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第6回「VMware vSphere 5」(2011/08/11 on しすなま!)
- 1. System x部 (生!) 第6回
VMware vSphere 5 最新情報
ヴイエムウェア株式会社
西田 和弘
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- 2. 2
Agenda
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vSphere 5 Technical Update
• プラットフォーム
• ストレージ
• ネットワーク
• 可用性ほか
ライセンス体系
その他製品のアップデート
- 3. 3
vSphere vSphere vSphere
vCloud Director
vShield セキュリティ製品
vCenter 管理製品
vCloud Director 1.5
vShield 5.0
vCenter Operations 1.0
vCenter SRM 5.0
vSphere 5
クラウド インフラストラクチャの発表
(vSphere、vCenter、vShield、vCloud Director)
2011 年に、VMware はクラウド インフラストラクチャ スタック全体の
メジャー アップグレードを実施
New
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仮想化基盤
監視の自動化
災害対策
セキュリティ
クラウド基盤
- 4. 4
VMware vSphere 4.1:
業界をリードする仮想化プラットフォーム
アプリケーション
サービス
インフラストラクチャ
サービス
スケーラビリティ
VMware vSphere 4.1
セキュリティ
• VMsafe API
• vShield Zones
• Hot Add
• ホスト数、
仮想マシン数の
拡張
• HA
• FT
• vMotion/
Storage vMotion
• Data Recovery
可用性
ネットワークストレージ
• Distributed Switch
• Network I/O Control
• VMFS
• Thin Provisioning
• Storage I/O Control
• Storage APIs
• ESX / ESXi
• DRS / DPM
• メモリのオーバー
コミットメント
コンピューティング
vCenter Server
• ホスト プロファイル
• リンク モード
• Orchestrator
• Update Manager
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- 5. 5
VMware vSphere 5.0: 新機能
アプリケーション
サービス
インフラストラクチャ
サービス
スケーラビリティ
VMware vSphere 5
セキュリティ
• ESXi の
ファイアウォール
• 32 way SMP
• 1 TB の vRAM
• 新しい HA の
アーキテクチャ
• 遅延の大きい
ネットワークでの
vMotion
可用性
ネットワークストレージ
• Network I/O Control
(VM 単位で制御)
• Distributed Switch
(Netflow、SPAN、
LLDP)
• Storage DRS
• Profile-Driven
Storage
• VMFS 5
• Storage I/O
Control (NFS)
• ESXi への統合
• Auto Deploy
• 仮想ハードウェ
ア バージョン 8
コンピューティング
vCenter Server
• 仮想アプライアンス
• Web クライアント
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- 6. 6
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vSphere 5 Technical Update
• プラットフォーム
• 仮想マシンの拡張
• Auto Deploy
• ストレージ
• ネットワーク
• 可用性ほか
ライセンス体系
その他製品のアップデート
- 7. 7
ハイパーバイザは vSphere ESXi に統合
• vSphere 5 で使用可能なのは ESXi
シン ハイパーバイザーのみ。サービス
コンソールが付属する VMware ESX の
占有量 2 GB に対し、ESXi は 144 MB
vSphere ESXi
• 占有量が尐なくセキュア
• 展開と構成を効率化
• パッチ適用およびアップデートを簡素化
概要
メリット
