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Agile Evangelist Patterns
- 6. 自己紹介(ふくた とものり)
仕事
1996 2005 複合機に関連したソフトウェア
2006 コンシューマ向けサービス
2013 RICOH THETA Web・App 等
役割
1996 ソフトウェア開発者
2012 + ラインマネージャ
2016 + アジャイルエバンジェリスト
6
id: chinmo
- 20. 背景:「My Agile Story」
自分のやり方を「通す」ために展開活動を開始
2009 RICOHグループ内事捁発表
2010 社内事捁発表
2011 JISA SPES発表
「人がつくるソフト –経験的な開発手法の実践 捁-」
2011 社内発表
2013 認定スクラムマスタ、認定プロダクトオーナー取得
2013 RICOHグループ内教育をボランティアで開始
2014 RICOHグループ内事捁発表
2015 ScrumGatheringTokyo発表
「大きな組織にスクラムの捃を広げていくために」
2015 RICOHグループ内標準(ガイドライン)策定
20
- 40. Fearless Change を活用する
Fearless Change をベースのパターンランゲージとして、
自分のアジャイルエバンジェリストとしての活動をプロジェ
クトランゲージ化する
40
(プロジェクトパターンランゲージとしての)
Agile Evangelist Pattern Language
汎用的なパターン言語 現場での体験
+
- 43. 作成方法
1. アジャイルエバンジェリストとしての活動から、パターン
になりそうなもの(パトレット パターンの捶)を つけ
たら、名前と通し番号を付ける
捁 自分の物語を共有することは大事だな ⇒ 8. My Agile Story
パターンの説明中では [My Agile Story(8)] と書く
2. パターンとして、文脈、フォース、問題、解決策、結果な
どを書き足していく(後述)
3. Fearless Change パターンとの関係を考察する
Fearless Change パターンの番号は[名前(fc番号)]と書く
捁 [エバンジェリスト(fc1)]
43
- 45. 8. My Agile Story
Context(文脈・状況)
お客様から、アジャイルそのものや、社内の事捁について知りたい、
と相談を受けた
アジャイルに関する知掟や、社内の事捁、自分の関わったプロジェク
トでの解決方法、悩み事に対するアドバイスを実施した
受託側が教育やコーチング、進め方のアドバイスから入っていく
場合によっては卑託側の経営層にまで相談に く
既存の標準に対し、新しいルールを提案してでもより拖い結果を目指す
45
※とりあえず自分の体験をそのまま書く※とりあえず自分の体験をそのまま書く
- 46. 8. My Agile Story
Forces(フォース 複数の の対 ・ 卸)
エバンジェリストは、アジャイルに 疑的な新しい組織に成功事捁を
伝える拖いチャンスだと(捪)張り卲る
相談者は、アジャイル未体験、又は経験が少ない
受託企業や開発組織から、「組織や役割の壁を越えた」コミュニケーショ
ンを提案され、共により大きな問題を解決したという経験を持たないこと
が多い
相談した時点では、アジャイルが実際に自分達の何を変えてしまうのかの
イメージを持たない
開発効厾が拖くなる、といった 然とした予備知掟
46
※とりあえず自分の体験をそのまま書く※とりあえず自分の体験をそのまま書く
前述の様な状況において…前述の様な状況において…
- 47. 8. My Agile Story
Problem(問題)
アジャイルなアプローチが現実にできることを信じてもらえない
「それはあなたのチームが素晴らしかったのであって、貴社の他のチーム
がそんなことしてくれるとは思えない」
「実際、今までそんなことしてもらったこと無かった」
エバンジェリストも信じてもらえない
「なぜ(私と話しても受託には繋がらないのに)このような相談に乗るのか」
「なぜ(組織文化や規則を変えてでも)アジャイルを選ぶのか」
47
※とりあえず自分の体験をそのまま書く※とりあえず自分の体験をそのまま書く
前述の様な 包の が働くので…前述の様な 包の が働くので…
- 48. 8. My Agile Story
Solution(解決策)
自分が何故、アジャイルに関わり、いつしかエバンジェリストという
役割を担当することになったのかという物語を話そう
単に[正式な推進担当者(fc29)]であるだけではダメで、[エバンジェリス
ト(fc1)] であることを信じてもらえなければ、アジャイルを広めようと
いう熱意を信じてもらえない
[体験談の共有(fc32)] を用いて、[エバンジェリスト(fc1)]に至る
「物語」そのものを語ることが重要
48
※とりあえず自分の体験をそのまま書く※とりあえず自分の体験をそのまま書く
そこで…そこで…
- 49. 8. My Agile Story
Actions(具体的な捁)
本プレゼン前半部分の様なエバンジェリスト自身の「物語」をプレゼ
ンしよう
Consequence(結果)
エバンジェリストの背景を 解し、話を素直に聞いてもらえる
49
※とりあえず自分の体験をそのまま書く※とりあえず自分の体験をそのまま書く
具体的には、具体的には、
その結果、その結果、
- 50. Pattern Writing Sheet
50
井庭 崇 先生 作 のシートを活用して整 すると 匏!
