ソーシャルメディアイノベーション
          もしも幕末にTwitterがあったら


                杉浦直樹@naokis
               枝松利幸@ChocoMarch



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本日の内容

• 共通認識
 – EGMは社内SNSだけではない。
 – 社外の交流も含めてEGMである。


• 主な論点
 – 今の世の中と幕末は似ているのか?
 – EGMは時代の変化に合わせて、どう変わっていくか?
 – ソーシャルメディアを従業員に使わせるための準備を、
   企業がする必要はあるか?



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今の世の中と幕末は似ているのか?
早速ですが・・・
                                                                                ジャストブレイク
            もし、幕末にTwitterがあったら、
          幕末はどうなっていたでしょうか?

• この思考実験は、Twitterの本質的な意味を考えていた
  だくために設定しました。

• 維新は起きた? 龍馬は活躍できなかった?

• 皆さんはどう思われますか??

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幕末と現在の比較

            幕末                                                 現在

                                           グローバルフラット化
黒船来航・開国
                                           日本の国際競争力の低下

開国論 vs 鎖国論                                 自由化 vs. 規制強化

開国派(薩長) vs. 佐幕派                            海外市場重視 vs. ガラパゴス

雄藩(薩長)の海外交流                                有力企業の海外進出

雄藩を支える下級武士の活躍                              ビジネスパーソンの活躍

                  幕末と現在は、類似点が多い

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現状認識:19世紀・20世紀・21世紀


    世紀                             テクノロジー


19世紀(国家の世紀)
                                 手紙
                              電気通信の幕開け

20世紀(企業の世紀)
                                     放送
                                   マスメディア

21世紀(個人の世紀)
                               インターネット
                              ソーシャルメディア


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つまり、冒頭の問いの一つの考え方は・・・

                    Twitter ≒ 坂本龍馬
                                                                                ジャストブレイク




• つまり、Twitterの本質的な意味は、
  「目指す方向を共有できる仲間を緩やかにつなげるツー
  ル」と捉えると良いのかもしれません。
                     ↓
            Twitterがあったのならば、
 坂本龍馬の活躍は今とは違っていたかもしれません



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EGMは時代の変化に合わせて、
   どう変わっていくか?
現状認識:企業のパラダイムシフト

                          20世紀                                21世紀
生産手段の所有者                               企業                             知識労働者
企業と労働者の関係                           従属関係                            相互依存関係
雇用形態                               フルタイム                       多様な雇用形態(フ
                                                               ルタイム/パートタイ
                                                                ム/契約社員)
経営資源                          全て傘下に持つ                             アウトソーシング
市場の主導権                               供給側                                 顧客側
技術と産業の関係性                               1:1                                N:N
                    ピーター・ドラッカー著「ネクスト・ソサエティ」の「第I部第5章 企業の形が変わる」を参考に表を作成



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現状認識:組織規模を決定する要因
 • 取引コスト(生産性の逆数)の均衡点が組織規模を決める(コース
   取引コスト(生産性の逆数) 均衡点が組織規模を める(
     コスト
   の定理)
    定理)
      – 内部生産性<外部生産性の場合                       組織は縮小する
      – 内部生産性>外部生産性の場合                       組織は拡大する
 • 現在の傾向
   現在の
      – 大企業:内部取引コストを低減しながらますます巨大化する。
      – 小企業・個人:インターネット利用により外部取引コストが低減する。
      – 結果的に、中規模企業は消滅する。
                                                                       インターネット・グローバルフラットな世界




                                               中企業
大企業
                                                                小企業・ベンチャー・個人

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          ダニエル・ピンク著「フリー・エージェント社会の到来」で紹介された先進国の近未来の図式化
EGMの2つのモード


                 社内                             社内+社外




           EGM1.0                              EGM2.0




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EGM1.0は下記のような状態


•   社内SNS
•   社内ブログ
•
                                               企業
    社内Twitter
•   社内Wiki




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EGM 2.0のイメージ:藩(組織)を超えた人の交流
• 坂本龍馬らの藩士(&脱藩浪人)の交流
• 公式ブログ・公式Twitterアカウントの中の人
• 企業間の交流(EGM Summit)

         土佐藩              後藤象二郎            一橋慶喜                  幕府方
                          坂本龍馬             松平春嶽
                          武市半平太            勝海舟




         薩摩藩                                                     長州藩


                         小松帯刀               桂小五郎
                         西郷隆盛               高杉晋作
                         大久保利通              伊藤俊輔
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EGM2.0のイメージ:筌(うけ)
「必要な情報は、現在の情報システムでは得られない。
現在の情報システムが与えてくれるものは社内の情報である。
成果が生まれるのは社外においてである」
(ピーター・ドラッカー)
                                                                      魚(情報・アイデア)は
社外                                                                    社外という川から社内
                                                                      という筌に取り入れるこ
                                                                      とはできるが、外に逃
                                                                      げることはできない。
                                              社内