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- 8. 8
仮想マシン: 最大32vCPU, 1000GBまでに対応
アプリケーションのパフォーマンス要件
アプリケーションの割合(%)
95 % のアプリ
ケーションの要件
IOPS
メモリ
CPU
< 10,000
2.4 Mb/s
未満
ピーク時
4 GB 未満
1 ~ 2 CPU
VMware
vSphere 4
300,000
30 Gb/s
VM 1 台あたり
255 GB
8 個の vCPU
VMware
Infrastructure
100,000
9 Gb/s
VM 1 台あたり
16/64 GB
4 個の vCPU
VMware
vSphere 5
1,000,000
36 Gb/s 超
VM 1 台あたり
1000GB
32 個の vCPU
ESX 2
7,000
9 Gb/s
VM 1 台あたり
3.6 GB
2 個の vCPU
ESX 1
<5,000
5 Gb/s 未満
VM 1 台あたり
2 GB
1 個の vCPU
3.0/3.5
ネット
ワーク
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- 9. 9
大規模データベースにも楽々対応
32 vCPU と 1 TB の
vRAM を搭載した
単一の仮想マシンで
実行可能
1 日に 20 億件のトランザクション
を処理する大規模データベース
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- 10. 10
アップグレードの互換性
段階的な環境アップグレードの自由度を管理者に提供
1. ESXi 5.0では、仮想マシンバージョン3以降のアップグレードがサポートされます。
機能 ESX/ESXi 4.x ESXi 5.x
VMware Tools 4.x Yes Yes
VMware Tools 5.x Yes Yes
VMFS-3 Yes Yes
VMFS-5 No Yes
Virtual Hardware1 3, 4, 7 4, 7, 8
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- 11. 11
仮想マシン 新機能
vSphere 5は、業界で最も能力が高い仮想マシンをサポート
他の新機能
• マルチコア仮想CPU向けの
ユーザー インターフェイス
• 拡張されたVMware Tools の
互換性
• Mac OS X サーバのサポート
広範囲なデバイスの
カバレッジ
• クライアントに接続されたUSB
デバイス
• USB 3.0 デバイス
• 仮想マシン コンソールアクセス
時のスマートカードリーダ
• VM BIOS 起動順序設定用APIと
PowerCLIインターフェイス
• EFIを新規サポート
• 3D グラフィクス
リッチなデスクトップ
エクスペリエンス
• 32 仮想CPU • 1TB RAM
• 4x previous capabilities!
仮想マシンの拡張性
HWバージョン8が必須である項目はオレンジで表示されています。
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- 12. 12
vSphere vSpherevSphere
vCenter Server
と Auto Deploy
ホスト
プロファイル
イメージ
プロファイル
サーバーHWにvSphere ESXiをインス
トールせず仮想化環境を構築可能
ESXiイメージをPXEブート
新しいホストの構成には ホスト プロフ
ァイルを使用
概要
メリット
新しい vSphere ホストの迅速なプロビ
ジョニング
既存の vSphere ホストへのパッチ適
用を自動化
ホストとイメージの統合管理
vSphere
インテリジェントなポリシー管理の仕組み: Auto Deploy
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- 13. 13
起動ディスクなし? どこに行ってしまったのか?
Auto Deployとは
起動ディスク
Hostの状態に関する情報は
すべてvCenter Serverに保存されている
プラットフォームの構成: ESXiベース、ドラ
イバ、CIMプロバイダ…
設定: ネットワーク、ストレージ、日付、ファ
イアウォール、管理者パスワード…
ランタイム状態: VMインベントリ、
HA状態、ライセンス、DPM設定
イベントの記録: ログファイル、コアダンプ
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- 14. 14
起動ディスクなし? どこに行ってしまったのか?
起動ディスク
Image Profile
Host Profile
vCenter Server
追加コンポーネント
Auto Deployとは?
