤操作しないように保護する度合
ユーザインタフェースの快
美性
ユーザインタフェースが親しみがあり満足感のある応答ができる度合
アクセシビリティ 幅広い層の特徴や能力を持つ人々が利用できる度合
信頼性
必要時に実行することができる度
合
成熟性 通常時に信頼性のニーズを満たす度合
可用性 必要時に運用、接続できる度合
障害許容性 障害時に運用できる度合
回復性 障害時にデータやシステムが回復したり再構築できる度合
セキュリ
ティ
不正にアクセスがされることなく、
情報やデータが保護される度合
機密保持性 許可された者のみがアクセスできるようデータを保証する度合
インテグリティ プログラムやデータへの変更において未許可なアクセスを防止する度合
否認防止性 イベントやアクションの発生を証明する度合
責任追跡性 エンティティの実行が唯一であることを証明する度合
真正性 リソースや物事の身元が要求されたものであることを証明できる度合
保守性
効果的、効率的に保守や修正がで
きる度合
モジュール性 変更による他コンポーネントへの影響が最少で済むよう、独立したコンポーネントで構成される度合い
再利用性 他のシステムや資産を構築する際に利用できる度合
解析性 変更部分や障害原因の特定のために診断したり、変更による影響を評価する際の効果性、効率性の度合
変更性 欠陥や品質の低下なく変更が効果的、効率的にできる度合
試験性 テスト基準を確立し、評価するために実行する際の効果性、効率性の度合
移植性
効果的、効率的に他のハードウェ
アや実行環境に移植できる度合
順応性 別のもしくは進化したハードウェアやソフトウェアや他の運用環境に効果的、効率的に順応できる度合
設置性 正しくインストール、もしくはアンインストールする際の効果性、効率性の度合
置換性 同一の目的、環境下で他のソフトウェア製品に置換(リプレース)できる度合
「情報システム/ソフトウェアの品質メトリクスセット」経済産業省 ソフトウェアメトリクス高度化プロジェクト
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/joho/cloud/2011/11_04.pdf
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/joho/cloud/2011/11_03.pdf