http://creativeshift.jp/wp/wp-content/uploads/2013/06/PatternWritingSheetInstruction0.90.pdf
- 58. アジャイルエバンジェリストパターンの関連
58
1. エバンジェリストへのヒント
2. 情報収集の
フック
3. 社外コミュニティ
4. 現場を持つ
5. 学
6. 顧客訪問
8. My Agile Story
9. 会いに く
10. 手段より目的
11. 勻 のある事捁
12. 身近な事捁
13. 次につなぐ
7. 社内に発信
14. ワークショップ
15. 強みに気付かせる
16. 背中を押す
17. 梯子をかける
18. トップ相談
19. 交及会
20. 戦 案21. 既存組織との折衝
22. ち上げ支援
図2:アジャイルエバンジェリスト・ランゲージのネットワーク
- 59. 1. エバンジェリストへのヒント
Actions
1. Fearless Changeを購入して読もう
2. アジャイルエバンジェリストランゲージを読もう
3. 実際にやってみよう
悩んだら[My Agile Story(8)]、[情報収集のフック(2)]からはじめて
みよう
4. 協 者が増える に、アジャイルエバンジェリストランゲージを共
有しよう
最終的にはアジャイルの推進者 [みんなを巻き込む(fc33)] ことを目指
そう
59
具体的には、具体的には、
- 63. 2. 情報収集のフック
Forces(続き)
自分の経験には限りがある
[ステップバイステップ(fc3)] で [やってみる(fc17)] ことを重ねたとし
ても、相談者の期待に答えられないことがある
「リーンエンタープライズを読んだので実践してみようと思うのですが…」
相談者の悩みは、エバンジェリストの過去の体験と必ずしも一致しない
エバンジェリストが継続して [現場を持つ(4)] ことができていない場合は、
現場が持つ課題に答えられないかもしれない
「DevOpsで質問があるのですが…」
わからないことには素直に「わからない」と言うべき
しかし、アジャイルに関する話題に明るい方が、好ましいと言える
63
※特に福田の場合、
兼務を持つエバンジェリストなので
(兼務:ラインマネージャー)
根本的に時間が無いorz
- 73. 16. 背中を押す
Actions(続き)
1. 基本的なアイデア( 型、守挐掤の守)を共有する(15min)
捁
計画はスプリント内で創発されるものであり、スプリントを開始できるレベ
ルの計画で構わない
品質は作りこむものであり、日々の活動の中で完成の定義を進化させ続けな
いといけない
アジャイルチームが合意できる完成の定義であれば、ベロシティを将来の予
測に活用することが可能になる
2. 「正しいことをする勇気」について伝える(15min)
捁
「創発的な計画と納得のいく完成の定義でスプリントを実施した結果、そこ
から導き出されるリリース完 予測が当初の計画と なったとして、その情
報をいち早くプロダクトオーナーと共有すること、また、そういう透明性を
備えたチームにすることこそが、適応的なアプローチにとって最も大事であ
り、プロダクトオーナーの信頼を勝ち得ることにつながります」
73
- 95. 5.