プラットフォームの構成: ESXiベース、
ドライバ、CIMプロバイダ…
設定: ネットワーク、ストレージ、日付、
ファイアウォール、管理者パスワード…
ランタイム状態: VMインベントリ、
ライセンス、DPM設定
イベントの記録: ログファイル、コアダンプ
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- 15. 15
Auto Deploy 例 – 初回ブート
新規ホストのプロビジョニング
OEM VIB
ESXi
VIB
Image
Profile
Driver
VIB
Image
Profile
Image
Profile
vCenter Server
Host Profile
Host Profile
Host Profile
TFTP DHCP
Auto
Deploy
“Waiter”
Rules Engine
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- 16. 16
Auto Deploy 例 – 初回ブート
1) サーバをPXEブート
OEM VIB
ESXi
VIB
Image
Profile
Driver
VIB
Image
Profile
Image
Profile
vCenter Server
Host Profile
Host Profile
Host Profile
TFTP DHCP
gPXE
イメージ
DHCP
リクエスト
Auto
Deploy
“Waiter”
Rules Engine
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- 17. 17
Auto
Deploy
“Waiter”
Auto Deploy 例 – 初回ブート
クラスタ A クラスタ B
2) Auto Deployサーバへコンタクト
OEM VIB
ESXi
VIB
Image
Profile
Driver
VIB
Image
Profile
Image
Profile
vCenter Server
Host Profile
Host Profile
Host Profile
Rules Engine
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- 18. 18
Auto
Deploy
“Waiter”
Auto Deploy 例 – 初回ブート
クラスタ A クラスタ B
3) Image Profile、Host Profile、クラスタの決定
OEM VIB
ESXi
VIB
Image
Profile
Driver
VIB
Image
Profile
Image
Profile
vCenter Server
Host Profile
Host Profile
Host Profile
• Image Profile X
• Host Profile 1
• クラスタ B
Rules Engine
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- 19. 19
Auto Deploy 例 – 初回ブート
Auto
Deploy
“Waiter”
クラスタ A クラスタ B
4) ホストへイメージをプッシュ、host profileを適用
OEM VIB
ESXi
VIB
Image
Profile
Driver
VIB
Image
Profile
Image
Profile
vCenter Server
Host Profile
Host Profile
Host Profile
Image Profile
Host Profile
キャッシュ
Rules Engine
2回目以降のブート時
にはキャッシュから
構成情報を読み込む
- 20. 20
Auto Deploy 例 – 初回ブート
Auto
Deploy
“Waiter”
5) ホストをクラスタへ配置
OEM VIB
ESXi
VIB
Image
Profile
Driver
VIB
Image
Profile
Image
Profile
vCenter Server
Host Profile
Host Profile
Host Profile
Image Profile
Host Profile
キャッシュ
クラスタ A クラスタ B
Rules Engine
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- 21. 21
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vSphere 5 Technical Update
• プラットフォーム
• ストレージ
• VMFS-5
• Profile-Driven Storage
• Storage DRS
• vSphere Storage Appliance
• ネットワーク
• 可用性ほか
ライセンス体系
その他製品のアップデート
- 22. 22
VMFS-5 概要
スケーラビリティの向上
• 最大ファイルシステム サイズの拡張とシングル エクステントにおいて
サポートされるVMFS-5 Volumeの拡張
• シングルエクステント 64TBデータストアのサポート
パフォーマンスの向上
• VAAIロックメカニズムの改善
より簡易な管理とオーバーヘッドの低減
• シンプロビジョニングLUNのデッドスペース再利用
• サブブロックの縮小
• 固定ブロックサイズ
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- 23. 23
VMFS-5 と VMFS-3 の比較
機能 VMFS-3 VMFS-5
2TB+ VMFS ボリューム
Yes
(extent使用時)
Yes
サポート 2TB+ 物理 RDMs No Yes
固定ブロックサイズ (1MB) No Yes
ATS強化
(VAAIの機能の一部、ロックメカニズム)
No Yes
サブブロックサイズ
64KB
(max ~3k)
8KB
(max ~30k)
スモールファイルのサポート No 1KB
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- 24. 24
VMFS-3 からVMFS-5 へのアップグレード
構成タブ、Storage ViewにてUpgrade to VMFS5が表示される
データストアタブの構成タブで同様に表示
アップグレードはオンラインで可能(数秒で完了)
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- 25. 25
Profile-Driven Storage
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これまでの課題
• いろんなストレージがある環境で、どこにVMを配置させるか判断できない
• 適切なストレージへのVMの配置とそれをチェックする方法がない
• SSD, SAS, SATAなどマルチティアのストレージをうまく使いこなす方法がない
Profile-Driven Storageとは
• システム管理者がデータストアごとにプロファイルを個別定義(Gold/Silverなど)
• ストレージのSLAを決めて、VM毎に適合させる(性能、可用性、バックアップの有無など)
• VMのデプロイ時にストレージプロファイルを指定すると、適切なデータストアに配置
• プロファイルに合致していないVMのコンプライアンスチェック
vStorage API for Storage Awareness (VASA)
• ストレージベンダーによるプロファイルのプリセット
- 28. 28
仮想マシン ストレージ プロファイル コンプライアンス
仮想マシンのサマリー タブでポリシー コンプライアンスを確認できる
Nseries_NFS
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- 29. 29
Storage DRS:データストア クラスタ
データストアクラスタとは
• 複数のデータストアをグルーピング
• Storage DRSのデータストア – サーバ側のDRSクラスタと同様ロードバランスがさ
れる.