     魚=情報・アイデア
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ソーシャルメディアを従業員に使わせるための準備を、
      企業がする必要はあるか?
ソーシャルメディアに向けた準備 その目的と効果

      ソーシャルメディアポリシー                                 ソーシャルメディアガイドライン


     ソーシャルメディアにおける                                 ソーシャルメディアにおける
目的   会社アカウントの行動指針の                                 従業員の活動に対するリスク
     周知                                            マネジメント

     • 消費者に対して、会社アカウ • 従業員に対して、会社として

     • 消費者に対して、会社アカウ • 従業員に対して、振る舞い方
       ントの振る舞い方を示す     の考え方を示せる
効果
       ントの位置づけを示し、協力   の目安を指導することができ
       を求められる          る
主な会社 コカコーラ、NECなど                                   インテル、IBMなど

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ソーシャルメディアガイドラインの位置づけは?
•      雇用契約及び各サイトが定めている「利用規約」の上に位置づけられる
•      内容は、快適に利用するためのマナーや上手く使うためのテクニック


                                                                    業務で活用する
    ソーシャルメディ
    (各組織で設定)

    ソーシャルメディ
    (各組織で設定)
     アガイドライン
     アガイドライン




                                                                     ための“コツ”
                                               テクニッ
                                                ク
                                                                            トラブルを避ける
                                                                            ための“心がけ“
                                               マナー
    (各サイトで設定)




                                                                                   利用する上で
      「利用規約」
      雇用契約/




                                                                                  守るべき“決まり“
                                               ルール


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ソーシャルメディアガイドラインの内容は?
マナーとテクニックのそれぞれについて、
「コミュニケーションスキル」と「ツールへの理解」の内容を織り込む

          例えば、「自己ブランディング」を目的とした場合、

 コミュニケーションスキル                                                ツールへの理解

  どう見られたいかを                                                        公開範囲を
    イメージする                         テクニック                           管理する




適正な書き込み                                                                  メディアの特性を
 頻度を保つ                              マナー                                    理解する


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日本人にとっての精神的バリア = 言語の壁

                  社内                                        社外
世界(英語)




         EGM3.0?                                   EGM3.0?
                                                                                     言語の壁




           EGM1.0                                    EGM2.0
日本




         Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved    19
EGM3.0
• 日本から世界へ




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お知らせ
ネットワーキング(懇親会)のお知らせ


• 懇親会はリアルEGM2.0実践の場
• テーブルごとにテーマで色分け
   HSASのEGM事例

   ソーシャルメディアイノベーション

   リアルタイムウェブ

   EGMは文明ではなく文化
                                              杉浦 直樹
                                                    @naokis
   ノンジャンル




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ソーシャルメディアイノベーション~もしも幕末にTwitterがあったら

