ITの社会実験から社会実装へ　~コロナ対策に見る中国の『リープフロッギング』~

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織田一彰
シリアルアントレプレナー
経営コンサルタント
スローガン（株）共同創業者
名古屋大学他の客員教授
川ノ上和文
(株)エクサイジングジャパン CEO
翼彩創新科技(深セン)有限公司
天次科技(深セン)有限公司総経理
（オンラインセミナー）ITの社会実験から社会実装へ
－コロナ対策に見る中国の『リープ・フロッギング』ー
4月19日（日）14:00-15:30

＜本日のAgenda＞
（１）イントロダクション
（２）現在と今後の中国は？（織田）
（３）現場から見た中国（川ノ上）
（４）質疑応答（参加者、川ノ上／織田）

#Serial Entrepreneur #Professor #Consultant
#Investor #Athlete #Mathematics #Keynote Speaker,,
-ケイ・コンサルティング (CEO)
-名古屋大学（客員教授）
-スローガン株式会社（共同創業者 & Executive Fellow）
-IITカラグプル、インド理科大学院、インド経営大学院、
IITハイデラバード、シンガポール国立大学、
バンドン工科大、インドネシア大等（客員講師）
-各国スタートアップイベント等のKeynoteスピーカー
Kazuaki ODA (織田一彰)

1997 July
＠AC (Chicago)

National University of Singapore
(NUS)

Tokyo University

Beijing University

Indian Institute of Technology
Kharagpur

NATCON2019 @Bangalore

台湾

香港

深セン

上海

北京

Does China continue to grow economically
and become 2 big superpowers with USA?
中国は今後も経済成長を続け、
アメリカと並ぶ2大大国となるか？

日本人の中国に対する印象（例）
・とにかくどこに行ってもたくさんいる
・街はあまりきれいではない
・プロダクトやサービスの質が悪い
・勉強はできる
・スタートアップの数がものすごく多い
・都市と地方の格差が大きい
・話す声が大きい
・言うことが大きく誇張が多い
・偽物が多い
・ベンチャーは活発だ
・お金持ちがかなりいる
・世界中にたくさん分散している
・空気を読まない

＜世界のユニコーン企業（国別）＞（2019年9月）
•1位：アメリカ 151社
•2位：中国 82社
•3位：イギリス 16社
•4位：インド 13社
＜ユニコーン企業上位＞
•1位：中国 / バイトダンス（Bytedance）企業価値：750億ドル
•2位：米 / ウーバー（Uber）企業価値：720億ドル ※
•3位：中国 / 滴滴出行（Didi Chuxing）企業価値：560億ドル
•4位：米 / ウィーワーク（We Company）企業価値：470億ドル
•5位：米 / エアビーアンドビー（Airbnb）企業価値：293億ドル

Global Unicorn Club https://www.cbinsights.com/research-unicorn-companies

アメリカ
(トランプ)
中国
(習近平)
EU
(メルケル)
日本
(安倍)
ロシア
(プーチン)
インド
(モディ)
ポジティブ要因
最強の軍隊、世界最大の市場規
模、タレントの集積、シェールガ
ス・オイル、決済通貨のドル
巨大な潜在市場、(14億人)、
IT/ドローン/AI人材と技術、
一帯一路戦略、トップダウン戦略
巨大な市場、高い教育水準、
高い技術水準、教育された社員
高い生産技術、
安定した社会基盤、
高い教育水準
豊富な天然資源、
強力な軍隊、
高い科学水準
巨大な潜在市場(14億人)、
IT開発に強み、豊富な IT人材、
安定した農業、英語が話せる
ネガティブ要因
双子の赤字（財政／貿易）、
国債の大量発行、国内の教育、
分断された社会、人種問題
経済成長の失速、米中貿易戦争、
内政問題、香港/台湾問題、
不良債権、少子高齢化、環境問題
政治的不安定、
不安定なユーロ、域内格差、
ナショナリズム台頭、テロ多発
人口減少、
超高齢化社会、
巨額の財政赤字
頭脳流出、
遅れる工業化、
資源への過度な依存
非効率な民主主義、
国内の貧富の差、貧弱なインフラ、
国全体の教育水準
<各国の状況>

http://worldpopulationreview.com/

（2000-2023:IMF, 2018, 2050estimates:PwC 2017）
GDP(PPP) of Japan, Indonesia, China, India, US

＜結局中国はどうなる？（ポジティブ要因）＞
・トップダウンでのメリハリの利いた国策により、いくつかの分野で
世界をリードし先進国を味方につけ始める
・巨大な需要をバックに経済は安定して成長し、１０年以内に
アメリカのGDPを抜き世界一となる
・厳しい国内教育の競争は新しい才能をどんどん生みだし、
特に新しい分野では技術的に差別化していくことになる
・民主化への移行が平和的に行われ、やがて欧米とほぼ
同様の豊かさを国民が享受する
・特にITの世界で様々な機能のプラットフォームを独占し、
業界のルールを決める立場になる

＜結局中国はどうなる？（ネガティブ要因）＞
・経済成長が失速し、格差、環境問題、人権問題など
これまでの矛盾が顕著になり急速に国内が安定しなくなる
・台湾または香港が独立し、ウイグル、チベットなど
他の地域もそれに追随して独立運動を展開する
・不動産や株式の不良資産がはじけ不況に陥る
・IT化や機械化がすすむ一方で一般労働者の職業習得が
追いつかず中間層不在の失業問題が恒常化する
・シェアを持つ既得権益企業が新しい企業や産業の
成長をさまたげ、結果として国際競争力を失う
・軍部が暴走し、特に地方の軍隊が地方の独立運動を支援する
・少子高齢化が日本の１０倍以上の規模で来るため、
労働力不足と税源不足で国内が混乱する

＜直近の重要テーマ（織田）＞
・国内の不良債権顕在化による経済の混乱
・5G（新世代の通信）における標準化や機器のシェア
・台湾または香港の独立
・人民元の為替レート（高すぎても安すぎてもダメ）
・中国政権内部でのクーデターや派閥争い
・人民の権利意識の高揚による民主化や個人保護の動き
・エネルギーと環境問題
・都市と地方の格差と制度の是正
・軍部と中央政府の掌握合戦
・世界各地での反中国運動

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名古屋大学他アジアで起業講座を持つ
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コロナ危機から回復しつつある中国を支える
テクノロジーとサービスについて現地の話をお話します。

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