データストア クラスタ
データストア
500GB
2TB
500GB 500GB 500GB
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- 30. 30
2TB
Storage DRS 操作 – 初期配置 (1 of 4)
初期配置- 仮想マシン/仮想ディスク 作成/クローン/移行
• 仮想マシンを作成する際、個々のデータストアのかわりにデータストア クラスタを選
択し、Storage DRSが最適なデータストアを選択できるようにします。
• Storage DRSは使用率とI/O負荷をみてVMを配置するデータストアを選択します。
300GB
空き
260GB
空き
265GB
空き
275GB
空き
データストア クラスタ
データストア
500GB 500GB 500GB 500GB
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- 31. 31
Storage DRS 操作 – ロードバランシング(2 of 4)
ロード バランシング – Storage DRSのトリガーは空容量とレイテンシーのしき
い値
I/O のレイテンシーまたは容量使用率、あるいはその両方がしきい値を越え
た際に移行の推奨を表示
• 容量使用率はvCenter Server に収集され、しきい値のデフォルトは80%
• I/O負荷のトレンドは8時間毎に実施され、デフォルトしきい値は15ms
Storage DRSにより、ストレージ性能(レイテンシー)の保証が可能
• しきい値(15ms)を超えないデータストアにVMDKを移行
Storage I/O Controlと組み合わせることにより、ストレージ性能のSLAとロー
ドバランスの両立が可能
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- 32. 32
Storage DRS 操作 – しきい値 (3 of 4)
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- 34. 34
Gold Silver Bronze
インテリジェントなポリシー管理の仕組み:
Profile-Driven Storage と Storage DRS
パフォーマンス特性に基づいた階層型
ストレージ (データストア クラスタ)
ストレージの初期配置を簡素化
継続的メンテナンスの自動化
概要
メリット
ストレージのメンテナンスを目的とした
仮想マシンのダウンタイムを排除
ストレージのプランニングと構成に
かかる時間を短縮
仮想マシンに使用するストレージの選
択と管理において誤りを削減
配置の最適化によりストレージ使用率
が向上
VM要件:
高い I/O
スループット
が必要
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- 35. 35
運用コストの削減
今日
Storage
DRS
Storage DRS +
Profile driven
storage
要件の特定
最適なデータストア
の選択
仮想マシンの作成
定期的なコンプラ
イアンスのチェック
ストレージ特性の
見極め
データストアのグ
ルーピング
要件の特定
仮想マシンの作成
(空容量と性能を
バランス)
定期的なコンプラ
イアンスのチェック
ストレージ特性の
見極め
データストアのグ
ルーピング
ストレージプロファ
イルの選択
仮想マシンの作成
(SLA、空容量、
性能をバランス
初期セットアップ
初期セットアップ
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- 37. 37
共有ストレージを持たないお客様にもvSphereのメリットを
• 共有ストレージを採用しない主な理由
• 予算が厳しい
• 共有ストレージは高度な知識を必要とする
• 共有ストレージを使用した経験がない
大規模
企業
中規模
企業
小規模
企業
共有
ストレージ
ハード
ウェア
共有スト
レージ ハード
ウェアなし
vSphere Storage Appliance
•vSphere の高可用性と高度な機能
を、共有ストレージ ハードウェアなし
で実現
•準備が整い次第、共有ストレージ
ハードウェアを使用する環境へ容易
に移行
中小規模の企業が抱える、
仮想化導入時の代表的な悩み
解決!