  • 1.
    ソーシャルメディアイノベーション もしも幕末にTwitterがあったら 杉浦直樹@naokis 枝松利幸@ChocoMarch Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved 1
  • 2.
    本日の内容 • 共通認識 –EGMは社内SNSだけではない。 – 社外の交流も含めてEGMである。 • 主な論点 – 今の世の中と幕末は似ているのか? – EGMは時代の変化に合わせて、どう変わっていくか? – ソーシャルメディアを従業員に使わせるための準備を、 企業がする必要はあるか? Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved 2
  • 3.
  • 4.
    早速ですが・・・ ジャストブレイク もし、幕末にTwitterがあったら、 幕末はどうなっていたでしょうか? • この思考実験は、Twitterの本質的な意味を考えていた だくために設定しました。 • 維新は起きた? 龍馬は活躍できなかった? • 皆さんはどう思われますか?? Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved 4
  • 5.
    幕末と現在の比較 幕末 現在 グローバルフラット化 黒船来航・開国 日本の国際競争力の低下 開国論 vs 鎖国論 自由化 vs. 規制強化 開国派(薩長) vs. 佐幕派 海外市場重視 vs. ガラパゴス 雄藩(薩長)の海外交流 有力企業の海外進出 雄藩を支える下級武士の活躍 ビジネスパーソンの活躍 幕末と現在は、類似点が多い Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved 5
  • 6.
    現状認識:19世紀・20世紀・21世紀 世紀 テクノロジー 19世紀(国家の世紀) 手紙 電気通信の幕開け 20世紀(企業の世紀) 放送 マスメディア 21世紀(個人の世紀) インターネット ソーシャルメディア Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved 6
  • 7.
    つまり、冒頭の問いの一つの考え方は・・・ Twitter ≒ 坂本龍馬 ジャストブレイク • つまり、Twitterの本質的な意味は、 「目指す方向を共有できる仲間を緩やかにつなげるツー ル」と捉えると良いのかもしれません。 ↓ Twitterがあったのならば、 坂本龍馬の活躍は今とは違っていたかもしれません Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved 7
  • 8.
    EGMは時代の変化に合わせて、 どう変わっていくか?
  • 9.
    現状認識:企業のパラダイムシフト 20世紀 21世紀 生産手段の所有者 企業 知識労働者 企業と労働者の関係 従属関係 相互依存関係 雇用形態 フルタイム 多様な雇用形態(フ ルタイム/パートタイ ム/契約社員) 経営資源 全て傘下に持つ アウトソーシング 市場の主導権 供給側 顧客側 技術と産業の関係性 1:1 N:N ピーター・ドラッカー著「ネクスト・ソサエティ」の「第I部第5章 企業の形が変わる」を参考に表を作成 Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved 9
  • 10.
    現状認識:組織規模を決定する要因 • 取引コスト(生産性の逆数)の均衡点が組織規模を決める(コース 取引コスト(生産性の逆数) 均衡点が組織規模を める( コスト の定理) 定理) – 内部生産性<外部生産性の場合 組織は縮小する – 内部生産性>外部生産性の場合 組織は拡大する • 現在の傾向 現在の – 大企業:内部取引コストを低減しながらますます巨大化する。 – 小企業・個人:インターネット利用により外部取引コストが低減する。 – 結果的に、中規模企業は消滅する。 インターネット・グローバルフラットな世界 中企業 大企業 小企業・ベンチャー・個人 Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved 10 ダニエル・ピンク著「フリー・エージェント社会の到来」で紹介された先進国の近未来の図式化
  • 11.
    EGMの2つのモード 社内 社内+社外 EGM1.0 EGM2.0 Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved 11
  • 12.
    EGM1.0は下記のような状態 • 社内SNS • 社内ブログ • 企業 社内Twitter • 社内Wiki Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved 12
  • 13.
    EGM 2.0のイメージ:藩(組織)を超えた人の交流 • 坂本龍馬らの藩士(&脱藩浪人)の交流 •公式ブログ・公式Twitterアカウントの中の人 • 企業間の交流(EGM Summit) 土佐藩 後藤象二郎 一橋慶喜 幕府方 坂本龍馬 松平春嶽 武市半平太 勝海舟 薩摩藩 長州藩 小松帯刀 桂小五郎 西郷隆盛 高杉晋作 大久保利通 伊藤俊輔 Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved 13
  • 14.
    EGM2.0のイメージ:筌(うけ) 「必要な情報は、現在の情報システムでは得られない。 現在の情報システムが与えてくれるものは社内の情報である。 成果が生まれるのは社外においてである」 (ピーター・ドラッカー) 魚(情報・アイデア)は 社外 社外という川から社内 という筌に取り入れるこ とはできるが、外に逃 げることはできない。 社内 魚=情報・アイデア Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved 14
  • 15.
  • 16.
    ソーシャルメディアに向けた準備 その目的と効果 ソーシャルメディアポリシー ソーシャルメディアガイドライン ソーシャルメディアにおける ソーシャルメディアにおける 目的 会社アカウントの行動指針の 従業員の活動に対するリスク 周知 マネジメント • 消費者に対して、会社アカウ • 従業員に対して、会社として • 消費者に対して、会社アカウ • 従業員に対して、振る舞い方 ントの振る舞い方を示す の考え方を示せる 効果 ントの位置づけを示し、協力 の目安を指導することができ を求められる る 主な会社 コカコーラ、NECなど インテル、IBMなど Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved 16
  • 17.
    ソーシャルメディアガイドラインの位置づけは? • 雇用契約及び各サイトが定めている「利用規約」の上に位置づけられる • 内容は、快適に利用するためのマナーや上手く使うためのテクニック 業務で活用する ソーシャルメディ (各組織で設定) ソーシャルメディ (各組織で設定) アガイドライン アガイドライン ための“コツ” テクニッ ク トラブルを避ける ための“心がけ“ マナー (各サイトで設定) 利用する上で 「利用規約」 雇用契約/ 守るべき“決まり“ ルール Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved 17
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    ソーシャルメディアガイドラインの内容は? マナーとテクニックのそれぞれについて、 「コミュニケーションスキル」と「ツールへの理解」の内容を織り込む 例えば、「自己ブランディング」を目的とした場合、 コミュニケーションスキル ツールへの理解 どう見られたいかを 公開範囲を イメージする テクニック 管理する 適正な書き込み メディアの特性を 頻度を保つ マナー 理解する Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved 18
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    日本人にとっての精神的バリア = 言語の壁 社内 社外 世界(英語) EGM3.0? EGM3.0? 言語の壁 EGM1.0 EGM2.0 日本 Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved 19
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    EGM3.0 • 日本から世界へ Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved 20
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    ネットワーキング(懇親会)のお知らせ • 懇親会はリアルEGM2.0実践の場 • テーブルごとにテーマで色分け HSASのEGM事例 ソーシャルメディアイノベーション リアルタイムウェブ EGMは文明ではなく文化 杉浦 直樹 @naokis ノンジャンル Copyright © 2010 Naoki Sugiura and Toshiyuki Edamatsu All rights reserved 22