Actions
1. 最初の 学前に、チームに 解をとる
2. それ以 は、なるべくいつ くかを告げずに、 学に く
雰囲気
たまたま われているセレ ニー
アナログな情報共有方法
(※直接 学する以外に、デジタルな中間成果物や情報共有ツールにアクセ
スする方法もある)
いずれも、基本的には声をかけない
素晴らしい点が つかったら めても拖い([強みに気付かせる(15)])
[感謝を伝える(fc18)] なら別のタイミングにするレベルで存在感を消す
95
具体的には、具体的には、
- 106. 18. トップ相談
Actions
準備:常に報告・相談する内容を準備しておく
先んじて [社内に発信(7)] は済ませておく
もし公式な時間を獲得できれば、当然成果とセットで相談を持ち込む
特定のアジャイル開発テーマの課題
組織的な対応(教育、投資など)
偶発的なタイミングでは、こちらから声をかけ、可能であれば即答で
きる相談をする
廊下
懇親会
106
具体的には、具体的には、
どれも「エバンジェリスト」にとっては当然の 動でもあるが、
根がPCの前でコード書いていれば幸せな人種にとっては、
意掟的に取り組まないといけないパターンだと思う
どれも「エバンジェリスト」にとっては当然の 動でもあるが、
根がPCの前でコード書いていれば幸せな人種にとっては、
意掟的に取り組まないといけないパターンだと思う
- 119. No.11 勻 のある 捁
119
▼その状況において
経営層へ説明する準備をしている
企業としてアジャイルを推進・展開していくことで何が変わるのか、社内の
さな成 捁では 解されないリスクがある
▼そこで
• 成功事捁は成功事捁として評価するが、全社の方拏として組織編制や社内標準
を変革するかは全くの別問題である
• アジャイルを展開していく上では、顧客との関係性の変革や新しい事業への挑
戦が伴うため、経営層が決断するためには信頼できる情報が必要となる
- 120. No.11 勻 のある 捁
(cont’d)
120
▼その結果
他社の成 捁をベンチ ークし経営層と共有する
▼そこで
自社でアジャイルの導入を推進した場合に何が変わるのかについて、経営層が具体
的なイメージを持てるようになる
経営層の 解を得ることで、組織的な展開活動にするための[戦 案(20)] に着
手することが可能になる
HP, Salesforce 等の他社事捁を収集・調匀し、経営層の 挡するポイントに合わせてサマリ
を作成する
- 123. No.13 次につなぐ
123
▼その状況において
相談者からの相談に対応している
相談を て一 的な知掟や 捁を 得した結果、掫拒してしまい、次の具
体的なアクションに繋がらない可能性がある
▼そこで
• 相談者が自部門に持ち帰らない
• フィードバックが勘十分だったり、組織内のメンバーを説得できない可能性も
ある
[次のアクション(fc19)] と似ているので、このパターンは無くなるかもしれない[次のアクション(fc19)] と似ているので、このパターンは無くなるかもしれない
- 132. No.20 戦 案(cont’d)
132
▼その結果
エバンジェリストは、自身の持つ ジョンを戦 に叉とし込み、企業戦 と
して提案する。
▼そこで
将来、企業内でアジャイル開発を選択するコストやリスクを低減することができる
企業としてアジャイルチームを支援する体制が整うことで、アジャイル開発の生産
性は大幅に向上することが期待できる
[既存組織との折衝(21)] を通して、教育部門、品質拻 部門、事業戦 部門にビジョンを伝
え、中期戦 への組み込みを提案していく
- 134. No.21 既存組織との折衝
(cont’d)
134
▼その結果
エバンジェリストは、既存組織への匞 を て、アジャイル開発が勞大限
効果を発揮できるように働きかける
▼そこで
企業内でアジャイル開発を選択するコストやリスクを低減することができる
既存組織がアジャイルに関して 解を示し、エバンジェリストのビジョンに共感で
きたなら、[戦 案(20)] を協 して推進し、さらに変化を促すことが出来る
既存の教育体系やQMSにアジャイルをどう位置づけるか検討したり、一時的な運用による短
期的な回避策を提案する。さらに[戦 案(20)] を通じ中 期的な方向付けに関わる。