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- 39. 39
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vSphere 5 Technical Update
• プラットフォーム
• ストレージ
• ネットワーク
• Net Flow
• Port Mirroring
• 可用性ほか
ライセンス体系
その他製品のアップデート
- 42. 42
ポート ミラーリングとは?
ポート ミラーリングは特定のスイッチポートのネットワークパケットを、
ネットワーク監視デバイスの接続された他のポートにコピーする機能
ポート ミラーリングを利用することでプロミスキャスモードの制限を
克服可能
• どのトラフィックを監視するのかをきめ細かく制御可能
• Ingress Source
• Egress Source
ネットワーク問題のトラブルシューティングの手助けとなる
• 内部ホスト上の仮想マシン間通信
• 外部ホスト上の仮想マシン間通信
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- 45. 45
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vSphere 5.0 Technical Update
• プラットフォーム
• ストレージ
• ネットワーク
• 可用性ほか
• vSphere HA
• vCenter Server Appliance
ライセンス体系
その他製品のアップデート
- 46. 46
vSphere HA
既存のVMware HA のコードを完全に書き換え
パフォーマンスの向上
• フェールオーバーに要する時間や単位時間あたりにフェールオーバーでき
るVM数の向上
複数のコミュニケーション パス
• コミュニケーション パスに管理ネットワークだけでなくストレージも利用可能
• 検知可能な障害範囲の拡大と冗長性の提供
IPv6 サポートなど
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- 47. 47
全てのホスト上でエージェントが稼動
• FDM (Fault Domain Manager)
• クラスタ内のエージェントの 1 つがマスターの
役割を担う
• その他のエージェントはスレーブの役割を担う
プライマリ/セカンダリの概念はなくなった
vSphere HA の主要コンポーネント
ESX 01 ESX 03
ESX 04ESX 02
vCenter Server
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- 48. 48
マスターの役割
FDM マスターによる監視
• ESX ホストと仮想マシンの状態を監視
• 全てのスレーブ ホストを監視
• スレーブ ホストの障害発生時、スレーブ ホスト上の
保護された仮想マシンは再起動されます。
• 全ての保護された仮想マシンの電源状態を監視
• 保護された仮想マシンの障害発生時、マスターは
仮想マシンを再起動します。
FDM マスターによる管理
• クラスタ メンバー内のホストのリストを管理
• クラスタにホストが追加、または削除されるとリストを
アップデートします。
• 保護された仮想マシンのリストを管理
• ユーザーが仮想マシンをパワーオン/オフすると
マスターはリストをアップデートします。
ESX 02
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P2Pで死活監視
- 51. 51
障害点判別方法の詳細
障害点判別(および判別状態確認)のためのハートビートファイル
• Heartbeat Datastore上に、ホストごとのハートビートファイル(後述)があり、ホストが生きてい
る間は、自身のハートビートファイルのロックを保持し続ける
• 下記のように従来と比較し、マスターはより正確な障害点の判別と、それにともなう適切なフェ
ールオーバー(する・しないの判断を含め)が実行できるようになった
マスターによる障害点判別の概要
• スレーブからのハートビートが停止
• Heartbeat Datastoreにアクセスし、該当ホストのロックを調べる
• 1) ロックされていない場合
• HW障害と判断
• 2) ロックされている場合
• 隔離アドレスへのpingを実施
• 2.1) 疎通する場合
• Network Partition状態と判断
• 2.2) 疎通しない場合
• 隔離状態と判断
networkmaster
Heartbeat Datastore
ICMP Ping
slave
ICMP Ping
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- 52. 52
ネットワーク障害時の動作
Network Partition状態とは?
