18. Hyper-V on Windows Server 2008 R2
ハイパーバイザは NUMA を認識
VM 配置時に NUMA ノードを考慮。
可能な限り、NUMA ノードをまたがないよう
に VM のメモリを確保する
単一NUMAノード内で足りない場合は
「NUMA ノードにまたがるメモリ割り当
て」の設定によって挙動が変わる
ON の場合
単一の NUMA ノード内でメモリを確保でき
なかった場合は、ノードをまたいでメモリを
確保する
メモリに空きがあれば、 NUMA ノードの大
きさを超える「大きな VM」も配置できるこ
とになる
OFF の場合
NUMA ノードをまたぐメモリ割り当ては行わ
ない
「システム全体でみればメモリが空いている
ように見えるが、 VM を起動できない」こと
があり得る
19. 物理マシン
NUMA ノード 0
Hyper-V on Windows Server 2008 R2
Windows や SQL Server
のような“NUMA-aware”
ソフトウェアがその能力を
発揮できない
NUMA ノードをまたいだ
メモリもローカルであるよ
うに見える
通常は「OFF」として設
定
コア
NUMA ノード 1
コア
仮想マシン
NUMA ノード 0
コア
コア
VM
作成
20. 物理マシン
NUMA ノード 0
Hyper-V on Windows Server 2012
NUMA ノードまたぎを
過度に避ける必要はない
通常は「ON」として設定
ただし、動的メモリを使用
する場合は単一 NUMA と
して認識される
動的メモリを使用する場
合は「OFF」として設定
コア
NUMA ノード 1
コア
VM
作成
物理マシン
NUMA ノード 0
コア
NUMA ノード 1
コア
24. Hyper-V ネットワーク構成時のポイント
Hyper-V シンプル
構成
VM VM
vSW
物理マシン
Windows Server
2012
NIC
SW
NIC
SW
HOST
NIC
SW
NIC
SW
NIC をホストと
VM で共有可能
VM VM
vSW
HOST
NIC
vNIC
SW
管理オペレーティングシステムにこの
ネットワークアダプタの共有を許可する
25. MAC アドレス
仮想マシンに割り当てられる MAC アド
レスは次のアルゴリズムで生成される
ホストIPの第 3、4 オクテットを16進数に
変換し、先頭に「00-15-5D」を付与する
例としては
ホストの IP アドレスが 192.168.10.200 の
場合
00-15-5d-0a-c8-00から00-15-5d-0a-c8-ff
の範囲
26. 原因と対策
「管理オペレーティングシステムにこの
ネットワークアダプタの共有を許可す
る」の設定がされていた場合
ホストの NIC がバーチャル NIC として扱
われる
イメージ展開後は同じ「MACアドレス」
が使用されるためホスト間通信ができない
NIC の構成より 「MACアドレス」の変更
を行い、ユニークに設定する
ホスト専用 NIC を使用する場合は問題な
い
VM が「外部ネットワーク」に接続され
た状態で展開するとイメージ取得時の
MAC アドレスがそのまま使用される
外部ネットワークには接続しない状態でイ
メージ取得する
1台も外部ネットワークが接続されていな
い状態でイメージ取得したものであれば、
イメージ展開後に「仮想スイッチマネー
ジャー」を起動したタイミングで MAC
アドレス範囲が決定する(もしくは仮想
マシンを起動)
27. #05 PxE ブートで VM を起動できない
WDS から VM に OS インストールを行い
たいができない
DC/DNS DHCP WDS
41. #10 Disk 交換したら VM が遅くなった
Windows Server 2008 R2 の Hyper-V を
しており、今後 Windows Server 2012 の
Hyper-V に移行する予定
前段階として、圧迫している Disk の変更
を行ったらパフォーマンスの劣化が見ら
れた
そもそも VM が起動しない・・・
48. まとめ
Hyper-V が登場してから 5 年が経過し、その進化は止まりません。
Windows Server 2012 では Windows Server 2008 R2 の Hyper-V では推奨だったものが変
更されたものもあるので、注意が必要です。
Windows Server 2012 R2 では Hyper-V 関連のアップデートが多数ありますので、まずは基
本を押さえてから、キャッチアップしましょう。