• マスターがある特定のスレーブ(群)との通信ができないが、Heartbeat Datastore
へは疎通し、かつそのスレーブから隔離アドレスへのpingが疎通する状態
• すなわち、ホストの物理デバイス(NICなど)に問題はないが、ネットワークトポロジー
の一部(例:上位のスイッチ間など)で障害が発生していると考えられる状態
動作の概要
• 管理ネットワーク断時に、分断されたネットワークのうち、マスターのないネットワー
クでは、スレーブの中から(パーティションごとに)1台がマスターに選出される
• それぞれのNetwork Partitionで、通常通りのVM動作が継続される
L2 L2
L3
master第2のmasterを選出
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- 53. 53
隔離状態での動作
隔離状態とは?
• マスターだけでなく、隔離アドレスへの通信が途絶える(Heartbeat Datastoreへは
疎通する)
• そのホストの物理NICもしくは直結しているスイッチへのパスに障害が発生したと考
えられる状態
動作の概要
• vSphere 4と同様に、「ホスト隔離時の対応」オプションにしたがって、VMのフェール
オーバー動作に入る(”パワーオフ”または”シャットダウン”の場合)
• vSphere 5では、デフォルトは”パワーオンのまま”
networkmaster 隔離アドレス
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隔離されたホスト上のVM
をフェールオーバー
- 54. 54
FDMの動作:マスター選出とVMフェールオーバーの条件
ホスト種別 事象 マスター(再)
選出の有無
VMフェール
オーバーの有無
マスター 管理ネットワーク障害(Network Partition) あり なし
スレーブ 管理ネットワーク障害(Network Partition) あり なし
マスター 管理ネットワーク障害 かつ
隔離アドレスへのping不達 (隔離)
あり あり*
スレーブ 管理ネットワーク障害 かつ
隔離アドレスへのping不達 (隔離)
なし あり*
マスター ホスト障害・PSOD あり あり
スレーブ ホスト障害・PSOD なし あり
マスター FDMエージェント障害 あり なし
スレーブ FDMエージェント障害 なし なし
マスター vCenterとの交信不可 なし なし
スレーブ vCenterとの交信不可 なし なし
マスター Heartbeat Datastoreへのアクセス不可 なし なし
スレーブ Heartbeat Datastoreへのアクセス不可 なし なし
* 隔離時の反応オプションにて「パワーオフ」または「シャットダウン」を選択した場合のみ
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- 55. 55
vCenter Server Appliance (Linux)
vCenterをLinuxベースのアプライアンスとし
て提供
セットアップと構成が簡単
vCenter専用のHW、Windowsライセンスが
不要なので、コストを削減可能
VMware HAとの組み合わせで高可用性を
実現
Overview
Benefits
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- 56. 56
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vSphere 5 Technical Update
• プラットフォーム
• ストレージ
• ネットワーク
• 可用性ほか
ライセンス体系
• vRAMライセンス
• エディション別機能
その他製品のアップデート
- 57. 57
vSphere 5: ライセンス モデルと、従来のモデルとの比較
vSphere 4.1 以前
CPU 単位、
コア / 物理メモリの制限
vSphere 5.0 以降
CPU 単位、
vRAM の利用権限
ライセンスの単位 CPU = CPU
SnS の単位 CPU = CPU
プロセッサあたりのコア
• Standard と Enterprise、Essential、
Essential Plus は 6 コア
• Advanced と Enterprise Plus は 12 コア
< 無制限
ホスト 1 台あたりの
物理 RAMキャパシティ
• Standard、Advanced、Enterprise、
Essential、Essential Plus は 256 GB
• Enterprise Plus は無制限
< 無制限
プロセッサあたりの
vRAM キャパシティ
該当なし ≠
• Essentials Kit: 32GB の vRAM
• Essentials Plus Kit: 32GB の vRAM
• Standard: 32GB の vRAM
• Enterprise: 64GB の vRAM
• Enterprise Plus: 96GB の vRAM
利用可能なリソースの
プールによる共有
不可 <
可: vRAM は、vCenter Server、または リンク
された vCenter Server インスタンスで管理さ
れている vSphere ホスト間で共有可能
仮想マシン当たりのvRAM
換算
該当なし ≠
96GB : vRAMプールに対し 実際の構成に関
わらず1仮想マシン当たり 96GBまで換算
コンプライアンス ポリシー
• 使用前に購入
• 最大使用状況での購入
≠
• 使用前に購入
• 一日の最大使用量の12ヶ月間の平均値
監視ツール なし ≠
あり:
vCenter Server 5 に組み込み
- 58. 58
vSphere 5 のエディション
vSphere 5 のエディション
Standard Enterprise Enterprise Plus
権限の付与
• 使用可能な vRAM 32 GB 64 GB 96 GB
• vCPU / 仮想マシン 8 way 8 way 32 way
機能
• High Availability (HA)
• Data Recovery
• vMotion
• 仮想シリアル ポート コンセントレータ
• Hot Add
• vShield Zones
• Fault Tolerance
• Storage APIs for Array Integration, Multipathing
• Storage vMotion
• Distributed Resource Scheduler (DRS) および Distributed
Power Management (DPM)
• Distributed Switch
• Network I/O Control、Storage I/O Control
• ホスト プロファイル
• Auto Deploy
• Profile-Driven Storage
• Storage DRS
vSphere 5.0 の新機能
全エディションに共通: Thin Provisioning、Update Manager、Storage APIs for Data Protection、イメージ プロファイル、SLES (Essentials と Essentials Plus を除く)
サーバの統合と
計画停止の排除
強力で効率的な
リソース管理
ポリシー ベースの
データセンターの自
動化
- 59. 59
Copyright © 2011 by VMware Inc., All rights reserved
vSphere 5 Technical Update
• プラットフォーム
• ストレージ
• ネットワーク
• 可用性ほか
ライセンス体系
その他製品のアップデート
• vCloud Director 1.5
• vCenter Site Recovery Manager 5
- 61. 61
vCloud Director 1.5:リンク クローンを使用した迅速なプロビジョニング
テンプレート
vmdk
vmdk vmdk vmdk
新しい仮想マシンをテンプレートから
プロビジョニングし、イメージ全体の複製
は行わない
各仮想マシンの差分のみを個別に保存
日本語GUI
概要
メリット
プロビジョニング時間を 2 分超から
5 秒未満へ大幅に短縮
ストレージ占有量 (およびコスト) を
60 % 以上削減
Copyright © 2011 by VMware Inc., All rights reserved
- 62. 62
vCenter Site Recovery Manager 5 の新機能
vCenter
Server
Site Recovery
Manager
vSphere Replication: 費用対効果に
優れたシンプルな方法でサイト間のス
トレージ レプリケーションを実現
自動フェールバック:
• 逆方向のレプリケーションを管理
• リカバリ プランを逆方向に適用
vCenter
Server
Site Recovery
Manager
メイン サイト
vSphere vSphere
概要
メリット
ディザスタ リカバリ保護の対象を重要度
が中程度のアプリケーションと小規模サ
イトに拡大
頻繁に発生する双方向の移行を効率化
• データセンターの移転やロード バラン
シングを行うための計画的な移行
• 予防的な移行
2011 年の新機能:
フェールバック
2011 年の新機能:
vSphere
Replication
ディザスタ リカバリ
サイト
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